JPH0542682U - 電動圧縮機の引き出し線装置 - Google Patents
電動圧縮機の引き出し線装置Info
- Publication number
- JPH0542682U JPH0542682U JP9081091U JP9081091U JPH0542682U JP H0542682 U JPH0542682 U JP H0542682U JP 9081091 U JP9081091 U JP 9081091U JP 9081091 U JP9081091 U JP 9081091U JP H0542682 U JPH0542682 U JP H0542682U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- common end
- interphase insulating
- lead wire
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 主巻線又は補助巻線の共通端と異相との接触
を防止し絶縁性を向上させる。 【構成】 主巻線2,3と補助巻線4,5との相間絶縁
紙6が共通端の引き出しスロット付近で重なり合うよう
に挟持させ、共通端の重なり合った相間絶縁紙間に通し
た後絶縁チューブに挿入する。
を防止し絶縁性を向上させる。 【構成】 主巻線2,3と補助巻線4,5との相間絶縁
紙6が共通端の引き出しスロット付近で重なり合うよう
に挟持させ、共通端の重なり合った相間絶縁紙間に通し
た後絶縁チューブに挿入する。
Description
【0001】
本考案は主巻線又は補助巻線の共通端をコイルエンドから引き出す際の絶縁に 関するものである。
【0002】
一般に従来の電動圧縮機の引き出し線装置としては特公平1−36332号公 報に記載されているようなものがあった。この公報に記載されたものは、電動要 素と圧縮要素とを収納した密閉容器に、密封ターミナルを設け、この密封ターミ ナルの端子を容器の外から内に貫通させ、この端子にクラスタを接続することで 電動要素に電力を供給するものであった。
【0003】 この際、クラスタと固定子巻線とはリード線を介して接続されていたが、この ような接続では固定子巻線とリード線との接続があり、電動要素の組立作業性が 悪いものであった。このため、固定子巻線をクラスタに直接接続して組立作業性 の軽減が成されたものであった。
【0004】
このような従来の技術では、電動要素の組立作業性が向上する反面、主巻線及 び補助巻線の共通端を同一の絶縁チューブに挿入するため、主巻線又は補助巻線 のいずれかが異相間を渡る必要があり、この巻線の絶縁が充分に確保できない問 題点があった。
【0005】 本考案は、主巻線又は補助巻線の共通端の絶縁を確保できる引き出し線装置を 提供するものである。
【0006】
本考案の引き出し線装置は、電動要素と圧縮要素とを密閉容器内に収納した電 動圧縮機において、前記電動要素は主巻線及び補助巻線が挿入される複数のスロ ットと、主巻線と補助巻線とのコイルエンド間を絶縁する相間絶縁紙とを有し、 主巻線又は補助巻線の共通端を引き出すスロットに対応するコイルエンド間で相 間絶縁紙を重ねると共に、この重ねた相間絶縁紙間から前記共通端を引き出すよ うに成したものである。
【0007】
このように構成された電動圧縮機の引き出し線装置では、主巻線又は補助巻線 の共通端を相間絶縁紙の重なった間から引き出すことによって、共通端が異相の 巻線に接することがなくなる。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は電動要素の上面図であ る。1は固定子鉄心であり複数のスロットに主巻線2,3、補助巻線4,5が挿 入されている。尚、固定子鉄心1の内周に付した番号はスロットの番号を表わし ている。
【0009】 6は主巻線2,3と補助巻線4,5とのコイルエンド間に挟まれた相間絶縁紙 であり、スロット17〜スロット19間のラップ部Aで重なっている。このラッ プ部Aの端は熱溶着されて、相間絶縁紙6を輪状に形成している。尚、この相間 絶縁紙6は後に結束糸でコイルエンドを形成することによって位置ずれが防止さ れる。
【0010】 図2は、主巻線2,3と補助巻線4,5とスロットとの挿入関係を示すスロッ ト展開図である。7は補助巻線4,5の補助巻線端でありスロット10が引き出 されている。8は主巻線2,3の主巻線端でありスロット9から引き出されてい る。9は補助巻線の共通端でありスロット18から引き出され、10は主巻線の 共通端でありスロット16から引き出されている。共通端9,10は共通の絶縁 チューブに挿入される。
【0011】 共通端9の引き出されるスロット18は相間絶縁紙6のラップ部A内にあるの で共通端9はこのラップ部Aに挟まれてコイルエンドまで引き出される。この後 図3に示すように共通端10と共に絶縁チューブ11に挿入されてクラスタ12 へ導びかれる。13,14は絶縁チューブであり、主巻線端8、補助巻線端7が 接続されている。絶縁チューブ11,13,14は結束糸にて固定子巻線のコイ ルエンドに固定されている。
【0012】 図4はラップ部Aの断面図であり、絶縁チューブは絶縁紙6のラップ部Aの上 部を通過している。
【0013】
以上の如く本考案は、巻線の共通端の引き出しスロット上に相間絶縁紙の重な り部を位置させ、この重なり部の中に前記共通端を通すので、主巻線又は補助巻 線の共通端は異相の巻線に接触することなく絶縁チューブに挿入することができ 、共通端の絶縁を充分に確保することができる。
【図1】本考案の実施例を示す電動要素の上面図であ
る。
る。
【図2】電動要素のスロットと巻線との関係を示すスロ
ット展開図である。
ット展開図である。
【図3】絶縁チューブ、クラスタを接続した状態を示す
電動要素の上面図である。
電動要素の上面図である。
【図4】ラップ部Aの断面図である。
2,3 主巻線 4,5 補助巻線 6 相間絶縁紙 7 補助巻線端 8 主巻線端 9,10 共通端
Claims (1)
- 【請求項1】 電動要素と圧縮要素とを密閉容器内に収
納した電動圧縮機において、前記電動要素は、主巻線及
び補助巻線が挿入される複数のスロットと、主巻線と補
助巻線とのコイルエンド間を絶縁する相間絶縁紙とを有
し、主巻線又は補助巻線の共通端を引き出すスロットに
対応するコイルエンド間で相間絶縁紙を重ねると共に、
この重ねた相間絶縁紙間から前記共通端を引き出すよう
に成したことを特徴とする電動圧縮機の引き出し線装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081091U JPH0542682U (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動圧縮機の引き出し線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081091U JPH0542682U (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動圧縮機の引き出し線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542682U true JPH0542682U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14008955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9081091U Pending JPH0542682U (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動圧縮機の引き出し線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542682U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5472402A (en) * | 1977-10-25 | 1979-06-09 | Gen Electric | Electric connection of stator and method of performing such electric connection |
JPS5818458U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-04 | 金星株式会社 | 高枝切除鋏具 |
JPS63290138A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-28 | Shinko Electric Co Ltd | 回転電機のコイル絶縁装置 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP9081091U patent/JPH0542682U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5472402A (en) * | 1977-10-25 | 1979-06-09 | Gen Electric | Electric connection of stator and method of performing such electric connection |
JPS5818458U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-04 | 金星株式会社 | 高枝切除鋏具 |
JPS63290138A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-28 | Shinko Electric Co Ltd | 回転電機のコイル絶縁装置 |
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