JPH0541171Y2 - - Google Patents

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JPH0541171Y2
JPH0541171Y2 JP7907488U JP7907488U JPH0541171Y2 JP H0541171 Y2 JPH0541171 Y2 JP H0541171Y2 JP 7907488 U JP7907488 U JP 7907488U JP 7907488 U JP7907488 U JP 7907488U JP H0541171 Y2 JPH0541171 Y2 JP H0541171Y2
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locking
locking body
lock
large diameter
diameter portion
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ループ錠等の錠前に関し、詳しく
は、ループ等の環状部材の一端に設けられた固定
用の係止体と錠前本体の係止機構に関する。
<従来の技術> 固定用の係止体としては、第1図に示されるよ
うな形状の固着ピンがよく用いられる。この固着
ピン2は円柱状の杆体に係止部としての凹溝2a
を周設したものであり、環状部材1の先端に取着
されるものである。
そして、この固着ピン2の係止方法としては、
第6図に示されるものが周知である。即ち、予め
組み立てられた錠前本体5″の固着ピン挿入孔
6″に固着ピン2を挿入し、ピン穴8から圧入ピ
ン8aを打ち込むことにより、該固着ピン2を固
定するものである。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、上記の方法においては、錠前本体が
予め組み上がつているにもかかわらず、新たにピ
ンの打ち込み工程、そしてその設備を必要とす
る。即ち、ピンの打ち込み工程は、錠前を製作す
る流れ作業のラインから外れて行わなければらな
い欠点を有し、又、打ち込みの設備はそれ自体に
費用がかかる為、製品がコスト高になる欠点を有
す。
又、上記の固定方法は、その工程に比較的時間
を要する為、製品をストツクする際には、予め錠
前本体と環状部材とを固着しておかねばならな
い。即ち、この方法で製作された錠前は、錠前本
体と環状部材が一体化した、かさばる状態でスト
ツクされることになり、そのために広い在庫スペ
ースを必要とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、以下の特徴を有する錠前本体と係止
体の係止機構を提供することにより、上記課題を
解決する。
本考案の錠前本体と係止体の係止機構は、ルー
プ錠等のループ等の環状部材1の一端に設けら
れ、且つ係止部2a,2bを備えた係止体2と、
錠前本体5に設けられ、係止体2が挿入される挿
入孔6と、挿入孔6内に設けられた係合具4とか
らなる。
係止体2の係止部2a,2bは、大径部2b
と、この大径部2bの後方側に配設される小径部
2aとにより構成される。
係止具4は、対向する少なくとも二枚の弾性を
有する係合板42,42を備える。又、こられの
係合板42,42は、係止体2の挿入方向にいく
に従い互いの間隔が狭くなるように配設されるこ
とにより係合板42,42間に広間隔部44と狭
間隔部43とが形成される。
広間隔部44の間隔l2が、係止体2の大径部
2bの先端の径より広くなされる。
一方、狭間隔部43の間隔l1が、係止体2の
大径部2bの径より狭くなされることによりこの
狭間隔部43が広間隔部44からの大径部2bの
押し入れに伴いその間隔l1を広げて大径部2b
を通すとともに、その通過に伴い係合板42,4
2の有する弾性によつてその間隔l1を元に戻し
て係止体2の小径部2bに嵌まり込めるようにな
される。
そして、この狭間隔部43が係止体2の小径部
2bに嵌まり込むことにより係止体2の大径部2
bと係合板42,42とが係止できるようになさ
れたものである。
<作用> 本考案の係止機構によれば、組立後の錠前本体
の挿入孔に、環状部材の一端に設けられた固定用
の係止体を挿入するだけで、係止具の狭間隔部の
間隔が押し広げられ係止体の大径部を通し、そし
て、大径部を通すと同時に、係止具の狭間隔部
が、係合板の弾性によつてその間隔を元に戻して
係止体の小径部に入り込ませることができる。こ
れにより、小径部に入り込んだ狭間隔部と係止体
の大径部とが係止し、係止体を錠前本体から抜け
ない状態に係止することができる。
従つて、製造面において、従来のようなピンの
打ち込み工程やその装置を割愛できるため、製品
のコストを低く押さえることができる。
そして、上記係止作業は短時間で簡単に行なえ
ることから、出荷直前に行えば良く、この為、錠
前本体と環状部材とを別々にストツクすることが
でき、在庫スペースが少なくてすむようになつ
た。又、同上の理由で、注文が有つた時点でその
注文に応じた環状部材を錠前本体に係着して出荷
できる為、極めて効率的な在庫管理が行なえる。
<実施例> 以下に図面を参照し、この考案の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に
記載される構成部品の寸法、形状、材質及びそれ
らの相対配置等は、特に特定的な記載がない限り
は、この考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨
のものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図、本考案の係止機構の一実施例が使用さ
れたループ錠を示す正面図である。
1は、環状部材としてのワイヤであり、一端に
固定用の係止体としての固着ピン2、他端に着脱
ピン3が、夫々、かしめ止めにより取着されてい
る。
固着ピン2と着脱ピン3は、この実施例では同
形に設けられており、夫々、円柱状の金属製杆体
に、凹溝2a,3aが周設されたものからなる。
そして、凹溝2a,3aによつて各固着ピン2と
着脱ピン3は、大径部2b,3bと、小径部2
a,3aとを備えたものとされている。
一方、錠本体5は、第1図、第2図図示左下方
に固着ピン2が挿入される固着ピン挿入孔6を有
し、又、図示右上方には着脱ピン3用の着脱ピン
挿入孔7を有す。尚、この錠前はボタン5a…5
aを適宜選択して押すことにより、解錠するもの
であるが、ダイヤル式のもの等、錠前の施錠構造
は適宜変更可能である。
又、第2図に示されるように、固着ピン挿入孔
6には、後述する係合具4が配設される小室61
が設けられている。この小室61は、固着ピン挿
入孔6の内周壁を掘り下げたように一回り大きく
設けられ、該小室61の底部には突起61aが突
設されている。
係合具4は第3図イに示されるものであり、底
壁41と、底壁41から左右に夫々延設された、
係合板としての側壁42,42とからなる金属板
を折曲して製造される。
底壁41には、上述の小室61の突起61aが
嵌合する嵌合孔41aが穿設されている。
側壁42,42は、第3図ニに示される底壁4
1の下方向(固着ピン2の挿入方向)に行くに従
い、側壁42,42同士の間隔が狭くなるように
折り曲げられ、その結果、側壁42,42間に狭
間隔部43と、広間隔部44とが形成されたもの
となつている。この狭間隔部43の間隔l1は、
上記の固着ピン2の大径部2bの径より狭くなさ
れている。一方、広間隔部44の間隔l2は、こ
の実施例では上記の固着ピン2の大径部2bの径
より広くなされ、固着ピンの大径部2b,3bを
狭間隔部43側に案内できるようになされてい
る。同図イに示される金属板には、斜めに折り曲
げ線42L,42Lが設けられている。更に、こ
の線42L,42Lで折り曲げられた側壁42,
42は、第3図ロに示されるように、先端42
a,42aが近接するように設けられ、同図で説
明すれば、底壁41を底辺として略三角状となす
よう傾斜して立設されている。尚、この係合具4
は、この実施例では、金属製の板バネで作られて
いるが、これに限られるものではない。
次に、係合具4を使用した、錠本体5と固着ピ
ン2の係合を第4図を基に説明する。
固着ピン2を固着ピン挿入孔6へ挿入する
(第4図イ)。
の状態から、更に固着ピン2を押し込む
と、固着ピン2の頭部2bが係合具4の側壁4
2,42を押し開く(同図ロ)。
の状態から、固着ピン2を続けて押し込む
と、固着ピン2の凹溝2aに側壁42,42が
嵌まり込む(同図ハ)。
これにより、固着ピン2は錠本体5に、抜け
ない状態に係止された。
以上で、第一の実施例の説明を終えるが、固着
ピン2や着脱ピン3の係合部は凹溝に限らず、凸
条等で代用しても良い。
次に、本考案の係止機構が用いられた南京錠
を、第5図を参照して、第二の実施例として説明
する。
この南京錠は、錠本体5′と、錠本体5′とで環
状をなして施錠する環状部材1′とからなる。
環状部材1′はU字状の金属製杆体であり、錠
本体5′から離脱可能な一半が着脱杆3′、他半
が、固定用の係止体としての摺動杆2′となつて
いる。
摺動杆3′は基端付近に係合用の凹溝2a′を有
し、この凹溝2a′は、先の実施例の固着ピンの凹
溝2aよりも長く設けられている。
一方、錠本体5′には、上記摺動杆2′が摺動自
在に配される摺動孔6′が設けられている。この
摺動孔6′には、係合具4が抜けない状態に配さ
れる小室61′が設けられている。
即ち、上記小室61′に、先の実施例で説明し
た係合具4を配してなるこの実施例も、摺動杆
3′が摺動可能でありながら、やはり先の実施例
と同等の効果を奏す。
<考案の効果> 以上、上述のように、この機構によれば、組み
立て後の錠前本体の挿入孔に、固定用の係止体を
挿入するだけで、該係止体を錠前本体に抜けない
状態に係止することができる。
従つて、製造面において、従来のようなピンの
打ち込み工程やその装置を割愛できるため、製品
コストを低く押さえることができる。
そして、上記係止作業は短時間で簡単に行なえ
ることから、出荷直前に行えば良く、この為、錠
前本体と環状部材とを別々にストツクすることが
でき、在庫スペースが少なくてすむようになつ
た。又、同上の理由で、注文が有つた時点でその
注文に応じた環状部材を錠前本体に係着して出荷
できる為、極めて効率的な在庫管理が行なえる。
又、係合具を実施例のような構成とすれば、錠
前を更に安価に製造できる等、本考案は新規にて
有用な、錠前本体と係止体の係止機構を提供する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の係止機構の一実施例が使用さ
れたループ錠を示す正面図、第2図は錠前本体の
内部を示す説明図、第3図イ〜ニは係合具を示
し、イは展開図、ロは正面図、ハは左側面図、ニ
は平面図、第4図イ,ロ,ハは、夫々係合具の動
きを示す説明図、第5図は上記実施例が使用され
た南京錠の説明図、第6図は従来例を示す断面図
である。 1……ワイヤ(環状部材)、2……固着ピン
(係止体)、2a……凹溝、4……係合具、5……
錠前本体、6……固着ピン挿入孔、61……小
室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ループ錠等のループ等の環状部材1の一端に設
    けられ、且つ係止部2a,2bを備えた係止体2
    と、錠前本体5に設けられ、係止体2が挿入され
    る挿入孔6と、挿入孔6内に設けられた係合具4
    とからなり、 係止体2の係止部2a,2bは、大径部2b
    と、この大径部2bの後方側に配設される小径部
    2aとにより構成され、 係止具4が、対向する少なくとも二枚の弾性を
    有する係合板42,42を備え、こられの係合板
    42,42は、係止体2の挿入方向にいくに従い
    互いの間隔が狭くなるように配設されることによ
    り係合板42,42間に広間隔部44と狭間隔部
    43とが形成され、 広間隔部44の間隔l2が、係止体2の大径部
    2bの先端の径より広くなされ、 狭間隔部43の間隔l1が、係止体2の大径部
    2bの径より狭くなされることによりこの狭間隔
    部43が広間隔部44からの大径部2bの押し入
    れに伴いその間隔l1を広げて大径部2bを通す
    とともに、その通過に伴い係合板42,42の有
    する弾性によつてその間隔l1を元に戻して係止
    体2の小径部2bに嵌まり込めるようになされ、 この狭間隔部43が係止体2の小径部2bに嵌
    まり込むことにより係止体2の大径部2bと係合
    板42,42とが係止できるようになされたもの
    であることを特徴とする錠前本体と係止体の係止
    機構。
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