JPH0542621U - 合成樹脂製ロツカーカバー - Google Patents
合成樹脂製ロツカーカバーInfo
- Publication number
- JPH0542621U JPH0542621U JP9787391U JP9787391U JPH0542621U JP H0542621 U JPH0542621 U JP H0542621U JP 9787391 U JP9787391 U JP 9787391U JP 9787391 U JP9787391 U JP 9787391U JP H0542621 U JPH0542621 U JP H0542621U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker cover
- breather
- synthetic resin
- opening
- packing groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂製ロッカーカバーのブリーザ取付用
開口の周囲にリブを設けて、ブリーザ締付時の変形を防
止する。 【構成】 ロッカーカバー1の上面2のブリーザ取付用
の開口4の周囲に、同心の円形リブ7、8と複数の放射
状リブ9を設ける。従って開口4の周囲部分の剛性が上
がり、ブリーザ取付部のシール性が確保される。
開口の周囲にリブを設けて、ブリーザ締付時の変形を防
止する。 【構成】 ロッカーカバー1の上面2のブリーザ取付用
の開口4の周囲に、同心の円形リブ7、8と複数の放射
状リブ9を設ける。従って開口4の周囲部分の剛性が上
がり、ブリーザ取付部のシール性が確保される。
Description
【0001】
この考案は、内燃機関用の合成樹脂製ロッカーカバーに関する。
【0002】
内燃機関用のロッカーカバーは例えば実開昭58ー130196号に開示され たように合成樹脂製のものがある。そして例えば図3に示すロッカーカバー20 のように上面に開口21を設けブリーザ22をボルト23、24で締付ける。ブ リーザはブリーザパイプを備えており、ブローバイガスを抜き取ってエアクリー ナを介し吸気系へ還流させるものである。またブリーザ締付パッキンを嵌着する パッキン溝25が設けられる。図3のものでは上面に段差を設けてブリーザ取付 部を突出させている。
【0003】
上記のような従来の合成樹脂製ロッカーカバーは、ブリーザを取付けてボルト 締めると、環状のパッキンに沿って締付け力が不均一になり、各ボルト間の中間 部分ではロッカーカバー上面の剛性の不足によりパッキンに対し浮上り傾向の不 均一な歪を生ずる。この歪のまま熱を受けてクリープを生ずると、パッキン部分 のシール性が失なわれブローバイガスが漏出したり、騒音が放出されたりする。
【0004】 これを防止するためボルト本数を増やすと、開口部分の上面がボルト孔の増加 により強度不足となり、取付取外し作業が繁雑になる。またロッカーカバー上面 の開口周囲の肉厚を大にすれば重量が大となり、熱容量も大となって好ましくな い。
【0005】
この考案の合成樹脂製ロッカーカバーは、上面のブリーザ取付用開口の周囲に 設けたパッキン溝を囲んで、同心の円形リブ及びこれと交差する複数の放射状リ ブを設けるものである。
【0006】
この考案のロッカーカバーにブリーザを取付けるとき、ロッカーカバー上面の 、ブリーザ取付用開口と環状パッキン溝を囲む部分は、円形リブ及び放射状リブ によって補強されているので円周方向の不均一変形や半形方向の沈下・浮上りを 生じない。従ってクリープよるシール漏れを生じない。
【0007】
この考案の要部を図1に示す。図1は図3のロッカーカバー20のA−A線に 相当する断面である。ロッカーカバー1は上面2に段差部3を設けてブリーザ取 付用開口4の周囲部分5を上方に突出させてある。この部分の内側にはブローバ イガスのオイルミスト分離用フィルタ(図示しない)が収納される。前記周囲部 分5に環状のパッキン溝6、同心の円形リブ7、8及び円形リブ7、8と交差す る複数の放射状リブ9を設ける。各リブは内方へ隆起した線状をなし、図2(図 1のB矢視)に示す配列となっている。パッキン溝6に環状のパッキン10が嵌 着され、開口4に蓋するように合成樹脂製のブリーザ11が、ボルト孔12、1 3に挿通されるボルト(図示しない)で締付けられる。パッキン溝6の周囲の円 形リブ7、8と複数の放射状リブ9とによって、上面2の開口4の周囲部分5は 剛性を増し、ボルト締付けによる変形は、図2のように直径方向の2本のボルト で締付ける場合でも、ほとんど無視できる程度であり、パッキンのシールに関し 問題を生じない。またリブを除き上面の厚さを厚くする必要もない。
【0007】
この考案の合成樹脂製ロッカーカバーはブリーザ取付用の開口の周囲に円形及 び放射状のリブを設けたので、ブリーザ取付部の板厚を増すことなく、また取付 ボルトの数を増すことなく、ブリーザの取付部分のシール性を長期に維持するこ とができ、ブローバイガスや騒音の漏出を防止できる。そして合成樹脂製ロッカ ーカバーの軽量化効果を損うことなく、ブリーザの着脱に繁雑さを増すこともな い。
【図1】この考案の要部を、図3のA−A線断面で示す
図
図
【図2】図1のB矢視平面図
【図3】従来のロッカーカバーの斜視図
6 パッキン溝 7、8 円形リブ 9 放射状リブ
Claims (1)
- 【請求項1】下端面開放の箱体の上面に、ブリーザ取付
用の開口とその周囲に環状のパッキン溝とを設けた合成
樹脂製ロッカーカバーにおいて、パッキン溝と同心の円
形リブ及び円形リブと交差する複数の放射状リブを設け
た合成樹脂製ロッカーカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9787391U JPH0542621U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 合成樹脂製ロツカーカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9787391U JPH0542621U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 合成樹脂製ロツカーカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542621U true JPH0542621U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14203869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9787391U Pending JPH0542621U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 合成樹脂製ロツカーカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542621U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000001103A (ja) * | 1998-04-17 | 2000-01-07 | Mannesmann Ag | トルクア―ム |
JP2021042731A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | いすゞ自動車株式会社 | 固定構造 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP9787391U patent/JPH0542621U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000001103A (ja) * | 1998-04-17 | 2000-01-07 | Mannesmann Ag | トルクア―ム |
JP2021042731A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | いすゞ自動車株式会社 | 固定構造 |
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