JPH0543343Y2 - - Google Patents

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JPH0543343Y2
JPH0543343Y2 JP1988093532U JP9353288U JPH0543343Y2 JP H0543343 Y2 JPH0543343 Y2 JP H0543343Y2 JP 1988093532 U JP1988093532 U JP 1988093532U JP 9353288 U JP9353288 U JP 9353288U JP H0543343 Y2 JPH0543343 Y2 JP H0543343Y2
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pipe
pillow
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base
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【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は埋設管用の枕土台に関するものであ
り、さらに詳しくは、管埋設時における管路のレ
ベル出し及び安定性付与のため用いる埋設管用の
枕土台に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、管を土中に施工するに際して、まず所
定の深さに地盤を掘削した後、管を流水勾配に合
わせて設置し、管が所定の耐荷力を発揮するよう
管側、管底に充分基礎材を充填する。その後、地
表面まで土を埋め戻して管の設置を終了する。 こうした工程において、管を下水管のようにそ
の中を水が自然流下する用途として使用する場
合、管の流水勾配の設定は水の流れを大きく左右
するため正確さを要求される大変重要な工程であ
る。従つて、通常、管の勾配設定を正確に行うた
めにそれぞれの管の下に枕土台と呼ばれる土台を
二個設置し、この枕土台によつて正確なレベル出
しを行つている。 そして、従来、この種埋設管の枕土台には、柱
状のコンクリート製、木製枕土台が使用されてい
る。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、上記従来の枕土台は硬質であるため、
管にその自重を越える荷重が作用したときでも変
形しないために、管周囲の基礎材(砂基礎)と枕
木における土圧の支持力が相違し、管はほとんど
枕土台によつて支承される場合があつた。 すなわち、従来、この枕土台はコンクリート製
もしくは硬質の木製であるため、管理戻し後に、
基礎材の充填、つき固めが充分でない場合や、基
礎材の圧密が生じる場合に、管を支える基礎材が
変位し、これによつて管が基礎材ではなく枕土台
によつて一点で支えられてしまうことがしばしば
あつた。このように、管が枕土台のみで支持され
ると管の耐荷力は大幅に減少し、その結果、小口
径管の場合は円周状にひびが入り、中、大口径管
の場合は、縦方向にひびが入るなどの欠点があつ
た。 そこで、本考案は上記欠点を解消すべく案出し
た埋設管用の枕土台の提供を目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本考案の埋設管用枕
土台は、管を支持する枕土台であつて、前記枕土
台は管に接する上段には管路のレベル出しを正確
に行うための硬質部材を配置すると共に、下段に
は管の自重を超える荷重が作用したとき、広い支
承角度で支持すべく変形して前記管を保持可能な
軟質部材を配置した二重構造にしてなるものであ
る。 また、前記枕土台は軟質部材で形成し、管の自
重を超える荷重が作用したとき、管が基礎材によ
つて広い支承角度で支えられるまで土台が変形し
て管を保持するように構成し、施工完了後、基礎
材のつき固めが不充分等の理由で管体が枕土台に
よつてのみ支えられる状態が発生したときでも、
枕土台の軟質部材が徐々に変形して管が基礎材と
再び完全に密着する。これによつて、管は基礎材
に広い支承角度で支持されるので、ひび割れ等の
損傷が防止できる。 さらに、硬質部材は、ベニヤ板を使用し、管の
ころび止めのクサビを釘で打ちつける等してその
取付けを容易にし、管のレベル微調整を容易にす
べく構成されている。 〔作用〕 上記構成の枕土台は、掘削した管の埋設溝に所
定配置で各管胴部に2個配置し、同時に管周囲に
基礎材を充分つき固めて施工される。 すなわち、本考案に係る枕土台は、管を設置す
るに際して管の正確な流水勾配を設定する機能を
果たすと共に、土の埋め戻し後に地盤が変形し、
管が枕土台のみで支えられる状態になつたとして
も枕土台自身が圧縮変形し、管と周囲の基礎材と
が密着して管を再び広い支承角度で基礎材によつ
【表】 このことから、埋戻し後、管が枕土台のみで支
承される場合でも、枕土台が変形し、管が周囲の
基礎材に広い支承角度で支持されることによつて
大きい耐荷力を得ることができる。 また、第2表は、枕土台材料の荷重と変位量の
関係を表したものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を表した第1図に基づいて
説明する。 1は管(ヒユーム管)であり、2は管1の胴部
に配置される枕土台である。 この枕土台2の上段すなわち管に接する部分
は、設置する管の重量が大きい場合、勾配設定の
際に支える管の自重のみによつて大きな沈下が生
じないよう、枕土台全体で管の重量を支持可能
に、木製ベニヤ板等のような硬質部材3を配置
し、下段すなわちこの硬質部材3の下面には、管
1の自重を超える荷重が作用したとき変形する、
例えば発泡スチロール等の軟質部材4を配置した
二重構造に形成されている。 また、管1のレベル微調整を行うため第3図の
ようにころび止のクサビ5を配置し、調整後この
クサビ4を硬質部材2にくぎ止、接着等の手段で
固定することも出来る。 〔考案の効果〕 上記構成の本考案では、施工中においては硬質
部材によつて管路のレベル出しが速やかに行うこ
とができる。 また、この硬質部材により、管の自重による荷
重は硬質部材から軟質部材に分散されるため、管
設置時における管の自重による沈下はない。 施工完了後においては、地盤沈下等によつて管
が枕土台のみによつて支承される事態が発生して
も、枕土台が変形することによつて、管は再び広
い支承角度で基礎材によつて支持されるので、ひ
び割れ等の損傷を未然に防止できる。 尚、呼径250のヒユーム管に3種の枕木即ち木
製、発泡スチロールのみ、発泡スチロールとベニ
ヤ板の組み合わせの材料で軸方向の曲げ試験を行
つたところ荷重と変位量との関係は第2表、第4
図のような結果を得た。 この結果から、本考案の枕土台では、軟質の材
料を使用しているにもかかわらず、管の自重によ
る沈下は抑えることができ、従来の木製枕土台に
比較して荷重による変位量は大となり、応力集中
が緩和できる。 また、土で埋め戻した際には管が沈下するが、
本考案の場合は管の沈下限度を超えた時点で砂等
の基礎材と枕土台が沈下し、沈下時には砂と枕土
台で管の底面荷重を支え、結局管の全面を支持し
て荷重を分散させる。このことにより管の破損が
防止できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例に関するもので、第1図は
枕土台の断面図、第2図は実施態様の側面図、第
3図は別実施例の正面図、第4図は荷重と変位量
の説明図である。 図中、1は管、3は硬質部材、4は軟質部材で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管を支持する枕土台であつて、前記枕土台は管
    に接する上段には管路のレベル出しを正確に行う
    ための硬質部材を配置すると共に、下段には管の
    自重を超える荷重が作用したとき、広い支承角度
    で支持すべく変形して前記管を保持可能な軟質部
    材を配置した二重構造にしてなる埋設管用の枕土
    台。
JP1988093532U 1988-07-14 1988-07-14 Expired - Lifetime JPH0543343Y2 (ja)

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JPH0219982U JPH0219982U (ja) 1990-02-09
JPH0543343Y2 true JPH0543343Y2 (ja) 1993-11-01

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5167617A (en) * 1974-08-09 1976-06-11 Kubota Ltd Kanroshuhenno dosharyushutsuboshikoho
JPS5821155A (ja) * 1981-07-30 1983-02-07 Mitsubishi Electric Corp ガス及び湿度検知素子の製造方法
JPS631884A (ja) * 1986-06-19 1988-01-06 住宅・都市整備公団 埋設管渠の基礎工法

Patent Citations (3)

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JPS5821155A (ja) * 1981-07-30 1983-02-07 Mitsubishi Electric Corp ガス及び湿度検知素子の製造方法
JPS631884A (ja) * 1986-06-19 1988-01-06 住宅・都市整備公団 埋設管渠の基礎工法

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