JPH0540972U - 車両における料金箱構造 - Google Patents

車両における料金箱構造

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JPH0540972U
JPH0540972U JP9028091U JP9028091U JPH0540972U JP H0540972 U JPH0540972 U JP H0540972U JP 9028091 U JP9028091 U JP 9028091U JP 9028091 U JP9028091 U JP 9028091U JP H0540972 U JPH0540972 U JP H0540972U
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JP9028091U
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Inventor
清 今岡
Original Assignee
西日本車体工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 料金箱を乗降用通路の前部に移動させること
により、運転部側部の同通路を広くし、車椅子での乗降
を容易に行うことができる。 【構成】 運転部側方の通路床面(5a)より回転軸(18)を
垂直状態に突設し、同回転軸(18)に、同軸(18)を中心に
して料金箱(12)の一端部を連結して、さらに、同床面(5
a)と料金箱(12)とに、移動装置(23)を介設し、さらに、
料金箱(12)に、通路床面(5a)との固定を行う固定装置(2
7)を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、運転部の側部に設けた料金箱を移動させて、身体障害者を車椅子の ままでも乗降させることができる車両における料金箱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、路線用バス等には、運転部の側部に乗降口を設けて、運転部の側部より バスの後方まで乗降用通路を形成し、同通路の左右側部に、多数の旅客用座席を 配設していた。また、かかる乗降用通路を有効に利用する為に、一側の旅客用座 席に、折畳み自在の補助座席をそれぞれ取付けており、同座席を乗降用通路に拡 げて、多くの旅客が乗れるようにしていた。
【0003】 さらに、路線用バスは、身体障害者でも容易に利用できる為に、乗降口のステ ップに、昇降リフトを取付けて、同昇降リフトを利用して、身体障害者が車椅子 のままバスに乗降できるようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の路線用バスは、以下のような課題を有していた。即ち、路線用 バスには、乗客がバス料金を投入する為の料金箱を設置したものがあり、通常の 路線用バスは運転者のみのワンマンである為に、乗降口から運転部の側部におけ る通路上に料金箱を設けて、そして、運転者が料金箱に投入されるバス料金を確 認するようにしていた。
【0005】 ところが、車椅子でバスへの乗降の際には、昇降リフトを利用して、乗降口の ステップ部から乗り込み、運転部側方の通路を通って後方の座席部に車椅子で移 動していたが、料金箱で運転部側方の通路を狭くし、車椅子での乗降を容易に行 うことができないという不具合があった。
【0006】 本考案は上記の課題を解決できる車両における料金箱構造を提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】
本考案では、車両の前部に運転部を設けるとともに、その側方に乗降口を設け 、さらに、同車両の後部に乗客用座席部を設けてなる車両において、運転部と乗 降口との間に設けた通路床面に、移動用車輪を有した料金箱を配設して、通路床 面に沿って料金箱を移動可能に構成したことを特徴とする車両における料金箱構 造を提供するものである。
【0008】 また、本考案は、上記の車両における料金箱構造において、運転部側方の通路 床面より回転軸を垂直状態に突設し、同回転軸に、同軸を中心にして料金箱の一 端部を連結して、さらに、同床面と料金箱とに、移動装置を介設したことを特徴 としている。
【0009】 また、本考案は、上記の車両における料金箱構造において、料金箱に、通路床 面との固定を行う固定装置を設けたことを特徴としている。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例を参照しながら説明する。図1は、車両としてのバス1 の内部を示す平面図を示し、同バス1は、車体1aの前側右部に運転部2を設ける とともに、その後方に乗客用座席部3を配設している。また、運転部2の左側方 には、乗降口4を設けて、乗降口4より運転部2の側部を通って後方に向う乗降 用通路5を形成し、同通路5に沿って複数の座席を配設している。なお、7は乗 降口4の乗降用ステップ、8は運転部2に設けた運転床部2aに設けた運転席、9 はハンドル、10は車体1aの前部に設けたフロントガラス、11は運転部2に設けた 計器類を示す。
【0011】 また、本実施例では、図2に示すように、乗客用座席部3において、右側座席 に、折り畳み自在の補助座席(図示せず)をそれぞれ取付けて、乗降用通路5で 補助座席を拡げて同通路5の有効利用を図っている。
【0012】 上記の構成において、運転部2の側部の乗降用通路5上には、料金箱12が設置 されており、乗客が乗降の際に、同料金箱12に、バス料金を投入し、運転席8の 運転者がその確認を行うようにしている。かかる料金箱12は、運転席8の左側部 に、矩形状の料金箱本体12a を設置し、同運転席8に着座した運転者から料金を 確認できるようにしている。また、本実施例では、図2に示すように、料金箱本 体12a の後部上面に、料金投入口13を設けるとともに、同料金箱本体12a の後側 面に、両替用受部14を設けて、乗客が降りる際に、料金を投入するようにしてい る。
【0013】 さらに、上記のバス1において、乗降用ステップ7に車椅子用昇降リフト15を 設けており、同リフト15で車椅子aのまま乗降させることができるようにしてい る。即ち、車椅子用昇降リフト15は、乗降用ステップ7に配設した左右段違い状 態の昇降板16,17 と、昇降板16,17 を昇降させる昇降アーム18とよりなり、同ア ーム18によって各昇降板16,17 を面一状として、一体的に昇降させて、その上面 に、車椅子aを載せて昇降させるものである。
【0014】 本考案では、通路床面5a上において、料金箱12を移動させて、乗降用通路5上 での車椅子aの移動を行うように構成しており、以下、その構成について図2〜 図5を参照して詳説する。即ち、図2に示すように、運転床部2aに、回転軸18を 垂直状に突設するとともに、乗降用通路5の通路床面5aに、同回転軸18を中心と した円弧状の移動プレート19を取付けており、同回転軸18に、回動筒体20を介し て、移動用車輪21を具備する料金箱本体12a の前側部を連結して、同回転軸18を 中心にして移動プレート19上に沿って料金箱本体12a を乗降用通路5の前方部に 移動させる。
【0015】 本実施例では、図3に示すように、回転軸18に、略L字状の支持フレーム18a を取付けて、回転軸18を垂直状態に支持し、同回転軸18の下部に設けた回動筒体 20にブラケット20a を介して料金箱載置台22の前側部を取付け、同載置台22に料 金箱本体12a が載置されている。また、料金箱載置台22の下面には、支持杆21a を突設し、同支持杆21a の下端部に車輪21b を回転自在に軸支している。
【0016】 さらに、上記の料金箱12には、料金箱本体12a を移動させる移動装置23が取付 けられており、同移動装置23は、図2〜図4に示すように、通路床面5aと料金箱 載置台22の下面とに、移動用シリンダ24を取付けて、同シリンダ24のロッド24a の伸縮作動によって、料金箱12を移動させている。
【0017】 本実施例では、図3に示すように、通路床面5aの前部と、料金箱載置台22の下 面とに、取付用ピン25,26 を突設し、各ピン25,26 に移動用シリンダ24の基端部 と、ロッド24a の先端部に、枢着筒体25a,26a を介して枢着しいる。なお、25b, 26b は取付用ピン25,26 の連結ナットを示す。
【0018】 また、料金箱12には、図4及び図5に示すように、料金箱12を通路床面5aに固 定する固定装置27を設けており、走行時において、通路床面5aに料金箱12を固定 して、その安全性を確保している。即ち、図4及び図5に示すように、料金箱載 置台22の下面に、固定装置27を内蔵する長手状の機枠28を取付け、同機枠28の中 央部に、略L字状とした左右のシリンダフレーム29を立設するとともに、同フレ ーム29の基端部29a に、シリンダ30を取付けている。 また、かかるシリンダフレーム29の先端上部29b には、図5に示すように、枢 軸31を架設してL字状の作動アーム32の中央部を軸支し、シリンダ30のロッド30 a の先端部に、同アーム32の一端部を連結している。さらに、機枠28の先端部に は、その下面に突出孔33a を有する固定用ボス33を設け、同ボス33内に固定ピン 34が上下昇降自在に収納されている。そして、かかる固定ピン34の上端部には、 上記の作動アーム32の他端部が枢着されており、同作動アーム32で固定用ボス33 に沿って固定ピン34を昇降させている。
【0019】 本実施例では、図5に示すように、移動プレート19の後側部分と通路床面5aに 、固定ピン34が挿入される固定孔35を一体的に設け、同固定孔35に固定ピン34を 挿入させて、料金箱12の固定を行うようにしている。
【0020】 さらに、シリンダフレーム29の先端上部29b には、移動シリンダ作動用スイッ チ36を設けるとともに、作動アーム32の中央部に、スイッチ操作アーム37を突設 している。そして、かかる構成により、シリンダ30を収縮させた際に、作動アー ム32を作動させ、同アーム32で固定ピン34を上昇させて、その固定を解除し、し かも、作動アーム32に伴って、同スイッチ操作アーム37で同スイッチ36を操作し て、移動用シリンダ24を連続的に作動させる。なお、30b はシリンダ30の油圧管 40との接続部を示す。
【0021】 次いで、上記のバス1の使用方法について説明すると、まず、乗客の乗降を行 う場合、料金箱12を運転部2の側部に設置固定し、乗降口4からの乗客が料金箱 12の前を通って乗降する。しかも、乗客が降りる際において、乗客がバス料金を 料金箱12に投入する。
【0022】 また、身体障害者が車椅子aのままバス1に乗降する場合、乗降口4の乗降用 ステップ7に設けた車椅子用昇降リフト15を利用して、乗降用通路5まで昇降し た際に、運転者がスイッチを操作して、運転部2の側部に設置した料金箱12の固 定装置27を解除すると同時に、移動装置23で乗降用通路5の前部に移動させて、 車椅子aでの乗降を行う。即ち、運転部2に設けたスイッチで固定装置27のシリ ンダ30を収縮させて、作動アーム32で固定ピン34を通路床面5aに設けた固定孔35 から抜き、料金箱12の固定を解除する。
【0023】 その解除作動に伴って、作動アーム32のスイッチ操作アーム37で移動シリンダ 作動用スイッチ36を操作して、移動装置23の移動用シリンダ24を収縮させて、そ のロッド24a で、料金箱12を回転軸18を中心にして自動的に移動させ、料金箱12 が移動プレート19上に沿って乗降用通路5の前部に移動する。従って、料金箱12 を移動させて、運転部2側部の乗降用通路5を広くすることにより、車椅子aで の乗降を容易に行う。
【0024】 一方、料金箱12を元の位置に戻す場合、運転部2のスイッチで収縮した移動用 シリンダ24のロッド24a を伸長して、乗降用通路5の前部に位置した料金箱12を 運転部2の側部に移動させ、固定装置27のシリンダ30を作動させて、通路床面5a に設けた固定孔35に、固定ピン34を挿入して、料金箱12の通路床面5aとの固定を 行うものである。
【0025】
【考案の効果】
従って、本考案によれば、身体障害者が車椅子のままバスに乗降する場合、乗 降口の乗降ステップに設けた車椅子用昇降リフトを利用して、乗降用通路まで昇 降した際に、運転者がスイッチを操作して、運転部の側部に設置した料金箱の固 定装置を解除すると同時に、移動装置で乗降用通路の前部に移動させることがで きる。このように、料金箱を乗降用通路の前部に移動させることにより、運転部 側部の同通路を広くし、車椅子での乗降を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバスの内部を示す平面図である。
【図2】同バス内部の斜視図である。
【図3】料金箱の移動装置の側面図である。
【図4】料金箱の移動装置の説明図である。
【図5】固定装置の側面説明図である。
【符号の説明】
1 バス 2 運転部 3 乗客用座席部 5 乗降用通路 5a 通路床面 12 料金箱 18 回転軸 21 移動用車輪 23 移動装置 27 固定装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前部に運転部(2) を設けるととも
    に、その側方に乗降口(4) を設け、さらに、同車両の後
    部に乗客用座席部(3) を設けてなる車両において、 運転部(2) と乗降口(4) との間に設けた通路床面(5a)
    に、移動用車輪(21)を有した料金箱(12)を配設して、通
    路床面(5a)に沿って料金箱(12)を移動可能に構成したこ
    とを特徴とする車両における料金箱構造。
  2. 【請求項2】 上記の車両における料金箱構造におい
    て、運転部側方の通路床面(5a)より回転軸(18)を垂直状
    態に突設し、同回転軸(18)に、同軸(18)を中心にして料
    金箱(12)の一端部を連結して、さらに、同床面(5a)と料
    金箱(12)とに、移動装置(23)を介設したことを特徴とす
    る請求項1に記載の車両における料金箱構造。
  3. 【請求項3】 上記の車両における料金箱構造におい
    て、料金箱(12)に、通路床面(5a)との固定を行う固定装
    置(27)を設けたことを特徴とする請求項1及び2に記載
    の車両における料金箱構造。
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