JPH0541399Y2 - - Google Patents

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JPH0541399Y2
JPH0541399Y2 JP8390087U JP8390087U JPH0541399Y2 JP H0541399 Y2 JPH0541399 Y2 JP H0541399Y2 JP 8390087 U JP8390087 U JP 8390087U JP 8390087 U JP8390087 U JP 8390087U JP H0541399 Y2 JPH0541399 Y2 JP H0541399Y2
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test piece
curved
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centering
jig
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、例えば湾曲試験片の全自動引張り試
験機に用いられ、湾曲試験片を心出してその状態
を保持しつつ搬送する装置に関する。
B 従来の技術とその問題点 ロール状に巻取られた板材あるいは棒材を試験
する場合、ロール状の板材、棒材を所定長さで切
断する。この試験片は湾曲しているため、通常
は、上下のつかみ具が湾曲度に応じて揺動する湾
曲試験片用材料試験機にて試験が行われる。
ところで、湾曲試験片作成から試験までを全自
動で行う装置の開発が望まれているが、作成され
た湾曲試験片はロールの外周と内周とではそれぞ
れ湾曲度が異なるため、通常の湾曲していない板
材や棒材の試験片のように各工程間をベルトコン
ベア等で搬送すると、その搬送姿勢が一定になら
ないから、コンベア上の湾曲試験片をロボツトな
どで一定の姿勢のまま把持できず試験機に自動装
着するのが難しかつた。
本考案の目的は、このような問題点を解決する
心出し装置を提供することにある。
C 問題点を解決するための手段 本考案は、ロール状に巻かれた板材または棒材
から湾曲試験片を取り出し、この湾曲試験片を心
出しする装置であつて、湾曲試験片をその湾曲方
向に摺動可能に支持する支持手段と、この支持手
段上に支持された湾曲試験片の両端部を押圧して
心出しを行なう押圧手段と、心出しされた湾曲試
験片の姿勢を保持して搬送する搬送手段とで構成
される。
D 作用 湾曲試験片をその湾曲方向に摺動可能な支持手
段によつて支持し、湾曲試験片の両端部を押圧手
段で押圧すると湾曲試験片は心出しされる。心出
しされた湾曲試験片はその姿勢を保持しつつ搬送
手段で搬送される。
E 実施例 第1図a,b〜第4図a,bに基づいて本考案
に係る心出し装置を全自動引張り試験機に用いた
実施例について説明する。
第2図において、搬送コンベア10は第3図に
示す鼓状の一対の搬送ローラ11を複数組有し、
各組一対のローラ11は軸12にベアリングによ
り回転可能に支持されており、また、各組は所定
間隔で配置され、図示しない駆動機構によりA方
向(第2図)に駆動される。
20は心出し治具であり、搬送用コンベア10
の上方でB方向に移動可能にかつC方向に昇降可
能に設けられている。この心出し治具20は、第
1図a,bに示すとおり、押出しシリンダ21
と、このピストンロツド22に接続された押出し
板23と、ばね24を介して湾曲試験片TPを押
圧する押圧板25とを有する。なお、26は押出
し板23のガイドロツドである。
30は搬送用治具であり、図示しない駆動機構
によりD1〜D6の経路で移動可能であり、かつ
D7の方向に移動されるとともに、D8方向に傾
動可能である。この搬送治具30は、治具本体3
1と、この本体31の上部両端に回転可能に支持
され、湾曲試験片TPを支承する一対のローラ3
2と、心出しされてローラ32に支承される湾曲
試験片TPをそのままの姿勢で保持する保持装置
33とを有する。この保持装置33は治具本体3
1に設けられ、上下動しかつ90度回動する押さえ
板33aと、この押さえ板33aを上下にかつ90
度回転させるアクチユエータ33bとを有する。
また、40は湾曲試験片TPの湾曲度測定装置
であり、定盤41と測寸機42とで構成され、測
寸機42はE方向に昇降可能にかつF方向に移動
可能にされている。この測寸機42は、測寸用押
圧部材42aとそこに固着され湾曲度に応じた信
号を出力するリニアエンコーダ42bとから成
る。
50は、湾曲試験片TPを図示しない引張り試
験機へ装着するローダであり、このローダ50
は、シリンダ51によつてG方向に昇降し、ロー
タリアクチユエータ52によつてH方向に回動す
るチヤツク53を有し、これらが設けられる基板
54はねじロツド55と螺合し、モータ56でね
じロツド55を回転することにより基板54がI
方向に移動される。すなわち、チヤツク53はI
方向にも移動可能である。
また、第4図a,bは湾曲試験片TPの引張り
試験機70を示す。基台71上にはラムシリンダ
72が設置されるとともに支柱73が立設され、
ラムシリンダ72に接続されたラムテーブル74
上には2本のねじ棹75が立設している。2本の
支柱73の上端には上部クロスヘツド76が架設
され、ねじ棹75には下部クロスベツド77が螺
合され、両クロスヘツド76,77にはチヤツク
78,79が対向配置されている。各チヤツク7
8,79は、上下一対のクロスヘツド76,77
に対し例えばころがり軸受によつてそれぞれ軸8
0,81を支点として揺動可能に、すなわち変向
可能に取付けられている。各軸80,81は第4
図aのように、上下の各クロスヘツド76,77
に設置されたロータリアクチユエータ82,83
の回転軸に連結される。したがつて、チヤツク7
8はロータリアクチユエータ82によつて軸80
回りに揺動し、チヤツク79はロータリアクチユ
エータ83によつて軸81の回りに揺動する。ロ
ータリアクチユエータ82,83は制御弁84を
介し油圧源85とタンク86に接続される。一
方、軸80,81の回動角はパルスエンコーダ8
7,88によつて検出され、マイクロコンピユー
タ89に供給される。マイクロコンピユータ89
は測寸機42のリニアエンコーダ42bからの信
号に応じて湾曲度を演算し、湾曲度の信号とパル
スエンコーダ42bからの信号に基づいて制御弁
84に信号を供給する。
このように構成された全自動湾曲試験機により
湾曲試験片を試験する場合について説明する。
ロール状に巻かれた棒材は図示しない切断具で
所定長に切断されて湾曲試験片TPが作成される。
この湾曲試験片TPは、図示しない投入装置によ
り搬送用コンベア10に投入され、例えば第3図
に示す姿勢でその両端が搬送ローラ11にて支持
される。第2図において、湾曲試験片TPが搬送
用コンベア10によりA方向に右端の位置P1ま
で搬送されると、心出し治具20が搬送コンベア
10の上方で左方よりB方向に移動して右端の位
置P1で停止される。この状態でシリンダ21を
伸長させて押圧板25を降下させると、第1図a
に示すように、搬送ローラ11によつて支持され
た湾曲試験片TPの左端が押され、湾曲試験片TP
は搬送ローラ11上を矢印Nのように滑動する。
試験片TPの右端が押圧板25に当接するとこの
滑動が停止し、湾曲試験片TPの曲率中心が搬送
コンベア10の中心と一致し心出しが行なわれ
る。従つて、曲率の異なる種々の試験片TPが搬
送コンベア10に投入されても、この心出し治具
20により試験片TPの曲率中心が必ず搬送用コ
ンベア10の中心に一致する。
心出し後、心出し治具20はもとの位置へ戻る
とともに、位置P1にある搬送治具30をD1方
向に上昇させ、支持ローラ11上の湾曲試験片
TPを治具ローラ32で支持する。搬送治具本体
31に設けられた姿勢保持装置33の押さえ部材
33aをアクチユエータ33bにより第1図に示
す状態のまま上昇させ、湾曲試験片TPよりも上
方で右方へ直角に回動させてから再び降下させ
る。これにより、湾曲試験片TPの中心が下方向
に押圧され、湾曲試験片TPが心出しされた状態
に固定保持される。湾曲試験片TPを保持する搬
送治具30はその後更にD1方向およびD2方向
へ搬送され、定盤41の手前の位置で停止する。
その後、搬送治具30はD8の方向に傾動され、
更にD7方向へ移動し、定盤41の基準面41a
に湾曲試験片TPの両端が当接した後にアクチユ
エータ33bを駆動して試験片TPを解放し、定
盤41上に湾曲試験片TPを載置する。その後、
搬送治具30をD3方向に移動させ、測寸機42
を上昇させる。測寸用押圧部材42aを湾曲試験
片TPの突端部に当接させ、リニアエンコーダ4
2bによつて湾曲試験片TPの湾曲度を測定する。
この測定結果はマイクロコンピユータ89に入力
されてチヤツク78,79の変向角度が演算さ
れ、この演算結果に基づいて制御弁84が切換え
制御される。その結果、ロータリアクチユエータ
82,83によりチヤツク78,79が所定の変
向角度で傾斜される。
次いで湾曲度測定を終了した湾曲試験片TPを
搬送用ローダ50のチヤツク53で把持する。こ
こで、湾曲試験片TPは予め心出し治具20によ
つて心出しされているため、左右相等しい位置で
搬送用ローダ50により把持される。水平方向に
把持された湾曲試験片TPはロータリアクチユエ
ータ52により90度だけH方向に回動される。そ
の後、モータ56によりチヤツク53はI方向に
送られ、湾曲試験片TPの両端が所定変向角度に
制御された引張試験機70のチヤツク78,79
に挿入される。ここでチヤツク78,79を閉じ
ると湾曲試験片TPが試験機70に把持され、試
験が行なわれる。
なお、この心出し装置は全自動引張り試験機に
限らず、その他の型式の試験機にも実施できる。
また、心出し治具あるいは搬送治具は実施例に限
定されず、同様の機能を有する各種の要素にて構
成できる。
F 考案の効果 本考案は以上のように構成したから、摺動可能
な支持手段で湾曲試験片を支持し、湾曲試験片の
両端部をその湾曲方向に押圧手段で押圧するだけ
で容易に湾曲試験片の心出ができ、また搬送手段
は、心出しされた湾曲試験片をそのままの姿勢を
保持しつつ搬送できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図で
あり、第1図a,bは心出し治具のそれぞれ正面
図、側面図、第2図は全体構成を示す斜視図、第
3図は心出しされる前のローラ上の湾曲試験片を
示す図、第4図a,bは湾曲試験片用引張試験機
の構成を示す図であり、aはその正面図、bはa
のb−b線断面図である。 10……搬送用コンベア、11……搬送ロー
ラ、20……心出し治具、21……押出しシリン
ダ、22……ピストンロツド、23……押出し
板、24……ばね、25……押圧版、30……搬
送治具、31……搬送治具本体、32……治具ロ
ーラ、33……保持装置、33a……押さえ板、
33b……アクチユエータ、41……定盤、42
……測寸機、42a……測寸用部材、42b……
リニアエンコーダ、50……搬送ローダ、51…
…シリンダ、52……ロータリアクチユエータ、
53……チヤツク、54……基板、55……ロツ
ド、56……モータ、70……引張試験機、71
……基台、72……ラムシリンダ、73……支
柱、74……ラムテーブル、75……ねじ棹、7
6,77……クロスヘツド、78,79……チヤ
ツク、80,81……軸、82,83……ロータ
リアクチユエータ、84……制御弁、85……油
圧源、86……タンク、87,88……パルスエ
ンコーダ、89……マイクロコンピユータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロール状に巻かれた板材または棒材から湾曲試
    験片を取り出し、この湾曲試験片を心出しする装
    置において、前記湾曲試験片をその湾曲方向に摺
    動可能に支持する支持手段と、この支持手段上に
    支持された前記湾曲試験片の両端部を押圧して心
    出しを行う押圧手段と、心出しされた前記湾曲試
    験片の姿勢を保持して搬送する搬送手段とを具備
    することを特徴とする湾曲試験片の心出し装置。
JP8390087U 1987-05-30 1987-05-30 Expired - Lifetime JPH0541399Y2 (ja)

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JP8390087U JPH0541399Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JP8390087U JPH0541399Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JPS63193346U JPS63193346U (ja) 1988-12-13
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JPH0756470B2 (ja) * 1990-04-27 1995-06-14 株式会社島津製作所 油圧式つかみ具内蔵試験機

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JPS63193346U (ja) 1988-12-13

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