JPH0543182Y2 - - Google Patents

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JPH0543182Y2
JPH0543182Y2 JP15598187U JP15598187U JPH0543182Y2 JP H0543182 Y2 JPH0543182 Y2 JP H0543182Y2 JP 15598187 U JP15598187 U JP 15598187U JP 15598187 U JP15598187 U JP 15598187U JP H0543182 Y2 JPH0543182 Y2 JP H0543182Y2
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frame
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sash
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、躯体に取付けられている既設サツ
シ枠をそのままにして、これを覆い包むようにし
て取付ける改装サツシに関する。
(従来の技術) 周知の如く家屋や建物の窓として、スチールサ
ツシやアルミサツシを取付けられるに至つている
が、これらのサツシは古くなるにつれて退色する
し、錆が発生して見苦しくなる。特に塩風が吹き
付ける海岸地帯、或は有毒ガスの多い工業地帯の
家屋や建物のサツシにあつては、サツシの傷みが
早い。傷んだサツシは新しいサツシとそつくり取
替えるか、実開昭62−27184号の如く傷んだサツ
シの外枠をそのまま残し、その外枠を利用して新
しい改装サツシを取付けている。
(考案が解決しようとする問題点) 傷んだサツシを取外し、代りに新しいサツシを
取付けるには、外装材の一部を取外し、躯体の一
部を破壊して外枠を取外した後、新しい外枠を取
付け、破壊した躯体を修復し、外装材を再び取付
けなければならない面倒がある。又既設サツシの
外枠を残し、その外枠を利用して改装サツシを取
付けると、改装サツシの雨仕舞が困難で、取付部
材から雨が浸入しやすい欠点があつた。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 既設サツシ枠を取残した躯体開口部の室内側に
取付ける額枠と、開口部の室外側に取付ける出窓
の間に、既設サツシ枠の内周で架装する天板、床
板及び囲板を設け、柱の取付部を少なくとも2個
所で防水し、屋根取付部の下方に受樋を兼た屋根
支持材を取付け、躯体開口部の室外側下部に水切
りを備え、出窓の室外側に開閉自在な小窓を設け
るようにしたものである。
(作用) 出窓の柱取付部が2個所で防水されているの
で、雨水の浸入を防止することができるし、特に
浸水しやすい出窓上部には、受樋を兼た屋根支持
材が取付けられているので、例え屋根の取付部よ
り浸水しても、これを支持材で受水して排水し得
る。
(実施例) 次に本案改装サツシの構造を実施例の図面によ
り説明すると、Fは躯体開口部に取残した既設サ
ツシ枠で、サツシ枠Fの取付部より室内側に躯体
開口部の露出口面を隠蔽する当木Dを取付け、躯
体の室内側に内装材Pを取付け、室外側にコーキ
ングCを施している。1は取残した既設サツシ枠
Fに対応して躯体の室内側に取付ける額枠で、額
枠1は左右竪骨1B,1B間の上下に横骨1A,
1A′をビス止めし、横骨1A1A′の側端をキヤ
ツプ10で塞ぎ、竪骨1Bの内周側に、既設サツ
シ枠Fの内周で室外向きに開口する凹溝条22
を、又上下横骨1A,1A′の内周側に竪骨1B
と同様の凹溝条21を設け、横骨1A,1A′は
凹溝条21内に小溝条31を形成し、横骨1A,
1A′に設けた外周片1aを躯体内装材Pに釘付
けするものであり、竪骨1Bは凹溝条22に設け
た内周片1bを当木Dに釘付けするものである。
3は開口部に近い躯体外面の上部に釘付けする屋
根支持材で、支持材3は躯体に釘付けする取付板
3aの上に、躯体より外側に張出し上向きに屈曲
するL型の外折片3bを設け、取付板3aの下に
外折片3bより更に室外に張出す樋片3cを有
し、取付板3aと躯体間、及び外折片3bと躯体
間にコーキングCを施される。4は躯体開口部の
室外側に取付ける出窓で、出窓4は既設サツシ枠
Fの室外側に空室Aを形成する出窓体14と、出
窓体14の上部に取付ける屋根8、及び出窓体1
4を下部より支持する床下部9より構成され、出
窓体14は開口部より側方の躯体外面に直立する
柱5,5′と、左右柱5,5′間の上部に取付ける
上部材61、下部に取付ける下部材62、及び柱
5,5′の上下より室外向きに張出す腕材63,
64、腕材63,64の先に取付ける小窓7より
構成されている。その内、柱5は既設サツシ縦枠
材f3の見付幅Hより大きい中空部5aの外側に、
躯体に当接する接合部5bを設け、接合部5bに
コーキング用の凹部5cを形成し、中空部5aの
内側寄りに室外向きに開口する外向溝33を、又
内側端に前記竪骨凹溝条22と相対する凹溝条2
3を設け、既設サツシ縦枠材f3の少なくとも上下
に室外まで張出す固定板40をビス止めし、該固
定板40に柱5をビス止め固定し、柱5と躯体
間、及び柱5と既設サツシ縦枠材f3の間にーキン
グCを施している。上部材61は下部に既設サツ
シ上枠材f1の下方まで延長する内向片6cと、内
向片6cの下に上横骨小溝条31と相対する小溝
条32を設け、上部材61の中間部に室外向きに
開口する凹溝35を有し、下部材62は矩形中空
断面を成している。上腕材63は下部に上部材凹
溝35と連通する凹溝36と、下向きに開口する
下向溝6aを設け、下腕部64は下部材62より
上方で空室A側に向けて開口する凹溝条24と、
前記上腕材63の下向溝6aと相対する上向溝6
bを有している。小窓7は上枠7Aと下枠7B、
及び縦枠7Cより構成され、縦枠7Cの室内側に
柱外向溝33と相対する内向溝34を、又上枠7
Aの室内側に上部材凹溝35と相対する凹溝37
を設け、下枠7Bの室内側に下横骨1A′の凹溝
条21と相対する凹溝条25を設け、小窓7内に
障子を開閉走行可能に、或はドアを開閉揺動可能
に備えている。屋根8は支持材3に一端を係止す
る基部材8Aと、基部材8Aの先に連続し小窓上
枠7Aに嵌合係止する先部材8B、及び両部材8
A,8Bの側端に跨がつて嵌合する側面キヤツプ
18より構成され、基部材8Aの内縁8aを支持
材3のコーキングC済外折片3bに嵌合係止され
る。床下部9は小窓下枠7Bを支持する前桁9A
と、下腕材64を支持する側桁9B、及び底を塞
ぐ皿板9Cから構成され、前桁9Aが下枠7Bよ
り下方に延長した縦枠7C,7C間に、又側桁9
Bが縦枠7Cの下方延長部と柱5間に取付けら
れ、皿板9Cの一端は下部材62の下より室内側
に折返して取付け、他端を前桁9Aに挿入固定
し、側端を側桁9Bに挿入固定している。11は
額上横骨1Aより上部材61まで達する内天板
で、内天板11は上横骨1Aと上枠7Aの小溝条
31,32間に挿入し、既設サツシ上枠材f1を隠
蔽する。12は上部材凹溝35より小窓上枠7A
の凹溝37に挿入する外天板で、外天板12の側
縁が上腕材凹溝36にも挿入する。13は額下横
骨1A′の凹溝条21と小窓下枠7Cの凹溝条2
5に挿入する床板で、床板13はその側部が下腕
材凹溝条24にも挿入する。16は額竪骨1Bの
凹溝条22より柱5の凹溝条23に挿入する囲板
で、囲板16は既設サツシ縦枠材f3を隠蔽する。
41は下部材61より当木Dに取付けるカバー
で、カバー41の一部を下枠材f2にもビス止め
し、下枠材f2を隠蔽する。42は柱5の室内側下
部に取付ける水切りで、水切り42は下部材62
より下方において室外向きに下降傾斜する斜壁4
aを有する。19は柱外向溝33と小窓縦枠7C
の内向溝34間に嵌挿する側板で、側板19の上
下縁部が上腕材下向溝6aと下椀材上向溝6bに
も嵌挿する。15は柱5の下端に嵌合する柱キヤ
ツプ、17は小窓縦枠7Cの下端に嵌合する盲キ
ヤツプである。
本案の改装サツシは上記構造であるから、予め
既設サツシ枠Fを取残した開口部の大きさに合わ
せて額枠1と小窓7及び出窓体14を構成してお
き、先ず躯体開口部の室内側に額枠1を取付け、
開口部より上の躯体外面に支持材3の樋片3cを
室外向きにして取付ける。
次いで開口部側方の躯体室外側に柱5,5′を
取付け、両柱5,5′間の上部に上部材61を、
下部に下部材62を取付け、且つ両柱5,5′の
上部より室外向きに腕材63を、下部に側桁9B
を取付けると共に、側桁9Bの先に前桁9Aを取
付け、前桁9Aと下部材62間に皿板9Cをビス
止めし、皿板9Cの縁部を側桁9Bにビス止めし
て床下部9を構成した後、側桁9Bの上部に下腕
材64を載置係止し、これを柱5に固定する一
方、上下腕材63,64の先に床下部前桁9Aの
上部に載置係止する小窓7を取付け、その際、上
腕材63と下腕材64間に室外側より側板19を
嵌挿しておき、床下部9の上に出窓体14を構成
し、柱5,5′間の下部室内側に水切り42を取
付け、出窓体14の上に屋根8を取付ける。屋根
8は基部材8Aの前部を小窓上枠7Aに係止し、
内縁8aを支持材3の外折片3bに嵌合係止し、
先部材8Bを基部材8Aと小窓上枠7Aに嵌合係
止するものである。
躯体に取付ける柱5と屋根支持材3は、コーキ
ングCを施して防水しておく。出窓4の取付け
後、額上横骨1Aと上部材61の間に内天板11
を、上部材61と小窓上枠7A間に外天板12を
嵌合し、額下横骨1A′と小窓下枠7Bの間に床
板13を嵌合し、額竪骨1Bと柱凹溝条23の間
に囲板16を取付ける一方、屋根8の側端に側面
キヤツプ18を、柱5の下端に柱キヤツプ15を
適宜嵌合する一方、小窓縦枠7Cの下端に盲キヤ
ツプ17を適宜嵌合する。
尚、本案改装サツシは上記実施例に限定される
ものではなく、予め出窓体14を組立構成し、こ
れに床下部9を取付け、床下部9付きの出窓体1
4を開口部の室外側に取付けることもできる。又
屋根8を構成する基部材8Aと先部材8B、小窓
下枠7Bと床下部前桁9A、及び床下部側桁9B
と腕材64を一体成形しても同様の目的を達す
る。更に額枠1と出窓体14、屋根8、床下部9
の形状構造、及びそれらの組立と取付手順等は、
本案の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
〔考案の効果〕
従つて本案改装サツシは、取残した既設サツシ
縦枠材に固定板を取付けるだけで、額枠や出窓を
既設サツシ枠に拘束されることなく取付け得るた
め、その取付けが著しく簡単容易となる。しかも
躯体の室外側に取付ける柱は、少なくとも2個所
でコーキングされるため、防水効果も高く、特に
防水の困難な屋根取付部の下方には、躯体より室
外側に支持材の樋片が張出しているので、例え屋
根取付部より雨水が浸入しても、支持材によつて
受水され、柱下部に設けた水切りより外部に排水
される。又躯体開口部の室内側に取付ける額枠と
室外側に取付ける出窓間に、天板と床板、及び囲
板を嵌挿し、それらの板によつて既設サツシ枠を
隠蔽するものであるから、既設サツシ枠の開放口
より1回り小さくなるが、出窓によつて室外側に
空室が形成されるため、利用空間が増大する利点
がある等、本案改装サツシは古くなつたり傷つい
たサツシの交換に有益な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案改装サツシの取付例を示す縦断面
図、第2図は類例改装サツシの要部分解縦断面
図、第3図イ,ロは類例改装サツシの取付例を示
す横断面図、第4図は出窓体の取付例を示す要部
横断面図、第5図は出窓体の一部縦断面図であ
る。 F……既設サツシ枠、f1,f2,f3……枠材、C
……コーキング、D……当木、P……内装材、H
……縦枠材の見付幅、1……額枠、1A,1
A′……横骨、1B……竪骨、3……支持材、4
……出窓、4……出窓体、5,5′……柱、61,
62……上下部材、63,64……上下腕材、7
……小窓、7A……上枠、7B……下枠、7C…
…縦枠、8……屋根、8A……基部材、8B……
先部材、9……床下部、9A……前桁、9B……
側桁、9C……皿板、11……内天板、12……
外天板、13……床板、16……囲板、21,2
2,23,24,25……凹溝条、31,32…
…小溝条、33……外向溝、34……内向溝、3
5,36,37……凹溝、19……側板、10,
15,17,18……キヤツプ、40……固定
板、41……カバー、42……水切り、A……空
室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 既設サツシ枠Fを取残した躯体開口部の室内側
    に取付ける額枠1と、開口部の室外側に取付ける
    出窓4、躯体開口部の上部室外側に取付ける支持
    材3から構成され、出窓が既設サツシ枠の室外側
    に空室Aを形成する出窓体14と、その上部に取
    付ける屋根8、及び出窓体を下部より支持する床
    下部9より構成され、出窓体が開口部側方の躯体
    外面に直立する柱5,5′と、左右柱間の上下部
    に取付ける部材61,62、両柱の上下より室外
    向きに張出す腕材63,64、及び腕材の先に取
    付ける小窓7より構成され、額枠より出窓の小窓
    まで達する床板13と、額枠より出窓体の柱に嵌
    挿する内天板11及び囲板16によつて既設サツ
    シ枠を隠蔽し、上部材と小窓上枠7A間に外天板
    12を、出窓体の側方に側板19を嵌合する改装
    サツシ。
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