JPH0543263Y2 - - Google Patents

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JPH0543263Y2
JPH0543263Y2 JP17661687U JP17661687U JPH0543263Y2 JP H0543263 Y2 JPH0543263 Y2 JP H0543263Y2 JP 17661687 U JP17661687 U JP 17661687U JP 17661687 U JP17661687 U JP 17661687U JP H0543263 Y2 JPH0543263 Y2 JP H0543263Y2
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valve
housing
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valve housing
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、円筒状の弁ハウジングの先端部に
は、弁口とその弁口に連なる弁座とが形成され、
該弁ハウジングに軸方向移動可能に収納されるニ
ードル弁体には、前記弁座に着座可能な弁部と、
該弁部から離れて弁ハウジング内面に摺接するガ
イド部とが設けられ、ガイド部の外周には、周方
向に等間隔をあけた複数位置で弁ハウジング内面
との間に流通路を形成すべく複数の切欠き部が設
けられる燃料噴射弁にに関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる燃料噴射弁は、たとえば特開昭59
−20562号公報等により公知である。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、上記従来のものでは、弁部が弁座か
ら離反して開弁しているときに、ガイド部および
弁ハウジング内面間に形成されている複数の流通
路を流通する燃料が弁口からそのまま噴出される
ので、流通路の数に対応した噴流を形成しながら
燃料が弁口から噴出されてしまう。すなわち流通
路が4つである場合には4本の噴流を形成して燃
料が弁口から噴出される。特に多気筒内燃機関で
各気筒に通じる複数の吸気路の集合部に燃料を噴
出するようにした場合には、複数本の噴流が生じ
ることにより燃料分配性が損なわれ、期待した機
関性能が得られなくなる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、弁口からの燃料の噴流を全周にわたつて均
等にすることを可能にした燃料噴射弁を提供する
ことを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、ニードル弁体には、弁部およ
びガイド部との間で流通路に連通する環状凹部
と、該環状凹部を挟んで切欠き部と対向するとと
もに弁ハウジングとの間に環状絞りを形成する規
制突部とがそれぞれ形成される。
(2) 作用 上記構成によれば、ガイド部および弁ハウジン
グ間に形成されている複数の流通路を流過した燃
料は、その前方の環状絞りで流通抵抗が大きくな
ることにより規制突部およびガイド部間の環状凹
部で乱流を生じて混合し、燃料は弁部および弁座
間をその周方向に均等にして流通しながら弁口か
ら噴出され、弁口からの燃料噴流を周方向に均等
にすることが可能となる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、吸気路1を有す
るスロツトルボデイ2には、その外面および吸気
路1間にわたつて取付孔3が穿設されており、燃
料噴射弁4のハウジング5が取付孔3の内面との
間に環状の燃料通路6を形成するようにして、該
取付孔3に取付けられる。
ハウジング5は、基本的に円筒状のハウジング
本体7の先端に、弁ハウジング8が連設され、か
つハウジング本体7の後端が蓋部材9で閉塞され
て成るものであり、取付孔3は、ハウジング5の
外形にほぼ対応した形状を有し、吸気路1に近付
くにつれて順次小径となるように形成される。
弁ハウジング8は、基本的に円筒状に形成され
ており、この弁ハウジング8は、ハウジング本体
7の内面中間部で半径方向内方に張出して設けら
れた支持鍔10との間に磁路形成用金属リング1
1を介装してハウジング本体7の先端部に嵌入さ
れる。その嵌入状態で、ハウジング本体7の先端
をかしめて内方に屈曲し、弁ハウジング8の外面
に係合することにより、弁ハウジング8がハウジ
ング本体7の先端部に取付けられる。
弁ハウジング8の先端部には、吸気路1に臨ん
で開口する弁口12と、その弁口12に連なるテ
ーパ状の弁座13とが設けられ、弁ハウジング8
内にはニードル弁体14が軸方向移動自在に収納
される。
ニードル弁体14は、その先端側から順に、弁
口12内に挿通されるニードル部15、弁座13
に着脱可能なテーパ状弁部16、該弁部16との
間に環状凹部17を形成する規制突部18、規制
突部18との間に環状凹部19を形成する第1ガ
イド部20、ならびに第1ガイド部20から軸方
向後方側に間隔をあけた第2ガイド部21を備え
る。
第2図において、第1ガイド部20は弁部16
から離れて弁ハウジング8の内面に摺接すべく基
本的に円筒状に形成されており、この第1ガイド
部20の外周には、弁ハウジング8の内面との間
に複数の流通路22を形成するための切欠き部2
3が周方向に等間隔をあけた複数個所たとえば4
個所に設けられる。また第2ガイド部21も、基
本的には第1ガイド部20と同一形状を有して形
成される。
第3図において、規制突部18は、環状凹部1
9を挟んで第1ガイド部20の切欠き部23に対
向するように半径方向外方に張出して形成される
ものであり、規制突部18および弁ハウジング8
間に環状絞り24が形成される。しかも環状絞り
24は、各切欠き部23により形成されている各
流通路22の全流通面積よりも小さな流通面積を
有するように形成される。
ハウジング本体7の外面には、軸方向に間隔を
あけた2個所で取付孔3の内面に弾発的に接触す
る環状シール部材25,26が嵌着されており、
これらのシール部材25,26でシールされて、
ハウジング本体7および取付孔3の内面間に燃料
通路6が形成される。しかもスロツトルボデイ2
には、該燃料通路6に燃料を供給するための燃料
供給路27が穿設される。
蓋部材9は、かしめ結合によりハウジング本体
7の後端に結合されるものであり、この蓋部材9
と支持鍔10との間でハウジング本体7内には作
動室28が形成される。しかもハウジング本体7
の側部には、燃料通路6および作動室28間を連
通する複数の連通孔29が穿設されており、ハウ
ジング本体7の外面には連通孔29に対応した開
口部にフイルタ30を有する合成樹脂製保持部材
31が取付けられる。したがつて燃料はフイルタ
30で濾過されて作動室28に供給されることに
なる。
作動室28内には、ニードル弁体14を軸方向
に駆動するための電磁駆動部32を前記金属リン
グ11とともに構成すべく、可動コア33と、ボ
ビン34に巻装されたソレノイド35と、戻しば
ね36と、固定スリーブコア37とが収納され
る。
固定スリーブコア37は、蓋部材9に一体に設
けられており、この固定スリーブコア37を囲繞
するようにしてボビン34が固定配置される。ボ
ビン34には、蓋部材9を貫通する円筒状接続部
38が一体に設けられており、この接続部38内
にはソレノイド35に接続するための接続端子3
9が嵌合される。
固定スリーブコア37および蓋部材9には、透
孔40が穿設されており、この透孔40には環状
シール部材41を外面に嵌着した円柱状閉塞部材
42が圧入される。また支持鍔10およびボビン
34で案内されながら軸方向に移動し得る可動コ
ア33と前記閉塞部材42との間に戻しばね36
が縮設される。さらにニードル弁体14の後端に
は作動室28内に突入する弁軸部44が同軸に突
設されており、この弁軸部44の後端に前記可動
コア33が固設される。したがつてニードル弁体
14および可動コア33は戻しばね36のばね力
により前方すなわちニードル弁体14の弁部16
が弁座13に着座する方向に付勢される。
このような電磁駆動部32のソレノイド35が
消磁状態にあるときには、ニードル弁体14によ
り弁口12は閉じられており、ソレノイド35を
励磁すると可動コア33が戻しばね36のばね力
に抗して後方側に駆動されるので、ニードル弁体
14は、その弁部16が弁座13から離反するよ
うに移動し、弁口12が開かれる。
ところで、作動室28および弁ハウジング8内
は相互に連通しており、弁部16が弁座13から
離反して開弁したときには、作動室28内の燃料
が弁ハウジング8内を経て弁口12から噴出され
る。
ハウジング本体7における後端部は、合成樹脂
製カプラ45で覆われており、このカプラ45の
外周縁に嵌着されたリング状シール部材46が、
取付孔3の後端部の段部47と、スロツトルボデ
イ2に固着される押え板48との間に挟持され、
これにより燃料噴射弁4がスロツトルボデイ2に
取付けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、燃
料噴射弁4の開弁時、すなわちニードル弁体14
の弁部16が弁座13から離反して弁口12が開
口されたときには、作動室28から弁ハウジング
8内に流入した燃料が、第2ガイド部21および
弁ハウジング8間の複数の流通路、第1ガイド部
20および弁ハウジング8間の複数の流通路2
2、規制突部18および弁ハウジング8間の環状
絞り24、ならびに弁部16および弁座13間の
通路を経て弁口12から吸気路1に向けて噴出さ
れる。
かかる開弁時に、第1ガイド部20および弁ハ
ウジング8間の複数の流通路22に分かれて流通
した燃料は、その前方位置にある環状絞り24で
の流通抵抗が比較的大きいために、環状凹部19
で乱流を生じ、複数に分かれていた燃料の流れが
充分に混合されて環状絞り24を流過する。さら
に次の環状凹部17でも、流れに乱れを生じて充
分に混合された燃料が弁口12から噴出されるの
で、第1ガイド部20および弁ハウジング8間の
流通路22が複数に分かれていたにも拘らず、周
方向に均等な燃料噴流が弁口12から噴出され
る。したがつて、多気筒内燃機関で各気筒に通じ
る複数の吸気路の集合部に燃料を噴出するように
した場合でも、燃料噴流を全周にわたつて均等に
して各気筒への燃料分配性を向上することができ
る。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、ニードル弁体に
は、弁部およびガイド部との間で流通路に連通す
る環状凹部と、該環状凹部を挟んで切欠き部と対
向するとともに弁ハウジングとの間に環状絞りを
形成する規制突部とがそれぞれ形成されるので、
環状絞りで流通抵抗を与えることにより、複数の
流通路に分かれていた燃料流を環状絞りの上流側
の環状凹部で乱れさせることにより充分に混合
し、弁口から噴出される燃料噴流を全周にわたつ
て均等にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は縦断面図、第2図は第1図の−線拡大
断面図、第3図は第1図の−線拡大断面図で
ある。 4……燃料噴射弁、8……弁ハウジング、12
……弁口、13……弁座、14……ニードル弁
体、16……弁部、17,19……環状凹部、1
8……規制突部、20……ガイド部、22……流
通路、23……切欠き部、24……環状絞り。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒状の弁ハウジングの先端部には、弁口と
    その弁口に連なる弁座とが形成され、該弁ハウ
    ジングに軸方向移動可能に収納されるニードル
    弁体には、前記弁座に着座可能な弁部と、該弁
    部から離れて弁ハウジング内面に摺接するガイ
    ド部とが設けられ、ガイド部の外周には、周方
    向に等間隔をあけた複数位置で弁ハウジング内
    面との間に流通路を形成すべく複数の切欠き部
    が設けられる燃料噴射弁において、ニードル弁
    体には、弁部およびガイド部との間で前記流通
    路に連通する環状凹部と、該環状凹部を挟んで
    前記切欠き部と対向するとともに弁ハウジング
    との間に環状絞りを形成する規制突部とがそれ
    ぞれ形成されることを特徴とする燃料噴射弁。 (2) ニードル弁体の規制突部およびガイド部間、
    ならびに弁部および規制突部間に環状凹部がそ
    れぞれ形成されることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の燃料噴射弁。
JP17661687U 1987-11-19 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0543263Y2 (ja)

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JP17661687U JPH0543263Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19

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JP17661687U JPH0543263Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19

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JPH0180665U JPH0180665U (ja) 1989-05-30
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JP2009103046A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用燃料噴射弁
DE102011078423A1 (de) * 2011-06-30 2013-01-03 Robert Bosch Gmbh Komponente eines Brennstoffeinspritzsystems

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