JPH0542700U - 冷却フアン装置 - Google Patents

冷却フアン装置

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JPH0542700U
JPH0542700U JP9247291U JP9247291U JPH0542700U JP H0542700 U JPH0542700 U JP H0542700U JP 9247291 U JP9247291 U JP 9247291U JP 9247291 U JP9247291 U JP 9247291U JP H0542700 U JPH0542700 U JP H0542700U
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fan
fan shroud
hole
shroud
propeller
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低騒音で、高効率の冷却ファン装置を提供する
ことにある。 【構成】モータの回転軸に装着されたプロペラファン7
の前方に位置するファンシュラウド2に吸込み孔12を
設けるとともに、プロペラファン7の先端部近傍に位置
するファンシュラウド2に吹出し孔13を設け、かつ前
記ファンシュラウド2の外周部に前記吸込み孔12と吹
出し孔13とを連通するバイパス通路11を設ける。プ
ロペラファン7の回転によって吹出し孔13の近傍は負
圧となるため、ファンシュラウド2の吸込み口3から吸
込まれた空気のうち、ファンシュラウド2の壁面近くの
空気は吸込み孔12から吸込まれ、バイパス通路11を
通って吹出し孔13からファンシュラウド2の内部に吹
出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のラジエータの後部に設けられ、車体の前方から 空気を吸込んでラジエータを冷却する冷却ファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のラジエータの後部に設けられ、車体の前方から空気を吸込んでラジ エータを冷却する冷却ファン装置は、一般に図3に示すように構成されている。
【0003】 すなわち、1はラジエータで、この後部にはファンシュラウド2が設けられて いる。このファンシュラウド2には前部に吸込み口3が設けられ、このファンシ ュラウド2は前記吸込み口3に向って漸次拡開する円弧面に形成されている。
【0004】 このファンシュラウド2の後端部にはモータスティ4が設けられ、このモータ スティ4にはモータ5が固定されている。モータ5の回転軸6にはプロペラファ ン7が装着され、このプロペラファン7の回転によって吸込み口3から空気を吸 込み、エンジン8側へ吹出すように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ファンシュラウド2の内部でプロペラファン7が回転すると、図 4に示すように、ファンシュラウド2の壁面で速度の境界層aが発達し、速度分 布bに示すように、ファンシュラウド2の壁面に近付くにつれて速度が遅くなる 。
【0006】 この結果、プロペラファン7の羽根7aに対して一様な流れが当たらないため 、羽根7aの先端とそれ以外のところで不均一な揚力変動が生じる。この変動が 空気に反力として伝わり、空気の振動を引き起こす。したがって、プロペラファ ン7の回転にリンクした離散的な音が増大する。 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 低騒音で、ファンの効率を向上できる冷却ファン装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記目的を達成するために、プロペラファンの前方に位置する ファンシュラウドに吸込み孔を設けるとともに、プロペラファンの先端部近傍に 位置するファンシュラウドに吹出し孔を設け、かつファンシュラウドの外周部に 前記吸込み孔と吹出し孔とを連通するバイパス通路を設けたことにある。
【0008】
【作用】
プロペラファンの回転によって吹出し孔の近傍は負圧となり、ファンシュラ ウドの吸込み口から吸込まれた空気のうち、ファンシュラウドの壁面近くの空気 は吸込み孔から吸込まれ、バイパス通路を通って吹出し孔からファンシュラウド の内部に吹出される。したがって、ファンシュラウドの壁面にできる境界層は薄 くなり、均一な速度分布となる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明するが、従来と同一構成部 分は同一番号を付して説明を省略する。
【0010】 図1および第2図に示すように、ファンシュラウド2の外周壁には全周に亘っ て外ケース10が設けられ、この前縁はファンシュラウド2の前端部に溶接され 、後縁はプロペラファン7における羽根7aの後端近傍に位置するファンシュラ ウド2に溶接されている。したがって、外ケース10の内部は空洞部に形成され 、バイパス通路11を構成している。
【0011】 前記プロペラファン7の前方に位置するファンシュラウド2には複数個の吸込 み孔12が穿設され、前記バイパス通路11と連通している。さらに、プロペラ ファン7の羽根7aの先端部近傍に位置するファンシュラウド2には前記吸込み 孔12より大きい1個の吹出し孔13が穿設され、前記バイパス通路11と連通 している。
【0012】 したがって、前記吸込み孔12と吹出し孔13とはバイパス通路11を介して 連通しており、ファンシュラウド2の内部の空気の一部は吸込み孔12から吸込 まれ、バイパス通路11を介して吹出し孔13から吹出されるように構成されて いる。
【0013】 したがって、モータ5によってプロペラファン7を回転させると、ファンシュ ラウド2の吸込み口3から空気が吸込まれ、エンジン8側へ吹出される。このと き、プロペラファン7の回転によって羽根7aの先端部付近が負圧となり、吹出 し孔13からバイパス通路11の内部の空気を吸込む。
【0014】 このため、パイパス通路11の内部は負圧となり、ファンシュラウド2の壁面 近傍の空気は吸込み孔12からバイパス通路11に吸込まれ、境界層aの速度の 小さい部分は薄くなり、速度分布bは均一化される。
【0015】 このように速度分布bが均一化されると、プロペラファン7の羽根7aは均一 な揚力を受けることになり、変動は生じないため、それに起因して発生する音は 非常に小さく、低騒音の冷却ファンが実現される。また、羽根7aの先端部付近 の吹出しは流体力学的に隙間をシールするため、ファン効率も増加する。 なお、前記一実施例においては、自動車のラジエータの冷却ファンについて述 べたが、この考案は前記実施例に限定されず、他の冷却ファンにも適用できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、プロペラファンの前方に位置する ファンシュラウドに吸込み孔を設けるとともに、プロペラファンの先端部近傍に 位置するファンシュラウドに吹出し孔を設け、かつファンシュラウドの外周部に 前記吸込み孔と吹出し孔とを連通するバイパス通路を設けたことを特徴とする。 したがって、簡単な構成でありながら、低騒音で、高効率の冷却ファンを提供 できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わる冷却ファン装置の
要部を拡大して示す縦断側面図。
【図2】同実施例の冷却ファン装置の全体の縦断側面
図。
【図3】従来の冷却ファン装置の全体の縦断側面図、
【図4】従来の冷却ファンの一部を拡大して示す縦断側
面図。
【符号の説明】
2…ファンシュラウド、3…吸込み口、5…モータ、6
…回転軸、7…プロペラファン、11…バイパス通路、
12…吸込み孔、13…吹出し孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転軸に装着さ
    れたプロペラファンと、このプロペラファンを囲繞する
    とともに、吸込み口に向って漸次拡開する形状のファン
    シュラウドとからなる冷却ファン装置において、前記プ
    ロペラファンの前方に位置する前記ファンシュラウドに
    吸込み孔を設けるとともに、プロペラファンの先端部近
    傍に位置する前記ファンシュラウドに吹出し孔を設け、
    かつ前記ファンシュラウドの外周部に前記吸込み孔と吹
    出し孔とを連通するバイパス通路を設けたことを特徴と
    する冷却ファン装置。
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WO2013150711A1 (ja) * 2012-04-05 2013-10-10 パナソニック株式会社 送風装置
JP2014047692A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hitachi Ltd 軸流ターボ機械

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JPS6336099A (ja) * 1985-07-29 1988-02-16 ロツクウエル インタ−ナシヨナル コ−ポレ−シヨン 通気型シユラウド付インデユ−サ−

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JP2564135Y2 (ja) 1998-03-04

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