JPH0542059B2 - - Google Patents

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JPH0542059B2
JPH0542059B2 JP61103508A JP10350886A JPH0542059B2 JP H0542059 B2 JPH0542059 B2 JP H0542059B2 JP 61103508 A JP61103508 A JP 61103508A JP 10350886 A JP10350886 A JP 10350886A JP H0542059 B2 JPH0542059 B2 JP H0542059B2
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JP
Japan
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key
disk
cpu
command
focus
Prior art date
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JP61103508A
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English (en)
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JPS62259230A (ja
Inventor
Yoshiro Aoyanagi
Toshuki Kimura
Yoshinori Saito
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP10350886A priority Critical patent/JPS62259230A/ja
Priority to US07/046,487 priority patent/US4829498A/en
Publication of JPS62259230A publication Critical patent/JPS62259230A/ja
Publication of JPH0542059B2 publication Critical patent/JPH0542059B2/ja
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光学式ピツクアツプを備えた車載用
デイスクプレーヤに関するものである。
背景技術 車載用デイスクプレーヤにおいては、自動車の
悪路走行等により生ずる大振動によつて光学式ピ
ツクアツプがフオーカス外れを起すことがある。
このような場合、従来のプレーヤでは、フオーカ
スがとれるまで連続してフオーカシング動作を繰
り返すようになつていたので、フオーカスアクチ
ユエータに起動電流が連続して流れることによつ
てピツクアツプが発熱するなどの問題があつた。
発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、
フオーカシング動作を繰り返す回数を制限するこ
とによりピツクアツプの発熱時の問題を解消した
車載用デイスクプレーヤを提供することを目的と
する。
本発明による車載用デイスクプレーヤは、フオ
ーカシング動作の開始時点から所定時間内にロツ
クイン信号が発生されないときこれをフオーカス
NGとし、そのNG回数をカウンタでカウントし、
カウンタのカウント値が所定値になつたときスト
ツプモードに移行する構成となつている。
実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本発明が適用されるスロツトインタイ
プの車載用オートローデイングデイスクプレーヤ
の外観を示す概略斜視図、第2図はその内部構造
を示す概略構成図である。まず第1図において、
ハウジング1の一部を構成するフロントパネル2
には、再生されるべきデイスク3を挿入するため
のスロツト4が図の左右方向に伸長して設けられ
ている。デイスク3は、例えばオーデイオ情報が
PCM(Pulse Code Modulation)化されて記録
されたいわゆるコンパクトデイスクであり、その
外径は約12cmとなつている。フロントパネル2に
は更に、当該デイスクプレーヤに対して各種の操
作指令、例えばプレイスタート、デイスクイジエ
クト等の指令をなすための複数の操作キーが配列
され、これらキーによつて操作キー群5が構成さ
れている。
第2図において、スロツト4から挿入されたデ
イスク3は、トレイ6上の所定の位置(以下、ス
ロツト位置と称する)に図示せぬ位置決め手段に
より位置決めされ、デイスク3の一部がフロント
パネル2外に突出した状態でトレイ6上に担持さ
れる。トレイ6は駆動源であるローデイングモー
タ7、このモータ7の回転駆動力を図の左右方向
及び上下方向の直線駆動力としてトレイ6に伝達
する駆動力伝達機構8等により、担持したデイス
ク3をスロツト位置とハウジング1内の後述する
再生位置との間で搬送するためローデイング機構
を構成している。
かかるローデイング機構において、トレイ6は
スロツト位置にセツトされたデイスク3を担持し
て図の実線位置から右方向に移動し、デイスク3
の中心孔がスピンドルモータ9の回転軸に固着さ
れたターンテーブル10上に到達した時点で真下
に降下し、デイスク3をターンテーブル10上に
載置した後更に降下し、図に二点鎖線で示す如く
デイスク面から僅かに離間した状態で停止し、以
上の一連の動作によりデイスク3の搬入(ローデ
イング)動作を行なう。デイスク3がターンテー
ブル10上に載置された位置が先述した再生位置
となる。また、デイスク3の搬出(イジエクト)
動作は、ローデイングモータ7の逆回転により、
上述したローデイング動作の場合と全く逆の径路
を辿つて行なわれる。なお、上述したローデイン
グ機構については、本願出願人により特願昭59−
200145号〜200153号等で出願されており、その詳
細な構成及び動作の説明に関しては、ここでは詳
述しない。
ハウジング1内には各種の検出スイツチが設け
られている。まず、デイスク3がスロツト位置に
あることを検出するデイスク検出スイツチ11が
設けられており、このデイスク検出スイツチ11
はデイスク3がスロツト位置にセツトされたとき
オン状態となり、当該位置からデイスク3が抜き
取られたときオフ状態となる。ローデイング完了
検出スイツチ12は、ターンテーブル10上にデ
イスク3を載置した後のトレイ6に係合すること
によつてオン状態となり、ローデイング動作が完
了したことを検出する。また、イジエクト完了検
出スイツチ13は、ローデイング機構によるイジ
エクト動作時に最前方(フロントパネル2側)位
置に到達したトレイ6に係合することによつてオ
ン状態となり、イジエクト動作が完了したことを
検出する。
ターンテーブル10上に載置されたデイスク3
はスピンドルモータ9によつて回転駆動され、ま
たその記録情報は光学式ピツクアツプ14によつ
て読み取られる。ピツクアツプ14はデイスク3
の半径方向において移動自在に設けられたキヤリ
ツジ(図示せず)に搭載されており、当該キヤリ
ツジはキヤリツジモータ15によりギア機構16
を介して駆動される。フロントパネル2に配設さ
れた操作キー群5や上述した各検出スイツチ11
〜13等から発せられる各信号は、ハウジング1
内の所定位置に配置された第3図に示される制御
系に伝送される。
第3図には制御系の構成が示されており、当該
制御系は制御の中心となるCPU(中央処理装置)
20及び記憶手段としてのRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)21等からなるマイクロコンピ
ユータ構成となつている。CPU20は、操作キ
ー群5や各検出スイツチ11〜13等から発せら
れる各信号に基づいて、スピンドルモータ9の回
転速度の制御をなすスピンドルサーボ回路22、
キヤリツジモータ15の回転速度の制御をなすキ
ヤリツジサーボ回路23及びローデイングモータ
7を駆動するモータ駆動回路30等に対し、後述
するタイミングで制御信号を発生し、また各種の
表示をなすデイスプレイ24に対して表示データ
を出力する。
ピツクアツプ14によりデイスク3から読み取
られた読取情報は、信号処理回路25で復調、誤
り訂正等の信号処理が行なわれた後CPU20に
供給されると共に、D/A(デイジタル/アナロ
グ)変換器26でアナログ情報に変換され、電子
ボリユーム回路27を経て左(L)、右(R)チヤンネル
のオーデイオ信号として出力される。また、ピツ
クアツプ14から発せられかつデイスク3の記録
面上に収束される情報読取スポツトの集光点の該
記録面に対する垂直方向の位置制御をなすフオー
カスサーボ回路28、デイスク3の記録トラツク
に対する上記情報読取スポツトのデイスク半径方
向における位置制御をなすトラツキングサーボ回
路29が設けられている。
フオーカスサーボ回路28は、再生開始時或は
再生中にフオーカスが外れた時等には、CPU2
0から発せられる指令に応答してピツクアツプ1
4のフオーカシング動作を行なうべく制御し、正
常再生時には、非点収差法等の周知の検出方法に
よつて生成したフオーカスエラー信号に基づいて
ピツクアツプ14に内蔵されたフオーカスアクチ
ユエータ(図示せず)を駆動制御し、又フオーカ
スサーボの引込み時にロツクインするとロツクイ
ン信号をCPU20に対して送出する。一方、ト
ラツキングサーボ回路29は、ピツクアツプ14
に内蔵されたトラツキングアクチユエータ(図示
せず)に対し、ジヤンプ時等にはCPU20から
発せられる指令に応答して駆動信号を供給し、通
常再生時には3ビーム法等の周知の検出方法によ
つて生成したトラツキングエラー信号を供給する
ことによつて上記情報読取点のデイスク半径方向
における位置制御を行なう。なお、トラツキング
エラー信号はキヤリツジサーボ回路23にも供給
され、その低域成分が通常再生時におけるキヤリ
ツジモータ15の駆動信号となる。
本デイスクプレーヤは車載用であるため、
CPU20はバツクアツプ電源によつて動作し、
各機構部は自動車のいわゆるアクセサリスイツチ
(図示せず)のオンにより供給される主電源によ
つて動作するように構成されている。しかし、各
機構部のうち、ローデイングモータ7及びその駆
動回路30を含むローデイング機構だけは、主電
源がオフになつた場合でもハウジング1内に取り
込まれたデイスク3をイジエクトできるように、
バツクアツプ電源で動作するようになつている。
そして、主電源の断を検出するためのAcc検出回
路31が設けられており、このAcc検出回路31
は主電源の断時に検出信号をCPU20に供給す
る。
操作キー群5における各キーには、第4図に示
すように、音量の増大(UP)及び減少
(DOWN)の指令をなすボリユーム「UP」キー
50及びボリユーム「DOWN」キー51並びに
左右チヤンネルの音量バランスをとるためのバラ
ンス「L」キー52及びバランス「R」キー53
が含まれている。これらキーが操作されたときの
処理はCPU20によつてソフト的に行なわれる。
すなわち、CPU20は電子ボリーム回路27に
対して、ボリユーム「UP」キー50又はボリユ
ーム「DOWN」キー51が操作されたときは、
左右両チヤンネルの音量を同時に増大又は減少さ
せるべくデータ及びクロツクを送出し、バランス
「L」キー52又はバランス「R」キー53が操
作されたときは一方のチヤンネルの音量を増大し
かつ他方のチヤンネルの音量を減少させるべくデ
ータ及びクロツクを送出するのであるが、その詳
細な処理方法については後述する。このときの音
量の変化状態はデイスプレイ24に表示される。
なお、電子ボリユーム回路27としては、例え
ば、互いに直列接続された複数の抵抗及びこれら
各抵抗に並列に並列接続された複数のアナログス
イツチからなり、これら複数のアナログスイツチ
をCPU20からのデータに応じてオン・オフさ
せることにより音量制御をなす周知の構成のもの
を用い得る。
ボリユーム「UP」キー50及びボリユーム
「DOWN」キー51は各々、上述した如く音量の
増大及び減少の指令をなす機能を担つていると共
に、両キー50,51が2重に操作されたときは
音量を例えば20dB程度一度に下げる指令をなす
機能をも担つている。
次に、CPU20によつて実行される本オート
ローデイングデイスクプレーヤの動作手順を、第
6図乃至第12図のフローチヤートを参照しつつ
再生順序に従つて簡単に説明する。
まず、ローデイング、演奏及びイジエクトの一
連の動作を第6図のフローチヤートに従つて説明
するに、デイスク3がスロツト4からハウジング
1内に挿入され、第2図に示す如くトレイ6上の
スロツト位置にセツトされると、デイスク検出ス
イツチ11がオン状態となる。CPU20は、こ
のデイスク検出スイツチ11のオンを検出すると
(ステツプ1)、モータ駆動回路30を介してロー
デイングモータ7に対しローデイング指令を発す
る。これにより、ローデイングモータ7が回転し
てローデイング機構が起動し、ローデイング動作
を開始する(ステツプ2)。デイスク3を担持し
たトレイ6が第2図に実線で示す位置から右方向
に移動しかつターンテーブル10の上方に到達す
ると、その位置から真下に降下し、これにより第
2図に二点鎖線で示す如くデイスク3がターンテ
ーブル10上に載置され、以上の一連の動作によ
りローテイング動作が完了する。このとき、ロー
デイング完了検出スイツチ12がオン状態とな
る。CPU20は、このローデイング完了検出ス
イツチ12のオン出力によりローデイング完了を
検出すると(ステツプ3)ピツクアツプ14のフ
オーカスをとる(フオーカシング)ためのフオー
カスモードに移行する(ステツプ4)。このフオ
ーカスモードについては後述する。
フオーカスモードにおいてフオーカスをとる
と、ピツクアツプ14の読取り動作を開始するの
であるが、プログラムエリアの読取りに先立つて
まず、デイスク3のリードインエリア内の記録情
報の読取りを開始し(ステツプ5)、しかる後表
示モード(ステツプ6)を経てプレイモード(ス
テツプ7)に移行する。読み取られたTOC情報
はRAM21に記憶される。デイスクのリードイ
ンエリア内には、デイスクに収録されている曲
数、総絶対時間、各曲毎の演奏時間等のいわゆる
TOC(Table of Contents)情報が記録されてお
り、演奏開始に際し必ずこのTOC情報を読み取
る必要がある。プレイモードでは、通常の順次演
奏の他、プログラム選曲、スキヤン、サーチ等の
動作が行なわれる。
演奏が終了してピツクアツプ14を搭載したキ
ヤリツジ(図示せず)がその移動限界位置に達
し、図示せぬ検出スイツチがオンすると、この時
点でCPU20は演奏が終了したことを検出し
(ステツプ8)、モータ駆動回路30を介してロー
デイングモータ7に対しイジエクト指令を発す
る。これにより、ローデイングモータ7はローデ
イング動作時と逆方向に回転してイジエクト動作
を開始する(ステツプ9)。このイジエクト動作
においては、トレイ6が先述したローデイングモ
ータ動作時と全く逆の過程を辿つてデイスク3を
再出位置からスロツト位置まで搬出し、トレイ6
が第2図に実線で示す最前方位置に達し、イジエ
クト動作が完了すると、イジエクト完了検出スイ
ツチ13がオン状態となる。
CPU20は、このイジエクト完了検出スイツ
チ13のオン出力によりイジエクト完了を検出す
ると(ステツプ10)、続いて操作キー群5におけ
るキー入力等によるリロード指令が有るか否かを
判断し(ステツプ11)、リロード指令が有る場合
には、再度モータ駆動回路30を介してローデイ
ングモータ7に対しローデイング指令を発し、ロ
ーデイング動作を開始させる(ステツプ12)。ロ
ーデイング動作の完了を検出すると(ステツプ
13)、CPU20は、前回と同一のデイスクの演奏
であり、そのTOC情報はRAM21に記憶されて
有効となつている故、TOC情報の読取りを行な
うことなく即座にプレイモード(ステツプ7)に
移行すべく制御する。
イジエクト完了後、ステツプ11でリロード指令
が無いと判定した場合には、続いてデイスク3が
スロツト位置から抜き取られたか否かを判断する
(ステツプ14)。このデイスク3の抜取りは、デイ
スク検出スイツチ11のオフ出力により検出でき
る。ステツプ14でデイスク3がスロツト位置から
抜き取られたと判定した時点で、RAM21に記
憶されているTOC情報を無効とし(ステツプ
15)、無効フラグを立てる。以上により、ローデ
イング、演奏及びイジエクトの一連の動作を終了
する。
上述した一連の動作においては、デイスク3の
イジエクト動作が完了した時点でRAM21に記
憶されているTOC情報を無効とせず、デイスク
3がスロツト位置から抜き取られた時点で初めて
無効とするようにしているので、イジエクトした
デイスクを続けて演奏する場合には、TOC情報
を再び読み取る必要がなく、演奏動作にスムーズ
に移行できることになる。
次に、第6図におけるフオーカスモード(ステ
ツプ4)について第7図のフローチヤートに従つ
て説明する。
CPU20は、まず、フオーカスサーボ回路2
8に対しフオーカシング動作の開始指令を発し
(ステツプ20)、同時にCPU20に内蔵された一
定時間Taのタイマをスタートさせる(ステツプ
21)。そして、フオーカスサーボがロツクインし
たか否かを判断し(ステツプ22)、ロツクインし
た場合にはタイマをクリアし(ステツプ23)、し
かる後第5図のメインフローに戻る。なお、フオ
ーカスサーボがロツクインしたか否かの判断は、
フオーカスサーボがロツクインしたときにフオー
カスサーボ回路28から発生されるロツクイン信
号を用いることによつて可能となる。
ステツプ22でロツクインしていないと判定した
場合には、一定時間Taが経過したか否かを判断
し(ステツプ24)、経過した場合には、再生位置
にローデイングされたデイスクをイジエクトすべ
く、モータ駆動回路30を介してローデイングモ
ータ7に対しイジエクト指令を発する(ステツプ
25)。すなわち、デイスクの傷や汚れ、或はデイ
スクの裏返し挿入等により、フオーカスがとれな
かつた場合には、一定時間Taが経過した後デイ
スクをイジエクトするのである。
イジエクト指令後、操作キー群5におけるキー
入力等によるリロード指令が有るか否かを判断し
(ステツプ26)、リロード指令が無い場合には、イ
ジエクト完了を検出し(ステツプ27)、それ以降
は動作停止状態となる。また、ステツプ26におい
てリロード指令が有ると判定された場合には、そ
の指令のためのキー入力を無視し(ステツプ28)、
しかる後ステツプ27に移行する。
すなわち、デイスクの傷や汚れ、或はデイスク
の裏返し挿入等によりフオーカスがとれず、デイ
スクをイジエクトしている最中には、デイスクの
リロード指令を受け付けず、イジエクト動作から
ローデイング動作に移行するのを禁止しているの
である。これにより、デイスクを裏返しで挿入し
た場合にはそのことをユーザはすぐ判断でき、ま
たデイスクに傷や汚れ等がある場合にはそのデイ
スクの演奏を未然に防止できることになる。
続いて、第6図における表示モード(ステツプ
6)について第8図のフローチヤートに従つて説
明する。
第6図のメインフローにおいてTOC情報の読
取りを開始し(ステツプ5)、しかる後本表示モ
ードに入るのであるが、TOC情報の読取り開始
時点からデイスクプレイ24に、所定情報の表
示、例えば第5図に示す如く7セグメントの表示
器の中央の1セグメントを使つて「−−−−」の
点滅表示を行ない(ステツプ30)、TOC情報の読
取りが完了すると(ステツプ31)、CPU20に内
蔵された一定時間Tb(例えば、5秒)のタイマを
スタートさせ(ステツプ32)、同時に読み取つた
TOC情報、即ち曲数及び総絶対時間等の表示を
行なう(ステツプ33)。なお、第6図のフローチ
ヤートにおいては、説明の都合上、表示モードと
プレイモードとを別モードとして示したが、表示
モードにおいてTOC情報を読み取つた後はプレ
イ動作に入るものとする。
通常、デイスクのローデイング完了後TOC情
報を読み取つてプレイ動作に移行するまでのいわ
ゆるセツトアツプ時には、まだTOC情報が読み
取られておらず、デイスプレイ24に表示できる
データがなく、何も表示できないので、ユーザは
プレーヤがどのような動作状態にあるのか判断で
きない場合がある。しかしながら、上述したよう
に、TOC情報が無くても何等かの表示を行なう
ことにより、プレーヤがセツトアツプ状態にある
ことをユーザに告知できることになる。なお、こ
の場合の表示情報は、7セグメントの表示器を使
つた「−−−−」の点滅表示に限定されるもので
はない。
曲数及び総絶対時間等を表示している状態で、
操作キー群5におけるトラツク±、FF,REV等
のキー入力により他のモードが指定されたことを
検出した場合には(ステツプ34)、タイマをクリ
アし(ステツプ35)、同時にプログラムエリアを
再生中のピツクアツプ14の読取情報に基づいて
演奏(再生)状況情報、即ち曲番(トラツクナン
バー)、各曲毎の演奏開始からの経過時間(分、
秒)等の表示を行なう(ステツプ36)。これら演
奏状況情報はいわゆるCDフオーマツトにおける
サブコード信号のQチヤンネルに記録されてお
り、ピツクアツプ14の読取情報から検出でき
る。また、曲数及び総絶対時間等を表示している
状態において、他のモード指定が無く、その表示
状態が一定時間Tbだけ経過したと判定すると
(ステツプ37)、ステツプ36に移行し、上述した演
奏状況情報の表示に切り換える。
すなわち、読み取られたTOC情報は一定時間
Tbだけ表示され、一定時間Tbの経過前に他のモ
ード指定があつた場合には、その時点で演奏状況
情報の表示に切り換わり、一定時間Tbが経過す
ると自動的に演奏状況情報の表示に切り換わるの
である。
次に、プレイ中にフオーカスが外れた場合の動
作について第9図のフローチヤートに従つて説明
する。
CPU20は、フオーカスサーボ回路28から
サーボループのロツクイン状態で発生されるロツ
クイン信号を常時所定のサイクルで監視し、ロツ
クイン信号が消滅したことを検知すると、フオー
カスが外れたと判断し、フオーカスサーボ回路2
8に対しフオーカシング動作の開始指令を発し
(ステツプ40)、同時にCPU20に内蔵された一
定時間Tcのタイマをスタートさせる(ステツプ
41)。そして、操作キー群24におけるキー入力
によるデイスクイジエクト指令又はストツプ指令
が有つたか否かを判断し(ステツプ42)、無い場
合には、フオーカスサーボがロツクインしたか否
かを判断する(ステツプ43)。フオーカスサーボ
がロツクイン、即ちフオーカスがとれた場合に
は、タイマをクリアし(ステツプ44)、しかる後
再びプレイ動作に移行する。フオーカスサーボの
ロツクイン信号が一定時間Tc内に得られないと
(ステツプ45)、その時点で今回のフオーカシング
動作でフオーカスがとれなかつた(フオーカス
NG)としてCPU20に内蔵されたNGカウンタ
をインクリメントする(ステツプ46)。そして、
このカウンタのカウント値Nが所定値、例えば
“16”になつたか否かを判断し(ステツプ47)、N
≠16の場合には、ステツプ40に戻つてフオーカ
シング動作を再度行ない、フオーカスがとれるま
で最大16回連続してフオーカシング動作を繰り返
す。
連続して16回フオーカシング動作を繰り返して
もフオーカスがとれない場合には、NGカウンタ
をクリアし(ステツプ48)、しかる後ストツプ状
態とする(ステツプ49)。ここに、ストツプ状態
とは、デイスクが再生位置にあつて主電源が遮断
され各機構部が動作停止となつた状態を言う。こ
のストツプ状態で、操作キー群5におけるキー入
力によりプレイ指令が発せられたことを検知する
と(ステツプ50)、ステツプ40に移行して再びフ
オーカシング動作を開始する。
このように、連続してフオーカシング動作を繰
り返す回数を制限することにより、フオーカスア
クチユエータ等を含むサーボ系にかかる負荷を経
減できると共に、ピツクアツプ14の発熱等を防
止できることになる。
また、フオーカシング動作中にデイスクイジエ
クト指令又はストツプ指令が有つた場合には(ス
テツプ42)、ステツプ48に移行してNGカウンタ
をクリアし、しかる後ストツプ状態とする。な
お、デイスクイジエクト指令が有つた場合には、
ストツプ状態を経てデイスクのイジエクト動作に
移行する。このようにイジエクト指令又はストツ
プ指令が有つた場合にNGカウンタをクリアする
ことにより、ストツプ状態からプレイ状態に移行
して再度フオーカシング動作を行なうときでも、
フオーカスがとれるまで最大16回連続してフオー
カシング動作を繰り返すことができることにな
る。
次に、特殊な動作としてプレイ時に自動車のア
クセサリスイツチがオフされた場合の動作につい
て、第10図のフローチヤートに従つて説明す
る。
CPU20は、Acc検出回路31の検出出力を所
定のサイクルで常時監視しており、当該検出出力
により主電源(Acc)の断を検出すると(ステツ
プ60)、続いて操作キー群5でのキー入力による
イジエクト指令が有るか否かを判断し(ステツプ
61)、イジエクト指令が有る場合には、再生位置
にあるデイスクをイジエクトすべく、モータ駆動
回路30を介してローデイングモータ7に対して
イジエクト指令を発する(ステツプ62)。イジエ
クト指令後、操作キー群5におけるキー入力等に
よるリロード指令が有るか否かを判断し(ステツ
プ63)、リロード指令が無い場合には、イジエク
ト完了を検出し(ステツプ64)、それ以降は動作
停止状態となる。また、ステツプ63においてリロ
ード指令が有ると判定された場合には、その指令
のためのキー入力を無視し(ステツプ65)、しか
る後ステツプ64に移行する。
すなわち、主電源の断によりデイスクをイジエ
クトしている最中には、デイスクのリロード指令
を受け付けず、イジエクト動作からローデイング
動作に移行するのを禁止しているのである。これ
により、ローデイング動作とイジエクト動作が繰
り返されることなく、バツテリ電圧の低下を防止
できることになる。
次に、操作キー群5において、ボリユーム
「UP」、「DOWN」キー50,51及びバランス
「L」、「R」キー52,53が操作されたときに、
CPU20によつて実行されるキー処理方法につ
いて説明する。
まず、ボリユーム「UP」、「DOWN」キー5
0,51の場合であるが、これらキーは先述した
如く、各々音量の増大及び減少の指令をなす機能
を担つていると共に、両キーが共に操作(いわゆ
る2重押し)されたときは音量を例えば20dB程
度一度に下げる指令をなす機能をも担つており、
以下そのキー処理方法について第11図のフロー
チヤートに従つて説明する。
CPU20は、操作キー群5においていずれか
のキーが押されたか否かを所定のサイクルで常時
監視し(ステツプ70)、いずれかのキーが押され
た場合には、そのキーが前回のサイクルのときと
同じキーであるか否かを判断する(ステツプ71)。
前回と違うキーである場合には、CPU20に内
蔵されたチヤタリングカウンタをスタートさせ
(ステツプ72)、続いてCPU20に内蔵された2
重押しタイマをクリアし(ステツプ73)、更に2
重押しチエツクフラグをオフにする(ステツプ
74)。なお、チヤタリングカウンタはキー操作時
のチヤタリングを吸収して誤動作を防止するため
のカウンタ、2重押しタイマはキーの2重押しを
監視するためのタイマ、2重押しチエツクフラグ
は操作されたキーが2重押し用のキーであること
を示すフラグである。
ステツプ71で前回と同じキーであると判定した
場合には、チヤタリングカウンタがカウントオー
バーしたか否かを判断し(ステツプ75)、オーバ
ーしている場合には、2重チエツクフラグがオン
するか否かを判断する(ステツプ76)。前回のサ
イクルでは、ステツプ74で2重押しチエツクフラ
グをオフにしているので、続いて、押されている
キーが2重押し用キーであるか否かを判断し(ス
テツプ77)、2重押し用キーである場合には、2
重押しタイマをスタートし(ステツプ78)、更に
2重押しチエツクフラグをオンにする(ステツプ
79)。
このように、2つの2重押し用キーのいずれか
が押されることにより2重押しタイマがスタート
し、そのタイマの動作期間中において、ステツプ
70でキーが押されていない、即ちキーが離された
と判定した場合には、2重押しチエツクフラグが
オンしていることを確認し(ステツプ80)、しか
る後そのキーを有効とする(ステツプ81)。
同様に、2重押しタイマの動作期間中におい
て、ステツプ76を経て当該タイマがタイムオーバ
ーか否かを判断し(ステツプ82)、タイムオーバ
ーの場合には、その時点で押されているキーを有
効とする(ステツプ81)。また、タイムオーバー
でない場合には、キーが2重押しされているか否
かを判断し(ステツプ83)、2重押しされている
場合には、ステツプ81に移行して双方のキーを有
効とし2重押しを受け付ける。
すなわち、CPU20は、2重押し用のキーが
押された場合には、2重押しタイマを動作させ、
そのタイマ動作期間中は、2重押し用の2つのキ
ーのいずれかが押されているときはキーが離れた
ことを検出することによつてそのキーを受け付
け、又両方のキーが共に押されたときには2重押
しとして受け付け、更にタイマ動作期間が過ぎた
時点で2つのキーのいずれかが押されているとき
はそのキーを受け付ける処理を行なうのである。
そして、各キーを受け付けた後は、各キーの機能
又は2重押し機能を実行すべく電子ボリユーム2
7(第4図参照)に対してデータ及びクロツクを
送出する。
このように、2重押しタイマを設け、当該タイ
マの動作期間中に1つのキーが押された後離され
たことを検出することにより、タイマ動作期間中
でも1つのキー処理を行なうことができるので、
早い繰返しのキー操作にも迅速に対応できること
になる。
なお、本実施例においては、2重押し用キーの
キー処理方法として、ボリユーム「UP」、
「DOWN」キー50,51の場合について説明し
たが、これらのキーに限定されるものではない。
また。適用される機器も、本デイスクプレーヤに
限定されるものではない。
続いて、バランス「L」、「R」キー52,53
により左右チヤンネルの音量のバランスを調整す
る場合の処理方法について、第12図のフローチ
ヤートに従つて説明する。
CPU20は、操作キー群5においていずれか
のキーが押されたか否かを所定のサイクルで常時
監視し、押された場合にはそのキーがバランス
「L」又は「R」キー52又は53であるか否か
を判断する(ステツプ90)。いずれかのキーが押
されている場合には、そのキーに対応したキー識
別データがCPU20に内蔵されたレジスタに記
憶される。バランス「L」、「R」キー52,53
のいずれでも無い場合には、レジスタをリセツト
し(ステツプ91)、しかる後次のサイクル待ちと
なる。
ステツプ90でバランス「L」又は「R」キー5
2又は53が押されていると判定した場合には、
前回レジスタに記憶されたキー識別データと今回
のキー識別データとを比較することにより、その
キーが前回のサイクルのときと同じキーであるか
否かを判断する(ステツプ92)。この判断により、
同じキーが連続して押されているか否かを判定で
きるのである。連続押しでない場合には、レジス
タのキー識別データを書き換え(ステツプ93)、
続いてそのキーがバランス「L」キー52か否か
を判断する(ステツプ94)。バランス「L」キー
52である場合には、Lチヤンネルの音量を増大
しかつRチヤンネルの音量を減少せしめるべく、
電子ボリユーム27(第4図参照)に対してデー
タ及びクロツクを送出し(ステツプ95)、バラン
ス「R」キー53である場合にはその逆の制御を
行なう(ステツプ96)。
ステツプ92で連続押しと判定した場合には、左
右チヤンネルの音量バランスがとれた(センター
バランス状態)か否かを判断し(ステツプ97)、
バランスがとれていない場合にはステツプ94に移
行して上述と同様の動作を行ない、バランスがと
れた場合にはその時点で連続押しの受け付けを止
める。センターバランス状態は、電子ボリユーム
回路27に対して送出する左右チヤンネルのデー
タを比較し両データの一致をみることによつて検
出できる。
このように、バランスキーが連続押しされてい
るときにセンターバランス状態になつたら、その
時点で連続押しの受け付けを止めることにより、
いわゆるセンタークリツク効果が得られるので、
簡単にかつ確実にセンターバランス状態を得るこ
とができると共に、表示を見ないでの操作が可能
となる。従つて、特に表示を確認しないで操作す
る機会が多い車載用機器に有用である。
なお、本実施例では、上述した音量バランスの
処理方法をデイスクプレーヤにおける電子ボリユ
ーム回路に適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、通常のトーンコン
トロール回路やフエーダーコントロール回路等に
も適用し得るものである。
発明の効果 以上説明したように、本発明による車載用デイ
スクプレーヤによれば、フオーカシング動作を所
定回数だけ繰り返してもフオーカスがとれない場
合にはストツプモードに移行するようにしたの
で、サーボ系にかかる負荷を軽減できると共に、
ピツクアツプの発熱等を防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車載用オートローデイン
グデイスクプレーヤの外観を示す概略斜視図、第
2図はその内部構造を示す概略構成図、第3図は
制御系の回路構成を示すブロツク図、第4図は第
3図の回路の一部具体的構成を示すブロツク図、
第5図は表示方法の一例を示す図、第6図乃至第
12図はCPUによつて実行される各動作手順を
示すフローチヤートである。 主要部分の符号の説明、1……ハウジング、3
……デイスク、4……スロツト、5……操作キー
群、7……ローデイングモータ、9……スピンド
ルモータ、11……デイスク検出スイツチ、12
……ローデイング完了検出スイツチ、13……イ
ジエクト完了検出スイツチ、14……ピツクアツ
プ、15……キヤリツジモータ、27……電子ボ
リユーム回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デイスクの記録情報を読み取る光学式ピツク
    アツプと、前記ピツクアツプのフオーカシング動
    作の制御を行ないかつロツクイン時にはロツクイ
    ン信号を発生するフオーカスサーボ回路とを備
    え、再生中にフオーカスが外れたとき前記フオー
    カシング動作を繰り返すようになされた車載用デ
    イスクプレーヤであつて、前記フオーカシング動
    作の開始時点から所定時間内に前記ロツクイン信
    号が発生されないときこれを検出して検出信号を
    発生する手段と、前記検出信号の発生回数をカウ
    ントするカウンタとを備え、前記カウンタのカウ
    ント値が所定値になつたときストツプモードに移
    行することを特徴とする車載用デイスクプレー
    ヤ。
JP10350886A 1986-05-06 1986-05-06 車載用デイスクプレ−ヤ Granted JPS62259230A (ja)

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