JPH0541733U - 型締機構付ゴム用成形金型装置 - Google Patents

型締機構付ゴム用成形金型装置

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JPH0541733U
JPH0541733U JP10238491U JP10238491U JPH0541733U JP H0541733 U JPH0541733 U JP H0541733U JP 10238491 U JP10238491 U JP 10238491U JP 10238491 U JP10238491 U JP 10238491U JP H0541733 U JPH0541733 U JP H0541733U
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JP
Japan
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mold
mold clamping
rubber
molding die
divided bodies
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Pending
Application number
JP10238491U
Other languages
English (en)
Inventor
透 安達
Original Assignee
三友工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続加硫設備の簡素化,設備コストの低減を
図り、且つ連続加硫システムの設計の自由度を高めるこ
とを目的とする。 【構成】 ゴム用成形金型装置を(イ)複数の分割体1
2,14,16から成るゴム用成形金型本体10と、
(ロ)該金型本体10を締め付ける方向の最も外側に位
置する分割体の一方若しくはその外側に位置して該金型
本体を挾圧する部材に形成された雌ねじ穴26と、
(ハ)前記雌ねじ穴にねじ込まれて前記金型本体を緊締
する締付ボルトとを含むように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は連続加硫成形用ゴム成形金型装置に係り、詳しくは型締機構を備え たものに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
ゴム成形品の連続加硫成形設備としてのロータリー加硫成形設備は、型締状態 の成形金型内部に射出ステーションでゴム材料を射出し、その後これを射出ステ ーションから離脱させるとともに所定の回転軌跡に沿って間欠的に移動させ、こ の間に加硫反応を進行させるといったもので、射出ステーションにおいてゴム材 料の射出を連続的に行い得、引き続いて射出したゴム材料を連続的に加熱加硫す ることができる。
【0003】 このロータリー式加硫設備の場合、図3(A)に示しているように回転テーブ ル100上に配された成形金型102ごとに油圧シリンダ104を含む型締装置 を備えたものが一般的である。
【0004】 射出時はもとよりその後も型締装置にて所定の型締状態を保ち、この状態で各 ステーションを経由して移動させるのである。
【0005】 しかしながらこの設備では各成形金型102ごとに油圧シリンダ104等の駆 動装置を含む型締装置が必要で、必然的に設備が複雑化,大型化し、設備コスト が高くなる欠点がある。
【0006】 一方、図3(B)に示しているように射出ステーションでは油圧シリンダ等に より型締力を加え、その後は型締機構の作用で型締力を保持するといったものも 考えられている。
【0007】 この型締機構は押圧板106,中心部のロッド108及び下向きの係合ピン1 10を備えた押圧体と、切欠112を備えた回転体114とを有し、この押圧体 により成形金型102を皿バネ116の弾発力に抗して押し上げた状態で、回転 体114を回転させることにより押圧体を押上状態に保ち、以て常時皿バネ11 6の弾発力を型締力として金型102に作用させるようにしたものである。
【0008】 この設備の場合、(A)に示すものほどではないにしても設備が複雑化し、設 備コストが高くなることを否めない。
【0009】 また平均した型締力を与えるためには各部の寸法の精度を高くする必要がある 問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置はこのような課題を解決するために案出されたものであり、その 要旨は、(イ)複数の分割体から成るゴム用成形金型本体と、(ロ)該成形金型 本体を締め付ける方向の最も外側に位置する分割体の一方若しくはその外側に位 置して該金型本体を挾圧する部材に形成された雌ねじ穴と、(ハ)前記雌ねじ穴 にねじ込まれて前記金型本体を緊締する締付ボルトとを含むことにある。
【0011】
【作用及び考案の効果】
本考案の装置はそれ自身が型締機構を有しているため、従来のような複雑な型 締装置及びその駆動装置等を多数必要とせず、これにより連続加硫設備を簡素化 することができるとともに、設備コストを大幅に低減することができる。
【0012】 また金型装置は単独で取出し及び移動可能であるため、射出ステーション,金 型の分解,組立ステーション等各ステーションの配置やシステムの流れ等を自由 に変更することが可能であり、連続加硫システムの設計の自由度が大幅に高まる 利点も得られる。
【0013】 本考案においては、雌ねじ穴内部に金属線材をコイル状に巻いて成るねじブッ シュを内蔵させ、ボルトをこのねじブッシュにねじ込むことで、ねじ込み力をこ のねじブッシュを介して各分割体のそれぞれに及ぼし、成形金型本体を型締状態 とすることが望ましい。
【0014】 金属線材をコイル状に巻いて成るこのねじブッシュは応力をねじ合せ部全長に 亘って分布,分散させる働きを有し、従って上記のようにすると一旦加えられた 型締力は、その後も安定的に保持される。
【0015】 またボルトに加えるトルクを一定とすることにより、一定の型締力を成形金型 に及ぼすことができる。
【0016】 しかもねじがつぶれたり損傷したりした場合にも、このねじブッシュを取り替 えるだけで済み、長期に亘って同一金型を使用し続けることができる。
【0017】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1及び図2において10はゴム成形用の金型本体であって、上型12と中型 14及び下型16の3つの分割体から成っている。
【0018】 上型12には、ボルト18の軸部を挿通し且つ頭部20を収容するためのボル ト穴24が設けられる一方、下型16には雌ねじ穴26が設けられ、ここにねじ ブッシュ28が螺合・装着されている。尚このねじブッシュ28は省略すること も可能である。
【0019】 ねじブッシュ28は、断面菱形の金属線材をコイル状に密に巻いて円筒形状と 成したもので外周面に雄ねじが、また内周面に雌ねじがそれぞれ形成されている 。
【0020】 本例の金型装置の場合、上型12のボルト穴24からボルト18を差し込んで 先端のねじ部を、下型16の雌ねじ穴26に螺合・装着したねじブッシュ28に ねじ込み、締め付けると、この締付力がねじブッシュ28を介して各分割体、即 ち上型12,中型14,下型16に及ぼされ、金型本体10が強く締め付けられ る。
【0021】 この締付力に基づく応力は雌ねじ穴26に装着されたねじブッシュ28の全長 に亘って分布,分散され、1つ1つのねじに対して局部的に偏った力が作用せず 、全部のねじに均等に分散される。
【0022】 このため振動や衝撃力が加わっても、加えた締付力が安定的に保持される。
【0023】 この金型装置はそれ自身が型締機構を有しているため、これをロータリー加硫 システムに適用した場合において、或いはその他の連続加硫システムに適用した 場合において、各ステーションごとに或いは各成形金型ごとに複雑な型締装置や 駆動装置を必要としない。
【0024】 例えばゴム製品を射出成形するに際し、射出時においては比較的強い型締力を 必要とするが、その後の加硫ステーション等においてはそれほど大きな型締力を 必要としない。例えば射出時において50トンの型締力が必要であるとすると、 その後の加硫ステーション等での型締力はその半分ないしそれ以下で十分である 。
【0025】 この型締を射出ステーションにおいてもまた加硫ステーション等においても同 じ力で行う従来の加硫設備は、いわば過剰品質となっていた。
【0026】 本例の装置は射出ステーション以外では必要且つ小さな力で型締しておけば足 りるとの着眼のもとに案出されたもので、これにより装置の複雑化,大型化の問 題を改善でき、設備コストを低減できるといった利点が得られる。
【0027】 また金型装置自身が型締機構を有しているので、これを自由な流れ,工程に沿 って移動,処理することが可能となり、連続加硫システムの設計の自由度が大幅 に向上する。
【0028】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態 で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である金型装置の斜視図であ
る。
【図2】同じ金型装置の一部切欠正面図である。
【図3】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 成形金型本体 12 上型 14 中型 16 下型 18 締付ボルト 26 雌ねじ穴 28 ねじブッシュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)複数の分割体から成るゴム用成形
    金型本体と (ロ)該成形金型本体を締め付ける方向の最も外側に位
    置する分割体の一方若しくはその外側に位置して該金型
    本体を挾圧する部材に形成された雌ねじ穴と (ハ)前記雌ねじ穴にねじ込まれて前記金型本体を緊締
    する締付ボルトとを含むことを特徴とする型締機構付ゴ
    ム用成形金型装置。
JP10238491U 1991-11-16 1991-11-16 型締機構付ゴム用成形金型装置 Pending JPH0541733U (ja)

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JP10238491U JPH0541733U (ja) 1991-11-16 1991-11-16 型締機構付ゴム用成形金型装置

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JP10238491U JPH0541733U (ja) 1991-11-16 1991-11-16 型締機構付ゴム用成形金型装置

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JPH0541733U true JPH0541733U (ja) 1993-06-08

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ID=14325961

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JP10238491U Pending JPH0541733U (ja) 1991-11-16 1991-11-16 型締機構付ゴム用成形金型装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105391A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Toyoda Gosei Co Ltd 型締め機構及び射出成形機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127708U (ja) * 1984-07-25 1986-02-19 トヨタ自動車株式会社 リ−フ式リヤサスペンシヨン

Patent Citations (1)

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