JPH0541037U - 押ボタンスイツチにおける押ボタンの復元装置 - Google Patents

押ボタンスイツチにおける押ボタンの復元装置

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JPH0541037U
JPH0541037U JP9620191U JP9620191U JPH0541037U JP H0541037 U JPH0541037 U JP H0541037U JP 9620191 U JP9620191 U JP 9620191U JP 9620191 U JP9620191 U JP 9620191U JP H0541037 U JPH0541037 U JP H0541037U
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JP
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push button
button
push
permanent magnet
movable contact
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Pending
Application number
JP9620191U
Other languages
English (en)
Inventor
秀次 遠藤
Original Assignee
日通工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押ボタンスイッチにおいて、長期の使用にも
拘らず復元作用が劣化しない押ボタンの復元装置を提供
すること。 【構成】 押ボタンとこの押ボタンに対応する筐体側と
に関連して、1対の永久磁石または永久磁石と強磁性金
属体との組合せにより構成した磁気利用型押し出し機構
あるいは磁気利用型引き寄せ機構を設けて、永久磁石に
よる斥力もしくは引力により押ボタンを復元するように
したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押ボタンスイッチにおける押ボタンの復元装置に関し、押ボタンを 常時押し上げ傾向に保つほか、押し下げを解除した場合自動的に復元するように した復元装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
押ボタンスイッチにおける従来の押ボタンの復元装置としては、押ボタンの背 部にコイルばね,板ばね,皿ばね等の金属性圧縮ばねを対設してこのばねにより 押ボタンを常時押し上げ傾向に保つと共に、このばねに抗して押ボタンを手指に より押し下げてスイッチを作動させることができるようにするほか、押し下げを 解除した場合には、ばねの弾撥作用により押ボタンを復元するように構成した金 属ばね使用型を採択し、あるいは前記金属性圧縮ばねに代えてド−ム状のゴム製 ばねを使用してそのド−ムの頂部が押ボタンに圧接する状態に対設したいわゆる ラバ−コンタクト型を採用することが行われており、特に多数の押ボタンスイッ チを接近した状態に並設する場合には、ラバ−コンタクト型が多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術によれば、いずれもばねを構成する材料が使用に伴い疲労して 劣化する関係上、長期の使用に従い復元の遅滞が生じて的確な動作が得られなく なる重大欠陥がある。
【0004】 そこで本考案の目的は、押ボタンスイッチにおいて、長期の使用にも拘らず復 元作用が劣化しない押ボタンの復元装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、押ボタンとこの押ボタンに対応する筐体 側とに関連して、1対の永久磁石または永久磁石と強磁性金属体との組合せによ り構成した磁気利用型押し出し機構あるいは磁気利用型引き寄せ機構を設けて、 永久磁石による斥力もしくは引力により押ボタンを復元するようにしたことを特 徴とするものである。
【0006】
【作用】
押ボタンと筐体側との間に設けた磁気利用型押し出し機構により押ボタンは常 時突出状態に保たれ、押ボタンに対する手指による押圧により磁気に基づく斥力 に抗して押ボタンが押し込まれるとスイッチが動作し、押圧の解除に伴い磁気に 基づく斥力により押ボタンは突出状態に復元する。 また、押ボタンと筐体側との間に設けた磁気利用型引き出し機構により押ボタ ンは常時突出状態に保たれ、押ボタンに対する手指による押圧により磁気に基づ く引力に抗して押ボタンが押し込まれるとスイッチが動作し、押圧の解除に伴い 磁気に基づく引力により押ボタンは突出状態に復元する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例について詳細に説明する。
【0008】 本考案の適用対象としての押ボタンスイッチとしては、例えば図1のように、 筐体1の頂壁2にボタン孔3を穿設すると共に、このボタン孔3に適合する主体 4の下端縁に抜け止め用阻片5がある押ボタン6をその主体4が前記ボタン孔3 内においてスライドする状態のもとに昇降可能に対設するほか、押ボタン6の下 端には可動接点7を設け、かつ筐体1の内部には押ボタン6に対応する内方に前 記可動接点7に対向する固定接点8,8があるプリント配線板9を固設し、押ボ タン6を下降させることによりその下端における可動接点7をプリント配線板9 における固定接点8,8に圧接させるようにした型式を採択する。
【0009】 上記型式に対する本考案の特殊構成としては、例えば図1のように、押ボタン 6の内部に永久磁石10をその1側の磁極例えばS極が下向きとなるように埋設す ると共に、前記プリント配線板9の背方には永久磁石11をそのS極が前記永久磁 石10のS極に対向する状態に配設し、これら1対の永久磁石10,11により磁気利 用型押し出し機構を構成し、永久磁石による斥力により押ボタン6を常時突出状 態に保つようにするのに対し、押ボタン6に対する手指による押圧により磁気に 基づく斥力に抗して押ボタン6を押し込こんで可動接点7をプリント配線板9に おける固定接点8,8に圧接させるようにし、押圧の解除に伴い磁気に基づく斥 力により押ボタン6を突出状態に復元するのである。
【0010】 図2の実施例は、押ボタン6における抜け止め用阻片5の上部に環状の永久磁 石10をその1側の磁極例えばS極が上向きとなる姿勢に設けると共に、これに対 し筐体1における頂壁2の内面にはそのボタン孔3の周縁部に環状の永久磁石11 をそのN極が前記永久磁石10のS極に対向する状態に配設し、これら1対の永久 磁石10,11により磁気利用型引き寄せ機構を構成し、永久磁石による引力により 押ボタン6を常時突出状態に保つようにするのに対し、押ボタン6に対する手指 による押圧により磁気に基づく引力に抗して押ボタン6を押し込こんで可動接点 7をプリント配線板9における固定接点8,8に圧接させるようにし、押圧の解 除に伴い磁気に基づく引力により押ボタン6を突出状態に復元するのである。
【0011】 図3の実施例は、押ボタン6における抜け止め用阻片5の上部に環状の永久磁 石10をその磁極が上向きとなる姿勢に設けると共に、これに対し筐体1における 頂壁2の内面には少なくともそのボタン孔3の周縁部に磁石に引き付けられる性 質を有する鉄等の強磁性金属体12を前記永久磁石10の磁極に対向する状態に張設 し、これら永久磁石10と強磁性金属体12とにより磁気利用型引き寄せ機構を構成 し、永久磁石10による引力により押ボタン6を常時突出状態に保つようにするの に対し、押ボタン6に対する手指による押圧により磁気に基づく引力に抗して押 ボタン6を押し込こんで可動接点7をプリント配線板9における固定接点8,8 に圧接させるようにし、押圧の解除に伴い磁気に基づく引力により押ボタン6を 突出状態に復元するようにする。
【0012】 なお、図3の実施例における永久磁石10と強磁性金属体12とについては、その 設置位置を逆にしてもよいのであって、即ち強磁性金属体12を押ボタン6側に設 けると共に永久磁石10を頂壁2の内面におけるボタン孔3の周縁に設けるように してもよいのである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、押ボタンとこの押ボタンに対応する筐 体側とに関連して、1対の永久磁石または永久磁石と強磁性金属体との組合せに より構成した磁気利用型押し出し機構あるいは磁気利用型引き寄せ機構を設け、 永久磁石による斥力もしくは引力により押ボタンを常時突出傾向に保つようにし たから、押し込み後の押ボタンを磁気に基づく斥力もしくは引力により突出状態 に容易に復元させることができ、従って材料の疲労による劣化を生じることなく 長期にわたり安定的な復元機能を持続させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の1実施例を示す押ボタンスイッ
チにおける押ボタンの復元装置の縦断側面図である。
【図2】図2は本考案の他の実施例を示す押ボタンスイ
ッチにおける押ボタンの復元装置の縦断側面図である。
【図3】図3は本考案の更に他の実施例を示す押ボタン
スイッチにおける押ボタンの復元装置の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 頂壁 3 ボタン孔 4 主体 6 押ボタン 7 可動接点 8 固定接点 10 永久磁石 11 永久磁石 12 強磁性金属体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の頂壁にボタン孔を穿設すると共に、
    このボタン孔に適合する主体がある押ボタンをその主体
    が前記ボタン孔内においてスライドする状態のもとに昇
    降可能に対設するほか、押ボタンの下端には可動接点を
    設け、かつ筐体の内部には押ボタンに対応する内方に前
    記可動接点に対向する固定接点を設けた押ボタンスイッ
    チにおいて、前記押ボタンとこの押ボタンに対応する筐
    体側との間に、1対の永久磁石もしくは永久磁石と強磁
    性金属体との組合せにより構成した磁気利用型押し出し
    機構を設けて、永久磁石による斥力により押ボタンを復
    元するようにしたことを特徴とする押ボタンスイッチに
    おける押ボタンの復元装置。
  2. 【請求項2】筐体の頂壁にボタン孔を穿設すると共に、
    このボタン孔に適合する主体がある押ボタンをその主体
    が前記ボタン孔内においてスライドする状態のもとに昇
    降可能に対設するほか、押ボタンの下端には可動接点を
    設け、かつ筐体の内部には押ボタンに対応する内方に前
    記可動接点に対向する固定接点を設けた押ボタンスイッ
    チにおいて、前記押ボタンとこの押ボタンに対応する筐
    体側との間に、1対の永久磁石もしくは永久磁石と強磁
    性金属体との組合せにより構成した磁気利用型引き寄せ
    機構を設けて、永久磁石による引力により押ボタンを復
    元するようにしたことを特徴とする押ボタンスイッチに
    おける押ボタンの復元装置。
JP9620191U 1991-10-29 1991-10-29 押ボタンスイツチにおける押ボタンの復元装置 Pending JPH0541037U (ja)

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