JPH0543034A - 搬送スクリユーの制御方法 - Google Patents

搬送スクリユーの制御方法

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JPH0543034A
JPH0543034A JP3231178A JP23117891A JPH0543034A JP H0543034 A JPH0543034 A JP H0543034A JP 3231178 A JP3231178 A JP 3231178A JP 23117891 A JP23117891 A JP 23117891A JP H0543034 A JPH0543034 A JP H0543034A
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conveyor screw
guide path
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満 吉田
Masahiro Fujimura
正寛 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの間欠的な搬送時に、搬送スクリュー
停止時にガイド路からワークが落下することを防止し、
搬送スクリューの回転に応じた量のワークを搬送できる
とともに、ワークが搬送スクリューとガイド路間に挟ま
れることを防止すること。 【構成】 搬送スクリューは、基端部の駆動モータの間
欠的に所定回転して(SP1)、ガイド路部分で所定量
のワークを先端側に搬送する(SP2)。搬送スクリュ
ーは、停止する際(SP3)に逆方向に1回転するため
(SP4)、ワークは僅かに戻される。これにより、搬
送スクリュー停止時に、ガイド路端部からワークが落下
することなく、搬送スクリューの回転に対応した量のワ
ークを常時搬送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組合せ計量機に用いら
れる搬送スクリューの回転を制御する制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、組合せ計量機を示す側面図、図
3は、同計量機の正面図である。この組合せ計量機は、
装置筐体11の最上部には、投入ホッパ12が設けら
れ、ワークWが投入される。投入ホッパ12の下部に
は、複数の搬送スクリュー14が並んで配置される。こ
の搬送スクリュー14は、上部が開放されたすり鉢状の
ガイド路14b内に設けられ、搬送スクリュー14の基
端に設けられた駆動部14aの回転動作によりワークW
を、この基端側の投入ホッパ12下部位置から計量機前
方向の搬送スクリュー14先端部に搬送供給するもので
ある。搬送スクリュー14先端部位置には、各々対応し
て円筒形状のプールホッパ15が設けられている。この
プールホッパ15は、筐体11に固定の底板15a上に
複数個載置されている。プールホッパ15は、ワークW
を収容した状態でシリンダ16の伸張により底板15a
より前方に移動して所定量のワークWを下方に落下させ
る。
【0003】このワークWの落下位置には、円筒形状の
計量ホッパ17が複数個設けられている。この計量ホッ
パ17は、各々独立した底板18上に載置されている。
底板18は、筐体11内部に設けられた計量ロードセル
18aに連結されており、計量ロードセル18aはワー
クWを計量する。そして、各計量ホッパ17の計量値を
組み合わせることにより、所望の計量値を得ることがで
き、指定された計量ホッパ17のみシリンダ19の伸張
により底板18前方に移動され、内部のワークWを落下
させる。計量ホッパ17の下部位置には、平板状の集合
板22が設けられている。集合板22上には、この集合
板22上部のワークWを中央部にかき集めるスクレーパ
23が設けられている。スクレーパ23により集められ
たワークWは、集合シュート22aを介し次工程に搬出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の組合せ計量機では、搬送スクリュー14の回転が一
方向でワークWを前進させるのみであったため以下のよ
うな問題点を生じた。前記搬送スクリュー14aは、上
部が開放されたすり鉢状のガイド路14b内に設けられ
ており、ワークWは、ガイド路14bに沿って搬送スク
リュー14aにより搬送される構成であるため、ワーク
Wの種類によっては、図4の部分正面図に示すように、
このワークWが搬送スクリュー14aとガイド路14b
間に挟まった状態となりやすかった。この場合、搬送ス
クリュー14aは回転動作できず、無理に回転させよう
とすると、搬送スクリュー14aあるいはワークWが破
損する危険性がある。
【0005】また、ワークWは、搬送スクリュー14a
の回転により搬送され、プールホッパ15に対して搬送
スクリュー14aの回転に同期してワークWを供給し、
プールホッパ15に所定量のワークWが供給された時点
で搬送スクリュー14aを停止させて供給を止める構成
であるが、搬送スクリュー14aが停止した後において
も先端部分のワークWがプールホッパ15に落下する問
題点があった。これにより、ワークWの計量値にムラが
生じることとなり、高精度な組合せ計量を行えなくなる
不具合を新たに発生させた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、間欠的な搬送を行う際に、この搬送停止時に
はワークの落下を防止でき、搬送時に定められた所定量
のワークを搬送できるとともに、ワークの搬送時に搬送
スクリューに噛みこまれることなく容易に搬送できる搬
送スクリューの制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による搬送スクリューの制御方法は、ガイド
路14b内に設けられる搬送スクリュー14を、該搬送
スクリュー14の基端に設けられた駆動モータ14aで
間欠的に回転させることにより、所定量のワークWを該
ガイド路14bの基端側から先端側に搬送する搬送スク
リューの制御方法であって、前記搬送スクリュー14を
所定量正回転させてワークWを搬送させて停止した後、
該搬送スクリュー14を少なくとも逆方向に1回転させ
る動作を連続的に繰り返すことを特徴としている。
【0008】
【作用】駆動モータ14aの動作による搬送スクリュー
14の正回転により、回転数に対応する所定量のワーク
Wがガイド路14b部分を搬送スクリュー14の基端側
から先端側に搬送される。搬送スクリュー14は所定回
転して停止した後、少なくとも1回逆回転することによ
りガイド路14bの先端側のワークWが戻され、ガイド
路14b端部位置からワークWが落下することがない。
【0009】
【実施例】図2、及び図3に示す組合せ計量機における
ワークWの流れの中で、駆動モータ14aの駆動量は、
学習機能による記憶量で制御されている。すなわち初期
設定時には、駆動モータ14aの回転量に対応するワー
クWの計量値が記憶されており各計量ホッパ17部分に
おける組合せ計量のための所望する各計量値に対応すべ
く駆動モータ14aの回転量が制御される構成である。
【0010】本発明による搬送スクリューの制御方法を
図1のフローチャートに示す。搬送スクリュー14は駆
動モータ14aの間欠動作により間欠回転される。ま
ず、駆動モータ14aを制御して搬送スクリュー14を
正方向に所定回転させる(SP1)。これにより搬送ス
クリュー14が正方向に回転して、ワークWが投入ホッ
パ12下部から取り出され、順次、プールホッパ15内
に搬送供給される(SP2)。学習機能による搬送スク
リュー14の所定回転後、この搬送スクリュー14は停
止する(SP3)。この状態でプールホッパ15内に
は、所定量のワークWが収容されることになる。この
後、ワークWは計量ホッパ17に移され計量された後、
他の複数の計量ホッパ17内のワークWと組み合わせら
れて所定重量となり排出される。
【0011】次に、搬送スクリュー14は、所定回転
(例えば1回転)だけ、逆方向に回転する(SP4)。
このため、ワークWは、搬送方向と逆方向に所定量戻
る。このため、搬送スクリュー14及びガイド路14b
先端部のワークWは、搬送スクリュー14停止後におい
てガイド路14bからプールホッパ15へ落下すること
がない。このため、ワークWは、搬送スクリュー14回
転時にのみ搬送されてプールホッパ15に供給され、搬
送スクリュー14停止時にはプールホッパ15に自然落
下することがないため、回転制御と搬送量とを関係づけ
ることができる。上記搬送スクリュー14の回転制御
は、プールホッパ15内のワークWが計量ホッパ17に
供給される度に組合せ計量機が停止するまで(SP5)
の期間、連続して間欠作動される。
【0012】そして、搬送スクリュー14は、毎回の間
欠動作時に、所定数の正回転後、逆回転する構成である
ため、搬送スクリュー14とガイド路14b間に挟まり
やすい性質のワークWであっても、搬送スクリュー14
が逆回転して過度に挟まれる以前に脱却できるため、連
続した動作に影響を与えることがなく、安定した搬送を
行うことができる。
【0013】尚、上述した実施例では、本発明の制御方
法を組合せ計量機に設けられた間欠動作する搬送スクリ
ューに適用した例で説明したが、他、組合せ計量機に限
らず間欠動作する搬送スクリューが設けられた装置に対
し本発明の制御方法を適用してもよく、この場合におい
ても上述した実施例同様の作用効果を得ることができ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の搬送スクリューの制御方法によ
れば、間欠動作する搬送スクリューは、正回転でこの回
転数に対応する所定量のワークをガイド路部分で搬送ス
クリューの基端側から先端側に搬送するが、この搬送ス
クリューは、所定回転して停止した後、少なくとも1回
逆回転するため、ガイド路の先端側のワークが戻され、
ガイド路端部位置からワークが落下することがない。こ
れにより、常時一定量のワークを間欠的に搬送できる。
また、搬送スクリューの逆回転動作により、搬送スクリ
ュー及びガイド路間でワークが挟まれることなく、安定
した搬送供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送スクリューの制御方法による
動作フローチャート。
【図2】組合せ計量機を示す側面図。
【図3】同計量機の正面図。
【図4】搬送スクリューの部分正面図。
【符号の説明】
14…搬送スクリュー、14a…駆動モータ、14b…
ガイド路、15…プールホッパ、W…ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド路(14b)内に設けられる搬送
    スクリュー(14)を、該搬送スクリューの基端に設け
    られた駆動モータ(14a)で間欠的に回転させること
    により、該ガイド路の基端側から先端側に所定量のワー
    ク(W)を搬送する搬送スクリューの制御方法であっ
    て、 前記搬送スクリューを所定量正回転させてワークを搬送
    させて停止した後、該搬送スクリューを少なくとも逆方
    向に1回転させる動作を連続的に繰り返すことを特徴と
    する搬送スクリューの制御方法。
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JPH0771997A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Syst Keisoku:Kk 食品自動計量装置
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