JPH0542260U - 粘着テープ用カツター - Google Patents
粘着テープ用カツターInfo
- Publication number
- JPH0542260U JPH0542260U JP9433291U JP9433291U JPH0542260U JP H0542260 U JPH0542260 U JP H0542260U JP 9433291 U JP9433291 U JP 9433291U JP 9433291 U JP9433291 U JP 9433291U JP H0542260 U JPH0542260 U JP H0542260U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive tape
- upper lid
- lid body
- lower lid
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定長切断した粘着テープの先端部分を切
断刃の側面に貼り付けなくても済み、また切断の際にリ
ール側と繋がる粘着テープ部分が絡まってくっくことが
ないようにしたい。 【構成】 前方箇所に粘着テープの切断刃4を取付けた
カッター本体1にカバー部材5を被蓋し、そのカバー部
材5に上部蓋体6と下部蓋体7を夫々回動自在に枢着す
る。カバー部材5と上部蓋体6はスプリング11で連結
し、上部蓋体6の枢軸8に止着された板状カム10と協
働する下部蓋体7のカム部12によって上部蓋体6と下
部蓋体7の回動付勢方向を互いに逆とする。
断刃の側面に貼り付けなくても済み、また切断の際にリ
ール側と繋がる粘着テープ部分が絡まってくっくことが
ないようにしたい。 【構成】 前方箇所に粘着テープの切断刃4を取付けた
カッター本体1にカバー部材5を被蓋し、そのカバー部
材5に上部蓋体6と下部蓋体7を夫々回動自在に枢着す
る。カバー部材5と上部蓋体6はスプリング11で連結
し、上部蓋体6の枢軸8に止着された板状カム10と協
働する下部蓋体7のカム部12によって上部蓋体6と下
部蓋体7の回動付勢方向を互いに逆とする。
Description
【0001】
本考案は、粘着テープ用カッターに関するものである。
【0002】
従来から広く使用されている粘着テープ用カッターは、切断刃を前方箇所に取 付けたカッター本体に粘着テープのリールを嵌着させた回転体が着脱自在に装着 される構造となっている。
【0003】 このカッターを使って粘着テープを所定長切断したのちは、次回の使用に便な らしめるため、更に少々粘着テープを繰り出して、その先端部分を切断刃の側面 に貼り付けている。
【0004】
上記のように使用の都度粘着テープの先端部分を切断刃の側面に貼り付けねば ならないことは手数がかかって能率的でない。そればかりか、切断の際に、リー ル側と繋がる粘着テープ部分が絡まってくっくことがあり、これを正常な状態に 引き剥がすのに、また余分な手数を要したりした。
【0005】 本考案はこのような欠点を解消することを目的としている。
【0006】
本考案になる粘着テープ用カッターは、粘着テープのリールを嵌着させる回転 体を回動自在に装着すると共に前方箇所に該粘着テープの切断刃を取付けたカッ ター本体と、そのカッター本体に被蓋されるカバー部材に夫々回動自在に枢着し た上部蓋体および下部蓋体と、上記カバー部材と上部蓋体を連結するスプリング と、上部蓋体の枢軸に止着された板状カムと、下部蓋体に形成したカム部を有し 、上記スプリングによる上部蓋体の回動方向と、上記上部蓋体の板状カムと協働 する上記カム部を介した下部蓋体の回動方向とを互いに逆とすると共に、上記ス プリングの力に抗し上部蓋体と下部蓋体の押し開きを可能としたものである。
【0007】
使用前の状態においては、上記スプリング、上部蓋体の板状カム、該板状カム と協働する下部蓋体のカム部により、上部蓋体と下部蓋体は互いに逆方向に回動 しようと付勢され、粘着テープは前記のように付勢された両蓋体によって挟持さ れ、その挟持部から外側に粘着テープの先端部分を一定長顕出している。
【0008】 使用時には上記粘着テープの顕出箇所を指先で摘んで引っ張って粘着テープの リールから所定長繰出し、切断刃に押し当てることで切断する。その際、引っ張 り出した粘着テープで上部蓋体を押すと上部蓋体は開くし、切断刃に押し当てる ときの粘着テープで下部蓋体を押すと下部蓋体は開くことになる。切断が終わる や否や、上記した付勢力で粘着テープは再び上部蓋体と下部蓋体で挟持され、切 断の際に押し開かれた下部蓋体の先端部から切断刃に至る長さ相当の粘着テープ 部分が、その挟持部から外側に顕出することになる。
【0009】
本考案になる実施例を示した図1において、1は粘着テープの巻き物2を嵌着 させる回転体3を回動自在に装着したカッター本体である。カッター本体1の前 方箇所には切断刃4を取付けている。このカッター本体1には上部蓋体6と下部 蓋体7とを夫々回動自在に枢着したカバー部材5が被蓋される。8と9はその枢 軸である。上部蓋体6の枢軸8には板状カム10が止着されている。カバー部材 5と上部蓋体6の間には両者を連結するスプリング11が配設され、このスプリ ング11の力によって上記した板状カム10には図1で時計方向の回動力が付勢 される。一方、下部蓋体7には、該板状カム10と協働するカム部12が形成さ れていて、板状カム10による時計方向の回動力を受けることで反時計方向の回 動力が付勢され、従って上部蓋体6と下部蓋体7の先端部6a,7aは互いに重 なり合うようになっている。本実施例では、カバー部材5は恐竜の体、上部蓋体 6と下部蓋体7はその顔と下顎に似せて成形しているので、上部蓋体6と下部蓋 体7の先端部6a,7a箇所は恐竜の口先に該当する。
【0010】 図1の使用前の状態で、粘着テープは上記の上部蓋体6と下部蓋体7の先端部 6a,7a箇所で挟持され、一点鎖線Aで示したように所定長の粘着テープを顕 出する。その位置は粘着テープを引き出すときに指先で掴まえ易い切断刃4から 離れた上方である。
【0011】 粘着テープを引き出すときの粘着テープの方向が図3の一点鎖線Bで示した方 向とすると、粘着テープによってスプリング11に抗し上部蓋体6を押し上げて 上部蓋体6は図示の状態に回動し、そのとき板状カム10と協働するカム部12 の働きで下部蓋体7は図示の状態に回動する。また、切断刃4によってテープカ ットするときの粘着テープの方向が図3の一点鎖線Cで示した方向とすると、粘 着テープによって下部蓋体7を押し下げて、カム部12と協働する板状カム10 の働きで上部蓋体6は図示の状態に回動することになる。
【0012】 一点鎖線Cで示した粘着テープを切断刃4によって切断すると、その途端に、 スプリング11の力によって図1の状態つまり粘着テープは上記の上部蓋体6と 下部蓋体7の先端部6a,7a箇所で挟持されることになる。そのとき図3の下 部蓋体7の先端部7aから切断刃4に至る粘着テープ長さが上部蓋体6と下部蓋 体7の先端部6a,7a箇所から顕出することになる。粘着テープの巻き物2か ら下部蓋体7の先端部7a迄の粘着テープ部分は下部蓋体7内に隠れて外部から は見えない。粘着テープの粘着面は図示の状態で下側である。この粘着面が下部 蓋体7に接触するおそれがある箇所は鋸刃状面に加工するとか抉り取る等して粘 着しないようにしている。
【0013】 尚、図示の例ではスプリング11を外側に露出して取り付けているが、上部蓋 体6の内側に取り付けて外部から見えないようにすることも可能である。
【0014】
以上の説明からわかるように、本考案の構成によれば、上部蓋体と下部蓋体に は互いに逆方向に回動する付勢力を与えたことで、粘着テープは両蓋体によって 挟持され、その挟持位置は切断刃上方の粘着テープ引き出し作業をし易い位置に あらしめることができる。また、閉じた上部蓋体と下部蓋体は何れもスプリング の力に抗して拡開できるので、粘着テープの引き出しや切断に支障を与えない。 しかも切断完了と同時に上記した付勢力によって最初の挟持と挟持位置に自動的 に戻り、そのときには常に一定の長さだけ挟持箇所から粘着テープを顕出させる から、使用に際しては、その顕出箇所を指先で摘んで行えばよいことになり非常 に能率よく使えるし、また、切断時、リール側と繋がる粘着テープ部分が絡まっ てくっくおそれもなくなる。
【図1】本考案になる粘着テープ用カッターの使用前の
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の使用状態を示す側面図である。
【図4】図3の正面図である。
1…カッター本体 2…粘着テープのリール 3…回転体 4…切断刃 5…カバー部材 6…上部蓋体 7…下部蓋体 8,9…枢軸 10…板状カム 11…スプリング 12…カム部
Claims (1)
- 【請求項1】 粘着テープのリール2を嵌着させる回転
体3を回動自在に装着すると共に前方箇所に該粘着テー
プの切断刃4を取付けたカッター本体1と、そのカッタ
ー本体1に被蓋されるカバー部材5に夫々回動自在に枢
着した上部蓋体6および下部蓋体7と、上記カバー部材
5と上部蓋体6を連結するスプリング11と、上部蓋体
6の枢軸8に止着された板状カム10と、下部蓋体7に
形成したカム部12を有し、上記スプリング11による
上部蓋体6の回動方向と、上記上部蓋体6の板状カム1
0と協働する上記カム部12を介した下部蓋体7の回動
方向とを互いに逆とすると共に、上記スプリング11の
力に抗し上部蓋体6と下部蓋体7の押し開きを可能とし
たことを特徴とする粘着テープ用カッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9433291U JPH0542260U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 粘着テープ用カツター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9433291U JPH0542260U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 粘着テープ用カツター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542260U true JPH0542260U (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=14107331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9433291U Pending JPH0542260U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 粘着テープ用カツター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542260U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02500665A (ja) * | 1986-09-12 | 1990-03-08 | ハンマー,ピーター ブルース | ディスペンサー |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP9433291U patent/JPH0542260U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02500665A (ja) * | 1986-09-12 | 1990-03-08 | ハンマー,ピーター ブルース | ディスペンサー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970430 |