JPH0511339Y2 - - Google Patents
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- JPH0511339Y2 JPH0511339Y2 JP1987027230U JP2723087U JPH0511339Y2 JP H0511339 Y2 JPH0511339 Y2 JP H0511339Y2 JP 1987027230 U JP1987027230 U JP 1987027230U JP 2723087 U JP2723087 U JP 2723087U JP H0511339 Y2 JPH0511339 Y2 JP H0511339Y2
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- valve
- nozzle
- passages
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- fuel
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は構造の簡潔化と小型軽量化を図れるよ
うにした複数流体用噴射弁に関する。
うにした複数流体用噴射弁に関する。
(従来の技術)
近時のガソリンエンジンには排出ガスの清浄化
と燃費性能の向上を図れるものとして、気液二相
流の燃料噴射装置が急速に普及してきており、こ
の種の噴射装置は一般に所定量の燃料に適量の空
気を混合させ、これを吸気マニホルド内または吸
気ポート付近等へ噴射することで、燃料の霧化と
微粒子化を図るようにしている。
と燃費性能の向上を図れるものとして、気液二相
流の燃料噴射装置が急速に普及してきており、こ
の種の噴射装置は一般に所定量の燃料に適量の空
気を混合させ、これを吸気マニホルド内または吸
気ポート付近等へ噴射することで、燃料の霧化と
微粒子化を図るようにしている。
例えば、特開昭61−87964号公報には、ケース
内に導入した燃料をコイルの励磁作動時に燃料噴
射口から噴射可能にした弁体と、ケース内へ導入
する空気をケース外で開閉制御する開閉弁を備
え、更には移動開口と空気噴口との連通時にケー
ス内に導入した空気を間欠的に噴射する回転筒を
備えた噴射弁が開示されている。
内に導入した燃料をコイルの励磁作動時に燃料噴
射口から噴射可能にした弁体と、ケース内へ導入
する空気をケース外で開閉制御する開閉弁を備
え、更には移動開口と空気噴口との連通時にケー
ス内に導入した空気を間欠的に噴射する回転筒を
備えた噴射弁が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、この従来の噴射弁では空気の開閉制御
をケース外部に設けた開閉弁で行ない、またはケ
ース内に設けた回転筒で行なつていたため、構造
が複雑化する上に大型重量化するという問題があ
つた。
をケース外部に設けた開閉弁で行ない、またはケ
ース内に設けた回転筒で行なつていたため、構造
が複雑化する上に大型重量化するという問題があ
つた。
本考案はこのような従来の問題を除去し、構造
の簡潔化と小型軽量化を図れ、しかも流体の漏洩
を強力に防止できる一方、二流体を精密に混合し
て噴射できるとともに、アウターバルブの故障等
に速やかに対応できるようにした複数流体用噴射
弁を提供することを目的とする。
の簡潔化と小型軽量化を図れ、しかも流体の漏洩
を強力に防止できる一方、二流体を精密に混合し
て噴射できるとともに、アウターバルブの故障等
に速やかに対応できるようにした複数流体用噴射
弁を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
このため、本考案の複数流体用噴射弁は、内部
に二流体を個々に誘導する通路を有し、これらの
通路を内外位置に配設するとともに、上記通路を
開閉可能なインナーバルブとアウターバルブを備
えた複数流体用噴射弁において、上記両通路の下
流に共用の単一の噴口を設け、該噴口の外側にイ
ンナーバルブのシート部を配設し、噴口の内側に
アウターバルブのシート部を配設し、インナーバ
ルブを介して噴口を開閉可能に設けるとともに、
アウターバルブを介して前記一方の通路を閉塞可
能に設け、かつ両通路を連通可能にして、構造の
簡潔化と小型軽量化を図れ、しかも流体の漏洩を
強力に防止できる一方、二流体を精密に混合して
噴射できるとともに、アウターバルブの故障等に
速やかに対応できるようにしたことを特徴として
いる。
に二流体を個々に誘導する通路を有し、これらの
通路を内外位置に配設するとともに、上記通路を
開閉可能なインナーバルブとアウターバルブを備
えた複数流体用噴射弁において、上記両通路の下
流に共用の単一の噴口を設け、該噴口の外側にイ
ンナーバルブのシート部を配設し、噴口の内側に
アウターバルブのシート部を配設し、インナーバ
ルブを介して噴口を開閉可能に設けるとともに、
アウターバルブを介して前記一方の通路を閉塞可
能に設け、かつ両通路を連通可能にして、構造の
簡潔化と小型軽量化を図れ、しかも流体の漏洩を
強力に防止できる一方、二流体を精密に混合して
噴射できるとともに、アウターバルブの故障等に
速やかに対応できるようにしたことを特徴として
いる。
(実施例)
以下、本考案をガソリンエンジンに装備する燃
料噴射弁に適用した図示実施例について説明する
と、第1図および第2図において1は一端をキヤ
ツププレート2で閉塞した中空筒状のバルブハウ
ジングで、その側面には二つの導入口3,4が開
口され、このそれぞれに空気供給管5と燃料供給
管6の管端が接続されている。
料噴射弁に適用した図示実施例について説明する
と、第1図および第2図において1は一端をキヤ
ツププレート2で閉塞した中空筒状のバルブハウ
ジングで、その側面には二つの導入口3,4が開
口され、このそれぞれに空気供給管5と燃料供給
管6の管端が接続されている。
バルブハウシング1の下端面には、上記導入口
4に連通する通路7と環状溝8が開口され、この
下端部にリテイニングナツト9を介してバルブボ
デイ10が連結されている。バルブボデイ10の
内部には、バルブハウジング1の中空室11に連
通する凹孔12と、下端面に開口した噴口13に
連通するセンタ孔14が上下位置に連設され、こ
のうち凹孔12の上方開口縁部には環状溝15が
形成され、該溝15内にヨーク16のフランジ1
7が収容されている。
4に連通する通路7と環状溝8が開口され、この
下端部にリテイニングナツト9を介してバルブボ
デイ10が連結されている。バルブボデイ10の
内部には、バルブハウジング1の中空室11に連
通する凹孔12と、下端面に開口した噴口13に
連通するセンタ孔14が上下位置に連設され、こ
のうち凹孔12の上方開口縁部には環状溝15が
形成され、該溝15内にヨーク16のフランジ1
7が収容されている。
ヨーク16は内外二重筒に構成され、その内外
筒18,19は中高部の仕切壁20を境に上下に
区画され、この二分された内外筒18,19の間
に第1コイル21と第2コイル22が収容されて
いる。これらのコイル21,22は各別にコント
ロールユニツト(図示略)に接続され、その通電
時期と通電電流および通電時間を個々に制御可能
にされている。図中、23は上記フランジ17に
形成した通孔、24,25は内外筒18,19の
上下端部周面に複数形成された切欠である。
筒18,19は中高部の仕切壁20を境に上下に
区画され、この二分された内外筒18,19の間
に第1コイル21と第2コイル22が収容されて
いる。これらのコイル21,22は各別にコント
ロールユニツト(図示略)に接続され、その通電
時期と通電電流および通電時間を個々に制御可能
にされている。図中、23は上記フランジ17に
形成した通孔、24,25は内外筒18,19の
上下端部周面に複数形成された切欠である。
上記内筒18内にはスリーブ26を介してイン
ナーバルブ27のバルブシヤフト28が摺動可能
に挿入され、該スリーブ26より上方に突出する
バルブシヤフト28の延設部にガイドプレート2
9が固定されている。このガイドプレート29
は、中空室11の中高部内周面に配設されたガイ
ドブシユ30に摺動可能に挿入され、その板面に
複数の透孔31を形成している。上記プレート2
9とスリーブ26の上端間にはスプリング32が
介挿され、ガイドプレート29とこれを固定した
バルブシヤフト28を上方へ付勢し、インナーバ
ルブ27のシート部33を、噴口13の外側開口
縁部に形成した外側バルブシール面34に係合す
ることで、その閉弁を可能にさせている。
ナーバルブ27のバルブシヤフト28が摺動可能
に挿入され、該スリーブ26より上方に突出する
バルブシヤフト28の延設部にガイドプレート2
9が固定されている。このガイドプレート29
は、中空室11の中高部内周面に配設されたガイ
ドブシユ30に摺動可能に挿入され、その板面に
複数の透孔31を形成している。上記プレート2
9とスリーブ26の上端間にはスプリング32が
介挿され、ガイドプレート29とこれを固定した
バルブシヤフト28を上方へ付勢し、インナーバ
ルブ27のシート部33を、噴口13の外側開口
縁部に形成した外側バルブシール面34に係合す
ることで、その閉弁を可能にさせている。
一方、凹孔12の底部にはガイドブシユ35が
固定され、該ブシユ35内にアウターバルブ36
のフランジ37が摺動可能に挿入されていて、そ
の下端面が上記孔12の底面と係合可能にされて
いる。アウターバルブ36は下向きに開口する中
空の筒体からなり、その主要部は前記センタ孔1
4内に収容されていて、その中央をバルブシヤフ
ト28が上下動可能に貫通している。
固定され、該ブシユ35内にアウターバルブ36
のフランジ37が摺動可能に挿入されていて、そ
の下端面が上記孔12の底面と係合可能にされて
いる。アウターバルブ36は下向きに開口する中
空の筒体からなり、その主要部は前記センタ孔1
4内に収容されていて、その中央をバルブシヤフ
ト28が上下動可能に貫通している。
アウターバルブ36の上部内周面には、フラン
ジ37の上端面に開口した誘導孔38が開口さ
れ、また上記バルブ36の中央部上端はバルブシ
ヤフト28を受け入れ可能なブシユ39で閉塞さ
れていて、このブシユ39とスリーブ26の下端
間にスプリング40が介挿されている。上記スプ
リング40はアウターバルブ36を下方へ付勢
し、該バルブ36下端の開口部41周面に形成し
たシート部42を、噴口13の内側開口縁部に形
成した内側バルブシール面43に係合すること
で、アウターバルブ36の閉弁を可能にさせてい
る。
ジ37の上端面に開口した誘導孔38が開口さ
れ、また上記バルブ36の中央部上端はバルブシ
ヤフト28を受け入れ可能なブシユ39で閉塞さ
れていて、このブシユ39とスリーブ26の下端
間にスプリング40が介挿されている。上記スプ
リング40はアウターバルブ36を下方へ付勢
し、該バルブ36下端の開口部41周面に形成し
たシート部42を、噴口13の内側開口縁部に形
成した内側バルブシール面43に係合すること
で、アウターバルブ36の閉弁を可能にさせてい
る。
この他、図中44,45はバルブボデイ10内
に形成した誘導孔で、それらの一端は通路7と環
状溝8に連通し、その他端はセンタ孔14の上部
内周面に開口しており、46はセンタ孔14の下
端に形成した環状溝で、アウターバルブ36の閉
弁時には滞溜室を形成するようにしていて、これ
らの誘導孔44,45と環状溝46は、センタ孔
14の内周面とアウターバルブ36の外周面との
間で形成する環状路47を介して連通している。
に形成した誘導孔で、それらの一端は通路7と環
状溝8に連通し、その他端はセンタ孔14の上部
内周面に開口しており、46はセンタ孔14の下
端に形成した環状溝で、アウターバルブ36の閉
弁時には滞溜室を形成するようにしていて、これ
らの誘導孔44,45と環状溝46は、センタ孔
14の内周面とアウターバルブ36の外周面との
間で形成する環状路47を介して連通している。
48はアウターバルブ36内の下部に設けた旋
回流形成用のブレード、49はアウターバルブ3
6のフランジ37の直下に設けた係合段部で、セ
ンタ孔14の上端部に摺動可能に嵌合しており、
50はガイドプレート29の中央に固定した張出
ガイドである。
回流形成用のブレード、49はアウターバルブ3
6のフランジ37の直下に設けた係合段部で、セ
ンタ孔14の上端部に摺動可能に嵌合しており、
50はガイドプレート29の中央に固定した張出
ガイドである。
(作用)
このように構成した噴射弁は、空気通路と燃料
通路の下流に、両通路共用の単一の噴口13を設
けたから、従来のように各通路毎に噴口を設けた
ものに比べて、構造が簡単で、これを容易に製作
できる。
通路の下流に、両通路共用の単一の噴口13を設
けたから、従来のように各通路毎に噴口を設けた
ものに比べて、構造が簡単で、これを容易に製作
できる。
こうして製作し組み付けられた噴射弁は、常時
は第1および第2コイル21,22が消磁され、
ガイドプレート29がスプリング32によつて上
方へ付勢され、その下端面が第1図に示すように
ヨーク16の上端面より微少間〓分上方へ位置し
ている。また、ガイドプレート29を固定したバ
ルブシヤフト28も上記間〓分上方へ変位してい
て、該シヤフト28の下端に形成したインナーバ
ルブ27のシート部33が外側バルブシール面3
4に押し付けられ、噴口13を閉塞している。
は第1および第2コイル21,22が消磁され、
ガイドプレート29がスプリング32によつて上
方へ付勢され、その下端面が第1図に示すように
ヨーク16の上端面より微少間〓分上方へ位置し
ている。また、ガイドプレート29を固定したバ
ルブシヤフト28も上記間〓分上方へ変位してい
て、該シヤフト28の下端に形成したインナーバ
ルブ27のシート部33が外側バルブシール面3
4に押し付けられ、噴口13を閉塞している。
一方、アウターバルブ36がスプリング40に
よつて下方へ付勢され、そのフランジ37の上端
面が第1図に示すようにヨーク16の下端面り微
少間〓分下方へ位置していて、その下端に形成し
たシート部42が内側バルブシール面に押し付け
られ、環状溝46から噴口13への導通を遮断し
ている。
よつて下方へ付勢され、そのフランジ37の上端
面が第1図に示すようにヨーク16の下端面り微
少間〓分下方へ位置していて、その下端に形成し
たシート部42が内側バルブシール面に押し付け
られ、環状溝46から噴口13への導通を遮断し
ている。
したがつて、このようなインナーバルブ27と
アウターバルブ36の閉弁時に、加圧空気が空気
供給管5から導入口3を経由して中空室11に送
り込まれると、上記空気はガイドプレート29の
透孔31からヨーク16上端の切欠24を経て通
孔23に導かれ、ヨーク16下端の切欠25より
誘導孔38を経てアウターバルブ36内に流入
し、該バルブ36内に滞溜する。
アウターバルブ36の閉弁時に、加圧空気が空気
供給管5から導入口3を経由して中空室11に送
り込まれると、上記空気はガイドプレート29の
透孔31からヨーク16上端の切欠24を経て通
孔23に導かれ、ヨーク16下端の切欠25より
誘導孔38を経てアウターバルブ36内に流入
し、該バルブ36内に滞溜する。
また、上記と同様な状況の下で加圧燃料が燃料
供給管6から導入口4に送り込まれると、上記燃
料は通路7から誘導孔44に導かれ、その一部は
通路7から環状溝8を経て誘導孔45に導かれ、
これらが環状路47から環状溝46に流入して、
該溝46内に滞溜する。
供給管6から導入口4に送り込まれると、上記燃
料は通路7から誘導孔44に導かれ、その一部は
通路7から環状溝8を経て誘導孔45に導かれ、
これらが環状路47から環状溝46に流入して、
該溝46内に滞溜する。
したがつて、上記滞溜した燃料は、アウターバ
ルブ36とインナーバルブ27によつて、二重に
流出路を閉塞されるから、その漏洩を強力に防止
できる。
ルブ36とインナーバルブ27によつて、二重に
流出路を閉塞されるから、その漏洩を強力に防止
できる。
このような状況の下でエンジンの所定の回転時
期に、例えばエンジンの負荷に見合う大きさの通
電電流がコントロールユニツトから駆動信号とし
て第1および第2コイル21,22に出力される
と、これらのコイル21,22が励磁され、ガイ
ドプレート29とアウターバルブ36のフランジ
37が相前後してヨーク16の上下端部に吸着さ
れる。
期に、例えばエンジンの負荷に見合う大きさの通
電電流がコントロールユニツトから駆動信号とし
て第1および第2コイル21,22に出力される
と、これらのコイル21,22が励磁され、ガイ
ドプレート29とアウターバルブ36のフランジ
37が相前後してヨーク16の上下端部に吸着さ
れる。
この場合、ガイドプレート29の吸着をフラン
ジ37のそれよりも先行させる手段、したがつて
コイル21,22の消磁時における離反動をガイ
ドプレート29よりもフランジ37を先行させる
手段としては、例えばスプリング32のセツト力
をスプリング40のそれよりも小さくしたり、第
1コイル21からの磁力を第2コイル22からの
それよりも大きくすることで容易に達成される。
ジ37のそれよりも先行させる手段、したがつて
コイル21,22の消磁時における離反動をガイ
ドプレート29よりもフランジ37を先行させる
手段としては、例えばスプリング32のセツト力
をスプリング40のそれよりも小さくしたり、第
1コイル21からの磁力を第2コイル22からの
それよりも大きくすることで容易に達成される。
こうして、ガイドプレート29がスプリング3
2に抗してヨーク16の上端面に吸着されると、
該プレート29の吸着移動分、つまり前述の微少
間〓分バルブシヤフト28が押し下げられ、その
下端のインナーバルブ27のシート部33が外側
バルブシール面34から離座して噴口13を開放
し、アウターバルブ36内に滞溜していた空気を
噴口13から噴出させる。
2に抗してヨーク16の上端面に吸着されると、
該プレート29の吸着移動分、つまり前述の微少
間〓分バルブシヤフト28が押し下げられ、その
下端のインナーバルブ27のシート部33が外側
バルブシール面34から離座して噴口13を開放
し、アウターバルブ36内に滞溜していた空気を
噴口13から噴出させる。
一方、ガイドプレート29よりも若干遅れて、
フランジ37がスプリング40に抗してヨーク1
6の下端面に吸着されると、その吸着移動分、つ
まり前述の微少間〓分アウターバルブ36が引き
上げられ、その下端のシート部42が内側バルブ
シール面43から離座して、環状溝46と噴口1
3が連通する。このため、環状溝46内に滞溜し
ていた燃料が噴口13側へ移動し、この噴口13
周辺で既に高速移動中の空気と合流して霧化・微
粒子化され、これが第2図に示すように噴口13
から噴出する。
フランジ37がスプリング40に抗してヨーク1
6の下端面に吸着されると、その吸着移動分、つ
まり前述の微少間〓分アウターバルブ36が引き
上げられ、その下端のシート部42が内側バルブ
シール面43から離座して、環状溝46と噴口1
3が連通する。このため、環状溝46内に滞溜し
ていた燃料が噴口13側へ移動し、この噴口13
周辺で既に高速移動中の空気と合流して霧化・微
粒子化され、これが第2図に示すように噴口13
から噴出する。
こうして燃料噴射後、エンジンの所定回転時期
にコントロールユニツトから第1および第2コイ
ル21,22へ停止信号が出力されると、これら
のコイル21,22が消磁され、前記フランジ3
7とガイドプレート29がヨーク16の端面から
相前後して離反する。
にコントロールユニツトから第1および第2コイ
ル21,22へ停止信号が出力されると、これら
のコイル21,22が消磁され、前記フランジ3
7とガイドプレート29がヨーク16の端面から
相前後して離反する。
すなわち、第2コイル22が消磁されると、フ
ランジ37がスプリング40によつて押し下げら
れ、アウターバルブ36のシート部42が再たび
内側バルブシール面43に押し付けられて、環状
溝46と噴口13の導通を遮断する。このような
アウターバルブ36の閉弁直後には未だインナー
バルブ27の開弁状態が維持されているから、該
バルブ27周辺や外側バルブシール面34に付着
している燃料の液滴が空気によつて吹き飛ばさ
れ、燃料の後だれや燃焼室への直接噴射の際のカ
ーボン詰りを防止し得ることになる。
ランジ37がスプリング40によつて押し下げら
れ、アウターバルブ36のシート部42が再たび
内側バルブシール面43に押し付けられて、環状
溝46と噴口13の導通を遮断する。このような
アウターバルブ36の閉弁直後には未だインナー
バルブ27の開弁状態が維持されているから、該
バルブ27周辺や外側バルブシール面34に付着
している燃料の液滴が空気によつて吹き飛ばさ
れ、燃料の後だれや燃焼室への直接噴射の際のカ
ーボン詰りを防止し得ることになる。
また、フランジ37よりも若干遅れてガイドプ
レート29がスプリング32によつて引き上げら
れると、バルブシヤフト28がこれに同動し、イ
ンナーバルブ27のシート部33が外側バルブシ
ール面34に押し付けられて噴口13を閉塞し、
第1図示のような原状を回復する。したがつて、
この時点で空気の噴出が停止される。
レート29がスプリング32によつて引き上げら
れると、バルブシヤフト28がこれに同動し、イ
ンナーバルブ27のシート部33が外側バルブシ
ール面34に押し付けられて噴口13を閉塞し、
第1図示のような原状を回復する。したがつて、
この時点で空気の噴出が停止される。
このように本考案では、インナーバルブ27の
閉弁によつて、空気と燃料の噴射を最終的に停止
させているから、例えばアウターバルブ36が故
障等によつて閉弁し得なくなつた場合でも、これ
に速やかに対応して燃料の流出を阻止できる。
閉弁によつて、空気と燃料の噴射を最終的に停止
させているから、例えばアウターバルブ36が故
障等によつて閉弁し得なくなつた場合でも、これ
に速やかに対応して燃料の流出を阻止できる。
また、例えば気液二相流のような複数の流体流
を個々に開閉制御し得るバルブ27,36を内蔵
し、これらを内外位置に配置しているから、構造
が簡潔でその小型軽量化を図れるものとなる。
を個々に開閉制御し得るバルブ27,36を内蔵
し、これらを内外位置に配置しているから、構造
が簡潔でその小型軽量化を図れるものとなる。
(考案の効果)
本考案の複数流体用噴射弁は以上のように、二
流体用通路の下流に共用の単一の噴口を設けたか
ら、従来のように個々の通路の下流に噴口を設け
たものに比べて、構成が簡潔になり、これを容易
に製作することができる。
流体用通路の下流に共用の単一の噴口を設けたか
ら、従来のように個々の通路の下流に噴口を設け
たものに比べて、構成が簡潔になり、これを容易
に製作することができる。
また、本考案は、噴口の外側にインナーバルブ
のシート部を配設し、噴口の内側にアウターバル
ブのシート部を配設し、インナーバルブを介して
噴口を開閉可能に設けるとともに、アウターバル
ブを介して前記一方の通路を閉塞可能に設け、該
通路を両バルブによつて二重に閉塞しているか
ら、該通路に導かれる流体の漏洩を強力に防止で
きる一方、インナーバルブの閉弁動作によつて、
二流体の流出を最終的に阻止できるから、例えば
アウターバルブが故障して閉弁できなくなつた場
合でも、これに速やかに対応して、上記一方の流
体の流出を阻止することができる。
のシート部を配設し、噴口の内側にアウターバル
ブのシート部を配設し、インナーバルブを介して
噴口を開閉可能に設けるとともに、アウターバル
ブを介して前記一方の通路を閉塞可能に設け、該
通路を両バルブによつて二重に閉塞しているか
ら、該通路に導かれる流体の漏洩を強力に防止で
きる一方、インナーバルブの閉弁動作によつて、
二流体の流出を最終的に阻止できるから、例えば
アウターバルブが故障して閉弁できなくなつた場
合でも、これに速やかに対応して、上記一方の流
体の流出を阻止することができる。
更に、本考案では二流体の通路を連通可能にし
たから、二流体を精密に混合して噴射させること
ができる等の実用的な効果がある。
たから、二流体を精密に混合して噴射させること
ができる等の実用的な効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、イ
ンナーバルブとアウターバルブの閉弁状態を示
し、第2図は上記両バルブの開弁状態を示す断面
図である。 21……第1コイル、22……第2コイル、2
7……インナーバルブ、36……アウターバル
ブ。
ンナーバルブとアウターバルブの閉弁状態を示
し、第2図は上記両バルブの開弁状態を示す断面
図である。 21……第1コイル、22……第2コイル、2
7……インナーバルブ、36……アウターバル
ブ。
Claims (1)
- 内部に二流体を個々に誘導する通路を有し、こ
れらの通路を内外位置に配設するとともに、上記
通路を開閉可能なインナーバルブとアウターバル
ブを備えた複数流体用噴射弁において、上記両通
路の下流に共用の単一の噴口を設け、該噴口の外
側にインナーバルブのシート部を配設し、噴口の
内側にアウターバルブのシート部を配設し、イン
ナーバルブを介して噴口を開閉可能に設けるとと
もに、アウターバルブを介して前記一方の通路を
閉塞可能に設け、かつ両通路を連通可能にしたこ
とを特徴とする複数流体用噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027230U JPH0511339Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987027230U JPH0511339Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63136259U JPS63136259U (ja) | 1988-09-07 |
JPH0511339Y2 true JPH0511339Y2 (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=30829058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987027230U Expired - Lifetime JPH0511339Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511339Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2514859Y2 (ja) * | 1988-12-26 | 1996-10-23 | 株式会社ゼクセル | 噴射ノズル |
US9261049B2 (en) * | 2012-09-25 | 2016-02-16 | Enginetics, Llc | Two step metering solenoid for multi-physics fuel atomizer |
JP5962795B1 (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-03 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5713831B2 (ja) * | 1973-12-20 | 1982-03-19 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5713831U (ja) * | 1980-06-26 | 1982-01-23 | ||
JPS58124660U (ja) * | 1982-02-16 | 1983-08-24 | 三井造船株式会社 | デイ−ゼル機関用燃料噴射弁 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP1987027230U patent/JPH0511339Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5713831B2 (ja) * | 1973-12-20 | 1982-03-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63136259U (ja) | 1988-09-07 |
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