JPH054153Y2 - - Google Patents

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JPH054153Y2
JPH054153Y2 JP7682686U JP7682686U JPH054153Y2 JP H054153 Y2 JPH054153 Y2 JP H054153Y2 JP 7682686 U JP7682686 U JP 7682686U JP 7682686 U JP7682686 U JP 7682686U JP H054153 Y2 JPH054153 Y2 JP H054153Y2
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cassette
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はDATなどのスライド板を有するカ
セツトを使用するカセツトテープレコーダにおけ
るカセツトの誤取り出し防止機構に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
この種装置の従来の構成を第8図〜第16図に
示す。第8図はカセツトがイジエクト位置にある
ときの装置全体の斜視図、第9図は第8図の側面
図、第10図はカセツトを上下からつかんで取り
出したときのカセツトの斜視図、第11図は第1
0図を裏から見たときの斜視図、第12図はカセ
ツトを左右からつかんで取り出したときのカセツ
トの斜視図、第13図は第12図を裏から見たと
きの斜視図、第14図はカセツトがイジエクト位
置にあるときのカセツトの要部断面図、第15図
はカセツトを取り出したときのカセツトの要部断
面図、第16図は第15図を裏から見た斜視図で
ある。図において、1は装置本体、2はカセツト
装着用の開口部を有し、装置本体1の前面に取り
付けられたパネル、3はカセツト、4はカセツト
3に備えられ、移動してカセツト3内部を露出、
遮閉し、カセツト3に設けられたばねによつて遮
閉する方向に付勢されたスライド板、5はスライ
ド板4の開位置を規制するカセツト3に設けられ
たストツパー、6はストツパー5を弾性変形させ
てその位置を変化させるプレートである。
従来のこの種装置はカセツト3がイジエクト位
置にあるとき、スライド板4はカセツト3内部を
露出した開位置にあり、ストツパー5がスライド
板4から外れているので(第14図参照)、カセ
ツト3を装置本体1から取り出すにつれてスライ
ド板4が移動し、スライド板4がカセツト3内部
を遮閉した状態で取り出される。しかし、多くの
場合第10図及び第11図に示すように、カセツ
ト3を装置本体1から取り出す際に誤つてカセツ
ト3とスライド板4を一緒につかんで取り出すた
め、プレート6により変位させられたストツパー
5が再びスライド板4の位置規制をする位置まで
復帰し、第15図に示すようにカセツト3を取り
出した後もスライド板4はストツパー5に規制さ
れてカセツト3内部を露出したままの状態とな
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のカセツトテープレコーダは前記のように
構成されているので、誤つてカセツト3をつかむ
と、スライド板4が閉まらずカセツト3内部を露
出した状態で取り出されてしまい、取り出した後
もカセツト3に設けられたストツパー5によつて
スライド板4が閉まらず、カセツト3内部が外部
から遮閉されないために、塵埃などが浸入してテ
ープに付着し、再生時に装置のヘツドおよびテー
プ自身を損傷するという問題点と、露出したテー
プを直接手の指などで触れてテープの性能を劣化
させるという極めて重大な問題点があつた。
この考案はこのような問題点を解消するために
なされたもので、塵埃などによる装置のヘツドお
よびテープ自身の損傷を防止し、かつ露出したテ
ープが外部と接触してテープ性能を劣化させるの
を防止できるカセツトテープレコーダを得ること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るカセツトテープレコーダは、イ
ジエクト位置にあるカセツトのスライド板の全部
もしくはほぼ全部を露出させないように形成され
たカセツト装着用の開口部を有するパネルを備え
たものである。
〔作用〕
この考案におけるパネルは、カセツトを取り出
す時にカセツト本体とスライド板を一緒につかむ
ことを防止することができる。
〔実施例〕
以下第1図〜第7図に示すこの考案の一実施例
について説明する。第1図はカセツトがイジエク
ト位置にある時の装置全体の斜視図、第2図は第
1図の側面図、第3図はカセツトを左右からつか
んで取り出した時の斜視図、第4図は第3図を裏
から見た時の斜視図、第5図はカセツトがイジエ
クト位置にある時の要部断面図、第6図はカセツ
トを取り出した時のカセツトの要部断面図、第7
図は第6図を裏から見た斜視図であり、図中前記
従来装置と同一または相当部分については同一符
号を付して説明を省略する。
図において、7はカセツトがイジエクト位置に
あるとき、そのスライド板4の全部もしくはほぼ
全部を露出させないように形成されたカセツト装
着用の開口部を有し、装置本体1の前面に取り付
けられたパネルである。
このようなものにおいて、イジエクト位置にあ
るカセツト3を左右からつかんで取り出す場合、
指がスライド板4に直接触れないため、第5図に
示す状態にあるスライド板4はストツパー5を変
位させた状態で移動し、必ず第6図に示すように
カセツト3内部を遮閉して取り出される。
またカセツト3を上下からつかんで取り出す場
合もスライド板4に指が触れないため、前記と同
様にスライド板4が閉じてカセツト3内部を遮閉
した状態で取り出される。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、カセツトを取
り出す時に、カセツト本体とスライド板を一緒に
つかむことがないために、スライド板を閉じてカ
セツト内部を遮閉した状態で取り出されるので、
塵埃などによる装置のヘツドおよびテープ自身の
損傷を防止し、かつ、露出したテープが外部と接
触してテープ性能を劣化させることを防止しうる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図のものの側面図、第3図と第4図は
カセツトを取り出した時のカセツトの斜視図、第
5図と第6図はカセツトの要部断面図、第7図は
第6図のカセツトの斜視図、第8図は従来例を示
す装置全体の斜視図、第9図は第8図のものの側
面図、第10図〜第13図はカセツトを取り出し
たときのカセツトの斜視図、第14図と第15図
はカセツトの要部断面図、第16図は第15図の
カセツトの斜視図である。 図中、1は装置本体、3はカセツト、4はスラ
イド板、5はストツパー、6はプレート、7はパ
ネルである。尚、図中同一符号は同一または相当
部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライド板が移動してカセツト内部を露出、遮
    閉するようにしたカセツトを使用し、かつカセツ
    トがイジエクト位置と装着位置との間を移動せし
    められるようにしたものにおいて、イジエクト位
    置にあるカセツトのスライド板の全部もしくはほ
    ぼ全部を露出させないで、直接指がスライド板に
    触れないように形成されたカセツト装着用の開口
    部を有するパネルを備えたことを特徴とするカセ
    ツトテープレコーダ。
JP7682686U 1986-05-19 1986-05-19 Expired - Lifetime JPH054153Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7682686U JPH054153Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JP7682686U JPH054153Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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Publication Number Publication Date
JPS62187490U JPS62187490U (ja) 1987-11-28
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