JPH0541103U - Ptcサーミスタ装置 - Google Patents

Ptcサーミスタ装置

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JPH0541103U
JPH0541103U JP9935591U JP9935591U JPH0541103U JP H0541103 U JPH0541103 U JP H0541103U JP 9935591 U JP9935591 U JP 9935591U JP 9935591 U JP9935591 U JP 9935591U JP H0541103 U JPH0541103 U JP H0541103U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptc thermistor
metal terminal
case
thermistor device
plastic case
Prior art date
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Pending
Application number
JP9935591U
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English (en)
Inventor
宏 佐々木
卓司 奥村
宏 稲垣
政利 田村
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PTCサーミスタ装置に係わり、特には、カ
ラーTV消磁回路、モータ起動回路、過電流保護回路等
に使用されるPTCサーミスタ装置に関する。 【構成】 プラスチックケース内にPTCサーミスタ素
子が金属端子により挟まれて収納されているPTCサー
ミスタ装置において、金属端子のPTCサーミスタ素子
に当接する一端側がインサート射出成形によりプラスチ
ックケースに固定し、かつ、基板に挿入する他端側がプ
ラスチックケースから突出している。 【効果】 PTCサーミスタ素子を収納するプラスチッ
クケースと金属端子をインサート射出成形により一体化
し固定するため、ケースへの挿入が廃止されるので金属
端子の断面積を小さくできる。これにより、PTCサー
ミスタ素子から発熱する熱量が金属端子から外部へ逃げ
るのを減少でき、平衡電流を従来より大幅に低減でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、PTCサーミスタ装置に係わり、特には、カラーTV消磁回路、モ ータ起動回路、過電流保護回路等に使用されるPTCサーミスタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、PTCサーミスタ装置では、例えば、図13、図14、図 15に示すようにプラスチック製パッケージ21内にPTC素子22が金属端子 23により挟まれて収納されている。プラスチック製パッケージ21はプラスチ ックケース24(以下、ケース24という。)とケース24に設けられた溝24 aに挿入された蓋25とから構成されている。図16に示すように、ケース24 と金属端子23とは別部品となっており、金属端子23はケース24に設けられ た案内溝26に沿って挿入され、金属端子23の先端部23aをケース24の底 面24bのスリット27から導出するように構成されている。また、金属端子2 3が挿入後にケース24から抜け落ちないように金属端子23に切り起こし溝2 3bが設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記PTCサーミスタ装置では、通電後にPTCサーミスタ素 子が十分高温になったときにサーミスタ素子に流れる平衡電流Iaが図17に示 すように出来るだけ小さくなることが求められている。PTCサーミスタ素子は 図18に示すように温度が高くなるほど電流の抵抗が大きくなるため、平衡電流 を小さくするには通電によって素子に発生する自己発熱を外部に逃げにくくする 必要がある。従って、PTCサーミスタ素子と接触する金属端子は熱を伝達しに くくするためにできるだけその断面積は小さいほうが好ましい。しかし、ケース と金属端子が別体となっている従来のPTCサーミスタ装置では、金属端子には 必ず抜け止め防止の切り起こし部が必要になり、金属端子挿入時に切り起こし部 が弾性変形するために金属端子を挿入するのに所定の剛性が必要になり、金属端 子の断面積を小さくすることは出来ない。また、金属端子の断面積を小さくする と端子が塑性変形してしまい抜け止めの機能が低下してしまう。さらに、金属端 子をケースに挿入するため、ケースに溝が必要になりこの部分より発熱が逃げて おり温度が下がる。さらにまた、金属端子をケースに挿入するのに工数が多大に かかるという問題がある。
【0004】 本考案は上記従来の問題点に着目し、サーミスタ装置に係わり、特には、カラ ーTV消磁回路、モータ起動回路、過電流保護回路等に使用されるサーミスタ装 置の改良に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、プラスチックケース内にPTCサー ミスタ素子が金属端子により挟まれて収納されているPTCサーミスタ装置にお いて、金属端子のPTCサーミスタ素子に当接する一端側がインサート射出成形 によりプラスチックケースに固定し、かつ、基板に挿入する他端側がプラスチッ クケースから突出している。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、本考案では、射出成形により金属端子とプラスチックケー スを一体化し固定するため、金属端子をケースの溝に挿入する必要かなく、また 、金属端子に抜け止めの切り起こしを設ける必要もない。従って、従来は切り起 こし部の反力により金属端子が塑性変形しないようにその断面積(厚さ、幅)に 制限を受けたが、本案では制約を受けないため、従来より小さくすることができ る。よって、PTCサーミスタ素子の自己発熱が金属端子を通って外部に逃げに くくなるため、PTCサーミスタ素子の抵抗が高くなり、平衡電流を小さくする ことができる。また、射出成形により金属端子とプラスチックケースを一体化し 固定するため、組立工数を低減することができる。
【0007】
【実施例】 以下に、本考案に係わるサーミスタ装置の実施例につき、図面を参照して詳細 に説明する。図1は本考案のサーミスタ装置10の第1実施例を示す正面断面図 であり、図2は図1のZ−Z断面図、図3は図1の平面図を示す。図1、図2、 図3において、PTCサーミスタ装置ではプラスチック製パッケージ1内にPT Cサーミスタ素子2が一対の金属端子3により挟まれて収納されている。プラス チック製パッケージ1はプラスチックケース4(以下、ケース4という。)とケ ース4に設けられた溝4aに挿入された蓋5とから構成されている。金属端子3 は、射出成形時にケース4の図示しない金型に挿入され、金型にケース4のプラ スチックが射出されて、ケース4と金属端子3とは一体化されている。金属端子 3は図2に示すように中央部3aを細くし、かつ、厚さを薄くして断面積を小さ くしている。また、金属端子3は中央部3aの一端より両側に細い張出しを設け 、張出しの先にはPTC素子2を挟持するため内側に折り曲げられた挟持部3b を有している。さらに、金属端子3の他端側にはPTCサーミスタ装置を基板に 装着するとき、金属端子3の剛性を保ために幅広部3cを有している。ケース4 には、PTCサーミスタ装置10を図示しない基板に装着するときに装着し易く するとともに、PTCサーミスタ素子2の熱を放熱しないように基板との距離を 離すために足2aが付いている。
【0008】 図4は本考案のサーミスタ装置の第2実施例を示し、金属端子の形状が第1実 施例とは異なり、金属端子の正面図、図5は側面図を示す。金属端子5は第1実 施例の中央部の端子部5aを屈曲させて長くし、熱抵抗をさらに大きくしている 。
【0009】 図6は本考案のサーミスタ装置の第3実施例を示し、金属端子の正面図、図7 は側面図を示す。金属端子6は第1実施例の中央部の端子6aの幅広部を除去し 、熱抵抗をさらに大きくしている。
【0010】 図8は本考案のサーミスタ装置の第4実施例を示し、サーミスタ装置11の第 1実施例を示す正面断面図であり、図9は図8のY−Y断面図、図10は図8の 平面図を示す。 金属端子7のPTCサーミスタ素子2との接触部8aをさらに延長して、その先 端部がケース4の内壁4cに埋没させている。これにより、端子の接触部の剛性 があがり、PTCサーミスタ素子2の保持力が増し、振動によりPTCサーミス タ素子2がはずれたり、ケース4と接触してPTCサーミスタ装置11の特性が 低下するという問題が発生しにくくなる。
【0011】 上記実施例において、図11に示す回路にPTCサーミスタ装置10を挿入し て比較テストを実施した。回路では、起電力220V、サイクル50Hzとし、 抵抗12Ωを挿入して、室温25℃で平衡電流を求めた。この結果を図12に示 している。この結果従来品に比べて、約25%から35%の低下した平衡電流が 得られた。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、PTCサーミスタ素子を収納するプラ スチックケースと金属端子をインサート射出成形により一体化し固定するため、 ケースへの挿入が廃止されるので金属端子の断面積を小さくできる。これにより 、PTCサーミスタ素子から発熱する熱量が金属端子から外部へ逃げるのを減少 でき、平衡電流を従来より大幅に低減できる。また、射出成形により金属端子と プラスチックケースを一体化し固定するため、金属端子とプラスチックケースの ガタがなくなり基板への端子の挿入が容易になるとともに、金属端子をプラスチ ックケースに挿入する組立工数を低減することができるという優れた効果がえら れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサーミスタ装置の第1実施例を示す正
面断面図。
【図2】本考案の図1のZ−Z断面図。
【図3】本考案の図1の平面図。
【図4】本考案のサーミスタ装置の第2実施例の金属端
子の正面図。
【図5】本考案のサーミスタ装置の第2実施例の金属端
子の側面図。
【図6】本考案のサーミスタ装置の第3実施例の金属端
子の正面図。
【図7】本考案のサーミスタ装置の第3実施例の金属端
子の側面図。
【図8】本考案のサーミスタ装置の第4実施例を示す正
面断面図。
【図9】本考案の図8のY−Y断面図。
【図10】本考案の図8の平面図。
【図11】PTCサーミスタ装置を比較する回路を示す
図。
【図12】PTCサーミスタ装置を比較した結果を示す
図。
【図13】従来のサーミスタ装置を示す正面断面図。
【図14】従来の図13のW−W断面図。
【図15】従来の図13の平面図。
【図16】従来のサーミスタ装置のケースと金属端子と
の関係を示す図。
【図17】PTCサーミスタの平衡電流と時間との関係
を示す図。
【図18】PTCサーミスタの温度と電流抵抗値との関
係を示す図。
【符号の説明】
1 プラスチック製パッケージ 2 PTCサーミスタ素子 3 金属端子 4 プラスチックケース、5 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 政利 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックケース内にPTCサーミス
    タ素子が金属端子により挟まれて収納されているPTC
    サーミスタ装置において、金属端子のPTCサーミスタ
    素子に当接する一端側がインサート射出成形によりプラ
    スチックケースに固定し、かつ、基板に挿入する他端側
    がプラスチックケースから突出していることを特徴とす
    るPTCサーミスタ装置。
JP9935591U 1991-11-06 1991-11-06 Ptcサーミスタ装置 Pending JPH0541103U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9935591U JPH0541103U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 Ptcサーミスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9935591U JPH0541103U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 Ptcサーミスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0541103U true JPH0541103U (ja) 1993-06-01

Family

ID=14245294

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9935591U Pending JPH0541103U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 Ptcサーミスタ装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511403B2 (ja) * 1986-05-09 1993-02-15 Hitachi Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511403B2 (ja) * 1986-05-09 1993-02-15 Hitachi Ltd

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