JP2567105Y2 - 金型等の押え金具 - Google Patents

金型等の押え金具

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Publication number
JP2567105Y2
JP2567105Y2 JP8087491U JP8087491U JP2567105Y2 JP 2567105 Y2 JP2567105 Y2 JP 2567105Y2 JP 8087491 U JP8087491 U JP 8087491U JP 8087491 U JP8087491 U JP 8087491U JP 2567105 Y2 JP2567105 Y2 JP 2567105Y2
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JP
Japan
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bolt
concave groove
mold
fixed
metal fitting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8087491U
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English (en)
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JPH0531917U (ja
Inventor
庄二郎 長谷川
和夫 吉田
Original Assignee
株式会社スーパーツール
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Filing date
Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はたとえば射出成形機にお
いて金型をダイプレートに止め付けるための押え金具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機に用いられる金型押え金具を
例にとって従来技術を説明する。
【0003】図3において、1は金型、1aは金型1の
ベース、2は成形機のダイプレート、3は押え金具であ
る。
【0004】この押え金具3は、一側に押圧部4aを備
えた金具本体4と、この金具本体4の中間部に貫挿され
た締付けボルト5と、同本体4における押圧部4aと反
対側に下側からねじ込まれた調整ボルト6とによって構
成され、金具本体4の中間部が締付けボルト5によって
ダイプレート2に締付けられることにより、押圧部4a
でベース1aをダイプレート2に押え込み固定する。
【0005】ここで、ベース1aの厚み寸法Sは金型サ
イズ等によって種々異なる(通常は5mm刻みで25mm〜
35mmの四通りがある)ため、このベース厚みに応じ、
調整ボルト5で金具本体4とダイプレート2との間隔を
調整する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この場合、従来の押え
金具3では、調整ボルト5の回転量、すなわちどれ位ボ
ルト5を移動させたか、そしてこれによってどれ位間隔
が変化したかの目安となるものが一切無かった。このた
め、すべて目分量ないし勘での調整となるため、何度も
ボルト操作をやり直さなければならず、調整に手間取る
という欠点があった。
【0007】そこで本考案は、調整ボルトの調整操作に
明確な目安を与えて簡単に調整することができる金型等
の押え金具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、金具本体の中
間部が締付け具で締付けられ、この締付け力により同本
体の一側部で金型等を固定対象物に押え込み固定し、他
側部で調整ボルトによって金具本体と固定対象物との間
隔を調整しうるように構成された金型等の押え金具にお
いて、上記調整ボルトの周面に凹溝が同ボルト軸方向に
設けられ、一方、上記金具本体に、調整ボルトの外周側
から上記凹溝に対して係合・離脱しうる係合部材と、こ
の係合部材を凹溝側に押し付けるバネとが設けられてな
るものである。
【0009】
【作用】この構成によると、調整ボルトの操作中、係合
部材が凹溝に嵌まり込む度にそれが手応えとして操作者
に伝わるため、これを目安としてボルトの回転量、すな
わち調整量を簡単に把握することができる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図1,2によって説明す
る。
【0011】この押え金具7は、基本的には従来同様、
一側に押圧部8aを備えた金具本体8と、この金具本体
8の中間部でダイプレート2にねじ込まれる締付け具と
しての締付けボルト5と、同本体8の他側部にねじ込ま
れた調整ボルト9とによって構成される。
【0012】この調整ボルト9には、外周面の周方向一
個所に凹溝10がねじ部9aの全長に亘って軸方向に設
けられ、ねじ部9aに臨んで金具本体8に設けられた係
合部材としてのボール11がこの凹溝10に対して係合
・離脱しうるようになっている。
【0013】このボール11は、筒状のケーシング12
の先端部に保持され、同ケーシング12内に設けられた
圧縮コイルバネ13により、常時、ねじ部9aに接触す
る方向、すなわち凹溝10に弾性的に係合しうる方向の
バネ力を付与されている。
【0014】この構成において、調整ボルト9の回転時
(金具本体8とダイプレート2の間隔の調整時)に、ボ
ルト1回転に一度ずつ、すなわちねじ部9aの1ピッチ
で1回ずつ図示のようにボール11が凹溝10に嵌まり
込むため、操作者はその手応えによってボルト9が1回
転したこと(1ピッチ分移動したこと)を明確に知るこ
とができる。このため、これを目安として全調整量を容
易に把握することができる。
【0015】たとえば、ベース1aの厚み寸法Sが20
mmから35mmまで5mm四通りある場合に、ねじ部9aを
1ピッチ5mmに設定しておけば、ボール11が凹溝10
に係合した回数(回数×5mm)によって機械的に調整量
を把握できるため、上記四通りのベース厚みに応じた調
整操作がきわめて容易となる。
【0016】また、このような段階的な調整でなく、無
段階の調整を行う場合でも、ボルト9の1回転を明確に
把握できることにより、その中間での回転量もほぼ正確
に把握できるため、このような目安が一切無い図3の従
来の押え金具3と比較して調整作業を遥かに簡単、迅速
に行うことができる。
【0017】ところで、凹溝10は、上記実施例のよう
に周方向1個所だけでなく、複数個所に等間隔置きに設
けてもよい。
【0018】また、係合部材として、上記実施例のボー
ル11に代えて先端が球面となった軸体を用いてもよ
い。
【0019】一方、この押え金具は、射出成形機の金型
だけでなく、ダイカストマシンやプレス機械における金
型の固定、あるいはフライス盤やボール盤におけるワー
クの固定等にも適用することができる。
【0020】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、調整
ボルトの周面に凹溝を同ボルト軸方向に設け、このボル
トの回転操作中に、金具本体に設けた係合部材をバネの
力によりこの凹溝に対して係合・離脱させるように構成
したから、この係合部材が凹溝に嵌まり込んだときの手
応えにより、操作者がボルトの移動量を容易に把握する
ことができる。このため、このような目安が全く無い従
来の押え金具と比較して、調整ボルトによる金具本体と
固定対象物との間隔の調整作業を簡単、迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のII-II線拡大断面図である。
【図3】従来の押え金具を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 金型のベース 2 固定対象物としての射出成形機のダイプレート 7 押え金具 8 金具本体 8a 同本体の押圧部 5 締付け具としての締付けボルト 9 調整ボルト 10 同ボルトの凹溝 11 係合部材としてのボール 13 バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金具本体の中間部が締付け具で締付けら
    れ、この締付け力により同本体の一側部で金型等を固定
    対象物に押え込み固定し、他側部で調整ボルトによって
    金具本体と固定対象物との間隔を調整しうるように構成
    された金型等の押え金具において、上記調整ボルトの周
    面に凹溝が同ボルト軸方向に設けられ、一方、上記金具
    本体に、調整ボルトの外周側から上記凹溝に対して係合
    ・離脱しうる係合部材と、この係合部材を凹溝側に押し
    付けるバネとが設けられてなることを特徴とする金型等
    の押え金具。
JP8087491U 1991-10-04 1991-10-04 金型等の押え金具 Expired - Lifetime JP2567105Y2 (ja)

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JP8087491U JP2567105Y2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 金型等の押え金具

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JPH0531917U JPH0531917U (ja) 1993-04-27
JP2567105Y2 true JP2567105Y2 (ja) 1998-03-30

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JP5372331B2 (ja) * 2007-02-08 2013-12-18 住友重機械工業株式会社 型締装置

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JPH0531917U (ja) 1993-04-27

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