JPH0543270Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0543270Y2 JPH0543270Y2 JP6295188U JP6295188U JPH0543270Y2 JP H0543270 Y2 JPH0543270 Y2 JP H0543270Y2 JP 6295188 U JP6295188 U JP 6295188U JP 6295188 U JP6295188 U JP 6295188U JP H0543270 Y2 JPH0543270 Y2 JP H0543270Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- suction chamber
- suction
- housing hole
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 4
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はラジアルプランジヤポンプに関する。
従来の技術
自動車のパワーステアリングやサスペンシヨン
等の油圧源として使用されるラジアルプランジヤ
ポンプは、ハウジングに吸入室とこれに連通する
プランジヤ収容孔とを設け、前記吸入室内に収容
した偏心カムの回転によつて、前記プランジヤ収
容孔内に収容したプランジヤを往復運動させてポ
ンプ作用を行う構造になつている（特開昭60−
60370号公報参照）。
等の油圧源として使用されるラジアルプランジヤ
ポンプは、ハウジングに吸入室とこれに連通する
プランジヤ収容孔とを設け、前記吸入室内に収容
した偏心カムの回転によつて、前記プランジヤ収
容孔内に収容したプランジヤを往復運動させてポ
ンプ作用を行う構造になつている（特開昭60−
60370号公報参照）。
考案が解決しようとする問題点
プランジヤの胴部には複数の吸入孔を周方向に
所要の間隔をもつて環状に配列してある。しか
し、プランジヤ収容孔は円柱形なる吸入室の壁面
に径方向に向けて貫通されている。このためポン
プ動作中において、プランジヤが吸入室に進入し
てプランジヤの吸入孔が開口する際に、各吸入孔
の開口面積がばらつき、吸入効率が悪い。
所要の間隔をもつて環状に配列してある。しか
し、プランジヤ収容孔は円柱形なる吸入室の壁面
に径方向に向けて貫通されている。このためポン
プ動作中において、プランジヤが吸入室に進入し
てプランジヤの吸入孔が開口する際に、各吸入孔
の開口面積がばらつき、吸入効率が悪い。
問題点を解決するための手段
ハウジングに吸入室とこれに連通するプランジ
ヤ収容孔とを設け、このプランジヤ収容孔内に収
容したプランジヤを往復運動させてポンプ作用を
行う構造のラジアルプランジヤポンプにおいて、
プランジヤ収容孔の吸入室側開口縁に座ぐりを施
し、プランジヤの胴部に環状に配列した複数の吸
入孔がプランジヤの往復運動によつて吸入室に対
して略同時に開口する構成にしてある。
ヤ収容孔とを設け、このプランジヤ収容孔内に収
容したプランジヤを往復運動させてポンプ作用を
行う構造のラジアルプランジヤポンプにおいて、
プランジヤ収容孔の吸入室側開口縁に座ぐりを施
し、プランジヤの胴部に環状に配列した複数の吸
入孔がプランジヤの往復運動によつて吸入室に対
して略同時に開口する構成にしてある。
作 用
ポンプ動作中において、プランジヤがプランジ
ヤ収容孔の壁面に摺接しながら吸入室に進入し
て、プランジヤの胴部に設けた複数の吸入孔がプ
ランジヤ収容孔の吸入室側開口縁を過ぎつて吸入
室内に入つて開口するとき、複数の吸入孔それぞ
れの開口面積が等しい。
ヤ収容孔の壁面に摺接しながら吸入室に進入し
て、プランジヤの胴部に設けた複数の吸入孔がプ
ランジヤ収容孔の吸入室側開口縁を過ぎつて吸入
室内に入つて開口するとき、複数の吸入孔それぞ
れの開口面積が等しい。
実施例
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて詳述
する。
する。
第１〜４図に示すように、この実施例のラジア
ルプランジヤポンプは、大まかには、ハウジング
１に短円柱形の吸入室２とこれの径方向外側に放
射状に連通するプランジヤ収容孔（この実施例で
は説明を簡明にするために１つだけ図示してあ
る）３とを設け、吸入室２内には円筒状の偏心カ
ム４を収容し、前記プランジヤ収容孔３内には有
底筒体の胴部に複数の吸入孔５を周方向に所要の
間隔をもつて環状に配列したプランジヤ６を収容
し、プランジヤ６にはスプリング７でプランジヤ
６の底部を偏心カム４に押し付けてあり、図外の
モータのような駆動源によるドライブシヤフト８
を介する偏心カム４の回転によつてプランジヤ６
を往復運動させ、この往復運動するプランジヤ６
が、ハウジング１に設けた図外のインレツトから
吸入室２に流入した作動油を、吸入室２から複数
の吸入孔５を経て吸い込み、環状通路９、圧力通
路１０、圧力通路１０から減圧室１２への作動油
の流れを許容するチエツク弁１１、減圧室１２を
経てハウジング１に設けた図外のアウトレツトに
圧送するというように、ポンプ作用を行う構造に
なつている。
ルプランジヤポンプは、大まかには、ハウジング
１に短円柱形の吸入室２とこれの径方向外側に放
射状に連通するプランジヤ収容孔（この実施例で
は説明を簡明にするために１つだけ図示してあ
る）３とを設け、吸入室２内には円筒状の偏心カ
ム４を収容し、前記プランジヤ収容孔３内には有
底筒体の胴部に複数の吸入孔５を周方向に所要の
間隔をもつて環状に配列したプランジヤ６を収容
し、プランジヤ６にはスプリング７でプランジヤ
６の底部を偏心カム４に押し付けてあり、図外の
モータのような駆動源によるドライブシヤフト８
を介する偏心カム４の回転によつてプランジヤ６
を往復運動させ、この往復運動するプランジヤ６
が、ハウジング１に設けた図外のインレツトから
吸入室２に流入した作動油を、吸入室２から複数
の吸入孔５を経て吸い込み、環状通路９、圧力通
路１０、圧力通路１０から減圧室１２への作動油
の流れを許容するチエツク弁１１、減圧室１２を
経てハウジング１に設けた図外のアウトレツトに
圧送するというように、ポンプ作用を行う構造に
なつている。
ここで前記プランジヤ収容孔３の吸入室側開口
縁３ａには座ぐり１５を施し、プランジヤ６の複
数の吸入孔３がプランジヤ６の往復運動によつて
吸入室２に対して同時に開口する構成にしてあ
る。具体的には第４図に示すように、ハウジング
１の吸入室２周壁面２ａは吸入室２の軸心l1とプ
ランジヤ収容孔３の軸心l2との交点０を中心とす
る球面Ｍをプランジヤ収容孔３の軸心l2から等距
離の平行な２つの平面H1，H2をもつて輪切りに
した形状で具現化してある。この周壁面２ａとプ
ランジヤ収容孔３との交点、つまりプランジヤ収
容孔３の吸入室側開口縁３ａは交点０から等距離
になつている。
縁３ａには座ぐり１５を施し、プランジヤ６の複
数の吸入孔３がプランジヤ６の往復運動によつて
吸入室２に対して同時に開口する構成にしてあ
る。具体的には第４図に示すように、ハウジング
１の吸入室２周壁面２ａは吸入室２の軸心l1とプ
ランジヤ収容孔３の軸心l2との交点０を中心とす
る球面Ｍをプランジヤ収容孔３の軸心l2から等距
離の平行な２つの平面H1，H2をもつて輪切りに
した形状で具現化してある。この周壁面２ａとプ
ランジヤ収容孔３との交点、つまりプランジヤ収
容孔３の吸入室側開口縁３ａは交点０から等距離
になつている。
以上の実施例構造によれば、このラジアルプラ
ンジヤポンプの動作中、プランジヤ６が偏心カム
４の回転に連れてスプリング７の弾性でプランジ
ヤ収容孔３の壁面に摺接しながら吸入室２に進入
して、プランジヤ６の複数の吸入孔５がプランジ
ヤ収容孔３の吸入室側開口縁３ａを過ぎつて吸入
室２内に入つて開口するとき、この吸入室側開口
縁３ａが交点０から等距離にあるので、複数の吸
入孔５それぞれの開口面積が等しい。よつてプラ
ンジヤ６が作動油を吸入室２から複数の吸入孔５
を経て吸い込む単位時間当たりの量は最大にな
る。
ンジヤポンプの動作中、プランジヤ６が偏心カム
４の回転に連れてスプリング７の弾性でプランジ
ヤ収容孔３の壁面に摺接しながら吸入室２に進入
して、プランジヤ６の複数の吸入孔５がプランジ
ヤ収容孔３の吸入室側開口縁３ａを過ぎつて吸入
室２内に入つて開口するとき、この吸入室側開口
縁３ａが交点０から等距離にあるので、複数の吸
入孔５それぞれの開口面積が等しい。よつてプラ
ンジヤ６が作動油を吸入室２から複数の吸入孔５
を経て吸い込む単位時間当たりの量は最大にな
る。
考案の効果
以上にように本考案によれば、ポンプ動作中に
おいて、プランジヤの各吸入孔の開口面積が略均
一となり、吸入室からプランジヤへの作動油の単
位時間当たりの吸入量を最大にすることができ、
もつてプランジヤの吸入効率、つまりポンプ効率
を向上することができる実用的な効果がある。
おいて、プランジヤの各吸入孔の開口面積が略均
一となり、吸入室からプランジヤへの作動油の単
位時間当たりの吸入量を最大にすることができ、
もつてプランジヤの吸入効率、つまりポンプ効率
を向上することができる実用的な効果がある。
第１図は本考案の実施例を示すドライブシヤフ
トの軸方向に沿う断面図、第２図は第１図の−
線に沿う断面図、第３図は同実施例の要部を示
す断面図、第４図は同実施例の作用説明図であ
る。 １……ハウジング、２……吸入室、３……プラ
ンジヤ収容孔、３ａ……吸入室側開口縁、５……
吸入孔、６……プランジヤ、１５……座ぐり。
トの軸方向に沿う断面図、第２図は第１図の−
線に沿う断面図、第３図は同実施例の要部を示
す断面図、第４図は同実施例の作用説明図であ
る。 １……ハウジング、２……吸入室、３……プラ
ンジヤ収容孔、３ａ……吸入室側開口縁、５……
吸入孔、６……プランジヤ、１５……座ぐり。
Claims (1)
- ハウジングに吸入室とこれに連通するプランジ
ヤ収容孔とを設け、このプランジヤ収容孔内に収
容したプランジヤを往復運動させてポンプ作用を
行う構造のラジアルプランジヤポンプにおいて、
プランジヤ収容孔の吸入室側開口縁に座ぐりを施
し、プランジヤの胴部に環状に配列した複数の吸
入孔がプランジヤの往復運動によつて吸入室に対
して略同時に開口する構成にしたことを特徴とす
るラジアルプランジヤポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6295188U JPH0543270Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6295188U JPH0543270Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01166778U JPH01166778U (ja) | 1989-11-22 |
| JPH0543270Y2 true JPH0543270Y2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=31288491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6295188U Expired - Lifetime JPH0543270Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543270Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP6295188U patent/JPH0543270Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01166778U (ja) | 1989-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4801249A (en) | Small-sized pump | |
| US4505655A (en) | Vane pump with positioning pins for cam ring and side plates | |
| US8162635B2 (en) | Low vibration pump | |
| JPH0543270Y2 (ja) | ||
| US4792287A (en) | Wobble driven axial piston pump | |
| US3734647A (en) | Compressor pump | |
| CN110552855A (zh) | 一种多层径向大流量高压多柱塞油泵装置 | |
| CN210509493U (zh) | 一种多层径向大流量高压多柱塞油泵装置 | |
| JP2003035267A (ja) | ダイヤフラムポンプ | |
| JP4058792B2 (ja) | プランジャポンプ | |
| JP2509077Y2 (ja) | ラジアルピストンポンプ | |
| JP2524230Y2 (ja) | 液圧ポンプ装置 | |
| KR100196920B1 (ko) | 압축 및 원동기 겸용 펌프 | |
| JP2554571Y2 (ja) | ラジアルプランジャポンプ | |
| JPH11230046A (ja) | 往復動ポンプ | |
| JPH04127872U (ja) | プランジヤポンプ | |
| JP2003336582A (ja) | ポンプ装置 | |
| JPH0637576U (ja) | ラジアルプランジャポンプ | |
| JPS6161984A (ja) | 流体機械 | |
| JPH0218666U (ja) | ||
| JPH02308981A (ja) | 油圧用プランジャーポンプ | |
| JPH02141687U (ja) | ||
| JPH08159043A (ja) | 液圧ポンプ | |
| JPH03122276U (ja) | ||
| JPS62128173U (ja) |