JPH09195884A - 噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内へ燃料を直接噴射するための噴射弁 - Google Patents

噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内へ燃料を直接噴射するための噴射弁

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JPH09195884A
JPH09195884A JP9000493A JP49397A JPH09195884A JP H09195884 A JPH09195884 A JP H09195884A JP 9000493 A JP9000493 A JP 9000493A JP 49397 A JP49397 A JP 49397A JP H09195884 A JPH09195884 A JP H09195884A
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valve
injection
needle
spring
injection valve
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Helmut Rembold
レムボルト ヘルムート
Martin Dipl Ing Mueller
ミュラー マルティン
Christian Preussner
プロイスナー クリスティアン
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H9/00Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/061Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射弁開放時に可動子が力伝達管を介して弁
ニードルに作用する前に、一方では、可動子に作用して
いるばね力を、また他方では、力伝達管とばねスリーブ
との間の遊びを克服しなければならなかった点並びに噴
射口の構成が汚れの粒子の固着堆積を生じ易かった点を
改良する。 【解決手段】 操作エレメント16,32;16,3
2′が、弁閉鎖時に、弁開放方向に作用するばね23に
より弁ニードル35に当接した状態に保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部に記載の形式の噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内に
燃料を直接噴射するための噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射す
るための上記の形式の公知の噴射弁(WO93/23
172)は、ケーシング内に配置された、弁孔を備えた
弁体を有し、上記弁孔は噴射側に配置された弁座によっ
て取囲まれており、かつ該弁孔を貫通して、閉鎖ヘッド
を有する弁ニードルが延びていて、該閉鎖ヘッドは弁閉
鎖時には外側から上記弁座に当接している。弁体と弁ニ
ードル上に固定されたばねスリーブとの間に緊縮されて
いる閉鎖ばねは弁ニードルを噴射方向とは逆向きに弁ニ
ードル閉鎖位置へ押付けている。
【0003】噴射弁を開放するため電磁式操作装置が設
けられており、これは励磁されると弁ニードルを閉鎖ば
ねの力に抗して弁ニードル開放位置へ作動させ、その結
果閉鎖ヘッドと弁座との間に噴射口として環状間隙が形
成される。
【0004】操作装置はマグネットコイルを含み、この
マグネットコイルの、弁体側とは反対側に可動子が設け
られており、該可動子はダイヤフラムに取付けられてい
てばねにより閉鎖方向で予め付勢されている。この可動
子からはこれに固定された力伝達管がマグネットコイル
中を通ってばねスリーブまで延びており、この場合力伝
達管の、可動子側とは反対側の端部は、弁閉鎖時には、
ばねスリーブに対して軸方向距離を有している。
【0005】この公知の噴射弁が開放される場合、可動
子はマグネットコイルにより通常の形式で開放方向へ作
動される。しかし、可動子が力伝達管を介して弁ニード
ルに作用する前に、一方では、該可動子に作用している
ばね力が、また他方では、力伝達管とばねスリーブとの
間の遊びが克服されなければならない。
【0006】噴射口を形成する環状間隙の最大幅を規定
する行程制限はこの公知の噴射弁では可動子の運動を制
限することによって、又は場合によっては誤調整を生じ
る、弁体に所属する案内エレメントにばねスリーブが当
たって止められることによって、行われる。
【0007】別の公知の噴射弁(US5058549)
では、閉鎖ヘッドを備えた弁ニードルがケーシング内に
配置されている。閉鎖ヘッドは円筒形の案内面及びこれ
らの案内面の間に位置する平らな面を備えた案内兼供給
区分並びに円錐形シール面を有し、該シール面は噴射方
向で噴射口の前側に配置された弁座と協働する。弁座の
後側の球面状ケーシング区分内には主噴射及び副噴射口
が設けられ、燃料を燃焼室の主範囲並びに、点火栓が配
置されている範囲に噴射することができるようになって
いる。
【0008】噴射された燃料の比較的一様な分配及び霧
化をうるために、少なくとも主噴射口に噴流霧化手段が
所属している。噴流霧化手段としてはこの場合、噴射口
壁に螺旋状の溝又は、外側に位置する霧化円錘体を有す
る、噴射口を貫通して延びる噴射ピンが設けられてい
る。
【0009】噴射範囲が燃焼室中に発生する高温にさら
されるこの公知の噴射弁は、噴射口中に固着して正確な
燃料調量作用を著しく損なうことがある堆積物に対して
極めて敏感である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の燃料噴射弁における上記の欠点を排除することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば請求項1記載の特徴を有する手段によって解決され
ている。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の特徴を有する本発明によ
る噴射弁は、従来の噴射弁に対して、以下の利点を有す
る。すなわち、弁ニードルが、噴射弁の開放のさい、操
作エレメントの操作運動の開始と同時に、弁ニードルの
開放運動を開始する。これにより、精密な燃料調量に有
利な迅速な開放並びに噴射時点の極めて正確な制御がえ
られる。この場合特に有利には、操作装置は、噴射弁を
気密に閉鎖するために必要な閉鎖ばねの力だけを克服す
ればよい。
【0013】従属形式請求項に記載された手段によれ
ば、請求項1に記載された噴射弁の有利な構成及び改良
がえられる。
【0014】噴射弁が閉鎖されるさい弁ニードルのたん
に僅かな質量が弁座で制動され、これに対して、操作エ
レメントはさらに運動せしめられ、かつ、開放方向でプ
レロードを負荷しているばねにより、該ばねの強さに応
じて、完全に又は部分的に制動される。この場合比較的
弱いばねを用いるのが有利である。それというのはこの
場合操作エレメントは比較的低い速度で再び弁ニードル
に係合せしめられるに過ぎないからである。その結果と
して弁が非意図的に開放される可能性が排除される。
【0015】操作エレメントのコスト的に有利にかつ簡
単に製作される、しかし正確な案内は、電磁式操作装置
の可動子に結合された延長部分を管状に形成することに
よってえられ、この場合該延長部分はケーシングのやは
り管状の出口部分内で案内される。
【0016】調量間隙を円筒形に形成することは、これ
によって、燃料調量が弁ニードルの開放行程とは無関係
になり、その結果比較的大きな公差が許容され、このた
め噴射弁の製作及び組立が簡単になり、ひいてはコスト
が低減されるという利点を有する。特にこの場合弁ニー
ドルのための特別の行程ストッパを省略することがで
き、これにより、弁ニードル及び弁体を含む弁ユニット
の構成をさらに簡単にすることができる。
【0017】さらに付加的に、噴射弁は、円筒形調量間
隙により、汚れに対して非敏感性になる。それというの
はこのような調量間隙は常時洗浄されかつ弁座と閉鎖ヘ
ッドとの間に形成された噴射口は、汚れの粒子が内部に
堆積しない形状を有しているからである。
【0018】本発明によるフィルタ装置によれば汚れに
対する非敏感性が一層改善される。
【0019】調量横断面を形成するために、多数の平行
な、一緒に1つの、有利には円筒形の面を形成する調量
間隙を形成することは、たんに汚れ粒子が内部に実際に
固着しないという利点を有するだけでなく、内燃機関の
燃焼室内へ噴射される燃料の分配に影響を与え、噴射さ
れた燃料の一部を燃焼室内へより深く侵入させ、燃料を
燃焼室内により良好に分配させるという利点をも有す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図面において相応する部分には同
じ符号が付されている。
【0021】図1に示されているように、噴射弁は、軟
磁性材料から成るほぼスリーブ状のケーシング本体1
1、非磁性の中間リング12及び管状の出口部分13を
有するケーシング10を有している。中間リング12は
半径方向フランジ14でケーシング本体11の出口側の
端面に、例えばろう接によって固定されており、かつス
リーブ状の区分15を有している。管状の出口部分13
はスリーブ状の区分15内へ挿入されその内部に例えば
ろう接によって、ケーシング本体11の縦方向でケーシ
ング本体から離して、固定さている。
【0022】電磁式操作装置17の可動子16はケーシ
ング10内に、ケーシング本体11の縦方向で移動可能
に案内されるように、挿入されている。図示されていな
い燃料供給導管のためのほぼ管状の接続部分18は出口
側部分13とは反対側の一方の端部区分19でケーシン
グ本体11内へ挿入されかつその内部に例えばねじ込み
によって固定されている。液密の結合を保証するため
に、接続部分18の端部区分19とケーシング本体11
との間にはパッキン20が設けられている。
【0023】可動子16は貫通孔21を有し、その内周
面には支持段部22が設けられていて、この段部には一
端で貫通孔21内へ挿入されたばね23が支持されてい
る。ばね23の他端は接続部分18内へ延びていてここ
でばね調節スリーブ24に支持され、このスリーブは接
続部分18内に配置されていて、かつ絞り26を備えた
貫通通路25を有している。絞り26は噴射弁が最終的
に組み立てられたときに燃料に対する流動抵抗を後から
変えることを可能にする。
【0024】電磁式操作装置17のマグネットコイル2
7は出口部分13及び部分的に中間リング12上に押し
はめられかつキャップ28によって位置固定されてい
る。該キャップは出口部分13上に押しはめられかつケ
ーシング本体11に固定されている。キャップ28はこ
の場合出口部分13とケーシング本体11との間におけ
る帰路磁束流をガイドする。マグネットコイル27のた
めの電気的接続ケーブル29はケーシング本体11内の
ケーブル通し孔30に通されている。
【0025】マグネットコイル27に給電されたときに
可動子16に作用する力を弁ユニット31へ伝えるため
に、可動子16は出口部分13内に案内されている延長
部分32に結合しており、この延長部分は出口部分13
中を通って円筒形の切欠き33内へ達しており、該切欠
き内に弁ユニット31が配置されている。この場合可動
子16と出口部分13との磁気的短絡を避けるために管
状の延長部分32は非磁性(オーステナイト)材料から
製作されている。
【0026】管状の延長部分32はこの場合その、可動
子16側とは反対側の端部でばねスリーブ34を介して
弁ニードル35に係合しており、かつ切欠き33内へ延
びている端部に半径方向の孔36を有し、該孔を通っ
て、噴射弁作動時に、延長部分内側から燃料が切欠き3
3内へ流れることができる。
【0027】図2に示されているように、弁ユニット3
1は案内孔38を備えた弁体37を有し、該案内孔中に
弁ニードル35が僅かな遊びをもって通っている。弁ユ
ニットはさらに半径方向のフランジ39を有し、弁体3
7はこのフランジ39で出口部分13に、例えば溶接に
よって固定されている。弁ユニット31はしかしまた別
の形式で、例えば鍔出し又はねじ結合によって固定され
ていてもよい。弁体37中の案内孔38は弁体37の出
口側の端面40に開口し、ここに弁孔38′を形成し、
該弁孔は弁座41によって取り囲まれている。
【0028】弁ニードル35はその出口側の端部に閉鎖
ヘッド42を有し、該ヘッドには弁ニードル35の外周
に形成された環状溝43が所属し、また閉鎖ヘッドはそ
の、噴射側とは反対側に、弁座41に対向する、有利に
は球面状のシール面44を有し、弁座41と協働する閉
鎖ヘッド42は噴射弁が閉鎖されているときに上記シー
ル面44で弁座に当接する。環状溝43は弁孔38′の
内壁と環状通路43′を形成し、これは弁体37中に設
けられた供給孔45を介して切欠き33内へ接続してい
る。
【0029】弁ニードル35を図1及び2に示されてい
る閉鎖位置へ付勢するために、閉鎖ばね46が弁体37
の軸方向区分上においてフランジ39とばねスリーブ3
4との間に緊縮されている。弁ニードル35の最大開放
行程は、弁体37にばねスリーブ34のストッパ面とし
て設けられている端面47とこれに対向するばねスリー
ブ34の端面との間のギャップから生じる。
【0030】弁ユニット31の組立のさいに弁ニードル
35はのちの燃焼室側又は噴射側から案内孔内へ導入さ
れる。次いで閉鎖ばね46が弁体37上に差しはめら
れ、次いでばねスリーブ34が弁ニードル35上に差し
はめられる。行程を調節するために、弁ニードル35及
び弁スリーブ34が所望の行程距離まで互いに相対的に
移動せしめられ、次いで閉鎖ヘッド42側とは反対側の
端部で互いに溶接される。このようにして予め組み立て
られた弁ユニット31は次いで完全な構造グループとし
てケーシングの出口部分13内の切欠き33内へ嵌め込
まれ、かつ例えば溶接又は鍔出しによって、固定され
る。
【0031】本発明による噴射弁の作動時において、噴
射弁が閉鎖されている場合、閉鎖ばね46は閉鎖ヘッド
42のシール面44を弁座41に当接した状態に保持し
ている。同時に可動子16及びこれに固定された延長部
分32は閉鎖ばね46よりも弱いばね23によって弁開
放方向で押されており、その結果延長部分32はその、
可動子16側とは反対側の端部をもってばねスリーブ3
4に当接している。
【0032】噴射弁を開放するためにマグネットコイル
27が励磁されると、開放力が生ぜしめられ、これは可
動子16から延長部分32及びばねスリーブ34を介し
て時間的に直ちに弁ニードル35へ伝達される。燃焼室
内へ直接噴射されるべき燃料は接続部分18、ばね調節
スリーブ24の流過通路25、絞り26、可動子16中
の貫通孔21、管状の延長部分32及び孔36を通過し
て、弁ユニット31を受容している切欠き33内へ流れ
る。この切欠き33から燃料は供給孔45を通って管状
通路43′内へ入り、ここから、弁座41とシール面4
4とによって形成された、調量間隙として役立つ環状間
隙(これは同時に噴射弁の噴射口を形成する)を通り、
燃焼室内へ達する。
【0033】マグネットコイル27への給電が終わる
と、可動子16に作用する磁力が消失し、閉鎖ばね46
はばねスリーブ34を有する弁ニードル35並びに延長
部分32及び可動子16を閉鎖位置へ押圧する。弁ニー
ドル35が閉鎖ヘッド42で弁座41に当たると直ち
に、弁ニードル35及びばねスリーブ34の閉鎖運動が
終わる。延長部分32及び可動子16はしかし慣性の結
果さらに運動し、このさいばね23により制動されかつ
場合によっては、接続部分18の可動子16側の端面に
よって止められる。続いてばね23は可動子16及び延
長部分32を再び開放方向へ、延長部分32が再びばね
スリーブ34に当たるまで、動かす。
【0034】このためには、比較的弱いばね46が使用
されれば十分である。それというのはこの場合可動子1
6はたんに低速でその、噴射弁閉鎖時のノーマル位置、
即ち可動子に結合した延長部分32がばねスリーブ34
に当接する位置、へ戻されるにすぎないからである。
【0035】噴射弁が次に解放されるまでの間、可動子
16に固定された延長部分32は遊びなしにばねスリー
ブ34に当接した状態に保持される。
【0036】このような形式で、可動子16の開放方向
での運動は遊びなしに弁ニードル35へ伝達され、これ
に対して、可動子16及びこれに固定された延長部分3
2の閉鎖運動は弁座41のところで制動される必要がな
い。従って弁座41には弁ニードル35及びばねスリー
ブ34の比較的僅かな質量が衝突するにすぎない。
【0037】弁座41は僅かなダンパ作用を有すればよ
いから、弁座41及びこれに衝突するシール面44の摩
耗が小さく抑えられかつ弁ニードル35のはね返りを防
止することができる利点がえられる。弁座41及びシー
ル面44の応力が小さいことはこの場合特に重要であ
る。それというのは弁座は燃焼室内に若しくはその近く
に配置されることによって熱的に高い負荷を受けるから
である。
【0038】上記の構成では、弁本体37の、ばねスリ
ーブ34に対向する、弁ニードル行程ストッパを形成す
る端面47は、弁座41の近くに配置されるから、弁ニ
ードル35と弁本体37との異なる熱膨張はたんに極め
て僅かな行程変化を生じるにすぎず、その結果、正確で
一定の燃料調量のために必要な極めて小さい、例えば3
0μmの行程も、運転中常に保持することができる。
【0039】図3に示された弁ユニット31′では、弁
ニードル35のシール面44と環状溝43との間に円筒
形の段部49が設けられており、これはフランジ39中
の弁孔38′と協働して狭い円筒形の環状間隙50を形
成し、これは噴射弁開放時に燃料調量間隙として役立
ち、これに対して、弁座41及びシール面44によって
制限形成された円錐面状の環状間隙51は噴射円錐角を
規定する。
【0040】この場合有利には、燃料調量のために調節
された環状間隙50の絞りが実際上行程と無関係であ
り、かつ噴射口として役立つ、弁座41とシール面44
との間の環状間隙51は、燃料調量に対して影響を与え
ることなく、大きくすることができ、その結果、弁座4
1とシール面44との間に固着された汚れ粒子に基づ
く、閉じない噴射弁の危険性が、完全には排除されない
までも、著しく減少する。
【0041】図4は鉢形弁体53を有する別の弁ユニッ
ト52を示しており、該弁体53はばね室54を有し、
該室の底部55には、弁ニードル35のための弁孔3
8′を形成する案内孔38及び、環状通路43′内に開
口する供給孔45が設けられている。ばね室54は案内
孔38側とは反対側では、ばねスリーブ34′のための
ストッパ面、要するに行程ストッパとして役立つ肩56
を介して、ばねスリーブ34′のための内側に位置する
案内面57′を備えた案内区分57へ移っており、上記
ばねスリーブは半径方向外側の端面48′で肩56と協
働する。
【0042】弁体53は外周に周方向に環状に延びてい
る第1の切欠き58を有し、弁体53のこの範囲には周
方向に環状に延びている第2の切欠き59が設けられて
いる。両切欠き58,59は1つの燃料供給室60を形
成し、これは軸方向の通路61を介して、出口部分13
中の切欠き33の入口側の範囲に接続している。第1の
切欠き58の周面には第2の切欠き59を覆うフィルタ
62が固定されており、その結果、図4には示されてい
ない延長部分32、出口部分13中の切欠き33及び通
路61を通って流入する供給室60内の燃料が、弁体5
3内の第2の切欠き59の範囲から供給孔45を通って
環状通路43′へ達する前に、もう一度ろ過される。フ
ィルタ62は、例えばフィルタ織布から成り、例えば接
着又は溶着されている。
【0043】図5の弁ユニット52′では調量間隙は、
図3に記載されたものに相応する円筒形の環状間隙50
によって形成されている。従ってこの場合弁ニードル3
5のための行程ストッパは省略することができる。
【0044】調量間隙として役立つ円筒形の環状間隙5
0の直前で燃料を付加的ろ過するために、弁ユニット5
2′では、間隙フィルタ63が設けられており、これは
弁体53′の、相応して形成されたほぼ円筒形の外面6
4とこれと協働する、出口部分13内の切欠き33の内
面65とによって、形成される。弁体52′の外面64
はこの場合燃料が出口部分13内の切欠き33の入口範
囲から流入する第1の通路66を有し、かつ燃料を集め
て供給孔45へ導く第2の通路67を有する。
【0045】通路67の全長に亘って、弁体53′の外
径は切欠き33の内径よりも小さく、その結果小さいフ
ィルタ間隙68が形成され、燃料はここを通過し、その
さいにろ過される。図において軸方向に示されている第
1及び第2の通路66,67はこれらを延長するために
弁体53′の外面64上に螺旋状に形成することも可能
である。
【0046】孔69は弁体53′中のばね室54を単数
又は複数の第1の通路66に接続し、従って弁ニードル
35の開閉運動のさいばねスリーブ34′によってポン
ピングされた燃料はばね室54から押出され若しくはこ
の室内へ流入することができる。
【0047】上記の噴射弁においては燃料の噴射角度
は、弁座41と弁ニードル35の閉鎖ヘッド42のシー
ル面44との間のほぼ円錐台形の環状間隙の円錐角によ
って規定される。それというのは供給孔45はそれぞれ
噴射弁の縦軸線に対して半径方向の一平面に延びている
からである。
【0048】しかしまた、供給孔45を接線方向又は少
なくとも接線方向成分をもって環状通路43′内へ開口
させ、その結果、弁座41とシール面44との間の環状
間隙を通って出る燃料粒が周方向の速度成分を有するよ
うにすることも可能である。このさい、環状間隙51の
円錐角が不変である場合噴射円錐角を大きくすることが
でき、又は噴射円錐角が同一である場合環状間隙51の
円錐角を小さくすることができる。後者は、弁ニードル
行程を大きくすることができ、その結果、環状間隙51
が調量間隙として役立っている場合、行程変化が発生し
たときに燃料調量に対する影響を僅かにすることができ
るという利点を有する。
【0049】図6はケーシング10′を有する列の噴射
弁を示しており、該ケーシングは、軟磁性材料から成る
ほぼスリーブ状のケーシング本体11′、これにろう接
された中間リング12′、中間リング12′に固定され
た管状の出口部分13′及び該出口部分上に押しはめら
れたキャップ28′を含んでいる。管状の出口部分1
3′はその出口側の端部に円筒形の切欠き33を有し、
該切欠き内に、既に図5について説明された弁ユニット
52′が配置されている。
【0050】ケーシング本体11′内においてその縦方
向で移動可能に案内されている、電磁式操作装置17
の、貫通孔21を有している可動子16はロッド状の延
長部分32′に結合されており、これは可動子側に設け
られた肉厚部32″で可動子16内の貫通孔21内へ挿
入されている。出口部分13′内の案内のために延長部
分32′はその、可動子16側とは反対側の端部近くに
案内鍔70を有している。可動子16及びケーシング本
体11′における案内面は有利にはクロムメッキされて
いる。
【0051】肉厚部32″及び案内鍔70はそれぞれ単
数若しくは複数の面研削部32″′,70′を有してい
る。従って噴射弁作動時燃料は貫通孔21を通って面研
削部32″′を経て肉厚部32″に沿って管状の出口部
分13′内へ流れ、さらに案内鍔70にある面研削部7
0′を通過して切欠き33内へ流れる。面研削部3
2″′,70′の代わりに軸方に貫通する切欠き、例え
ば縦溝を設けることも可能である。
【0052】管状の出口部分13′を通って切欠き33
の範囲にまで延びている延長部分32′はこの範囲で弁
ニードル35と係合している。
【0053】弁ニードル35の最大開放行程は、可動子
16と出口部分13′との互いに対向する端面間の、可
動子16が噴射弁閉鎖時に延長部分32及びばねスリー
ブ34′を介して弁ニードル35に係合しているとき
の、間隙71によって規定される。この両端面は有利に
はやはりクロムメッキされていて耐摩耗性のストッパを
形成している。弁ニードル35の開放行程は組立のさい
弁ユニット52′の移動によって又は異なる長さの延長
部分32,32′によって調節することができる。
【0054】ばね23、即ち噴射弁閉鎖時に可動子16
を延長部分32′と共に、弁開放方向で弁ニードル35
へ予め押圧しかつそのばね力が弁ユニット52内に設け
られている閉鎖ばね46のばね力よりも明らかに小さい
ばね23は、その一方の端部で貫通孔21内に設けられ
ている支持段部22に支持されている。ばね23の他端
はケーシング本体11′内に設けられたばね調節スリー
ブ24′の貫通している段付き孔72内へ延びていてそ
の肩73に支持されている。段付き孔72内にはフィル
タ74が配置されている。
【0055】ばね23から可動子16に作用せしめられ
るばね力を調節するためにばね調節スリーブ24′がケ
ーシング本体11′中で移動せしめられ、次いで袋孔7
5によりかしめられる。
【0056】電磁式操作装置17のマグネットコイル2
7は中間リング12′上に押しはめられかつキャップ2
8′によりそのマグネットコイル位置に保持されてい
る。マグネットコイル27のための電気式接続部として
ケーシング本体11′内の縦溝76にコンタクトピン7
8を備えた差込プラグ部分77が配置されている。マグ
ネットコイル27の電気式接続部はしかしまた縦溝76
内に配置されたケーブル端部により又はその他の適宜の
形式に構成することも可能である。
【0057】燃料供給導管81が内部に固定される円筒
形貫通孔80を備えた接続栓体79は、小さい円錐角を
備えた円錐形外周面82を有しており、該外周面にはパ
ッキン84を受容するための周方向に環状に延びている
環状溝83が設けられている。接続栓体79は入口側で
ケーシング本体11′内へ嵌め込まれかつU字状の線材
クランプ85によって固定されている。このような形式
で、噴射弁における燃料供給導管81のコスト的に有利
なかつ特にスペースをとらない固定がえられ、このよう
な固定形式は内燃機関のシリンダヘッドにおいてはスペ
ースが限られていて狭いため有利である。
【0058】図7、8a及び8bは弁ニードル35のさ
らに別の構成を示すものであり、弁ニードルは弁体91
中の弁孔90を貫通して延びていてかつ閉鎖ばね46に
よって弁ニードルの閉鎖位置へ予め付勢されており、こ
の閉鎖位置において弁ニードルはその閉鎖ヘッド42に
設けられたシール面44で弁座41に当接している。弁
ニードル35はシール面44に隣接して溝92を有し、
該溝には弁ニードル35の、閉鎖ヘッド42側とは反対
側の端部に向かう方向で段部93が続いており、この段
部はその外周面上に、調量間隙96(図8b)を形成す
るため、交互にリング円筒形の案内面94と平らな面9
5とを有している。調量間隙96は共通に、燃焼室内に
おける良好な霧化のために燃料流が加速される最狭の流
過横断面を噴射弁中において形成する。図8bから判る
ように、例えば8つの平らな面95が調量間隙96を形
成するために設けられ、これらの面95の間にそれぞれ
1つの、弁孔90の内周面90′に沿ったリング円筒形
の案内面94が位置している。
【0059】弁ニードル35の段部93にはその上流側
に、環状通路43′を形成するため燃料集め溝97が続
いており、該溝には、供給間隙101を形成するため
の、さらに別のリング円筒形の案内面99とこれらの間
に設けられた平らな面100とを有する供給区分98が
続いている。供給区分98にはこの場合4つの平らな面
100と同数の案内面99とが、図8aに示されている
ように、形成されている。
【0060】噴射弁が開かれると、燃料は閉鎖ばね46
の範囲から供給間隙101を通って環状通路43′内へ
流れ、そしてここから調量間隙96及び溝92を通り、
弁座41とシール面44との間の、噴射口を形成する環
状間隙へ流れる。この場合溝92内へは8つの個別の燃
料噴流が流れ、これらは溝92及び、流れの変向を生じ
る、弁座41とシール面44との間の円錐台形の環状間
隙51内において部分的に再び合流し、その結果燃料は
閉じた中空の円錐形の噴流として噴射される。この円錐
形噴流における燃料密度は円錐の周方向で変動してお
り、比較的密度の高い燃料噴流成分は噴射のさい燃焼室
内へより深く侵入する。
【0061】この弁ニードル35の特別の構成は次のよ
うな利点を有している。すなわち、特に、調量間隙96
を制限する平らな面95が極めて正確に製作される。そ
れというのは、これらの平らな面は、例えば、他の、丸
味を有する面、要するに案内面94,99の研削のさい
に1回のチャック固定で一緒に研削することができるか
らである。さらにこの弁ニードル35は、燃焼室の直ぐ
近くの範囲の高温に基づいて燃料案内部分に発生して弁
体中における弁ニードルの固着を生じることがある堆積
物の影響を受けない。それというのは弁ニードル35と
弁体91との接触面は狭い案内面94及び99に限られ
るからである。これらの案内面94,99は噴射弁作動
時弁孔90の内面上を滑るから、万一堆積物が形成され
てもこれらは再び取り除かれかつ流過する燃料によって
洗浄される。
【0062】図9は汚れ及び堆積物の影響を受けない弁
ユニットのためのさらに別の弁ニードル35を示す。こ
の弁ニードル35は図7のものとたんに次の点で異なっ
ているに過ぎない。すなわち、シール面44に隣接する
溝92と弁孔90の内壁と環状通路43′を形成する燃
料集め溝97との間に段部102が設けられていて、そ
の外周面に多数の軸方向溝103が設けられており、こ
れらの溝103は細い案内ウエブ104によって隔てら
れておりかつ一緒に調量横断面を規定する。軸方向溝1
03の総数及び横断面形状により、噴射された中空円錐
形の燃料噴流は房状にされる。
【0063】特にこの弁ニードル35では個々の軸方向
溝103を互いに同一に形成する必要がなく、例えば軸
方向溝の1つをより大きな横断面に形成し、その結果噴
射された中空円錐形噴流の外周上に、燃焼室内への特に
深い燃料噴射を生ぜしめる、比較的高い密度範囲を形成
することも可能である。
【0064】有利には軸方向溝103は火花熔剤又は電
気化学的材料除去によって製作することができる。
【0065】図10は弁体91を備えたさらに別の弁ユ
ニット105を示し、弁体91は閉鎖ばね46のための
受容室として孔106を有し、この孔は支持面107を
経て弁孔90へ移行している。閉鎖ばね46はこの支持
面107と弁ニードル35に溶接されたばねスリーブ3
4″との間に緊縮され、弁ニードル35を閉鎖方向に予
め付勢しかつ閉鎖位置において弁ニードルの閉鎖ヘッド
42のシール面44を弁座41に当接した状態に保持し
ている。ばねスリーブ34″はその軸方向全長に亘って
延びている切欠き108を有し、該切欠きは、供給間隙
109を形成してこの間隙を通って燃料が孔106及び
弁孔90へ流れることができるようにするため、例えば
研削部又は縦溝として形成することができる。
【0066】溝92の、閉鎖ヘッド42側とは反対側に
続いていて弁孔90内にある弁ニードル35の区分は、
多数の螺旋状の溝110を有し、これらは、弁孔90の
内面と協働する相応する案内ウエブ111によって互い
に隔てられている。螺旋状の溝110により、流出する
燃料噴流に周方向の速度成分が与えられるばかりでな
く、さらに、螺旋状の案内ウエブ111により弁孔内に
おける弁ニードル35の良好な案内作用がえられる。
【0067】溝110が螺旋状に形成されていることに
基づいて、シール面44の前にある溝92内へ燃料が斜
めに流入することにより、燃料の、周方向で比較的一様
な分配がえられる。
【0068】溝110及び案内ウエブ111の螺旋状の
構成は場合によっては発生する堆積物の除去作用を改善
し、その結果、弁ニードル35のこのような構成によ
り、堆積物に対する弁ユニットの非敏感性を高めること
ができる。さらに別の利点は、螺旋状溝110は、調量
横断面が同じである場合、軸方向溝よりもより深く形成
することができ、その結果弁ユニット105を汚れに対
してさらに強くすることができる。
【0069】この弁ユニット105が、例えば図1又は
図6に示されている噴射弁において作動された場合、弁
ニードル35が電磁式操作装置17により開放方向へ押
圧され、その結果閉鎖ヘッド42のシール面44は弁座
41から離れる。弁ニードル35の開放行程はこの場合
正確な燃料調量のために何ら問題を生じない。それとい
うのは、噴射弁開放時にシール面44と弁座41との間
に形成される環状間隙は調量機能を有するものではな
く、たんに噴流形成に役立つに過ぎないからである。弁
ニードル35の行程は従って、図6の噴射弁におけると
同様に、電磁式操作装置17の可動子16のためのスト
ッパによって制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による噴射弁の略示断面図。
【図2】図1の噴射弁の弁ユニットの拡大略示断面図。
【図3】弁ニードルがその開放位置にある、弁孔範囲の
弁体の略示断面図。
【図4】一体化されたフィルタを備えた、ケーシング内
に挿入された弁ユニットの略示断面図。
【図5】一体化されたフィルタを備えた、ケーシング内
に挿入された弁ユニットの略示断面図。
【図6】本発明による別の噴射弁の略示断面図。
【図7】弁ニードルの別の一実施例を示すための、弁孔
の範囲の弁体の略示断面図。
【図8】図7のほぼA−A線及びほぼB−B線による断
面図。
【図9】弁ニードルの別の実施例を示すための、弁孔の
範囲の弁体の略示断面図。
【図10】本発明による噴射弁のための別の弁ニードル
の略示断面図。
【符号の説明】
10 ケーシング、 11 ケーシング本体、 12
中間リング、 13出口部分、 14 フランジ、 1
5 区分、 16 可動子、 17 電磁式操作装置、
18 接続部分、 19 端部区分、 20 パッキ
ン、 21貫通孔、 22 支持段部、 23 ばね、
24 調節スリーブ、 25 貫通通路、 26 絞
り、 27 マグネットコイル、 28 キャップ、
29電気的接続ケーブル、 30 ケーブル通し孔、
31 弁ユニット、 32延長部分、 32′ 延長部
分、 33 切欠き、 34 ばねスリーブ、35 弁
ニードル、 36 孔、 37 弁体、 38 案内
孔、 38′ 弁孔、 39 フランジ、 40 端
面、 41 弁座、 42 閉鎖ヘッド、43 環状
溝、 43′ 環状通路、 44 シール面、 45
供給孔、 46 閉鎖ばね、 47 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルティン ミュラー ドイツ連邦共和国 メークリンゲン フリ ードリッヒシュトラーセ 24 (72)発明者 クリスティアン プロイスナー ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン ベルガーゲスレ 8

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射弁であって、 ケーシング内に配置された弁体を有し、該弁体が噴射開
    口を形成するため弁座によって取囲まれた弁孔を有して
    おり、該弁孔を通って、閉鎖ヘッドを有する弁ニードル
    が延びていて、弁座と協働する閉鎖ヘッドが弁閉鎖時に
    噴射側で弁座に当接しており、 閉鎖ばねを有し、該閉鎖ばねが弁ニードルをその閉鎖位
    置に予め付勢しており、 操作装置を有し、該操作装置が弁ニードルを操作エレメ
    ントにより閉鎖ばねの力に抗して開放位置へ作動させる
    形式のものにおいて、 操作エレメント(16,32;16,32′)が、弁閉
    鎖時に、開放方向に作用するばね(23)により弁ニー
    ドル(35)に当接した状態に保持されていることを特
    徴とする、噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内へ燃料を直
    接噴射するための噴射弁。
  2. 【請求項2】 操作エレメントが電磁式操作装置(1
    7)の可動子(16)を含んでおり、該可動子が管状又
    は棒状の延長部分(32,32′)を介して弁ニードル
    (35)に係合していることを特徴とする、請求項1記
    載の噴射弁。
  3. 【請求項3】 延長部分(32,32′)がケーシング
    (10;10′)の管状の出口部分(13;13′)内
    に案内されていることを特徴とする、請求項2記載の噴
    射弁。
  4. 【請求項4】 弁ニードル(35)にばねスリーブ(3
    4;34′)が固定されており、該ばねスリーブに閉鎖
    ばね(46)が支持されており、かつ該ばねスリーブが
    行程を制限するために、弁体(37;53)に設けられ
    たストッパ(47;56)と協働する端面(48,4
    8′)を有していることを特徴とする、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の噴射弁。
  5. 【請求項5】 弁ニードル(35)がその閉鎖ヘッド
    (42)の範囲に、周方向に環状に延びている溝(4
    3;97)を有し、該溝が弁孔(90)の内壁と環状通
    路(43′)を形成しており、該環状通路に噴射方向に
    調量横断面が接続していることを特徴とする、請求項1
    から4までのいずれか1項記載の噴射弁。
  6. 【請求項6】 調量横断面が円錐周面状の環状間隙によ
    り形成されており、該環状間隙が、弁開放時に、弁座
    (41)と閉鎖ヘッド(42)に設けられたシール面
    (44)との間に形成されることを特徴とする、請求項
    5記載の噴射弁。
  7. 【請求項7】 調量横断面が円筒形の環状間隙(50)
    により形成されており、該環状間隙が弁ニードル(3
    5)の円筒形の段部(49)と弁孔の内壁とによって形
    成されることを特徴とする、請求項5記載の噴射弁。
  8. 【請求項8】 調量横断面が、円筒形に配置されている
    多数の調量間隙(96;103;110)によって形成
    されていることを特徴とする、請求項5記載の噴射弁。
  9. 【請求項9】 調量横断面(110)が、弁ニードル
    (35)に設けられている螺旋状の溝(110)によっ
    て形成されていることを特徴とする、請求項8記載の噴
    射弁。
  10. 【請求項10】 環状通路(43′)に、弁体(37;
    53;53′)中の、接線方向成分をもって該環状通路
    に開口する、単数又は複数の供給孔(45)が所属して
    いることを特徴とする、請求項5から8までのいずれか
    1項記載の噴射弁。
  11. 【請求項11】 弁体(53;53′)にフィルタ装置
    (62;63)が所属しており、該フィルタ装置が、環
    状通路(43′)内に開口する単数又は複数の供給孔
    (45)の燃料流れ方向でみて上流側に配置されている
    ことを特徴とする、請求項5から10までのいずれか1
    項記載の噴射弁。
  12. 【請求項12】 フィルタ装置として間隙フィルタ(6
    3)が設けられており、該間隙フィルタが、弁体(5
    3′)の外面と、出口部分(13′)内の切欠き(3
    3)の、上記弁体を取囲む内面(65)との間に、形成
    されていることを特徴とする、請求項11記載の噴射
    弁。
JP9000493A 1996-01-13 1997-01-07 噴射弁、特に内燃機関の燃焼室内へ燃料を直接噴射するための噴射弁 Pending JPH09195884A (ja)

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KR20120014139A (ko) * 2009-05-06 2012-02-16 로베르트 보쉬 게엠베하 연료 분사 장치

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