JPS6038530Y2 - 磁気記録テ−プ内蔵カセツト用ガ−ドパネル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気記録テープを内蔵したカセット前面部に配
置されるテープカセット用ガードパネルに関するもので
ある。

従来広く使用されている磁気テープを内蔵したカセット
は、テープレコーダに装着して録音、再生を行なうため
にその前面部は開放され、磁気テープが露出されている
。

このために、テープカセットを保管しているとき該カセ
ット前面部の開口部より塵埃が進入してテープに付着し
、録音、再生に悪影響を及ぼしたり、時にはカセットの
取扱い時に不注意にも該カセット前面部に露出している
テープを傷付けたり、又は裂開したりすることがあった
。

従って、本考案の主たる目的は、従来のカセットが有す
る上記のような欠点に鑑みて、通常のテープカセットの
前面部に隣接して設けられているピンチローラ孔を利用
して該テープカセットの前面部の開口を閉鎖、即ち、覆
うようにしたガードパネルを提供することである。

本考案の他の目的は、テープカセットを積重ねて保管し
た場合にも、厚みが増大せず、保管し易いように構成さ
れたガードパネルを提供することである。

本考案の他の目的は、テープカセットへの着脱が極めて
容易なガードパネルを提供することである。

本考案の更に他の目的は、構造が簡単で、製造容易なガ
ードパネルを提供することである。

簡単に述べると、本考案のガードパネルは、磁気録テー
プ内蔵カセットの前面部開口を覆って保護する細長いガ
ードパネルであり、幅がカセット前面部の厚みを超えな
い細長い基板と、その基板からカセット前面部開口の上
下内壁に沿って挿入されてキャプスタンローラ孔に係止
しうる係止手段とから成ることを特徴とする。

好ましくは、基板の端部には指で引出しうるタブを設け
る。

本考案によれば、ガードパネルはかさ張らず、また特に
カセット前面部の厚みを増すことがないので、複数のカ
セットを積重ねて保管するとき全厚が増すことがない一
方、塵埃の侵入や、テープの傷付け、又は裂開などを効
果的に防止できる。

次に、本考案に係るガードパネルを図面に則して更に詳
しく説明する。

本考案に係るガードパネル１は、第１図に図示されるよ
うに、磁気記録テープを内蔵したカセット２の前面部４
に配置される。

第２Ｂ図を参照すると分るように、ガードパネル１は、
テープカセット２の前面部４の開口６１，６□？ ６
３９ ６４及び６５を覆う大きさとされた平らな細長の
基板６と、該基板６をテープカセット２に着脱自在に取
付けるために該基板６に取付けられた係止手段８．１０
，１２，１４とを具備する。

前記係止手段８，１０，１２，１４は基板６上縁６ａ及
び下縁６ｂに沿って且つ該基板６の面に対して垂直方向
に突出する脚部８． 、 １０． 、 １２． 、 １
４゜を有する。

該脚部は前記基板に対して上、下方向に多少撓み得るよ
うに弾性を有している。

又脚部８、．１２．はテープカセット２のキャプスタン
ローラ孔２０ ａ、 ２０ ｂに隣接した前面開口部
６１に、又脚部１０□、１４１はテープカセット２の他
方のキャプスタンローラ孔２２ａ、２２ｂに隣接した前
面開口部６．に対応するように配置されている。

前記脚部８１及び１０．の先端部には上方向に突出する
突起８２及び１０゜力扶々設けられ、脚部１２□及び１
４１の先端部には下方向に突出する突起１２□及び１４
□が夫々設けられる。

該突起８□、１０゜、１２□、１４゜はガードパネル１
がテープカセット２に適合されたとき、テープカセット
２のキャプスタンローラ孔に嵌合腰ガードパネル１をテ
ープカセット２に弾発係止させるためのものである。

該ガードパネル１とテープカセット２との弾発係止態様
は後に詳しく説明する。

細長基板６の両側端部にはガードパネル１のテープカセ
ットへの着脱を容易にするためのタブ２４．２６が設け
られる。

基板６の外側の、つまり係止手段の脚部が突出している
側とは反対の側面には凹所２８が設けられ、インデック
スラベル３０を貼付し得るように形成される。

前記凹所２８は必須のものではなく、インデックスラベ
ル３０は平らな基板６の側面に直接貼付し得ることば明
らかであろう。

インデックスラベル３ｏには該テープカセット２の記録
内容又は種々の事項が印字又は書き込まれる。

又場合によっては、インデックスラベル３０ではなく、
基板６の側面に直接印字又は記入することも可能であろ
う。

以上の如くに構成されたガードパネル１をテープカセッ
ト２の前面開口部に装着する場合には、ガードパネル１
の脚部８．．１２□をテープカセット２の開口部６１に
、脚部１０．．１４□を開口部６５に夫々適合し、第３
図に図示されるように、矢印方向に押す。

脚部８□、１２□に設けられた突起８□、１２゜のため
に各脚部は互いに接近するように、即ち、内方向に弾性
的に曲げられる。

ガードパネル１は更に脚部突起がカセットのキャプスタ
ンローラ孔に適合する位置に達する迄押し続けられる。

この点にて、第４図に図示されるように脚部突起８゜、
１２□はキャプスタンローラ孔２０ ａ、 ２０ ｂ
に嵌合する。

同様に、脚部突起１０゜、１４□もキャプスタンローラ
孔２２ａｔ２２ｂに嵌合し、従って、ガードパネル１が
カセット２にしっかりと係止される。

該状態において、テープカセット２の前面部４の開口６
１゜６□９ ６３ ？ ６４及び６５はガードパネル
１の基板６によって完全に閉鎖され、該開口部に露出し
ていたテープＴは外部から遮蔽される。

ガードパネル１を取り外すときにはタブ２４゜２６を持
って、単に手前に引張るだけでよい。

本考案に係るガードパネルは以上の如くに構成されるた
めに、カセットにワンタッチで取付け、取外しが出来、
テープを保護し且つインデックスラベルをも貼付し得る
という効果を有し、極めて実用上有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るガードパネルを装着した磁気記録
テープ内蔵カセットの斜視図である。 第２Ａ、Ｂ及びＣ図はカセット、ガードパネル及びイン
デックスラベルの分解斜視図である。 第３図及び第４図は第２Ｂ図の線■−■方向にみた断面
図で、ガードパネルの装着態様を説明する。 １ニガードパネル、２：カセット、４：カセット前面部
、６：細長基板、８． １０． １２． １４：係止手
段、８１，１０□、１２□、１４□ ：弾性脚、８□、
１０゜、１２□、１４゜：突起、２０ａｔ ｂｓ ２
２ａｔ ｂ：キャプスタンローラ孔、 ２４゜ ２６：タブ、 ３０：インデックスラベ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 磁気記録テープ内蔵カセットの前面部開口に対面し
   て配置され幅がカセット前面部の厚みを超えない平らな
   細長の基板６と；該基板６に設けられ、カセットの前面
   部に形成されたキャプスタンローラ孔に係合するように
   前記開口の上下内壁に沿って挿入しうる弾性係止手段８
   ，１０．１２，１４とを具備することを特徴とするガー
   ドパネル。 ２ 係止手段は、基板６から該基板に対し直角に突出し
   カセット前面部開口の上下内壁に沿って挿入しうる弾性
   脚と、該脚に設けられたキャプスタンローラ孔係止用突
   起とから成る実用新案登録請求の範囲第１項記載のガー
   ドパネル。 ３ 基板の両端にはタブが設けられて成る実用新案登録
   請求の範囲第１項記載のガードパネル。