JPH03224746A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
記録装置および記録方法Info
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- JPH03224746A JPH03224746A JP2141527A JP14152790A JPH03224746A JP H03224746 A JPH03224746 A JP H03224746A JP 2141527 A JP2141527 A JP 2141527A JP 14152790 A JP14152790 A JP 14152790A JP H03224746 A JPH03224746 A JP H03224746A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は記録装置及びそれに用いられる複数ドツトマト
リクス打ち込み方法に関し、詳しくは記録データに対応
する各画素をドツトマトリクスにより構成する記録装置
及び記録方法に関する。
リクス打ち込み方法に関し、詳しくは記録データに対応
する各画素をドツトマトリクスにより構成する記録装置
及び記録方法に関する。
[従来の技術]
ドツトマトリクスにより1画素を構成する方式は、一般
に階調を有した画像を記録するために用いられる方式の
1つであり、マトリクスを構成するドツトの数や位置を
変えることにより多階調を表現することで知られている
。
に階調を有した画像を記録するために用いられる方式の
1つであり、マトリクスを構成するドツトの数や位置を
変えることにより多階調を表現することで知られている
。
また、階調表現を必要としない場合であっても、濃度ア
ップのためのドツトの打込みを変化させたり、同一点に
対して複数回ドツトを打込むことも知られている。例え
ば、インクジェット方式の記録装置における最近の高精
細記録が可能な記録ヘッドの実現、すなわち吐出口のサ
イズやその間隔が極めて微小に構成される記録ヘッドの
実現により、1画素をドツトマトリクスによって簡単に
構成することも知られている。
ップのためのドツトの打込みを変化させたり、同一点に
対して複数回ドツトを打込むことも知られている。例え
ば、インクジェット方式の記録装置における最近の高精
細記録が可能な記録ヘッドの実現、すなわち吐出口のサ
イズやその間隔が極めて微小に構成される記録ヘッドの
実現により、1画素をドツトマトリクスによって簡単に
構成することも知られている。
一方、このようなインクジェット方式の記録装置は複写
機やファクシミリ等の種々の画像出力装置に用いられる
ようになり、それに応じて用いる記録媒体も、記録専用
のコート紙以外に通常用いられる普通紙、さらにはOH
P用フィルム等多種にわたっている。
機やファクシミリ等の種々の画像出力装置に用いられる
ようになり、それに応じて用いる記録媒体も、記録専用
のコート紙以外に通常用いられる普通紙、さらにはOH
P用フィルム等多種にわたっている。
これら被記録媒体はそれぞれそのインク吸収能力が異な
るものであり、インク吸収能力の低い被記録媒体にあっ
ては、インク滲み等により他の画素との間で互いのイン
クが混合され、これにより記録品位が低下する場合があ
った。このインク滲み等が記録品位へ及ぼす影響は、カ
ラー記録を行う場合の各画素間が異なる色のインクで接
する場合に混色が生じ特に顕著となる。
るものであり、インク吸収能力の低い被記録媒体にあっ
ては、インク滲み等により他の画素との間で互いのイン
クが混合され、これにより記録品位が低下する場合があ
った。このインク滲み等が記録品位へ及ぼす影響は、カ
ラー記録を行う場合の各画素間が異なる色のインクで接
する場合に混色が生じ特に顕著となる。
このため、従来は上述したようなドツトマトリクスによ
り各画素を構成し、インク吸収能力の低い普通紙等の場
合にはこのマトリクスの隣接する縦列のドツトを全部間
引きしてインク吸収のための余白を設はインク滲み等に
よる影響を低減していた。
り各画素を構成し、インク吸収能力の低い普通紙等の場
合にはこのマトリクスの隣接する縦列のドツトを全部間
引きしてインク吸収のための余白を設はインク滲み等に
よる影響を低減していた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、隣接する縦列のドツトが全て間引かれる
ため、画素がしま模様となって画素全体では濃度が低下
して見え、結果として記録品位が劣化するという問題を
派生する場合があった。
ため、画素がしま模様となって画素全体では濃度が低下
して見え、結果として記録品位が劣化するという問題を
派生する場合があった。
また、インク吸収能力の低いOHP用フィルム等への記
録では、一般にインクドツトを複数重ねるいわゆる重ね
打ちによって各ドツトを構成し、これにより被記録媒体
上にある程度インクの拡がりを生じさせて所望の濃度を
得るということかも知られている。
録では、一般にインクドツトを複数重ねるいわゆる重ね
打ちによって各ドツトを構成し、これにより被記録媒体
上にある程度インクの拡がりを生じさせて所望の濃度を
得るということかも知られている。
ところが、上述したような従来の間引き方式では、イン
クの拡がりが一定方向のみ、(すなわち上記縦列の方向
のみ)に生じ易(、インクの拡がりが不均一となって所
望の濃度が得られないばかりか濃度ムラを生ずるという
問題があった。
クの拡がりが一定方向のみ、(すなわち上記縦列の方向
のみ)に生じ易(、インクの拡がりが不均一となって所
望の濃度が得られないばかりか濃度ムラを生ずるという
問題があった。
本発明は、上述した従来の技術水準に対して、適正な濃
度で且つ所望の画素間境界状態を得ることのできる記録
装置及びドツト打込みにかかる記録方法を提供すること
を主たる目的とする。
度で且つ所望の画素間境界状態を得ることのできる記録
装置及びドツト打込みにかかる記録方法を提供すること
を主たる目的とする。
また、本発明は、装置に適した加工処理をされ、インク
を吸収定着するのに適した加工記録媒体に対する記録は
高密度で行えるが、非加工記録媒体を使用する記録モー
ドでは積極的に打込みを変更して画質の向上を達成でき
る記録装置及びドツト打込みにかかる記録方法を提供す
ることを別の目的とする。
を吸収定着するのに適した加工記録媒体に対する記録は
高密度で行えるが、非加工記録媒体を使用する記録モー
ドでは積極的に打込みを変更して画質の向上を達成でき
る記録装置及びドツト打込みにかかる記録方法を提供す
ることを別の目的とする。
さらに、本発明の他の目的は、非加工記録媒体専用の記
録装置や記録方法に対して、非加工記録媒体の特性の大
きなバラツキにもかかわらず画質の優れた記録装置、記
録方法を提供するものである。
録装置や記録方法に対して、非加工記録媒体の特性の大
きなバラツキにもかかわらず画質の優れた記録装置、記
録方法を提供するものである。
ここで非加工記録媒体とは、打込まれるインク量の最大
に対して十分対応できる加工処理された加工記録媒体よ
り、低水準の加工処理がなされた記録媒体や樹脂シート
や樹脂シートにインク吸収層が形成された複合シートや
一般普通紙や再生紙が含まれる。
に対して十分対応できる加工処理された加工記録媒体よ
り、低水準の加工処理がなされた記録媒体や樹脂シート
や樹脂シートにインク吸収層が形成された複合シートや
一般普通紙や再生紙が含まれる。
上記目的をより高水準とした本発明のさらに別の目的は
、ドツトマトリクスにおいて隣接するドツトがそれらの
間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画素の境界
部においても同様の配置で各画素のドツトが隣接するこ
とにより、インク滲みによる影響を低減しつつ均一なイ
ンクの拡がりを実現し、これにより濃度低下や濃度ムラ
を防止し記録品位の安定した記録装置を提供することで
ある。
、ドツトマトリクスにおいて隣接するドツトがそれらの
間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画素の境界
部においても同様の配置で各画素のドツトが隣接するこ
とにより、インク滲みによる影響を低減しつつ均一なイ
ンクの拡がりを実現し、これにより濃度低下や濃度ムラ
を防止し記録品位の安定した記録装置を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段]
上記本発明の主たる目的を達成するものを以下に挙げる
。
。
記録媒体に1画素を複数ドツトのマトリクスで形成する
記録装置において、記録液滴を吐出する吐出部を複数備
えた記録機構と、該記録機構を用いて前記記録媒体とし
て非加工記録媒体に記録を行う記録モード手段と、該記
録モード手段が行う記録において、当該記録機構に、1
画素を形成する複数ドツトを画素の横方向及び縦方向で
連続せずに離間させ、隣接する画素間の隣接域で画素各
々のドツトが当該横方向及び縦方向で連続せずに離間さ
せる記録制御手段と、を見たことを特徴とする。
記録装置において、記録液滴を吐出する吐出部を複数備
えた記録機構と、該記録機構を用いて前記記録媒体とし
て非加工記録媒体に記録を行う記録モード手段と、該記
録モード手段が行う記録において、当該記録機構に、1
画素を形成する複数ドツトを画素の横方向及び縦方向で
連続せずに離間させ、隣接する画素間の隣接域で画素各
々のドツトが当該横方向及び縦方向で連続せずに離間さ
せる記録制御手段と、を見たことを特徴とする。
また、1画素中の複数ドツトを非加工記録媒体に対して
打ち込む記録方法において、1画素を形成するマトリク
ス構成の複数ドツトをその横方向及び縦方向において連
続せずに離間して記録媒体に形成する工程、及び隣接す
る画素間の隣接域で当該横方向及び縦方向において画素
各々のドツトが連続せずに離間して記録媒体に形成する
工程を有したことを特徴とする。
打ち込む記録方法において、1画素を形成するマトリク
ス構成の複数ドツトをその横方向及び縦方向において連
続せずに離間して記録媒体に形成する工程、及び隣接す
る画素間の隣接域で当該横方向及び縦方向において画素
各々のドツトが連続せずに離間して記録媒体に形成する
工程を有したことを特徴とする。
又、さらに別の目的を達成する本発明ではドツトデータ
に基いて被記録媒体に形成されるインクドツトのドツト
パターンによって記録を行う記録装置において、前記ド
ツトパターンにおいて隣接するドツトの距離が最大とな
る前記ドツトデータを供給するドツトデータ供給手段を
具えたことを特徴とする。
に基いて被記録媒体に形成されるインクドツトのドツト
パターンによって記録を行う記録装置において、前記ド
ツトパターンにおいて隣接するドツトの距離が最大とな
る前記ドツトデータを供給するドツトデータ供給手段を
具えたことを特徴とする。
より好適にはドツトデータに基いて被記録媒体に形成さ
れるインクドツトのドツトパターンよりなる画素を構成
することによって記録を行う記録装置において、前記ド
ツトパターンにおいて隣接するドツトの距離を最大とし
、かつ隣接する画素のそれぞれの境界を構成する前記ド
ツトパターンにおけるドツトが、当該境界において他方
の画素のドツトと最大距離で隣接する前記ド・ソトデー
タを供給するドツトデータ供給手段を具えたことを特徴
とする 特に、これによれば、上記各ドツトが複数記録ヘッドか
ら吐出される各吐出部に対応したインク滴によって形成
され、カラードットの少くとも1つを複数の記録ヘッド
からの液滴の重ね打込みによって形成される場合に特に
優れた効果を発揮できたものである。
れるインクドツトのドツトパターンよりなる画素を構成
することによって記録を行う記録装置において、前記ド
ツトパターンにおいて隣接するドツトの距離を最大とし
、かつ隣接する画素のそれぞれの境界を構成する前記ド
ツトパターンにおけるドツトが、当該境界において他方
の画素のドツトと最大距離で隣接する前記ド・ソトデー
タを供給するドツトデータ供給手段を具えたことを特徴
とする 特に、これによれば、上記各ドツトが複数記録ヘッドか
ら吐出される各吐出部に対応したインク滴によって形成
され、カラードットの少くとも1つを複数の記録ヘッド
からの液滴の重ね打込みによって形成される場合に特に
優れた効果を発揮できたものである。
さらに、本発明のドツトを電気熱変換体の膜沸騰作用に
より形成するとインクや液滴のにじみ量を極力低下でき
るだけでなく、インクが保持した熱による定着促進効果
の相乗作用によって優れた画質形成を可能にすることが
できた。
より形成するとインクや液滴のにじみ量を極力低下でき
るだけでなく、インクが保持した熱による定着促進効果
の相乗作用によって優れた画質形成を可能にすることが
できた。
また、上記本発明によれば、階調画像がどのような場合
であっても、特には高密度印字に対して、均一な濃度で
画質が向上されたものを提供でき、部分的な画質の乱れ
を防止できた。又、本発明によれば、記録媒体自体の特
性制限の範囲を広げることが可能となり、複数回印字を
必要とする樹脂シートや一般的な普通紙の利用をより確
実に行えることができた。又、本発明によれば、記録媒
体自体のコストを下げ、高品位出力を得つつもランニン
グコストの低い記録装置を提供できた。
であっても、特には高密度印字に対して、均一な濃度で
画質が向上されたものを提供でき、部分的な画質の乱れ
を防止できた。又、本発明によれば、記録媒体自体の特
性制限の範囲を広げることが可能となり、複数回印字を
必要とする樹脂シートや一般的な普通紙の利用をより確
実に行えることができた。又、本発明によれば、記録媒
体自体のコストを下げ、高品位出力を得つつもランニン
グコストの低い記録装置を提供できた。
さらに、以上の構成によれば、画素を構成するドツトマ
トリクスにおいて隣接するドツトがそれらの間の距離が
最大となる配置で隣接し、また各画素の境界部において
も同様の配置で各画素のドツトが隣接することにより、
インク滲みを少な(すると共にインクの拡がりが均一な
画素を得ることができる。
トリクスにおいて隣接するドツトがそれらの間の距離が
最大となる配置で隣接し、また各画素の境界部において
も同様の配置で各画素のドツトが隣接することにより、
インク滲みを少な(すると共にインクの拡がりが均一な
画素を得ることができる。
また、時間間隔をおいた、いわゆるフルへり記録も可能
となる。
となる。
さらに、例えば走査速度に応じた倍速記録も可能となる
。
。
又、高濃度(例えばベタ像)を得るために、互いに横方
向、縦方向では連続しないドツトで1画素及び隣接画素
を形成した後、定着がある程度進む2回目のスキャン(
印字)等を利用し、前回印字ドツトとは別に、前回印字
しなかった部分に補充するように、かつ、横方向、縦方
向とも連続しないように新たにドツトを追加するように
打込むことは、本発明にとってより重要なものであり、
本発明はこれを含むものである。
向、縦方向では連続しないドツトで1画素及び隣接画素
を形成した後、定着がある程度進む2回目のスキャン(
印字)等を利用し、前回印字ドツトとは別に、前回印字
しなかった部分に補充するように、かつ、横方向、縦方
向とも連続しないように新たにドツトを追加するように
打込むことは、本発明にとってより重要なものであり、
本発明はこれを含むものである。
[実施例]
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
第1図は、本発明の一実施例にかかるインクジェット記
録装置の構成を示す概略斜視図である。
録装置の構成を示す概略斜視図である。
同図において、■は記録装置を示し、記録装置1は、主
に以下に示す各要素によって構成される。すなわち、6
はキャリッジであり、キャリッジ6はガイド軸と摺動可
能に係合し、かつガイド軸と平行に張設されキャリッジ
モータ7の回転を直線移動に変換するためのワイヤ8と
接続することにより、ガイド軸に平行な方向(主走査方
向)に移動する。9はキャリッジ6上に搭載され上記主
走査方向に移動しながら被記録媒体10に記録を行うた
めのインクジェット記録機構であり、4つの記録ヘッド
9八〜9Dを有する。記録ヘッド9A、 9B。
に以下に示す各要素によって構成される。すなわち、6
はキャリッジであり、キャリッジ6はガイド軸と摺動可
能に係合し、かつガイド軸と平行に張設されキャリッジ
モータ7の回転を直線移動に変換するためのワイヤ8と
接続することにより、ガイド軸に平行な方向(主走査方
向)に移動する。9はキャリッジ6上に搭載され上記主
走査方向に移動しながら被記録媒体10に記録を行うた
めのインクジェット記録機構であり、4つの記録ヘッド
9八〜9Dを有する。記録ヘッド9A、 9B。
9G、 9Dは、4色のインク、ブラック(Bk)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各イン
クに対応しそれぞれのヘッドの複数吐出部に対応した電
気熱変換体の熱エネルギーにより、インクを吐出する。
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各イン
クに対応しそれぞれのヘッドの複数吐出部に対応した電
気熱変換体の熱エネルギーにより、インクを吐出する。
これら記録ヘッドは吐出エネルギー発生素子としての電
気熱変換体が発生する熱エネルギーにより固定又は液体
のインクに膜沸騰を生じせしめ、急激な気泡形成を利用
してインク吐出を行うものである。記録ヘッド9A〜9
Dの各々は、上記主走査方向と直角な方向(副走査方向
)に、図中、後述の被記録媒体lOに対向して64個の
吐出口が配列されている。この複数の吐出口からインク
を吐出することにより後述されるドツトの複数行により
構成される1ラインを、上述した記録ヘッドの1往方向
移動(以下、1主走査という)ないし1往復移動によっ
て構成することができる。
気熱変換体が発生する熱エネルギーにより固定又は液体
のインクに膜沸騰を生じせしめ、急激な気泡形成を利用
してインク吐出を行うものである。記録ヘッド9A〜9
Dの各々は、上記主走査方向と直角な方向(副走査方向
)に、図中、後述の被記録媒体lOに対向して64個の
吐出口が配列されている。この複数の吐出口からインク
を吐出することにより後述されるドツトの複数行により
構成される1ラインを、上述した記録ヘッドの1往方向
移動(以下、1主走査という)ないし1往復移動によっ
て構成することができる。
被記録媒体10は、記録ヘッド9A〜9Dの吐出口と対
向する面、すなわち記録面の図中上方に配設された一対
の搬送ローラにより図中矢印A方向に搬送され、また、
この搬送ローラと、上記記録面の図中下方に配設された
一対の搬送ローラとによって被記録媒体10の上記記録
面が形成される。
向する面、すなわち記録面の図中上方に配設された一対
の搬送ローラにより図中矢印A方向に搬送され、また、
この搬送ローラと、上記記録面の図中下方に配設された
一対の搬送ローラとによって被記録媒体10の上記記録
面が形成される。
15はプリント基板形態のコントローラであり、本記録
装置1における各部動作およびデータ処理等を制御する
ためのCPU15AおよびROM15B、 RAM15
C等が構成されている。
装置1における各部動作およびデータ処理等を制御する
ためのCPU15AおよびROM15B、 RAM15
C等が構成されている。
以上示した各要素によって主に構成される記録装置lで
は、この装置を記録出力装置として用いる例えばパソコ
ン等のホスト14から転送される記録指令等により、コ
ントローラ15が同様に転送される記録データに基(記
録動作や記録モードに必要な処理を行う。
は、この装置を記録出力装置として用いる例えばパソコ
ン等のホスト14から転送される記録指令等により、コ
ントローラ15が同様に転送される記録データに基(記
録動作や記録モードに必要な処理を行う。
また、記録装置1への各種指令や記録条件設定は記録装
置lに付設されるパネル16によっても行うことができ
、このパネル16には記録装置の状態を表示するための
表示器および各種指令を入力するためのスイッチが設け
られている。このパネル16において、後述される被記
録媒体の種類に応じた各種記録モードを設定することも
できる。
置lに付設されるパネル16によっても行うことができ
、このパネル16には記録装置の状態を表示するための
表示器および各種指令を入力するためのスイッチが設け
られている。このパネル16において、後述される被記
録媒体の種類に応じた各種記録モードを設定することも
できる。
第2図は第1図に示した記録装置のブロック図である。
同図に示すように、コントローラ15はインタフェース
IAを介してホスト14から各画素に対応した記録デー
タを受は取り、各記録ヘッド9A〜9Dの各吐出口に対
応したドツトデータに変換し、記録ヘッドの1主走査分
毎、すなわち被記録媒体に記録される1ライン(1画素
の1主走査分の配列)毎にRAM15C内のデータバッ
ファに格納する。
IAを介してホスト14から各画素に対応した記録デー
タを受は取り、各記録ヘッド9A〜9Dの各吐出口に対
応したドツトデータに変換し、記録ヘッドの1主走査分
毎、すなわち被記録媒体に記録される1ライン(1画素
の1主走査分の配列)毎にRAM15C内のデータバッ
ファに格納する。
この格納されたドツトデータは記録ヘッド9A〜9Dの
主走査に伴った所定のタイミングでヘッド駆動系90に
転送され、これにより記録ヘッド9A〜9Dの各々が駆
動される。
主走査に伴った所定のタイミングでヘッド駆動系90に
転送され、これにより記録ヘッド9A〜9Dの各々が駆
動される。
上記コントローラ15における記録データのドツトデー
タへの変換を、1画素が5X5のドツトマトリクスで構
成される場合を例にとり第3図を参照して説明する。な
お、第3図(A)および(B)は、それぞれ2X2およ
び5X5のドツトマトリクスによって構成される最大濃
度の画素が2つ連続する場合の記録結果を示す。
タへの変換を、1画素が5X5のドツトマトリクスで構
成される場合を例にとり第3図を参照して説明する。な
お、第3図(A)および(B)は、それぞれ2X2およ
び5X5のドツトマトリクスによって構成される最大濃
度の画素が2つ連続する場合の記録結果を示す。
記録ヘッド9A〜9Dの各吐出口から吐出され被記録媒
体に記録されるインクドツトがドツトマトリクスの1ド
ツトであるから、上記1ラインは各々の記録ヘッドの副
走査方向に配列する5個の吐出口によって記録される。
体に記録されるインクドツトがドツトマトリクスの1ド
ツトであるから、上記1ラインは各々の記録ヘッドの副
走査方向に配列する5個の吐出口によって記録される。
従って、記録データにおいて、例えばある画素の階調が
最大濃度の場合、第3図(B)に示すように、まず副走
査方向に配列する吐出口(図中縦方向配列)の1,3.
5番目を°“オン°°とし、次の吐出タイミングでは2
゜4番目を°°イオンとする。以降同様に°゛オンとす
る吐出口を交互に変化させ3回目の第1.3.5番吐出
口のオンで1画素の記録を終了する。次いで2番目の画
素については、1番目の画素の最後のドツト配列に対応
して、まず最初の吐出タイミングでは縦方向の2.4番
目の吐出口を゛°オン゛°とし、次に縦方向の1.3.
5番目をオンし、以降1番目の画素と同様に記録する。
最大濃度の場合、第3図(B)に示すように、まず副走
査方向に配列する吐出口(図中縦方向配列)の1,3.
5番目を°“オン°°とし、次の吐出タイミングでは2
゜4番目を°°イオンとする。以降同様に°゛オンとす
る吐出口を交互に変化させ3回目の第1.3.5番吐出
口のオンで1画素の記録を終了する。次いで2番目の画
素については、1番目の画素の最後のドツト配列に対応
して、まず最初の吐出タイミングでは縦方向の2.4番
目の吐出口を゛°オン゛°とし、次に縦方向の1.3.
5番目をオンし、以降1番目の画素と同様に記録する。
この順で、3回目の第2.4番目の吐出口オンで2番目
の画素が形成される。この結果、ドツトマトリクスでは
隣接するドツトが互いに対角方向で配置され、隣接する
位置関係において互いの間隔(距離)は最大の配置・(
以下、距離最大の配置は、対角方向の配置を意味する)
となる。
の画素が形成される。この結果、ドツトマトリクスでは
隣接するドツトが互いに対角方向で配置され、隣接する
位置関係において互いの間隔(距離)は最大の配置・(
以下、距離最大の配置は、対角方向の配置を意味する)
となる。
C,M、Yの実際の吐出方法としては、第1図の構成に
おいて、C,M、Yの物理的な配置が吐出タイミングの
整数倍のズレがあり、第3図(B)のR,Gに相当する
位置にきた時に各色が吐出され、R部についてはMとY
、G部についてはCとYが重ね合わされることとなる。
おいて、C,M、Yの物理的な配置が吐出タイミングの
整数倍のズレがあり、第3図(B)のR,Gに相当する
位置にきた時に各色が吐出され、R部についてはMとY
、G部についてはCとYが重ね合わされることとなる。
この場合重ね打ちすることによる過剰なインクは隣接す
る余白部(非打ち込み部)の各々に均一かつ速やかに吸
収される。
る余白部(非打ち込み部)の各々に均一かつ速やかに吸
収される。
以上説明したような記録データのドツトデータへの変換
によって、間引きを行なったドツトマトリクスが形成さ
れ、しかもインクドツトが均一化方向に拡がった画素を
得ることができる。
によって、間引きを行なったドツトマトリクスが形成さ
れ、しかもインクドツトが均一化方向に拡がった画素を
得ることができる。
第3図(A)は、画素が2X2のドツトマトリクスで構
成される場合を示し、この場合は各画素のドツトマトリ
クスの配列は相似形となる。
成される場合を示し、この場合は各画素のドツトマトリ
クスの配列は相似形となる。
なお、第3図(A)および(B)に示すR(赤)および
G(緑)のドツトは、それぞれC,M、Yのインクのう
ち2つを重ねて記録するものとしたが、R(赤)インク
等を用いた単色インクによって記録することもできる。
G(緑)のドツトは、それぞれC,M、Yのインクのう
ち2つを重ねて記録するものとしたが、R(赤)インク
等を用いた単色インクによって記録することもできる。
また、隣接するドツト間距離が最大となる位置関係をと
ることにより、隣接するドツトで重なる部分を小さくす
ることができ、この結果型なり部分の過剰なインクの流
れ出しやインク滲みを少なくするという利点を得ること
もできる。
ることにより、隣接するドツトで重なる部分を小さくす
ることができ、この結果型なり部分の過剰なインクの流
れ出しやインク滲みを少なくするという利点を得ること
もできる。
さらに第3図(B)から理解されるように、異なるドツ
トRとドツトGが接する部分においても上述と同様の理
由でインク流れや滲みが少なくなり混色を防止すること
もできる。
トRとドツトGが接する部分においても上述と同様の理
由でインク流れや滲みが少なくなり混色を防止すること
もできる。
なお、単色のインクで記録を行う場合にも、第3図に示
すようなドツト配列で画素を構成することにより、イン
ク滲みを防止しつつ均一化した濃度で記録を行うことが
できる。
すようなドツト配列で画素を構成することにより、イン
ク滲みを防止しつつ均一化した濃度で記録を行うことが
できる。
ところで、OHP用フィルム等インク吸収能力の低い被
記録媒体に記録を行う場合には、所定の濃度を得るため
に比較的多量のインクを画素中に打ち込む必要があり、
この際過剰なインクによってインク流れが生じ色ムラを
生じる恐れがある。また、このような被記録媒体におい
て間引きを行う場合は、特に前述したように従来の間引
きの仕方ではインクが均一に拡がらず所定の濃度を得ら
れないことがある。
記録媒体に記録を行う場合には、所定の濃度を得るため
に比較的多量のインクを画素中に打ち込む必要があり、
この際過剰なインクによってインク流れが生じ色ムラを
生じる恐れがある。また、このような被記録媒体におい
て間引きを行う場合は、特に前述したように従来の間引
きの仕方ではインクが均一に拡がらず所定の濃度を得ら
れないことがある。
このため、本発明はOHP用フィルム等に記録を行う場
合にも上述した実施例と同様のドツトマトリクス構成と
する。この結果、各色同一地点への2度(複数回でも可
)打込みをも可能とする。
合にも上述した実施例と同様のドツトマトリクス構成と
する。この結果、各色同一地点への2度(複数回でも可
)打込みをも可能とする。
この複数回打込みによる濃度アップ効果は好ましいもの
であるが、他の例を以下に説明する。
であるが、他の例を以下に説明する。
第4図は、第1図に示す記録装置によりOHP用フィル
ムへ記録を行う場合のより好ましい画素構成を示す概念
図である。
ムへ記録を行う場合のより好ましい画素構成を示す概念
図である。
同図に示す画素構成は、画素の全てにドツトを打ち込み
比較的高濃度の画素を得ようとする場合であり、記録ヘ
ッド9A〜9Dの1回目の主走査移動によって、それぞ
れドツト81.C3,M5.Y7を記録し、2回目にそ
れぞれ1回目で印字しなかった部分へ補充するようにド
ツトB2.C4,M6.Y8を記録する。すなわち、主
走査移動の1回目と2回目との間に1回目に記録したド
ツトの定着がある程度進行し、しかも各回で記録される
それぞれの隣接ドツトは互いに対角方向に位置するため
、過剰インクによるインクの流れ出しを少なくすること
ができる。
比較的高濃度の画素を得ようとする場合であり、記録ヘ
ッド9A〜9Dの1回目の主走査移動によって、それぞ
れドツト81.C3,M5.Y7を記録し、2回目にそ
れぞれ1回目で印字しなかった部分へ補充するようにド
ツトB2.C4,M6.Y8を記録する。すなわち、主
走査移動の1回目と2回目との間に1回目に記録したド
ツトの定着がある程度進行し、しかも各回で記録される
それぞれの隣接ドツトは互いに対角方向に位置するため
、過剰インクによるインクの流れ出しを少なくすること
ができる。
このように、普通紙やOHP用フィルム等比較的インク
吸収能力が低い被記録媒体に記録する際には、空間的ま
たは時間的にドツトの間引きを行う場合があり、この場
合には上述した実施例のドツトマトリクス構成による間
引きが、記録品位等に対して有効である。
吸収能力が低い被記録媒体に記録する際には、空間的ま
たは時間的にドツトの間引きを行う場合があり、この場
合には上述した実施例のドツトマトリクス構成による間
引きが、記録品位等に対して有効である。
これに対し、コート紙等の比較的インク吸収能力の高い
被記録媒体に記録する場合には間引きする必要はなく、
画素の全てをドツトで満たすいわゆるフルベタ記録を行
うことができる。この第4図の場合、2回目に補充する
ドツト形成用のインク滴は、1回目に打込まれるドツト
Bl、 C3、M5、Y7よりも少な(してもより均一
化された画像が得られるので好ましいものである。尚、
この図は1画素のみ示したが、隣接部画素は第3図(B
)を満たすものである。
被記録媒体に記録する場合には間引きする必要はなく、
画素の全てをドツトで満たすいわゆるフルベタ記録を行
うことができる。この第4図の場合、2回目に補充する
ドツト形成用のインク滴は、1回目に打込まれるドツト
Bl、 C3、M5、Y7よりも少な(してもより均一
化された画像が得られるので好ましいものである。尚、
この図は1画素のみ示したが、隣接部画素は第3図(B
)を満たすものである。
しかしながら、コート紙を用いる場合であっても、配列
する吐出口の間隔が微少な記録ヘッドで記録する場合に
は相対的に画−素を構成するドツトの数を多くすること
ができるから必ずしもフルベタで記録する必要はない。
する吐出口の間隔が微少な記録ヘッドで記録する場合に
は相対的に画−素を構成するドツトの数を多くすること
ができるから必ずしもフルベタで記録する必要はない。
このような場合、本発明の実施例によるドツトマトリク
ス構成とすれば、ドツトの拡がりが均一となることによ
って記録品位が保たれるという本例の効果を実現しなが
ら記録速度の向上およびインク消費量の低減を実現する
ことができる。
ス構成とすれば、ドツトの拡がりが均一となることによ
って記録品位が保たれるという本例の効果を実現しなが
ら記録速度の向上およびインク消費量の低減を実現する
ことができる。
このように、用いる被記録媒体や画素を構成するドツト
マトリクスの態様に応じて種々の記録モードで記録を行
うよう記録装置を構成することもできる。上記実施例に
よって、記録ヘッド主走査方向の画素内、画素間の画質
を良好なものにできた。
マトリクスの態様に応じて種々の記録モードで記録を行
うよう記録装置を構成することもできる。上記実施例に
よって、記録ヘッド主走査方向の画素内、画素間の画質
を良好なものにできた。
上記実施例では、画素を構成するドツト数が最大濃度あ
るいは1回の走査で最大に打込むことができる数(以下
、最大ドツト数)に対応した場合について説明したが、
最大濃度等以外についてのドツト数により画素を構成す
る場合にも本発明を適用することができる。
るいは1回の走査で最大に打込むことができる数(以下
、最大ドツト数)に対応した場合について説明したが、
最大濃度等以外についてのドツト数により画素を構成す
る場合にも本発明を適用することができる。
第5図(A)および(B)は、このような場合について
の3×3ドツトによる画素構成の一例を示す概念図であ
る。
の3×3ドツトによる画素構成の一例を示す概念図であ
る。
第5図(A)について、画素a1. IIIは赤(R)
の最大濃度(最大ドツト数)の画素を示し、上述の実施
例によるドツトパターンによって形成される。画素a1
++、 mは、同様に赤(R)の最大濃度に対応する画
素を示すものであるが、隣接する画素a1□との関係に
よる制約、すなわち、その境界部で隣接する互いのドツ
トが最大距離で隣接するという制約によって、画素al
、 11とはそのドツトパターンが異なる(ドツト数が
1つ少ない)。
の最大濃度(最大ドツト数)の画素を示し、上述の実施
例によるドツトパターンによって形成される。画素a1
++、 mは、同様に赤(R)の最大濃度に対応する画
素を示すものであるが、隣接する画素a1□との関係に
よる制約、すなわち、その境界部で隣接する互いのドツ
トが最大距離で隣接するという制約によって、画素al
、 11とはそのドツトパターンが異なる(ドツト数が
1つ少ない)。
画素al+m+1およびa+++、+m*+は、それぞ
れ画素a1.1mやa+++、mよりも濃度が低い場合
の緑(G)および青(B)の画素パターンを示す。この
ような濃度の低い画素、すなわち最大ドツト数より少な
いドツト数で構成する画素を記録する際にも、各画素内
において隣接するドツトの間隔が最大となるドツトパタ
ーンとし、かつ各画素の境界において、これを構成する
ドツトは、隣接する画素のドツトと最大距離で隣接する
ようなドツトパターンとする。
れ画素a1.1mやa+++、mよりも濃度が低い場合
の緑(G)および青(B)の画素パターンを示す。この
ような濃度の低い画素、すなわち最大ドツト数より少な
いドツト数で構成する画素を記録する際にも、各画素内
において隣接するドツトの間隔が最大となるドツトパタ
ーンとし、かつ各画素の境界において、これを構成する
ドツトは、隣接する画素のドツトと最大距離で隣接する
ようなドツトパターンとする。
なお、第5図(A)の画素a+、m+++ a+++、
m++には、そのドツトパターンにおいて行方向ないし
は列方向において空白部が形成されるが、隣接画素の所
定のドツトをその空白部が延長する部分に配置するよう
にし画像全体で空白部が生じないようにする。
m++には、そのドツトパターンにおいて行方向ないし
は列方向において空白部が形成されるが、隣接画素の所
定のドツトをその空白部が延長する部分に配置するよう
にし画像全体で空白部が生じないようにする。
第5図(B)は、5×5ドツトによって構成される画素
の一例を示す概念図である。
の一例を示す概念図である。
5X5ドツト構成の画素においても、第5図(A)と同
様に構成される。画素b111.b1や1.1は最大濃
度の緑(G)の画素を示すものであるが、互いに隣接す
る関係の制約によって、そのドツトパターンおよびドツ
ト数が異なる。画素1)1.+a*1b+。1□。1は
、最大濃度より低い濃度のそれぞれマゼンタ(M)、赤
(R)についての画素を示し、各画素を構成するドツト
パターンは、隣接するドツトの距離は最大の関係にあり
、画素の境界においても同様となる。
様に構成される。画素b111.b1や1.1は最大濃
度の緑(G)の画素を示すものであるが、互いに隣接す
る関係の制約によって、そのドツトパターンおよびドツ
ト数が異なる。画素1)1.+a*1b+。1□。1は
、最大濃度より低い濃度のそれぞれマゼンタ(M)、赤
(R)についての画素を示し、各画素を構成するドツト
パターンは、隣接するドツトの距離は最大の関係にあり
、画素の境界においても同様となる。
以上説明してきた画素のドツトパターンおよび画素間の
境界における本発明にかかるドツトの位置関係は、記録
される画像全体においても保持されるものである。
境界における本発明にかかるドツトの位置関係は、記録
される画像全体においても保持されるものである。
第6図(A1−(D)は、この場合のドツト構成の一例
を示す図である。
を示す図である。
第6図(A)は、第1図に示した記録ヘッド9A〜9D
による記録態様の一例を示す模式図である。各記録ヘッ
ドにおいて副走査方向に配列する64個の吐出口からの
インク滴吐出によってドツトを形成し、1画素をこのド
ツトの3×3ドツトによって構成する場合を示す。この
画像は、そのドツト配列において、1行目〜21行目の
1列目から60列目までを赤(R)、同じ(61列目か
ら105列目までを緑(G)、同じ<106列目以降を
青(B)の画素とし、22行目〜63行目の前列をシア
ン(C)の画素とする。
による記録態様の一例を示す模式図である。各記録ヘッ
ドにおいて副走査方向に配列する64個の吐出口からの
インク滴吐出によってドツトを形成し、1画素をこのド
ツトの3×3ドツトによって構成する場合を示す。この
画像は、そのドツト配列において、1行目〜21行目の
1列目から60列目までを赤(R)、同じ(61列目か
ら105列目までを緑(G)、同じ<106列目以降を
青(B)の画素とし、22行目〜63行目の前列をシア
ン(C)の画素とする。
第6図(B)〜(DJは、各色画素の境界の詳細を示す
概念図であり、画像における各色画素の境界においても
上述してきたように隣接するドツトが最大距離となるよ
うなドツトパターンとする。
概念図であり、画像における各色画素の境界においても
上述してきたように隣接するドツトが最大距離となるよ
うなドツトパターンとする。
第7図は、以上説明したドツトパターンの画素による記
録動作を示すフローチャートであり、同図に示すように
、まずステップS51で用いる被記録媒体が普通紙やO
HP用フィルム等の比較的インク吸収能力の低いものか
否かを判断し、肯定判断であればステップ352以下で
普通紙モードの記録動作を行う。
録動作を示すフローチャートであり、同図に示すように
、まずステップS51で用いる被記録媒体が普通紙やO
HP用フィルム等の比較的インク吸収能力の低いものか
否かを判断し、肯定判断であればステップ352以下で
普通紙モードの記録動作を行う。
すなわち、ステップS52でキャリッジの移動を開始し
、ステップS53で、上側によるドツトパターンに基づ
(1ライン分の記録動作を行い、ステップS54でその
ラインの記録が終了したか否かを判断する。1942分
の記録が終了したと判断されたら、ステップS55で本
例の記録動作がスピードモードか否かを判断し、否定判
断であればステップ356で所定時間キャリッジ移動を
停止した後、ステップS57で次ライン記録のためキャ
ノッジをリターンし記録開始位置まで移動させると共に
、記録紙を1ライン分搬送する。ステップS55で肯定
判断であれば直ちにステップS57へ進む。
、ステップS53で、上側によるドツトパターンに基づ
(1ライン分の記録動作を行い、ステップS54でその
ラインの記録が終了したか否かを判断する。1942分
の記録が終了したと判断されたら、ステップS55で本
例の記録動作がスピードモードか否かを判断し、否定判
断であればステップ356で所定時間キャリッジ移動を
停止した後、ステップS57で次ライン記録のためキャ
ノッジをリターンし記録開始位置まで移動させると共に
、記録紙を1ライン分搬送する。ステップS55で肯定
判断であれば直ちにステップS57へ進む。
ステップ356で所定時間待機するのは、例えば被記録
媒体により形成される記録面が垂直の状態で記録動作を
行うような装置の場合、記録したインクが重力方向に流
れ出し易く、これが定着しないうちに次のラインを記録
するとその境界に滲みを生じる恐れがあるからであり、
特にこの境界が色の異なるインクのものである場合混色
による画質劣下が顕著になるからである。
媒体により形成される記録面が垂直の状態で記録動作を
行うような装置の場合、記録したインクが重力方向に流
れ出し易く、これが定着しないうちに次のラインを記録
するとその境界に滲みを生じる恐れがあるからであり、
特にこの境界が色の異なるインクのものである場合混色
による画質劣下が顕著になるからである。
ステップS57で次ラインの記録のためのキャリッジ移
動および記録紙搬送を終了すると、ステップ35gで記
録終了か否かを判断する。ここで肯定判断であればステ
ップS59でキャリッジをホームポジションへ戻して本
動作を終了し、否定判断であればステップS53へ戻り
、次ラインの記録を行う。
動および記録紙搬送を終了すると、ステップ35gで記
録終了か否かを判断する。ここで肯定判断であればステ
ップS59でキャリッジをホームポジションへ戻して本
動作を終了し、否定判断であればステップS53へ戻り
、次ラインの記録を行う。
ステップS51で、用いる被記録媒体が普通紙等ではな
いと判断された場合、すなわち、用いる被記録媒体がコ
ート紙の場合にはステップS60でフルベタ記録か否か
を判断する。ここで、処理手順は、上述したそれぞれフ
ルへり記録モード(ステップS’61 )と倍速モード
記録モード(ステップS62.上述したように画素を本
例のドツトマトリクス構成とする)とに分岐し、それぞ
れ、画素構成が異なる以外はステップ352以下の記録
動作とほぼ同様の記録動作が行われる。
いと判断された場合、すなわち、用いる被記録媒体がコ
ート紙の場合にはステップS60でフルベタ記録か否か
を判断する。ここで、処理手順は、上述したそれぞれフ
ルへり記録モード(ステップS’61 )と倍速モード
記録モード(ステップS62.上述したように画素を本
例のドツトマトリクス構成とする)とに分岐し、それぞ
れ、画素構成が異なる以外はステップ352以下の記録
動作とほぼ同様の記録動作が行われる。
以上の動作における各モードの設定は、ホストからの指
令や記録装置に付設された操作パネル等を介して行うこ
とができる。
令や記録装置に付設された操作パネル等を介して行うこ
とができる。
第8図(A)および(B)は第1図に示したパネル16
の詳細を示す概略正面図である。
の詳細を示す概略正面図である。
同図(A)では、7セグメント表示器16Bを設け、表
示器16Bを見ながらSETキー16Gにより用いる記
録紙に応じた記録モードの切換を行うものであり、この
場合他のキーとの組合せでモード設定を行う。
示器16Bを見ながらSETキー16Gにより用いる記
録紙に応じた記録モードの切換を行うものであり、この
場合他のキーとの組合せでモード設定を行う。
同図(B)は、モードキー160とセットキー16Cを
独立させ、操作性を向上させたものを示す。
独立させ、操作性を向上させたものを示す。
なお、上側では記録ヘッドの移動に伴って記録を行う、
いわゆるシリアルタイプの記録ヘッドを有する装置につ
いて説明してきたが、被記録媒体の幅に対応して複数の
吐出口を配列してなる、いわゆるフルマルチタイプの記
録ヘッドを有する装置にあっても本発明は有効である。
いわゆるシリアルタイプの記録ヘッドを有する装置につ
いて説明してきたが、被記録媒体の幅に対応して複数の
吐出口を配列してなる、いわゆるフルマルチタイプの記
録ヘッドを有する装置にあっても本発明は有効である。
また、本発明の適用はインクジェット方式の記録装置に
限られず被記録媒体にインクを付着させて記録を行う構
成の装置であれば本発明を適用することは可能であり、
所定の効果を得ることができる。
限られず被記録媒体にインクを付着させて記録を行う構
成の装置であれば本発明を適用することは可能であり、
所定の効果を得ることができる。
第9図(A)〜(D)は、第4図で示した2回印字方式
で画素を形成したもので、第6図で形成された1回目印
字状態の記録媒体に各色を示す記号(アルファベット)
と数字2とを示すドツトを打ち込んだ状態を示している
。この2回目印字は各行ごとに行うことが好ましいが、
記録媒体に1回目印字の第6図に示される状態を形成し
た後に、記録媒体へ2回目印字を施しても良い。この場
合は記録ヘッドはインクジェットベンのように副走査方
向に移動可能な形態にすることが好ましい。
で画素を形成したもので、第6図で形成された1回目印
字状態の記録媒体に各色を示す記号(アルファベット)
と数字2とを示すドツトを打ち込んだ状態を示している
。この2回目印字は各行ごとに行うことが好ましいが、
記録媒体に1回目印字の第6図に示される状態を形成し
た後に、記録媒体へ2回目印字を施しても良い。この場
合は記録ヘッドはインクジェットベンのように副走査方
向に移動可能な形態にすることが好ましい。
ところで、第9図のように、R,G、Bを形成した後、
R2、G2、B2を形成することにより画素を完成する
ことで、上述した各問題を解決し、しかも画像濃度をよ
り高水準のものにできる。
R2、G2、B2を形成することにより画素を完成する
ことで、上述した各問題を解決し、しかも画像濃度をよ
り高水準のものにできる。
ドツトR,R2のインク量は、同一のものである方が装
置構成簡略化の上で好ましいが、先に打ち込むドツトR
のインク量を少な(し、次のドツトR2のインク量を多
くすることの方が先の定着性がより確実となり好ましい
。
置構成簡略化の上で好ましいが、先に打ち込むドツトR
のインク量を少な(し、次のドツトR2のインク量を多
くすることの方が先の定着性がより確実となり好ましい
。
この第9図にみられるように、画素形成に対して順次形
成される複数ドツトが、各画素におけるドツト分布を縦
、横両方向に関して連続せずに且つ互いに補い合う位置
とし、各画素間の少なくとも隣接する領域において各画
素のドツトが縦、横方向に関して連続せずに且つ互いに
補い合う位置としたことを特徴とすることで、従来問題
を解決し、高画質を提供できたのである。しかも、第9
図では、2回目の印字方式においても、この複数ドツト
打ち込み方法を実施したので、本発明の効果をより顕著
に発揮できた。
成される複数ドツトが、各画素におけるドツト分布を縦
、横両方向に関して連続せずに且つ互いに補い合う位置
とし、各画素間の少なくとも隣接する領域において各画
素のドツトが縦、横方向に関して連続せずに且つ互いに
補い合う位置としたことを特徴とすることで、従来問題
を解決し、高画質を提供できたのである。しかも、第9
図では、2回目の印字方式においても、この複数ドツト
打ち込み方法を実施したので、本発明の効果をより顕著
に発揮できた。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン■が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘッド、
記録装置において、優れた効果をもたらすものである。
ン■が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘッド、
記録装置において、優れた効果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書。
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書。
同第4345262号明細書に記載されているようなも
のが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
のが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことができるようになるからである。
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドを用い
た記録装置にも本発明は有効に適用できる。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドを用い
た記録装置にも本発明は有効に適用できる。そのような
記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによって
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少な(とも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少な(とも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0’C以上70”C以下の範囲内で温度調整を行ってイ
ンクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するも
のが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネ
ルギによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状
態変化のエネルギとして使用せしめることで防止するか
、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化
するインクを用いるがして、いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによ
って初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発
明は適用可能である。このような場合のインクは、特開
昭54−56847号公報あるいは特開昭60−712
60号公報に記載されるような、多孔質シート凹部また
は貫通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電
気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0’C以上70”C以下の範囲内で温度調整を行ってイ
ンクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するも
のが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネ
ルギによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状
態変化のエネルギとして使用せしめることで防止するか
、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化
するインクを用いるがして、いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによ
って初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発
明は適用可能である。このような場合のインクは、特開
昭54−56847号公報あるいは特開昭60−712
60号公報に記載されるような、多孔質シート凹部また
は貫通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電
気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。
本発明においては、上述した各インクに対して最も有効
なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明によれば画素を
構成するドツトマトリクスにおいて隣接するドツトがそ
れらの間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画素
の境界部においても同様の配置で各画素のドツトが隣接
することにより、インク滲みを少なくすると共にインク
の拡がりが均一な画素を得ることができる。
構成するドツトマトリクスにおいて隣接するドツトがそ
れらの間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画素
の境界部においても同様の配置で各画素のドツトが隣接
することにより、インク滲みを少なくすると共にインク
の拡がりが均一な画素を得ることができる。
また、時間間隔をおいた、いわゆるフルベタ記録も可能
となる。
となる。
さらに、例えば走査速度に応じた倍速記録も可能となる
。
。
この結果、用いる被記録媒体に応じ濃度低下や濃度ムラ
を防止し記録品位の安定した記録装置を得ることができ
る。
を防止し記録品位の安定した記録装置を得ることができ
る。
また、濃度増加等の濃度制御をより柔軟に行うことがで
き、さらに高速記録も可能となる。
き、さらに高速記録も可能となる。
第1図および第2図は、本発明の一実施例にかかるイン
クジェット記録装置のそれぞれ概略斜視図およびブロッ
ク図、 第3図および第4図は、それぞれ本発明の一実施例を示
すドツトマトリクスパターンの概念図、第5図(A)お
よび(B)は、同様に本発明の一実施例を示すドツトマ
トリクスパターンの概念図、 第6図(A)〜(D)は、本発明の一実施例にがかるド
ツトマトリックパターンの画素によって画像を記録する
場合の一態様を示す図、 第7図は、本発明の実施例にがかるインクジェット記録
装置の記録動作を示すフローチャート、 第8図(A)および(B)は、第1図に示したパネルの
2実施例を示す概略正面図である。 第9図(A)〜(D)は、第6図(A1−(D)に示さ
れる実施例に対して本発明のドツトマトリクスパターン
を補うように適用したCドツト記録符号に2を付したも
のを2回目スキャンで印字した)本発明の他の説明図で
ある。 1・・・記録装置、 6・・・キャリッジ、 9A、 9B、 9(:、 9D・・・記録ヘラ14・
・・ホスト、 15・・・コントローラ、 16・・・パネル。 ド、 (A) (8) (C) 第6図 (A) (B) (C) (D) 第 図
クジェット記録装置のそれぞれ概略斜視図およびブロッ
ク図、 第3図および第4図は、それぞれ本発明の一実施例を示
すドツトマトリクスパターンの概念図、第5図(A)お
よび(B)は、同様に本発明の一実施例を示すドツトマ
トリクスパターンの概念図、 第6図(A)〜(D)は、本発明の一実施例にがかるド
ツトマトリックパターンの画素によって画像を記録する
場合の一態様を示す図、 第7図は、本発明の実施例にがかるインクジェット記録
装置の記録動作を示すフローチャート、 第8図(A)および(B)は、第1図に示したパネルの
2実施例を示す概略正面図である。 第9図(A)〜(D)は、第6図(A1−(D)に示さ
れる実施例に対して本発明のドツトマトリクスパターン
を補うように適用したCドツト記録符号に2を付したも
のを2回目スキャンで印字した)本発明の他の説明図で
ある。 1・・・記録装置、 6・・・キャリッジ、 9A、 9B、 9(:、 9D・・・記録ヘラ14・
・・ホスト、 15・・・コントローラ、 16・・・パネル。 ド、 (A) (8) (C) 第6図 (A) (B) (C) (D) 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)記録媒体に1画素を複数ドットのマトリクスで形成
する記録装置において、 記録液滴を吐出する吐出部を複数備えた記録機構と、 該記録機構を用いて前記記録媒体として非加工記録媒体
に記録を行う記録モード手段と、該記録モード手段が行
う記録において、当該記録機構に、1画素を形成する複
数ドットを画素の横方向及び縦方向で連続せずに離間さ
せ、隣接する画素間の隣接域で画素各々のドットが当該
横方向及び縦方向で連続せずに離間させる記録制御手段
と、 を見たことを特徴とする記録装置。 2)前記制御手段は、前記1画素に対する複数ドットの
打込の最高密度に対しては、当該画素のマトリクスの横
方向及び縦方向において互いに補いあう位置にドットを
打ち込むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 3)前記記録機構は、複数の記録ドットを備え、前記複
数ドットを異なる濃度または異なる色に形成するため当
該複数の記録ヘッドの2つ以上から吐出された記録液滴
をほぼ重ねて前記ドットを形成することを特徴とする請
求項1に記載の記録装置。 4)前記記録機構は、複数の記録ドットを備え、前記複
数ドットを異なる濃度または異なる色に形成するため当
該複数の記録ヘッドの2つ以上から吐出された記録液滴
をほぼ重ねて前記ドットを形成し、かつ当該記録ヘッド
は、前記記録液滴形成用の電気熱変換体を各吐出部に対
応して有し、記録液中に膜沸騰を生じせしめることで液
滴を形成することを特徴とする請求項2に記載の記録装
置。 5)前記録装置は、前記記録媒体として前記非加工記録
媒体と異なる液滴吸収性のある加工記録媒体を用いてこ
れに記録を行う第2記録モード手段を有し、該第2記録
モード手段に対して、前記記録制御手段は前記記録モー
ド手段とは異なり、前記記録モード手段よりも高密度の
ドット数を1画素に対して打ち込ませることを特徴とす
る請求項1に記載の記録装置。 6)前記記録機構は記録ヘッドを備え、当該記録ヘッド
は、前記記録液滴形成用の電気熱変換体を各吐出部に対
応して有し、記録液中に膜沸騰を生じせしめることで液
滴を形成することを特徴とする請求項5に記載の記録装
置。 7)前記記録機構は記録ヘッドを備え、当該記録ヘッド
は、前記記録液滴形成用の電気熱変換体を各吐出部に対
応して有し、記録液中に膜沸騰を生じせしめることで液
滴を形成することを特徴とする請求項1に記載の記録装
置。 8)1画素中の複数ドットを非加工記録媒体に対して打
ち込む記録方法において、 1画素を形成するマトリクス構成の複数ドットをその横
方向及び縦方向において連続せずに離間して記録媒体に
形成する工程、及び 隣接する画素間の隣接域で当該横方向及び縦方向におい
て画素各々のドットが連続せずに離間して記録媒体に形
成する工程 を有したことを特徴とする記録方法。 9)前記複数ドットは、複数記録ヘッドから吐出される
各吐出部に対応したインク滴によって形成され、カラー
ドットの少なくとも1つは複数の記録ヘッドからの液滴
の重ね打ち込みによって形成されることを特徴とする請
求項8に記載の記録方法。 10)前記記録方法は、記録ヘッドを記録媒体に対して
走査させながら各画素を形成するものであり、前記隣接
する画素は、当該走査方向及び当該走査によって形成さ
れたラインに対して、次の走査によって形成されるライ
ンとの間の隣接画素も含むものであることを特徴とする
請求項8に記載の記録装置。 11)ドットデータに基いて被記録媒体に打ち込まれる
インクドットのドットマトリクスにより画素を構成し記
録を行う記録装置において、 前記ドットマトリクスにおいて隣接するドットの間隔が
最大となる前記ドットデータを供給するドットデータ供
給手段を具えたことを特徴とする記録装置。 12)請求項11に記載の前記ドットデータのドットマ
トリクスにより構成される画素によって記録を行う記録
モードを被記録媒体に応じて設定するモード設定手段を
具えたことを特徴とする記録装置。 13)前記インクドットは、熱エネルギーによって吐出
されるインク液滴によって打ち込まれることを特徴とす
る請求項12に記載の記録装置。 14)ドットデータに基いて被記録媒体に形成されるイ
ンクドットのドットパターンよりなる画素を構成するこ
とによって記録を行う記録装置において、 前記ドットパターンにおいて隣接するドットの距離を最
大とし、かつ隣接する画素のそれぞれの境界を構成する
前記ドットパターンにおけるドットが、当該境界におい
て他方の画素のドットと最大距離で隣接する前記ドット
データを供給するドットデータ供給手段を具えたことを
特徴とする記録装置。 15)請求項14に記載の前記ドットデータのドットパ
ターンにより構成される画素によって記録を行う記録モ
ードを被記録媒体に応じて設定するモード設定手段を具
えたことを特徴とする記録装置。 16)前記インクドットは、熱エネルギーによって吐出
されるインク液滴によって形成されることを特徴とする
請求項14に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141527A JP2815979B2 (ja) | 1989-06-02 | 1990-06-01 | 記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13931089 | 1989-06-02 | ||
JP1-139310 | 1989-06-02 | ||
JP32583989 | 1989-12-18 | ||
JP1-325839 | 1989-12-18 | ||
JP2141527A JP2815979B2 (ja) | 1989-06-02 | 1990-06-01 | 記録装置および記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224746A true JPH03224746A (ja) | 1991-10-03 |
JP2815979B2 JP2815979B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=27317837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2141527A Expired - Fee Related JP2815979B2 (ja) | 1989-06-02 | 1990-06-01 | 記録装置および記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815979B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014192849A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 閾値マトリクス生成方法、画像データ生成方法、画像記録装置およびプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839468A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | インクジエツト記録の階調画像記録方式 |
JPS60153669A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | Nec Corp | インクジエツト記録装置 |
-
1990
- 1990-06-01 JP JP2141527A patent/JP2815979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839468A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | インクジエツト記録の階調画像記録方式 |
JPS60153669A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | Nec Corp | インクジエツト記録装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014192849A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 閾値マトリクス生成方法、画像データ生成方法、画像記録装置およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2815979B2 (ja) | 1998-10-27 |
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