JPH0541611A - 誘電体発振器 - Google Patents

誘電体発振器

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JPH0541611A
JPH0541611A JP21659391A JP21659391A JPH0541611A JP H0541611 A JPH0541611 A JP H0541611A JP 21659391 A JP21659391 A JP 21659391A JP 21659391 A JP21659391 A JP 21659391A JP H0541611 A JPH0541611 A JP H0541611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
oscillator
dielectric
field effect
effect transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP21659391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Mori
昌彦 森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数の安定化を損ねることなく、小型の誘
電体発振器を得ることを目的とする。 【構成】 セラミック基板をセラミック基板(a)1
0,セラミック基板(b)11に2分割し、電界効果ト
ランジスタ9の上面がこのセラミック基板10,11の
表面より下方に位置するように、この電界効果トランジ
スタ9をこの分割されたセラミック基板10,11間に
装着するとともに、安定化誘電体共振器6を、電界効果
トランジスタ9よりこの電界効果トランジスタ9が発生
する周期的な電気振動の1/4波長離れた位置近傍に装
着させた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘電体共振器を利用
して発振周波数の安定化を図った、マイクロ波用の誘電
体発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実公昭61−43294号
公報に示された従来の誘電体発振器を示す回路図であ
り、図において、1は周期的な電気振動を発生する電界
効果トランジスタ、2は電界効果トランジスタ1のソー
ス・リード線Sより出力端子3に接続するソース・マッ
チング・ストリップライン(ストリップライン)、4は
電界効果トランジスタ1のゲート・リード線Gより他端
が接地された無反射終端抵抗5に接続するゲート結合ス
トリップライン(ストリップライン)、6はゲート結合
ストリップライン4に結合して装着された円柱状の安定
化誘電体共振器(誘電体共振器)である。
【0003】このように、いわゆる誘電体発振器は例え
ば、ガリウム・ヒ素電界効果トランジスタ(GaAs
FET)1を利用したマイクロ波発振器のゲート結合ス
トリップライン4に、チタン酸バリウム等の安定化誘電
体共振器6を結合させて発振周波数の安定化を図り、小
型にもかかわらず高出力で安定した発振周波数を出力す
るため、広くミリ波を含むマイクロ波通信装置に使用さ
れている。
【0004】次に動作について説明する。電界効果トラ
ンジスタ1のドレインリード線Dは接地されており、ソ
ース・リード線Sはソース・マッチング・ストリップラ
イン2を介して出力端子3に接続され、ゲートリード線
Gはゲート結合ストリップライン4および無反射終端抵
抗5を介して接地されている。
【0005】また、主として電界効果トランジスタ1よ
り、この電界効果トランジスタ1が発生する周期的な電
気振動の1/4波長(λ/4)の位置に、円柱状の安定
化誘電体共振器6が装着されて、ゲート結合ストリップ
ライン4と磁界結合して発振周波数を安定化させる。
【0006】図6,図7は各々図5にもとづいた従来の
誘電体発振器を示す実装配置平面図および実装配置断面
図である。図6において、7はセラミック基板、8は接
地導体であり、セラミック基板7上に、電界効果トラン
ジスタ1をはさんで左右にソース・マッチング・ストリ
ップライン2およびゲート結合ストリップライン4がそ
れぞれ形成されている。誘電体共振器6は、その中心か
ら電界効果トランジスタ1まで、λ/4(破線表示)と
3λ/4(実線表示)離れた実装状態を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘電体発振器は
以上のように構成されているので、発振周波数が高く、
例えば発振周波数が13GHzになるとセラミック基板
7上での実効波長λは、誘電率を9.8とすると7.3
mmとなり、したがって、λ/4は2mmにもみたず、
かなり小さい安定化誘電体共振器6(発振周波数13G
Hz用として直径4.8mm、厚さ2mm程度のものが
使用される。)といえども、隣接する電界効果トランジ
スタ1に妨げられて実装が不可能となる。
【0008】この配置を可能にするまで安定化誘電体共
振器6を上方に移すことは、ゲート結合ストリップライ
ン4との結合を疎にすることになって、発振安定化の目
的を阻害する。そこで、図6で実線表示したように、安
定化誘電体共振器6を等価的にインピーダンスの等しい
3λ/4の位置に実装することはできるが、安定化誘電
体共振器6としての占有面積が大きくなり、誘電体発振
器の小型化に支障をきたすなどの問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、発振周波数の安定化を損ねるこ
となく、小型の誘電体発振器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る誘
電体発振器は、基板を分割し、発振素子上面が基板の表
面より下方に位置するように、発振素子をこの分割され
た基板間に装着するとともに、誘電体共振器を、発振素
子よりこの発振素子が発生する周期的な電気振動の1/
4波長離れた位置近傍に装着させたものである。
【0011】請求項2の発明に係る誘電体発振器は、基
板にくぼみを設け、発振素子上面が基板の表面より下方
に位置するように、発振素子をこの基板のくぼみに装着
するとともに、誘電体共振器を、発振素子よりこの発振
素子が発生する周期的な電気振動の1/4波長離れた位
置近傍に装着させたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明における誘電体発振器は、発振
素子を、この発振素子上面が基板の表面より下方になる
ように位置させ、分割された基板間に装着されたことに
より、誘電体共振器を、発振素子よりこの発振素子が発
生する周期的な電気振動の1/4波長離れた位置近傍に
装着させても発振素子と接触することがない。
【0013】請求項2の発明における誘電体発振器は、
発振素子を、この発振素子上面が基板の表面より下方に
なるように位置させ、基板のくぼみに装着されたことに
より、誘電体共振器を、発振素子よりこの発振素子が発
生する周期的な電気振動の1/4波長離れた位置近傍に
装着させても発振素子と接触することがない。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。なお、図中従来技術である図5〜図7
に示したものと、同一の構成部分には同一符号を付し
て、その重複する説明を省略する。
【0015】図1は請求項1の発明の一実施例による誘
電体発振器を示す実装配置図であり、図2は図1の断面
図である。図において、9は上面がセラミック基板の表
面より下方位置するように配置された発振素子としての
電界効果トランジスタ、10,11は2分割された基板
としてのセラミック基板(a)とセラミック基板(b)
である。
【0016】このような構成とすることにより、安定化
誘電体共振器6を電界効果トランジスタ9から波長λの
1/4離れた近傍に装着するのになんの支障もきたすこ
ともない。また、波長λの3/4離れた近傍に装着した
従来技術と比較して、実装面積が狭小で済むので誘電体
発振器全体として小型化される。
【0017】なお、上記実施例においては、電界効果ト
ランジスタ9を使用して、安定化誘電体共振器6とゲー
トリードにてストリップライン結合を行なったが、他の
発振素子、例えばシリコントランジスタ、ガンパットダ
イオード等でもよく、結合も他の結合、例えばソース・
リード等でもよいことは勿論である。
【0018】実施例2.図3は請求項2の発明の一実施
例による誘電体発振器を示す実装配置図であり、図4は
図3の断面図である。図において、9は実施例1同様、
上面がセラミック基板の表面下に配置された電界効果ト
ランジスタ、12は実施例1ではセラミック基板(a)
とセラミック基板(b)に2分割していたが、本実施例
では、電界効果トランジスタ9を配置するため、くぼみ
を設けたセラミック基板(基板)である。
【0019】このような構成とすることにより、上記実
施例1と同様な効果を奏する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、誘電体発振器の基板を分割し、発振素子上面が基板
の表面より下方に位置するように、発振素子をこの分割
された基板間に装着するとともに、誘電体共振器を、発
振素子よりこの発振素子が発生する周期的な電気振動の
1/4波長離れた位置近傍に装着させた構成としたの
で、発振素子と誘電体共振器が接触することがなく、発
振周波数の安定化を損ねることのない小型の誘電体発振
器が得られる効果がある。
【0021】また、請求項2の発明によれば、誘電体発
振器の基板にくぼみを設け発振素子上面が基板の表面よ
り下方に位置するように、発振素子をこの基板のくぼみ
に装着し、誘電体共振器を、発振素子よりこの発振素子
が発生する周期的な電気振動の1/4波長離れた位置近
傍に装着させた構成としたので、発振素子と誘電体共振
器が接触することがなく、発振周波数の安定化を損ねる
ことのない小型の誘電体発振器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による誘電体発振器
を示す実装配置図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例による誘電体発振器
を示す実装配置図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】従来の誘電体発振器を示す回路図である。
【図6】従来の誘電体発振器を示す実装配置図である。
【図7】図6の断面図である。
【符号の説明】
2 ソース・マッチング・ストリップライン(ストリッ
プライン) 4 ゲート結合ストリップライン(ストリップライン) 6 安定化誘電体共振器(誘電体共振器) 9 電界効果トランジスタ(発振素子) 10 セラミック基板(a)(基板) 11 セラミック基板(b)(基板) 12 セラミック基板(基板)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された基板と、上面を上記基板の表
    面より下方に位置するように該基板間に装着され、周期
    的な電気振動を発生する発振素子と、該発振素子のリー
    ド線と接続され、上記基板上にこのリード線の延長線方
    向に配設されたストリップラインと、該ストリップライ
    ンに結合し、上記発振素子より上記電気振動の1/4波
    長離れた位置近傍に装着された誘電体共振器とを備えた
    誘電体発振器。
  2. 【請求項2】 くぼみを設けた基板と、上面を上記基板
    の表面より下方に位置するように該基板のくぼみに装着
    され、周期的な電気振動を発生する発振素子と、該発振
    素子のリード線と接続され、上記基板上にこのリード線
    の延長線方向に配設されたストリップラインと、該スト
    リップラインに結合し、上記発振素子より上記電気振動
    の1/4波長離れた位置近傍に装着された誘電体共振器
    とを備えた誘電体発振器。
JP21659391A 1991-08-02 1991-08-02 誘電体発振器 Pending JPH0541611A (ja)

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