JPH0541270U - Ａｖアンプの表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 映像のインプットセレクタと音声のインプッ
トセレクタとを夫々独立に選択できるオーディオインジ
ェクション機能の表示を明確に安価に表示できるＡＶア
ンプの表示装置を提供するものである。 【構成】 インプットセレクタ１の切換え選択を操作す
るキー２によってオーディオインジェクション機能がＯ
Ｎ／ＯＦＦされると機能動作中の表示を行う発光ダイオ
ード11と、オーディオインジェクション機能が動作中は
インップトセレクタ１によって選択された音声インプッ
トの内容のみが表示装置10に表示されるようにしたオー
ディオインジェクション表示手段とを設けて構成したも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はＡＶアンプの表示装置に係り、特に、インプットセレクタが映像の インプットセレクタと音声のインプットセレクタとを夫々独立に選択できるオー ディオインジェクション機能を有したＡＶアンプのインプットセレクタの表示に 好適なＡＶアンプの表示装置に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来のＡＶアンプの表示装置としては、例えば、図６に示すようにインプット セレクタの選択内容を表示するのに映像のインプットセレクタの選択内容Ａと音 声のインプットセレクタの選択内容Ｂとが同時に表示装置の蛍光体に表示される ようになっていて、オーディオインジェクションの操作が行われて音声のインプ ットセレクタの選択内容のみを変えるときでも映像のインプットセレクタの選択 内容は表示されたままになっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のＡＶアンプの表示装置においては、図６に示すようにオーディ オインジェクション機能を動作させ音声のインプットセレクタの選択内容Ｂを変 えた場合でも表示装置には音声のインプットセレクタの選択内容Ｂと同時に映像 のインプットセレクタの選択内容Ａも表示されるようになっていたので、表示装 置の表示エリアを長くして大きなものにしなければならない欠点があった。

【０００４】 この考案は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は従来の欠点を解消し、オーディオインジェクション機能を動作させたときその 機能が操作されたことを明確に表示させると共に音声のインプットセレクタの選 択内容が音声のみの入力ソースに切換えられたとき表示装置には音声のインプッ トセレクタで選択された内容のみが表示されるようにしたＡＶアンプの表示装置 を提供するところにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図１はこの考案の機能ブロック図であり、この考案のＡＶアンプの表示装置は 、インプットセレクタの映像のインプットセレクタと、音声のインプットセレク タとを夫々独立に選択することができるオーディオインジェクション機能と、イ ンプットセレクタの選択内容を表示する表示装置とを有したＡＶアンプにおいて 、前記オーディオインジェクション機能のＯＮ／ＯＦＦを表示する発光ダイオー ドと、マイクロコンピュータの制御によりオーディオインジェクションをＯＮ状 態にしたとき、音声のインプットセレクタが選択した内容のみを前記表示装置に 表示させるオーディオインジェクション表示手段とを設けて構成したものである 。

【０００６】

【作用】

この考案の作用を図１を用いて説明する。 この考案によれば、インプットセレクタの映像のインプットセレクタと、音声 のインプットセレクタとを夫々独立に選択することができるオーディオインジェ クション機能と、インプットセレクタの選択内容を表示する表示装置とを有した ＡＶアンプにおいて、前記オーディオインジェクション機能のＯＮ／ＯＦＦを表 示する発光ダイオードと、マイクロコンピュータの制御によりオーディオインジ ェクションをＯＮ状態にしたとき、音声のインプットセレクタが選択した内容の みを前記表示装置に表示させるオーディオインジェクション表示手段とを設けて 構成したので、表示装置の形状を小さく構成できるようになる。

【０００７】

【実施例】

この考案に係るＡＶアンプの表示装置の実施例を図１乃至図５に基づき説明す る。

【０００８】 図１はこの考案の機能ブロック図、図２はこの考案のハードウェアの構成ブロ ック図、図３はこの考案の表示装置での音声のインプットセレクタ内容を表示し た表示例を示す図、図４は映像モニタ上に映像及び音声のインプットセレクタ内 容を表示した図、図５はフローチャートである。

【０００９】 図において、１は映像及び音声の入力ソースを切換えるインプットセレクタ、 ２は映像及び音声のインプットセレクタの選択切換え指示をマイクロコンピュー タに入力するキー、３は音声のドルビー回路、デジタルシグナルプロセッサ回路 等の音場制御回路、４は音声出力信号のレベル調整回路、５はこの装置３の制御 を行うマイクロコンピュータ、６は映像のインプットセレクタで選択された映像 信号を画像として表示する映像モニタ、７は音声信号入力端子、８は映像信号入 力端子、９は各チャンネルの音声信号を出力するスピーカ、10は表示装置、11は オーディオインジェクションＯＮ／ＯＦＦ表示の発光ダイオードである。

【００１０】 また、マイクロコンピュータ５はデータの演算処理を行う中央処理装置と実行 すべきプログラムを格納するＲＯＭとデータを記憶するＲＡＭ及び入出力ポート から構成されていて、キー２はマイクロコンピュータ５の入力ポートに、また、 音場制御回路３、レベル調整回路４、表示装置10、発光ダイオード11及びインプ ットセレクタ１の制御信号はマイクロコンピュータ５の出力ポートに接続されて いる。

【００１１】 ブロックの構成としては映像及び音声のインプットセレクタ１は音声信号入力 端子７及び映像信号入力端子８からの信号をマイクロコンピュータ１からの制御 信号によって選択し切換えて音声信号は音場制御回路３へまた、映像信号は映像 モニタ６へ送出され、音場制御回路３より出力した音声信号はレベル調整回路４ を経てスピーカ９へ出力される。

【００１２】 また、インプットセレクタ１の選択指示はキー２の操作によって行われ、この 選択指示信号はマイクロコンピュータ５へ入力されて、そのインプットセレクタ １の選択内容は表示装置10及び映像モニタ６へ表示信号として出力される。

【００１３】 また、キー２操作でオーディオインジェクション機能がＯＮされると表示装置 10の中のオーディオインジェクションＯＮ／ＯＦＦ表示の発光ダイオード11が点 灯するようになっていて、音場制御回路３及びレベル調整回路４も同様にキー２ の操作でマイクロコンピュータ５によって制御させるようになっている。

【００１４】 次に、この装置の動作を図５のフローチャートに基づき説明する。

【００１５】 この装置が動作を開始するとオーディオインジェクションのキー入力操作が行 われたかどうかをチェックし（ステップＳ１）、操作が行われていればそのキー 操作がオーディオインジェクション機能をＯＮにするものかどうかをチェックす る（ステップＳ２）。

【００１６】 ステップＳ２の操作がオーディオインジェクション機能のＯＮ操作であればオ ーディオインシェクションＯＮ／ＯＦＦ表示の発光ダイオード11を点灯させる（ ステップＳ４）。

【００１７】 そして、表示装置10にはその時点における映像の音声入力が音声のインプット 名として表示され（ステップＳ５）、音声信号として音場制御回路３に入力され る（ステップＳ６）。

【００１８】 次に、インプットセレクタ１の切換え操作がキー１の操作によって行われたか どうかをチェックし（ステップＳ７）、操作が行われれば映像入力はそのままで 音声のみがキー２の操作によって選択されたインプットに切換えられ（ステップ Ｓ８）、インプットセレクタ１の切換え操作が行われなければフローはステップ Ｓ１に戻る。

【００１９】 そして、表示装置10にはキー２の操作による音声のインプット名が表示され（ ステップＳ９）フローはステップＳ１に戻る。

【００２０】 また、ステップＳ２でオーディオインジェクション機能の操作がＯＮ操作でな ければフローはオーディオインジェクションＯＮ／ＯＦＦ表示の発光ダイオード 11をＯＦＦにし（ステップＳ10）、続いて表示装置10に映像のインプット名を表 示させる（ステップＳ11）。

【００２１】 そして、音声インプットを映像インプットと同じ映像の音声入力信号を入力す るようにインプットセレクタ１を切換え（ステップＳ12）フローはステップＳ１ に戻る。

【００２２】 ステップＳ１でオーディオインジェクションキーの操作がキー２によって行わ れなければインプットセレクタ１は映像・音声共にキー２で選択されたインプッ トに切換えられ（ステップＳ13）、表示装置10には映像のインプット名が表示さ れて（ステップＳ14）、フローはステップＳ１に戻る。

【００２３】 尚、フローチャートの説明において映像モニタ６へのインプット表示のタイミ ングを省略したが映像モニタ６の表示には常時その時点の映像及び音声の両イン プット表示が図４に示すように表示されるようになっている。

【００２４】 このようにこの考案のＡＶアンプの表示装置は、インプットセレクタの映像の インプットセレクタと、音声のインプットセレクタとを夫々独立に選択すること ができるオーディオインジェクション機能と、インプットセレクタの選択内容を 表示する表示装置とを有したＡＶアンプにおいて、前記オーディオインジェクシ ョン機能のＯＮ／ＯＦＦを表示する発光ダイオードと、マイクロコンピュータの 制御によりオーディオインジェクションをＯＮ状態にしたとき、音声のインプッ トセレクタが選択した内容のみを前記表示装置に表示させるオーディオインジェ クション表示手段とを設けて構成したものである。

【００２５】

【考案の効果】

この考案に係るＡＶアンプの表示装置によれば上述のように構成したので、以 下のような効果を奏する。

【００２６】 表示装置に表示するインプットセレクタの選択内容をオーディオインジェクシ ョン機能を動作させたとき音声のインプット表示のみとすることで、表示装置の 表示スペースを小さくできスペース及びコスト的にも低減できる効果がある。

【００２７】 しかも、ソフトウェアのみの対応で実現できるので実施も容易であるなどの特 長を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の機能ブロック図である。

【図２】この考案の実施例を示すハードウェアの構成ブ
ロック図である。

【図３】この考案の音声のインプットセレクタ内容の表
示例を示す図である。

【図４】映像モニタ上に映像及び音声のインプットセレ
クタ内容を表示した図である。

【図５】この考案の動作の流れを示すフローチャートで
ある。

【図６】従来例を示すインプットセレクタ内容の表示例
の図である。

【符号の説明】

１ インプットセレクタ ２ キー ３ 音場制御回路 ４ レベル調整回路 ５ マイクロコンピュータ ６ 映像モニタ ７ 音声信号入力端子 ８ 映像信号入力端子 ９ スピーカ 10 表示装置 11 発光ダイオード

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 インプットセレクタの映像のインプット
   セレクタと、音声のインプットセレクタとを夫々独立に
   選択することができるオーディオインジェクション機能
   と、インプットセレクタの選択内容を表示する表示装置
   とを有したＡＶアンプにおいて、前記オーディオインジ
   ェクション機能のＯＮ／ＯＦＦを表示する発光ダイオー
   ドと、マイクロコンピュータの制御によりオーディオイ
   ンジェクションをＯＮ状態にしたとき、音声のインプッ
   トセレクタが選択した内容のみを前記表示装置に表示さ
   せるオーディオインジェクション表示手段とを設けて構
   成したことを特徴とするＡＶアンプの表示装置。