JPH0541488Y2 - - Google Patents

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JPH0541488Y2
JPH0541488Y2 JP1984128344U JP12834484U JPH0541488Y2 JP H0541488 Y2 JPH0541488 Y2 JP H0541488Y2 JP 1984128344 U JP1984128344 U JP 1984128344U JP 12834484 U JP12834484 U JP 12834484U JP H0541488 Y2 JPH0541488 Y2 JP H0541488Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の属する分野の説明 本考案は、プラズマ・デイスプレイ・パネルを
構成する絶縁性スペーサの構造に関するものであ
る。
(2) 従来技術の説明 従来、プラズマ・デイスプレイの絶縁性スペー
サ部の材料としては一般にアルミナ(Al2O3)、
低融点ガラス等が用いられる。いま絶縁性スペー
サ部の形成は上記材料の混合粉末を溶剤を用いて
ペースト状とし、これを印刷法で基板ガラスに印
刷塗布して後、適温で焼成することにより得られ
る。
ところで絶縁性スペーサ部は、本来のスペーサ
としての役割の他、表示部の表示パターンをなす
放電表示セルの形成、つまり、放電表示セル間の
隔壁としての役割をも兼ねるのが通常である。
いま、この絶縁性スペーサ部を一層の印刷にて
形成した場合、表示パターンをなす各放電表示セ
ルは、前記隔壁によりそれぞれ閉空間となるた
め、パネル内の通気性が欠如することになる。そ
の結果、パネル内部で発生した不純ガスを排気工
程時に排出する効果が減少して、各放電表示セル
の電圧特性は不均一となり、パネルの表示特性が
低下するに至る。
従つて、セグメント表示タイププラズマ・デイ
スプレ・パネルはその絶縁性スペーサ部の形成に
当つて (イ) 表示部の表示パターンを形成する。
(ロ) パネル内部の不純ガスを排気工程時に排出す
る。
という以上(イ),(ロ)を目的とした2段階の印刷途布
工程を与え、必要とする膜厚を形成し、本来のス
ペーサとしての機能を得ていた。
ところが、隣接する表示パターン同士で互いに
平行な部分が比較的長く、しかも近傍にあるよう
な場合、例えば長方形表示パターンの長手方向同
士が近接している表示部などは、パネル内におい
て、発光表示選択部セルでの発光が発光非選択部
セルへも広がり、表示コントラストを低下させる
ため、放電表示セル間は絶縁性スペーサパターン
がなす隔壁で完全に遮断しておく必要があり、必
然的に各放電表示セル同士の通気性が失われる結
果、パターンの発光表示特性の悪化を招いてい
た。
従つて上記例の如くプラズマ・デイスプレイ・
パネルでは従来、パネル内部の通気性の向上と、
コントラスト比の向上とを同時に実現することは
不可能であつた。
(3) 考案の目的 本考案は表示部に互いに隣接した表示パターン
を有する場合、パネル内部において、発光表示選
択セルの発光が非発光表示選択セル内へ広がり、
表示コントラストの低下を招くのを阻止すると同
時に、パネル内部の通気性を向上させ、パネル内
部にて発生する不純ガスを排気工程時にパネル外
部へ容易に排出させるための絶縁性スペーサの構
造を提唱するものである。
即ち、その特徴は、プラズマ・デイスプレイ・
パネルの内部を構成する放電表示セルの少なくと
も1つについて、その外周囲の一部もしくは全部
に、互いに不連続な2個以上の絶縁性スペーサを
組み合わせ配置することにより、他の放電表示セ
ルとの間にブラインド構造すなわち遮光構造を設
けたものである。
以下図面を用いて本考案に係る構造について詳
細に説明する。
(4) 考案の構成および作用の説明 第1図は本考案に係るプラズマ・デイスプレ
イ・パネルの構成例を示す要部断面図であり、第
2図は第1図で示す構成例のうち本考案による絶
縁性スペーサを施してある基板ガラス側のみを示
す要部拡大斜視図である。
尚、第1図と第2図で同等部分については同一
符号を用いている。
第1図中1は表示面側基板ガラス、1′は背面
側基板ガラスを示す。また、その他2,2′は放
電表示電極、3,3′は誘電体層、4,5は絶縁
性スペーサ、6はシール部材、7は放電表示セル
空間、8は排気管をそれぞれ示す。
第1図で示すパネルの構成は例えばまず表示面
側基板ガラス1上に2,3,4,5,6で示す要
部をそれぞれ印刷塗布、焼成の順で形成し、ま
た、背面側基板ガラス1′上に2′,3′を同様の
工程にて形成しておき、基板1,1′上に形成し
た要部をそれぞれ対向配置後シール部材6で溶融
接着することにより行う。この時、排気管8も同
時にシール部材を用いて溶融接着する。
第2図は表示面側基板ガラス1上に形成された
パネル要部を印刷塗布面側より見たものである。
いま、図中2*で示す部分は、放電表示電極2の
パターンの上層に誘電体パターンが形成されてい
ることを示す。
さて、図中、4,5はそれぞれ絶縁性スペーサ
を示すがここで絶縁性スペーサ部を2種に分ける
理由は4のみのパターン、つまり表示部の表示パ
ターンを形成する絶縁性スペーサパターンだけで
放電に必要なギヤツプを形成した場合、第1図7
で示す放電表示セル空間か各々閉空間となり、表
示電圧特性が悪化するため、パネル内部の通気性
を考慮した5のパターンを追加した構造を用いる
もので、近年セグメント表示タイプのプラズマ・
デイスプレイ・パネルで通常採用されている構造
である。
ところで、本考案の実施例第2図ではパネル内
部の通気性を確保するための絶縁性スペーサパタ
ーン5は、絶縁性スペーサパターン4で表示パタ
ーンを形成している放電表示セルの外周部に沿つ
て分離された形状で配されて隣接表示セル同士が
互いに見透せない配置構成となつている。すなわ
ち隣接する表示パターン間における2列の絶縁性
スペーサ5の表示パターンの一辺に沿つた各長さ
は、その一辺の長さより短く形成され、かつ2列
に配置されたスペーサ5同士は、隣接表示パター
ン間を結ぶ直線上にて一部分で重なるように互い
にずれて配置され、重ならない部分の全長が上記
一辺の全長に沿つて配置されている。つまりパタ
ーン5は隣接セル間での発光光が直接隣りのセル
へ入射しないように遮光する役割を果たすもの
で、一般のブラインドカーテンのように遮光する
が通気性は有するというブラインド構造となつて
いる。この構造によつて、本実施例の如き隣接す
る表示パターン同士で互いに平行な部分が比較的
長く、しかも近傍にあるような場合においても、
パネル内の通気性向上による表示電圧特性の改善
及び、発光表示選択セルより非発光表示選択セル
への発光の広がりを阻止することによる表示コン
トラストの改善を、同時に実現することが出来る
ようになつた。
(5) 考案の説明 以上説明したように本考案を用いることによ
り、表示部に互いに隣接した表示パターンを有す
る場合、発光が他の表示セルへパネル内部で広が
るのを阻止するブラインドの効果が得られるため
表示部及び非表示部のコントラスト比を低下させ
ることがなく、また同時に、各表示セル同士及
び、各表示セルとパネル内部の他の通気部との間
で、通気性の向上が得られるため、表示電圧特性
を著しく向上させることが出来るようになつた。
ここで、コントラスト比を低下させないとした
効果は、カラー表示においては、各表示セル間に
於いて、色のクロストークを阻止出来ることと同
じである。
尚、本実施例においては、各放電表示セルを矩
形とし、本考案による絶縁性スペーサの形状は、
その各表示セルの外周を平行に隣接するもの同士
で互い違いの形状を有した矩形パターンとした
が、本主旨に従えば、絶縁性スペーサの各個別の
形状は放電表示セルの形状に対応した任意のもの
となる。また、この各個別の絶縁性スペーサが構
成するパターンがある規則性を有する繰り返しパ
ターンである必要もない。
本実施例においては、プラズマ・デイスプレ
イ・パネルを構成する2枚の基板ガラスのうち、
表示側基板ガラス側についてのみ本考案を適用す
るパターンを示したが、他の一方、つまり背面側
基板ガラス側について適用しても同等であり、ま
た本主旨に従つて、2枚の基板ガラスの両者によ
り同様の効果を得る絶縁性スペーサのパターン構
造を形成することも容易に類推出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプラズマ・デイスプレ
イ・パネルの構成例を示す要部断面図、第2図
は、本考案による絶縁性スペーサを施した基板ガ
ラス側のみを示す要部拡大斜視図である。 1……表示面側基板ガラス、1′……背面側基
板ガラス、2,2′……放電表示電極、3,3′…
…誘電体層、4……表示部の表示パターンを形成
する絶縁性スペーサ、5……パネル内部の通気性
を確保するための絶縁性スペーサ、6……シール
部材、7……放電表示セル空間、8……排気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性スペーサを介して対向する表示用電極間
    に形成される表示セルを複数配列したプラズマ・
    デイスプレイ・パネルにおいて、前記スペーサは
    表示部の表示パターンを形成する第1のスペーサ
    とパネル内部の通気性を確保する第2のスペーサ
    との多層構造を有し、隣り合う表示パターン間に
    おいて配置される前記第2のスペーサは前記表示
    パターンの一辺より短い長さを有する複数個が平
    行に隣接して配置されたものであり、かつ前記複
    数個の平行に隣接する第2のスペーサ同士がそれ
    ぞれ互い違いに配置されて隣接する表示セル同士
    が互いに見通せないスペーサ配置構成となつてい
    ることを特徴とするプラズマ・デイスプレイ・パ
    ネル。
JP1984128344U 1984-08-24 1984-08-24 プラズマ・デイスプレイ・パネル Granted JPS6142767U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984128344U JPS6142767U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 プラズマ・デイスプレイ・パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984128344U JPS6142767U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 プラズマ・デイスプレイ・パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6142767U JPS6142767U (ja) 1986-03-19
JPH0541488Y2 true JPH0541488Y2 (ja) 1993-10-20

Family

ID=30686975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984128344U Granted JPS6142767U (ja) 1984-08-24 1984-08-24 プラズマ・デイスプレイ・パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6142767U (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5679964U (ja) * 1979-11-26 1981-06-29
JPS5865750U (ja) * 1981-10-28 1983-05-04 富士通株式会社 ガス放電パネル
JPS59121148U (ja) * 1983-02-04 1984-08-15 富士通株式会社 プラズマデイスプレイパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6142767U (ja) 1986-03-19

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