JPH0541278U - Ａｖアンプの映像モニタミユート装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ＡＶアンプのＩＮＰＵＴセレクタで音声系の
入力を選択して数秒間経過した後の映像モニタへの表示
用信号を停止させ音質の劣化と映像モニタのまぶしさを
防止させたＡＶアンプの映像モニタミュート装置を提供
する。 【構成】 ＩＮＰＵＴセレクタ選択時にその選択内容が
音声系の内容かどうかを判断するＩＮＰＵＴセレクタ内
容選択手段と、ＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段によっ
て音声系の内容と判断されると時間をカウントするタイ
マカウント手段と、タイマがカウントオーバーすると映
像信号の映像モニタへの出力を停止させる表示出力停止
手段と、表示出力停止手段を実行するモニタミュート装
置４とで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はＡＶアンプに係り、特に、ＩＮＰＵＴセレクタで音声系入力を選択 した時、スーパーインポーズで映像モニタ上にＩＮＰＵＴセレクタ内容を表示す る場合に好適なＡＶアンプの映像モニタミュート装置に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来のＡＶアンプとしては、ＩＮＰＵＴセレクタを操作したとき、その選択内 容を文字パターン化して映像モニタ上に表示できるようになっていて、一度選択 されたＩＮＰＵＴセレクタの内容は次のＩＮＰＵＴセレクタが操作される迄その 内容の文字パターンを映像モニタ上に表示し続けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のＡＶアンプにおいては、ＩＮＰＵＴセレクタで選択された内容 の文字或は、表示パターンが映像モニタ上に次のＩＮＰＵＴセレクタの選択が行 われる迄表示されているようになっていたので、ＩＮＰＵＴセレクタの選択内容 が音声系に関する内容であった場合、映像モニタへの文字或は、表示パターン用 信号はＡＶアンプの音響用回路に影響を与え音質の劣化につながる欠点があった 。

【０００４】 この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは従 来の欠点を解消し、ＩＮＰＵＴセレクタで音声系の入力を選択して数秒経過した 後、映像モニタへの表示用信号を停止させるように構成したＡＶアンプの映像モ ニタミュート装置を提供するところにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図１はこの考案の機能ブロック図であり、この考案のＡＶアンプの映像モニタ ミュート装置は、複数のＩＮＰＵＴセレクタと、このＩＮＰＵＴセレクタとは独 立に切換える事のできるＲＥＣ ＯＵＴセレクタと、前記ＩＮＰＵＴセレクタと ＲＥＣ ＯＵＴセレクタの内容を文字パターンに変換する文字発生装置と、文字 パターン化された前記セレクタ内容を映像モニタに表示することができるセレク タ表示装置と、これらの装置を制御するマイクロコンピュータとで構成されるＡ Ｖアンプにおいて、前記ＩＮＰＵＴセレクタが操作されそのセレクタの内容の中 、音声系に関する内容のみ選択するＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段と、ＩＮＰ ＵＴセレクタ内容選択手段によって音声系のＩＮＰＵＴセレクタが選択されると 一定時間のカウント動作を開始するタイマカウント手段と、タイマカウント手段 で時間をカウント中に映像モニタに出力されるＩＮＰＵＴセレクタの選択内容を タイマの一定時間経過後、映像モニタへの出力停止をさせる表示出力停止手段と 、モニタミュート装置とを設け、これらの装置の制御を前記マイクロコンピュー タで行うように構成したものである。

【０００６】

【作用】

この考案の作用を図１を用いて説明する。 この考案によれば、複数のＩＮＰＵＴセレクタと、このＩＮＰＵＴセレクタと は独立に切換える事のできるＲＥＣ ＯＵＴセレクタと、前記ＩＮＰＵＴセレク タとＲＥＣ ＯＵＴセレクタの内容を文字パターンに変換する文字発生装置と、 文字パターン化された前記セレクタ内容を映像モニタに表示することができるセ レクタ表示装置と、これらの装置を制御するマイクロコンピュータとで構成され るＡＶアンプにおいて、前記ＩＮＰＵＴセレクタが操作されそのセレクタの内容 の中、音声系に関する内容のみ選択するＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段と、Ｉ ＮＰＵＴセレクタ内容選択手段によって音声系のＩＮＰＵＴセレクタが選択され ると一定時間のカウント動作を開始するタイマカウント手段と、タイマカウント 手段で時間をカウント中に映像モニタに出力されるＩＮＰＵＴセレクタの選択内 容をタイマの一定時間経過後、映像モニタへの出力停止をさせる表示出力停止手 段と、モニタミュート装置とを設けたので、映像モニタへのセレクタの内容表示 用信号によるＡＶアンプの音質劣化を防止できるようになると共に映像モニタ上 に映像及び文字パターンがなくなるので音楽聴取中にも映像モニタの不要なまぶ しさを妨げるようになる。

【０００７】

【実施例】

この考案に係るＡＶアンプの映像モニタミュート装置の実施例を図１乃至図３ に基づき説明する。

【０００８】 図中、１はこの装置の制御を行うマイクロコンピュータ、２はＩＮＰＵＴセレ クタ或は、ＲＥＣ ＯＵＴセレクタの選択内容を文字パターンとして発生させ映 像信号と合せて映像モニタへ送出するための文字発生装置、３は外部映像信号と 文字発生装置からの文字パターン信号とを加算する機能を有した映像信号出力回 路、４は映像信号出力回路３よりの出力を映像モニタへ出力させるか否かをマイ クロコンピュータ１の制御によって行うモニタミュート装置、５は映像信号出力 回路３よりの映像及び文字、表示パターン信号を入力しモニタ画面上に表示する 映像モニタ、６はＩＮＰＵＴセレクタ及びＲＥＣ ＯＵＴセレクタ機能を選択す るキー、７は外部からのテレビ映像信号或は、ビデオ映像信号を入力する映像信 号入力端子、８は映像信号出力端子である。

【０００９】 また、マイクロコンピュータ１はデータの演算処理を行う中央処理装置と実行 すべきプログラムを格納するＲＯＭとデータを記憶するＲＡＭ及び入出力ポート と中央処理装置の動作の基準タイミングを決定するクロックから構成されていて 、キー６はマイクロコンピュータ１の入力ポートに、また、文字発生装置２とモ ニタミュート装置４とはマイクロコンピュータ１の出力ポートに接続されている 。

【００１０】 そして、この考案のＡＶアンプのモニタミュート装置はキー６の操作によりＩ ＮＰＵＴセレクタが音声系の入力を選択するとこれを受けたマイクロコンピュー タ１は選択されたＩＮＰＵＴセレクタの内容を表示する文字或は、表示パターン 信号を文字発生装置２より発生させ映像信号入力端子７より入力される映像信号 と映像信号出力回路３で加算してモニタミュート装置４を介して映像モニタ５に 文字或は、表示パターンが映像上に乗せられて表示される。

【００１１】 また、一方、マイクロコンピュータ１内では選択されたＩＮＰＵＴセレクタの 内容が音声系の内容と判断されるとタイマ機能が設定されて、スタートを開始し 、タイマがタイムオーバーするとモニタミュート装置４に対して映像信号出力回 路３からのＩＮＰＵＴセレクト内容を映像モニタ５へ出力するのを中止させる信 号を出力するようになっている。

【００１２】 次に、この装置の動作を図３に基づき説明する。この装置が動作を開始すると キー６の操作によりＩＮＰＵＴセレクタが選択されたかどうかをチェックする（ ステップＳ１）。

【００１３】 もし、ＩＮＰＵＴセレクタが選択されていればその選択されたＩＮＰＵＴセレ クタの内容が音声系のみの入力が選択されたかどうかをチェックし（ステップＳ ２）、音声系のみの入力選択であれば５秒タイマを起動し（ステップＳ３）、音 声系以外の入力選択があれば５秒タイマを“０”にクリアする（ステップＳ２ａ ）。

【００１４】 次に、タイマが起動すると同時にモニタミュート装置４をＯＦＦ状態として映 像信号出力回路３よりの映像信号＋文字パターン信号を映像モニタ５へ出力し（ ステップＳ４）、選択されたＩＮＰＵＴセレクタの内容を映像モニタ５にオンス クリーンで表示する（ステップＳ５）。

【００１５】 そして、フローは再びステップＳ１に戻り、ステップＳ１でＩＮＰＵＴセレク タが選択されなければタイマが起動されているかどうかをチャックし（ステップ Ｓ６）、起動していればタイマを減算して行き（ステップＳ７）タイマがその設 定時間を終了したかどうかをチェックする（ステップＳ８）。

【００１６】 タイマが設定時間を終了すればモニタミュート装置４はマイクロコンピュータ １より出力される信号によりＯＮ状態とされミュート動作を行い、映像信号出力 回路３より出力される文字パターン信号を映像モニタ５へ送出しないようにする （ステップＳ９）。そして、フローは再びステップＳ１に戻りこのループを繰返 す。

【００１７】 また、ステップＳ６及びステップＳ８でタイマの起動及びタイマの設定時間が 終了していなければフローはステップＳ１に戻る。

【００１８】 このようにこの考案のＡＶアンプの映像モニタミュート装置は、複数のＩＮＰ ＵＴセレクタと、このＩＮＰＵＴセレクタとは独立に切換える事のできるＲＥＣ ＯＵＴセレクタと、前記ＩＮＰＵＴセレクタとＲＥＣ ＯＵＴセレクタの内容 を文字パターンに変換する文字発生装置と、文字パターン化された前記セレクタ 内容を映像モニタに表示することができるセレクタ表示装置と、これらの装置を 制御するマイクロコンピュータとで構成されるＡＶアンプにおいて、前記ＩＮＰ ＵＴセレクタが操作されそのセレクタの内容の中、音声系に関する内容のみ選択 するＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段と、ＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段によ って音声系のＩＮＰＵＴセレクタが選択されると一定時間のカウント動作を開始 するタイマカウント手段と、タイマカウント手段で時間をカウント中に映像モニ タに出力されるＩＮＰＵＴセレクタの選択内容をタイマの一定時間経過後、映像 モニタへの出力停止をさせる表示出力停止手段と、モニタミュート装置とを設け 、これらの装置の制御を前記マイクロコンピュータで行うように構成したもので ある。

【００１９】

【考案の効果】

この考案に係るＡＶアンプの映像モニタミュート装置によれば上述のように構 成したので、以下のような効果を奏する。

【００２０】 音声系のＩＮＰＵＴセレクタが選択されたときにその選択された内容を映像モ ニタに表示する時間を表示が確認できる短時間にしたので、映像モニタを動作さ せたままで照明を落して音楽を聞くような場合でも自動的に映像モニタ画面には ＩＮＰＵＴセレクトの内容が出力しなくなるので画面のまぶしさが防げる効果が あり、更に、映像信号が映像モニタへ加わることによる音響回路への音質劣化が 防止できる効果もある。

【００２１】 しかも、追加される装置としてはモニタミュート装置のみなので構成が簡易で あり、実施も容易であるなどの優れた特長を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の機能ブロック図である。

【図２】この考案の実施例を示すハードの構成ブロック
図である。

【図３】この考案の動作の流れを示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１ マイクロコンピュータ ２ 文字発生装置 ３ 映像信号出力回路 ４ モニタミュート装置 ５ 映像モニタ ６ キー ７ 映像信号入力端子 ８ 映像信号出力端子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のＩＮＰＵＴセレクタと、このＩＮ
   ＰＵＴセレクタとは独立に切換える事のできるＲＥＣ
   （ＲＥＣＯＲＤ）ＯＵＴセレクタと、前記ＩＮＰＵＴセ
   レクタとＲＥＣ ＯＵＴセレクタの内容を文字パターン
   に変換する文字発生装置と、文字パターン化された前記
   セレクタ内容を映像モニタに表示することができるセレ
   クタ表示装置と、これらの装置を制御するマイクロコン
   ピュータとで構成されるＡＶアンプにおいて、前記ＩＮ
   ＰＵＴセレクタが操作されそのセレクタの内容の中、音
   声系に関する内容のみ選択するＩＮＰＵＴセレクタ内容
   選択手段と、ＩＮＰＵＴセレクタ内容選択手段によって
   音声系のＩＮＰＵＴセレクタが選択されると一定時間の
   カウント動作を開始するタイマカウント手段と、タイマ
   カウント手段で時間をカウント中に映像モニタに出力さ
   れるＩＮＰＵＴセレクタの選択内容をタイマの一定時間
   経過後、映像モニタへの出力停止をさせる表示出力停止
   手段と、モニタミュート装置とを設け、これらの装置の
   制御を前記マイクロコンピュータで行うように構成した
   ことを特徴とするＡＶアンプの映像モニタミュート装
   置。