JP3176807B2 - 穀物計量・移送装置及び同装置を装備する共同穀物施設 - Google Patents

穀物計量・移送装置及び同装置を装備する共同穀物施設

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JP3176807B2
JP3176807B2 JP23161294A JP23161294A JP3176807B2 JP 3176807 B2 JP3176807 B2 JP 3176807B2 JP 23161294 A JP23161294 A JP 23161294A JP 23161294 A JP23161294 A JP 23161294A JP 3176807 B2 JP3176807 B2 JP 3176807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、米や麦等の穀
物を貯留する共同穀物施設に備える穀物計量・移送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、共同穀物施設の一形態として、複
数の農家から荷受けた穀物を荷受けホッパーに収容し、
同荷受けホッパーより荷受け計量機に穀物移送コンベア
を介して移送し、同穀物計量機により荷受け重量を計量
した後、原料タンクへ穀物移送コンベアを介して移送
し、同原料タンクより乾燥機に穀物移送コンベアを介し
て移送し、同乾燥機により穀物を乾燥処理した後、貯蔵
サイロへ乾物移送コンベアを介して移送し、同貯蔵サイ
ロより出荷計量機に穀物移送コンベアを介して移送し、
同出荷計量機により荷受けした重量だけ計量して出荷す
るようにしたものがある。
【0003】また、被計量物を移送しながら計量する計
量装置はある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した共
同穀物施設では、穀物を計量する荷受け計量機と出荷計
量機にそれぞれ穀物移送コンベアにより移送した後、各
計量機により穀物の重量を計量するようにしているため
に、移送と計量のための時間を要すると共に、各計量機
と穀物移送コンベアの配設空間をそれぞれ必要として、
計量・移送処理時間と配設空間に無駄が多いという不具
合があった。
【0005】特に、荷受け計量機には、集中して多数の
農家より穀物が入荷されるために、効率良く計量・移送
処理する必要があるが、上記共同穀物施設では、その点
が不充分であった。
【0006】また、被計量物を移送しながら計量する計
量機では、移送しながら計量を行なうために、高い精度
の計量が行なえない。
【0007】そのために、単に、同計量機を上記共同穀
物施設に設けても、高い計量精度を要求される共同穀物
施設では、別途計量精度の高い計量機を設ける必要性が
生じて、その分、計量・移送処理時間と配設空間に無駄
が多くなるという不具合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、複
数の農家から穀物を荷受けして、同穀物を貯留する共同
穀物施設内に配設する穀物計量・移送装置であって、穀
物を供給する穀物供給手段と、同穀物供給手段より供給
された穀物を移送する穀物移送手段と、同穀物移送手段
と共に穀物の重量を計量する穀物計量手段と、上記穀物
移送手段により移送される穀物を検出する穀物検出手段
と、同穀物検出手段の検出結果にもとづいて穀物移送手
段に駆動の停止信号を出力する停止信号出力手段と、同
停止信号出力手段により駆動停止された穀物移送手段上
の穀物を計量すべく穀物計量手段に計量の出力信号を出
力する計量信号出力手段とを具備する穀物計量・移送装
置において、穀物移送手段により移送されてくる穀物の
区切りを検出する穀物区切り確認センサを設け、同穀物
区切り確認センサにより移送穀物の区切り検出されな
い場合には、穀物移送手段を停止させると共に、穀物供
給手段を停止させた状態にて、計量した後に続行する
か、計量せずに続行するか、中断操作するか、を停止信
号出力手段と計量信号出力手段とに判断させるようにし
たことを特徴とする穀物計量・移送装置を提供せんとす
るものである。
【0009】また、本発明は、共同穀物施設内に、穀物
を荷受けする荷受け部と、荷受けした穀物を一時滞荷さ
せる一時滞荷部とを設け、同荷受け部から一時滞荷部へ
の穀物移送経路途中に前記した穀物計量・移送装置を配
設したこと、前記した穀物計量・移送装置は、共同穀物
施設内に設けた穀物の貯蔵部の穀物取出口側に配設した
ことにも特徴を有する。
【0010】
【作用】荷受けした穀物を穀物計量・移送装置により計
量・移送する際には、穀物移送手段により穀物を移送
し、穀物検出手段が移送される穀物を検出した場合に、
停止信号出力手段が穀物移送手段に駆動の停止信号を出
力して、同穀物移送手段の駆動を停止し、その後、計量
信号出力手段が穀物計量手段に計量の出力信号を出力し
て、同穀物計量手段が穀物移送手段と穀物とを一緒に計
量し、穀物の重量だけを算出する。
【0011】従って、穀物計量・移送装置により穀物の
移送を行なうと共に、精度良く計量を行なうことができ
て、効率良く計量・移送処理を行なうことができ、しか
も、共同穀物施設内における穀物計量と移送に要する装
置の配設空間を削減することができる。
【0012】この際、穀物計量・移送装置は、例えば、
穀物移送経路途中、又は穀物貯蔵部の穀物取出口側に配
設することができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1は、本発明に係る穀物計量・移送装置
Mを装備する共同穀物施設Aの説明図である。
【0015】すなわち、共同穀物施設Aは、図1に示す
ように、複数の農家から穀物を荷受けする荷受け部1
と、同荷受け部1に荷受けした穀物を一時滞荷させると
共に半乾燥する一時滞荷部2と、同一時滞部2により半
乾燥させた穀物を仕上げ乾燥する乾燥部3と、同乾燥部
3により仕上げ乾燥させた穀物を長期間貯蔵する貯蔵部
4と、同貯蔵部4に貯蔵された穀物を精選する精選部5
と、同精選部5により精選された穀物を調整して出荷す
る出荷部6とを装備している。
【0016】図1中、9は一時滞荷ビン、10は乾燥機、
11は主貯蔵サイロ、12は副貯蔵サイロ、14は荷受けホッ
パー、15は荷受けコンベア、16は荷受け昇降機、17は粗
選機、18はビン投入昇降機、19はビン投入用移動コンベ
ア、20はビン取出用コンベア、21はビン取出用昇降機、
22は送風機、23は冷却ファン、25は乾燥機投入昇降機、
26は乾燥機投入コンベア、27は乾燥機取出中継コンベ
ア、28は乾燥機取出昇降機、29は乾燥サイロ昇降機、30
はサイロ投入昇降機、31は乾燥サイロ投入コンベア、32
は精選サイロ投入コンベア、33は乾燥サイロ取出コンベ
ア、34は精選サイロ取出コンベア、35は精選機投入昇降
機、36は精選機、37は売渡計量機、38は脱芒機、39はタ
ンク、40は計量機、41は昇降機、42は精選機取出昇降
機、43は調節タンク、44は籾昇降機、45は籾摺機、46は
振動コンベア、47は混合米昇降機、48は揺動選別機、49
は玄米昇降機、50は石抜機、51は粒選別機、52は良玄米
用昇降機、53は袋詰出荷タンク、54はサンプルパックス
チール、55はフレコン出荷タンク、56はフレコン、57は
フレコン計量機、58は中継昇降機、59は玄米張込昇降
機、60は張込ホッパー、61は粗米タンク、62は精米機、
63は石抜機、64は色彩タンク投入昇降機、65は色彩用タ
ンク、66は色彩選別機、67は色彩選別機取出昇降機、68
は軽量タンク、69は出荷計量機、70は出荷計量機取出昇
降機、71はバラ出荷タンク投入中継コンベア、72はバラ
出荷タンク投入移動コンベア、73は玄米タンク、74はバ
ラ出荷タンク取出コンベア、75はバラ出荷コンベア、76
は未熟粒中継昇降機、77は未熟粒昇降機、78は粒選別
機、79は未熟粒タンク、80は未熟粒計量機、81は着色粒
取出昇降機、82は着色粒タンク、83は送風機、84はサイ
ロ中継コンベアである。
【0017】上記のような構成において、本発明に係る
穀物計量・移送装置Mは、図1に示すように、ビン投入
昇降機18からビン投入用移動コンベア19への穀物移送経
路途中に配設しており、図2〜図4に示すように、基台
90上に穀物計量手段91を設け、同穀物計量手段91上に穀
物移送手段92を載設し、同穀物移送手段92の後部直上方
位置に穀物供給手段93を配設して、別途配設した制御手
段135 により同穀物供給手段93より穀物移送手段92に供
給した穀物Kの重量を、同穀物移送手段92による移送途
中で、穀物計量手段91により計量し、その後、計量した
穀物Kをシュート94を介してピン投入用移動コンベア19
に移送するように制御している。
【0018】穀物計量手段91は、図2〜図4に示すよう
に、基台90上に、前後一対の支持プレート95,95 を前後
方向に間隔を開けて固設し、各支持プレート95,95 上に
それぞれ左右一対のロードセル96,96,96,96 を載置し、
これら四個のロードセル96,96,96,96 上に前後方向に伸
延する計量フレーム97を横架している。98は、計量フレ
ーム97の下面に垂設して、支持プレート95の立上り壁95
a に形成した挿通孔(図示せず)中に上下摺動自在に挿
通した計量フレーム浮上り防止具、99は、支持プレート
95上に突設した揺れ止め用突片、100 は計量フレーム97
に取付けた当接具であり、同当接具100 が揺れ止め用突
片99に当接して計量フレーム97の揺れ止め機能を果すよ
うにしている。
【0019】このようにして、ロードセル96,96,96,96
により計量フレーム97上に載置された穀物Kの重量、す
なわち穀物移送手段92と、その上に載置された穀物Kの
重量を一緒に計量して、穀物の重量だけを算出すること
ができるようにしている。
【0020】穀物移送手段92は、図2〜図4に示すよう
に、前記穀物計量手段91の計量フレーム97上に前後方向
に伸延するコンベアフレーム101 を複数の支柱102 を介
して載置し、同コンベアフレーム101 の前後端部に前後
一対の従動軸103,104 を横架し、両従動軸103,104 間に
コンベアベルト105 を巻回する一方、コンベアフレーム
101 の前部にモータ支持ケース106 を垂設し、同モータ
支持ケース106 内にモータ107 を設け、同モータ107 の
出力軸107aの軸線を左右幅方向に向けて、同出力軸107a
に平行させてモータ支持ケース106 内に駆動軸108 を横
架し、両軸107a,108間に伝動ベルト109 を巻回し、さら
に、駆動軸108 にはコンベアベルト105の下側回動側部
の前部を掛回している。110 はガイド軸である。
【0021】そして、駆動軸108 には、図2に示すよう
に、コンベア回転検出センサとしてのロータリエンコー
ダ111 を取付けている。
【0022】このようにして、モータ107 を駆動させる
ことにより駆動軸108 を介してコンベアベルト105 を移
送動作させて、同コンベアベルト105 の上側回動側部の
後部直上方位置に配設した穀物供給手段93より供給され
る穀物Kを前方へ移送することができるようにしてい
る。
【0023】この際、コンベアベルト105 の移送動作を
ロータリエンコーダ111 により検出することができるよ
うにしている。
【0024】また、コンベアベルト105 の上側回動側部
の左右側位置には、図4に示すように、前後方向に伸延
する左右一対の穀物落下防止板112,112 をコンベアフレ
ーム101 の左右側壁105a,105a より立上げたステー113,
113 を介して対向配置している。
【0025】さらに、コンベアフレーム101 の左右側壁
101a,101a の上面には、図2及び図3に示すように、そ
れぞれ左右一対の穀物区切り確認センサ114,114 と、ゲ
ート閉位置検出センサ115,115 と、穀物検出手段として
のコンベア停止位置検出センサ116,116 とを取付けてお
り、穀物区切り確認センサ114,114 は、後述する穀物供
給手段93の近傍に配置し、ゲート閉位置検出センサ115,
115 は、コンベアフレーム101 の前部位置に配置し、コ
ンベア停止位置検出センサ116,116 はコンベアベルト10
5 の終端部近傍に配置している。
【0026】このようにして、コンベアベルト105 によ
り移送されてくる穀物Kをゲート閉位置検出センサ115,
115 が検出すると、後述する穀物供給手段93に設けたカ
ットゲート122 を閉塞動作させて穀物の供給を停止し、
さらに、移送されてくる計量物としての穀物Kをコンベ
ア停止位置検出センサ116,116 が検出すると、モータ10
7 の駆動を停止させてコンベアベルト105 の移送動作を
停止させる。そして、かかるコンベアベルト105 の停止
状態において、計量物としての穀物の区切りを穀物区切
り確認センサ114,114 により検出するようにしている。
【0027】穀物供給手段93は、図2及び図3に示すよ
うに、穀物移送手段92の後部直上方位置において、支持
体120 により支持して、穀物計量手段91に荷重が作用し
ないようにしており、支持体120 に穀物溜ホッパー121
を取付け、同ホッパー121 の下端開口部121aにカットゲ
ート122 を開閉自在に取付けると共に、同下端開口部12
1aより下方へ向けて矩形筒状の穀物飛散防止体123 を垂
下し、同穀物飛散防止体123 の下端をコンベアベルト10
5 の上面近傍に位置させ、しかも、同穀物飛散防止体12
3 の前壁下半部は、前上方へ跳ね上げた開放位置と、直
下方へ垂下させた閉塞位置との間で、開閉自在の穀物飛
散防止シャッター124 となしている。125 は開閉支軸、
126 はカットゲート駆動用シリンダ、127 はシリンダス
テーである。
【0028】そして、図2に示すように、穀物溜ホッパ
ー121 の外壁上部には溜ホッパー上限センサ130 を取付
け、また、同穀物溜ホッパー121 の外壁下部には計量物
有無検出センサ131 を取付けている。
【0029】このようにして、穀物Kを、ビン投入昇降
機18より穀物溜ホッパー121 内に、溜ホッパー上限セン
サ130 が検出作動するまで供給し、カットゲート駆動用
シリンダ126 によりカットゲート122 を開放動作させる
ことにより、穀物Kを、穀物溜ホッパー121 の下端開口
部121aよりコンベアベルト105 上へ穀物飛散防止体123
を通して落下させることができるようにしている一方、
同カットゲート122 を閉塞動作させることにより、下端
開口部121aからの穀物Kの落下を停止させることができ
るようにしている。
【0030】この際、穀物有無検出センサ131 が穀物溜
ホッパー121 内に穀物がないことを検出した場合には、
カットゲート駆動用シリンダ126 によるカットゲート12
2 の開放動作はなされないようにしている。
【0031】制御手段135 は、図5に示すように、制御
部136 の入力側に操作パネル部137と、ロードセル96,9
6,96,96 と、ロータリエンコーダ111 と、穀物区切り確
認センサ114,114 とゲート閉位置検出センサ115,115
と、コンベア停止位置検出センサ116,116 と、溜ホッパ
ー上限センサ130 と、穀物有無検出センサ131 とを接続
する一方、出力側にモータ107 と、カットゲート駆動用
シリンダ126 とを接続しており、穀物検出手段としての
コンベア停止位置検出センサ116,116 の検出結果にもと
づいて穀物移送手段92に駆動の停止信号を出力する停止
信号出力手段と、同停止信号出力手段により駆動停止さ
れた穀物移送手段92上の穀物を計量すべく穀物計量手段
91に計量の出力信号を出力する計量信号出力手段とを併
有している。138 はインバータであり、同インバータ13
8 を介してモータ107 はをインバータ制御ができるよう
にしている。139 はタイマーである。
【0032】上記のように構成した穀物計量・移送装置
Mは、制御手段135 によりシーケンス制御が行なえるよ
うにしており、次に、かかるシーケンス制御を、図6〜
図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0033】まず、図6に示すように、操作パネル部13
7に設けた計量開始押しボタン(図示せず)をONする
と(200)、あらかじめタイマー139に設定した計量・移送
完了時間が経過したか否かを判断し(201)、同完了時間
が経過していなければ(201N)、次に穀物溜ホッパー121
内に穀物が有るか否かを穀物有無検出センサ131により
検出し(202)、穀物が有れば(202Y)、制御部136よりカッ
トゲート駆動用シリンダ126に開放動作信号を出力し
て、同カットゲート駆動用シリンダ126によりカットゲ
ート122を開放動作させる(203)。
【0034】そして、タイマー139 をONさせると共に
(204) 、モータ107 を駆動させてコンベアベルト105 を
移送動作させる(205) 。
【0035】この際、ロータリエンコーダ111によりコ
ンベアベルト105の移送動作に異常が検出されず(206
N)、かつコンベア停止位置検出センサ116,116により移
送穀物のコンベア停止位置への到達が検出されず(207
N)、かつゲート閉位置検出センサ115,115により移送穀
物のゲート閉位置への到達が検出された場合(208Y)に
は、制御部136よりカットゲート駆動用シリンダ126に閉
塞動作信号を出力して、同カットゲート駆動用シリンダ
126によりカットゲート122を閉塞動作させる(209)。
【0036】続いて、ロータリエンコーダ111によりコ
ンベアベルト105の移送動作に異常が検出されず(210
N)、かつコンベア停止位置検出センサ116,116により移
送穀物のコンベア停止位置への到達が検出された場合(2
11Y)には、制御部136よりモータ107に停止信号を出力し
て、同モータ107の駆動を停止させて、コンベアベルト1
05の移送動作を停止させる(212)。
【0037】さらに、図7に示すように、穀物区切り確
認センサ114,114により移送穀物の区切りが検出された
場合(213Y)には、ロードセル96,96,96,96により穀物の
重量を計量する(214)。
【0038】ここで、図6に示すように、あらかじめ設
定された計量・移送完了時間が経過している場合(201Y)
には、残量計量信号がONされるが(217) 、かかる残量
計量信号がONされた場合に(215Y)、計量情報の記憶が
なされて(216) 、計量・移送を終了する。
【0039】また、図7に示すように、穀物区切り確認
センサ114,114により移送穀物の区切りが検出されない
場合(213N)には、図8のサブルーチンに示すように、再
度、制御部136よりモータ107に停止信号を出力してコン
ベアベルト105の移送動作を停止させると共に(218)、制
御部136よりカットゲート駆動用シリンダ126に閉塞動作
信号を出力して、同カットゲート駆動用シリンダ126に
よりカットゲート122を閉塞動作させた後(219)、計量し
た後に続行するか(220)、計量をせずに続行するか(22
1)、中断操作をするか(222)、を順次判断する。
【0040】そして、計量した後に続行する場合(220Y)
には、図7のメインルーチンにもどって計量を行ない(2
14) 、また、計量をせずに続行する場合(221Y)には、図
6のメインルーチンにもどって計量・移送完了時間が経
過したか否かの判断をし(201) 、また、中断操作をした
場合(222Y)には、図7のメインルーチンにもどって計量
・移送を終了する。
【0041】このようにして、穀物計量・移送装置Mに
より、穀物の重量を移送過程で自動的に計量することが
できるようにしており、しかも、万一、穀物移送手段92
や穀物供給手段93に異常が発生した場合には、制御手段
135 により適宜エラー処理が行なえるようにしているた
めに、移送過程で計量を行なっているにもかかわらず、
安全で、かつ、精度の良い計量を行なうことができる。
【0042】また、カットゲート122 の開閉度及び開閉
速度は、カットゲート駆動用シリンダ126 により後述す
る制御手段135 を介して任意に設定することができるよ
うにしており、同カットゲート122 の開閉度や開閉速度
を調節することにより、穀物溜ホッパー121 からコンベ
アベルト105 上に供給される穀物の量を均一に調節する
ことができるようにしている。
【0043】なお、本実施例では、穀物計量・移送装置
Mを荷受け部1から一時滞荷部2への穀物移送経路途中
に配設しているが、同穀物計量・移送装置Mの配設位置
は、何らこれに限られるものではなく、穀物の重量を計
量する計量機の配設位置であれば、移送手段も兼用させ
て配設することができ、例えば、売渡計量機37や出荷計
量機69に代えて配設することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0045】すなわち、請求項1記載の本発明では、穀
物の移送を行なうと共に、同移送を一旦停止させて精度
良く計量を行なうことができるために、効率の良い計量
・移送処理が行なえると共に、計量と移送に要する装置
の配設空間の削減が図れる。しかも、万一、穀物移送手
段や穀物供給手段に異常が発生した場合には、穀物区切
り確認センサを介して停止信号出力手段と計量信号出力
手段とにより適宜エラー処理が行なえるようにしている
ために、移送過程で計量を行なっているにもかかわら
ず、安全で、かつ、精度の良い計量を行なうことができ
る。
【0046】そして、請求項2記載の本発明では、共同
穀物施設内に、穀物を荷受けする荷受け部と、荷受けし
た穀物を一時滞荷させる一時滞荷部とを設け、同荷受け
部から一時滞荷部への穀物移送経路途中に穀物計量・移
送装置を配設しているために、荷受け部より供給される
穀物を、一時滞荷部側へ移送しながら、同穀物の重量を
精度良く計量した後、同一時滞荷部へ同穀物を供給する
ことができ、しかも、荷受け部と一時滞荷部との間の配
設空間内にコンパクトに配設することができる。
【0047】また、請求項3記載の本発明では、共同穀
物施設内に設けた穀物貯蔵部の穀物取出口側に穀物計量
・移送装置を配設しているために、穀物を取出しなが
ら、穀物の重量を精度良く計量することができて、初期
の荷受け量と最終の取出し量との照合を容易に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物計量・移送装置を装備した共
同穀物施設の説明図。
【図2】同穀物計量・移送装置の側面図。
【図3】同穀物計量・移送装置の側面図。
【図4】同穀物計量・移送装置の断面正面図。
【図5】制御手段のブロック図。
【図6】フローチャート
【図7】フローチャート
【図8】フローチャート
【符号の説明】
A 穀物計量・移送装置 1 荷受け部 2 一時滞荷部 3 乾燥部 4 貯蔵部 5 精選部 6 出荷部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−180423(JP,A) 特開 平3−61933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/00 - 7/02 109 G01G 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の農家から穀物を荷受けして、同穀
    物を貯留する共同穀物施設内に配設する穀物計量・移送
    装置であって、 穀物を供給する穀物供給手段と 同穀物供給手段より供給された穀物を移送する穀物移送
    手段と、 同穀物移送手段と共に穀物の重量を計量する穀物計量手
    段と、 上記穀物移送手段により移送される穀物を検出する穀物
    検出手段と、 同穀物検出手段の検出結果にもとづいて穀物移送手段に
    駆動の停止信号を出力する停止信号出力手段と、 同停止信号出力手段により駆動停止された穀物移送手段
    上の穀物を計量すべく穀物計量手段に計量の出力信号を
    出力する計量信号出力手段とを具備する穀物計量・移送
    装置において、 穀物移送手段により移送されてくる穀物の区切りを検出
    する穀物区切り確認センサを設け、同穀物区切り確認セ
    ンサにより移送穀物の区切り検出されない場合には、
    穀物移送手段を停止させると共に、穀物供給手段を停止
    させた状態にて、計量した後に続行するか、計量せずに
    続行するか、中断操作するか、を停止信号出力手段と計
    量信号出力手段とに判断させるようにしたことを特徴と
    する穀物計量・移送装置。
  2. 【請求項2】 共同穀物施設内に、穀物を荷受けする荷
    受け部と、荷受けした穀物を一時滞荷させる一時滞荷部
    とを設け、同荷受け部から一時滞荷部への穀物移送経路
    途中に請求項1記載の穀物計量・移送装置を配設したこ
    とを特徴とする共同穀物施設
  3. 【請求項3】 請求項1記載の穀物計量・移送装置は、
    共同穀物施設内に設けた穀物の貯蔵部の穀物取出口側に
    配設したことを特徴とする共同穀物施設
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013240570A (ja) * 2012-04-24 2013-12-05 Jd Japan Kk スケートボード
KR20200091659A (ko) * 2019-01-23 2020-07-31 최보규 곡물저장설비 및 곡물가공설비의 에너지 절감시스템 및 그 방법

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