JPH0540906A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH0540906A
JPH0540906A JP3217811A JP21781191A JPH0540906A JP H0540906 A JPH0540906 A JP H0540906A JP 3217811 A JP3217811 A JP 3217811A JP 21781191 A JP21781191 A JP 21781191A JP H0540906 A JPH0540906 A JP H0540906A
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貴仁 関
Hajime Inoue
肇 井上
Chihoko Takizawa
智穂子 滝沢
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気ヘッド1A、1Bからの再生信号を切換
スイッチ9を介して1系統にまとめ、再生特性をイコラ
イザとなるフィルタ4で補償した後、復号回路5で復号
する。適応制御部7は、復号回路5での復号誤差(残
差)とフィルタ4への入力とに基づいてフィルタ4の特
性を最適なものに調整(修整)する。適応制御部7は、
端子8からの切換スイッチングパルスSP1 に応じて、
各磁気ヘッド1A、1Bの各再生信号毎に適応処理を時
分割的に行い、それぞれの磁気ヘッド1A、1B用のフ
ィルタ係数をフィルタ4に送る。 【効果】 フィルタ4及び適応制御部7により時分割的
に適応処理が行われるため、回路規模を小さくして、コ
ストを低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気再生装置に関し、
特に、例えばビデオ信号をディジタル信号に変換してい
わゆるパーシャルレスポンス方式を利用して磁気記録媒
体に記録した信号を再生するための磁気再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録再生においては、磁気
記録媒体に対する記録再生特性による振幅歪みや位相歪
み等を補償するために、等化器(イコライザ)が用いら
れる。近年、このような磁気記録再生においても通信で
用いられているような適応等化方式が採用されるように
なってきている。
【0003】適応等化は、従来より電話回線を利用した
高速データ伝送を行うための技術として開発されてきた
ものである。電話回線では、回線の接続状態により伝送
路特性が変化する。このため固定イコライザを用いたの
では伝送路特性を補正しきれず、適応的にイコライザの
特性を調整する必要が生じる。
【0004】このような通信系では、波形等が予め判っ
ている信号を伝送して伝送路特性を調べた後に必要な信
号を伝送する方法(自動等化)と、送信したい信号自体
を用いて伝送路特性を調べる方法(適応等化)とがあ
る。いずれの場合も、等化器の目的は、伝送路を通過す
る際に歪んでしまった受信信号波形から歪みを自動的に
取り除くことによって送信信号波形を忠実に復元するこ
とにある。
【0005】以上のような適応等化の磁気記録再生への
適用を考察するため、磁気記録再生装置として、ビデオ
信号をディジタル信号に変換し、いわゆるパーシャルレ
スポンス方式を用いて磁気テープ(ビデオテープ)に記
録再生するようなディジタルVTR(ビデオテープレコ
ーダ)を想定する。このパーシャルレスポンス方式と
は、伝送路(あるいは記録媒体)の伝達特性による符号
間干渉を積極的に利用して、符号のスペクトラムを整形
する方式のことであり、例えば、パーシャルレスポンス
クラスIVには、NRZI符号、インターリーブドNR
ZI符号等が属している。記録側にはいわゆるプリコー
ダが設けられ、入力データを再生時(識別時)の符号誤
りの伝播を避けるために中間系列に変換する。このよう
なパーシャルレスポンス方式を利用して磁気記録再生を
行うディジタルVTRに上記適応等化方式を採用した場
合の再生側の構成の一例を図6に示す。
【0006】この図6において、磁気テープ(図示せ
ず)に記録された磁気信号は、磁気ヘッド101により
電気信号に変換された後、再生アンプ102により増幅
され、検出特性回路103に送られる。この検出特性回
路103は、上記パーシャルレスポンスの検出特性(エ
ンコード特性)である(1+D)の特性を有している。
検出特性回路103からの出力信号は、いわゆるFIR
(有限インパルス応答)フィルタあるいはトランスバー
サルフィルタから成るイコライザ104に供給されて適
応的なイコライジング処理が施された後、復号回路10
5に供給され、レベル比較(コンパレート)等による
“1”、“0”の判別がなされて記録時のデータ系列の
復号が行われる。
【0007】復号回路105からの出力dが加算器(誤
差検出器)106に送られてイコライザ104からの出
力yが減算されることで、誤差(残差)eが取り出さ
れ、この誤差eが適応制御部107に送られる。この適
応制御部107には、上記検出特性回路103からの出
力xがいわゆる参照入力として供給されている。適応制
御部107は、上記誤差(残差)の信号パワーを最小と
するようにイコライザ104のフィルタ特性を調整す
る。イコライザ104にいわゆるトランスバーサルフィ
ルタが用いられている場合には、各タップ毎の乗算係数
(タップ係数)が適応的に修整、更新されて、トランス
バーサルフィルタの特性が、磁気記録再生の際の電磁変
換特性の逆特性に近い形となるように調整される。
【0008】復号回路105からの出力は、信号処理回
路108に送られて、同期ブロックの再生、エラー訂正
等が行われ、ビデオ信号処理回路109に送られて元の
画像データの復元が行われる。この他、図示しないが、
信号処理回路108からの出力データは、オーディオ信
号処理回路や、サブコード信号処理回路等に送られてそ
れぞれの処理が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
VTRにおいては、記録再生するデータ量が膨大なもの
となっており、特にHD(高精細度)TV信号のVTR
等においては、単に磁気ヘッドとテープとの相対速度を
上げて、少ないチャンネル数で記録を行っているのでは
記録再生可能なデータ量に限度があり、システムを実現
することができないことも多い。そこで、記録再生のチ
ャンネル数を増やして、多チャンネルの磁気ヘッド(い
わゆるマルチチャンネルヘッド)を用いて、記録再生可
能なデータ量の大幅な増加を図っている。
【0010】しかしながら、このようなマルチチャンネ
ルヘッドの各チャンネル毎に、それぞれ単独の適応等化
器を設けるのでは、回路規模が増大し、コストが高騰す
るという決定がある。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、マルチチャンネルヘッドのような多くの
チャンネルを用いて磁気記録再生される場合に、適応等
化器の構成を簡略化して回路規模の増大を防止し、コス
トの上昇を抑え得るような磁気再生装置の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気再生装
置は、磁気記録媒体に記録された磁気データを再生する
磁気再生装置において、磁気ヘッドからの再生信号の特
性を補償するイコライザとなるフィルタと、このフィル
タからの出力信号を復号する復号回路と、上記フィルタ
への入力信号及び上記復号回路への入出力信号に基づい
て上記フィルタの特性を適応的に調整する適応制御部と
を有し、上記磁気ヘッドから複数チャンネルの再生信号
を得るようになすと共に、これらの複数チャンネルの再
生信号を、上記フィルタ及び適応制御部を時分割使用し
て適応等化処理を行わせることにより、上述の課題を解
決する。
【0013】
【作用】一つのフィルタ及び適応制御部により、複数チ
ャンネルの再生信号を時分割多重して適応等化処理して
いるため、回路規模がその分少なくて済み、コストを抑
えることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る磁気再生装置の一実施
例としての、前述したようなディジタルVTRの再生系
の概略構成を示すブロック回路図である。この図1にお
いて、磁気テープ(図示せず)に記録された磁気信号
は、VTRの回転ヘッドに用いられる磁気ヘッド1A、
1B、11A、11Bによりそれぞれ電気信号に変換さ
れた後、再生アンプ2A、2B、12A、12Bにより
それぞれ増幅され、再生アンプ2A、2Bからの再生信
号は切換スイッチ9に、再生アンプ12A、12Bから
の再生信号は切換スイッチ19に、それぞれ送られて切
換制御される。
【0015】図2は回転ヘッドのヘッド配置を概略的に
示し、隣接する磁気ヘッド1A、11Aの組と、隣接す
る磁気ヘッド1B、11Bの組とが、それぞれいわゆる
マルチチャンネルヘッドを構成しており、この磁気ヘッ
ド1A、11Aの組から成るマルチチャンネルヘッド
と、磁気ヘッド1B、11Bの組から成るマルチチャン
ネルヘッドとが、互いに180°の角度差を持って回転
ドラム上に配置されている。磁気テープは回転ドラムの
周囲に約180°のラッピング角で巻き付けられて、案
内走行されているものとする。このとき、各磁気ヘッド
1A、1B、11A、11Bからの再生出力信号は、図
3のa、b、e、fにそれぞれ示すように表れる。この
図3では、各磁気ヘッド1A、1B、11A、11Bか
らの再生出力をそれぞれRF(1A)、RF(1B)、RF(11
A) 、RF(11B) と表している。切換スイッチ9、19
には、回転ヘッドの回転位相に応じてヘッドを切換制御
するための図3のd、hに示すような切換スイッチング
パルスSP1 、SP2 がそれぞれ供給されている。従っ
て、各切換スイッチ9、19からの出力信号は、それぞ
れ図3のc、gに示すようになる。
【0016】切換スイッチ9からの出力信号は、検出特
性回路3に送られる。この検出特性回路3は、前述した
パーシャルレスポンスの検出特性(エンコード特性)で
ある(1+D)の特性を有している。検出特性回路3か
らの出力信号は、イコライザの主要部となるフィルタ4
に供給される。このフィルタ4としては、一般的にいわ
ゆるFIR(有限インパルス応答)フィルタあるいはト
ランスバーサルフィルタが用いられ、そのフィルタ特性
が後述する適応制御部7により適応的に調整されるよう
になっている。このフィルタ4からの出力信号は、復号
回路5に供給され、レベル比較(コンパレート)等によ
る“1”、“0”の判別がなされて記録時のデータ系列
の復号が行われる。この復号回路5からの出力信号は、
出力端子5OTを介して取り出される。また、切換スイッ
チ19からの出力信号は、検出特性回路13に送られ、
以下フィルタ14、復号回路15を介して出力端子15
OTより取り出される。これらの出力端子5OT、15OT
らの各データ信号は、前述した図6に示す信号処理回路
108等に送られる。
【0017】以下、フィルタ4、適応制御部7から成る
適応フィルタ側の作用と、フィルタ14、適応制御部1
7から成る適応フィルタ側の作用とは同様であるため、
一方、例えばフィルタ14、適応制御部17側について
のみ説明する。
【0018】加算器(誤差検出器)16は、復号回路1
5の出力dからイコライザのフィルタ14の出力yを減
算することで誤差(残差)eを取り出し、この誤差eを
適応制御部17に送っている。適応制御部17には、上
記検出特性回路13からの出力xがいわゆる参照入力と
して供給されている。この適応制御部17が上記誤差
(残差)の信号パワーを最小とするようにフィルタ14
の係数(タップ係数)を修整、更新することで、イコラ
イザ特性が磁気記録再生の際の電磁変換特性の逆特性に
近い形となるように調整される。
【0019】ここで、フィルタ14及び適応制御部17
から成る適応フィルタ(適応イコライザ)では、図3の
gに示す再生信号を適応的にイコライジング処理してお
り、hに示す切換スイッチングパルスに応じて、ヘッド
11Aからの出力RF(11A)とヘッド11Bからの出力
RF(11B) とにそれぞれ応じた適応処理が時分割的に切
換制御されて行われている。
【0020】このように各ヘッド11A、11Bからの
各再生出力RF(11A) 、RF(11B)に応じて、それぞれ
のフィルタ係数(フィルタタップ係数)が切換選択され
て、適応処理が時分割的に行われることにより、ハード
ウェア構成の有効利用が図れ、回路規模の増大等による
コストアップを防止できる。
【0021】次に、上記フィルタ14と適応制御部17
とから成るいわゆる適応フィルタの具体的な構成の一例
について、図4を参照しながら説明する。この図4にお
いて、入力端子14INからの参照入力xは、タップ数に
応じた遅延素子、例えば4個の遅延阻止21a、21
b、21c、21dの直列回路に送られている。入力端
子14INからの入力x0 及び各遅延素子21a、21
b、21c、21dからの各出力x-1、x-2、x-3、x
-4は、それぞれ係数乗算器22a、22b、22c、2
2d、22eに送られ、それぞれフィルタ係数(フィル
タタップ係数)w0 、w1 、w2 、w3 、w4 と乗算さ
れた後、加算される。すなわち、係数乗算器22a、2
2bからの各出力は加算器23aで加算され、係数乗算
器22cからの出力と加算器23aからの出力は加算器
23bで加算され、以下同様に加算器23c、23dで
各係数乗算器22d、22eからの出力も順次加算さ
れ、出力yとなって、上記復号回路15に送られてい
る。各フィルタ係数w0 、w1 、w2 、w3 、w4 は、
適応制御部17からの係数修整(更新)制御信号により
修整されるようになっている。
【0022】適応制御部17で用いられる適応アルゴリ
ズムとしては、多くの手法のものが提案されているが、
その一具体例として、LMS(リーストミーンスクウェ
ア、最小自乗平均)アルゴリズムについて説明する。こ
こで、上記遅延素子の個数を一般化してL個とし、遅延
素子211 、212 、・・・、21L とする。このと
き、上記最初の入力x0 とこれらの各遅延素子231
232 、・・・、23L からの各出力x-1、x-2、・・
・、x-Lがそれぞれ係数乗算器240 、241 、2
2 、・・・、24L に送られ、それぞれフィルタ係数
0 、w1 、w2 、・・・、wL と乗算されて、加算器
に送られて加算されるものとする。
【0023】入力xのデータ系列のk回目のサンプル周
期時点(時刻k)における入力データ及び上記各遅延素
子211 、212 、・・・、21L からの各遅延出力デ
ータを、それぞれxk 、xk-1 、xk-2 、・・・、x
k-L とするとき、FIRフィルタ処理される入力ベクト
ルXk を、 Xk =〔xk k-1 k-2 ・・・ xk-L T ・・・(1) とおく。この(1)式のTは転置記号を示す。この入力
ベクトルXk に対して、上記各フィルタ係数(加重係
数)をwk0、wk1、wk2、・・・、wkLとし、FIRフ
ィルタ出力をyk とすると、入出力の関係は次の(2)
式のようになる。 yk =wk0k +wk1k-1 +・・・+wkLk-L ・・・(2) さらに、フィルタ係数ベクトル(加重ベクトル)W
k を、 Wk =〔wk0k1k2 ・・・ wkLT ・・・(3) と定義すれば、入出力関係は、 yk =Xk T k =Wk T k ・・・(4) のように記述される。希望の応答をdk とすれば、出力
との誤差εk は、 εk =dk −yk =dk −Xk T k ・・・(5) のように表される。εk が、0に近づくように、Wk
更新するため、次式を用いる。 Wk+1 =Wk −μ▽k ・・・(6) この式でμは、適応の速度と安定性を決める利得因子で
あり、▽k は、グラジエントを表す。LMSアルゴリズ
ムでは、▽k は、εk 2 の短時間平均より推定したもの
ではなく、εk 2 を直接偏微分して用いる。 ▽k =δεk 2 /δW =−2εk k ・・・(7) この(7)式を上記(6)式に代入して、係数更新式
は、 Wk+1 =Wk +2μεk k ・・・(8) のように表される。
【0024】ここで図1も参照して、適応制御部17
は、切換スイッチングパルスSP2 の立ち上がりを検出
して、ヘッド11Aに対応するフィルタ係数を出力す
る。このときヘッド11Aに関する上記各信号x、y、
eを入力し、得られた信号について上記適応アルゴリズ
ムに従い演算をし、更新後のフィルタタップ係数を得、
メモリ等に記憶する。次に、切換スイッチングパルスS
2 の立ち下がりを検出して、ヘッド11Bに対応する
フィルタ係数を出力し、このヘッド11Bに関する上記
各信号x、y、eについて上記適応アルゴリズムに従い
演算をし、更新後のフィルタタップ係数を得てメモリ等
に記憶する。これを繰り返すことにより、各ヘッド11
A、11Bからの再生信号に対する適応イコライジング
処理を時分割多重で1系統のハードウェアにより実現で
きる。なお、適応制御部7についても上記と同様な作用
が行われることは勿論である。
【0025】次に、図5は、本発明の他の実施例とし
て、上記ヘッド1A、1B、11A、11Bからの全て
の再生信号に対して1つの適応制御部20を用いる場合
の概略構成を示している。この適応制御部20は、フィ
ルタ4及びフィルタ14に対してフィルタタップ係数を
それぞれ送っている。他の構成は、上述した図1の実施
例と同様であるため、対応する部分に同じ指示符号を付
して説明を省略する。また、この図5において、各磁気
ヘッド1A、1B、11A、11Bからの再生信号、各
切換スイッチ7、17からの出力信号、及び各切換スイ
ッチングパルス信号SP1 、SP2 は、上記図3と同様
に表れる。
【0026】この図5に示す実施例において、適応制御
部20は、切換スイッチングパルス信号SP1 の立ち上
がりを検出し、ヘッド1A用の係数をフィルタ4に出力
し、このヘッド1Aに関する上記各信号x、y、eを入
力し、得られた信号について上記適応アルゴリズムに従
い演算をし、更新後のフィルタタップ係数を得、メモリ
等に記憶する。次に、切換スイッチングパルスSP2
立ち上がりを検出し、ヘッド11A用の係数をフィルタ
14に送り、ヘッド11Aに関する上記各信号x、y、
eを入力し、得られた信号について上記適応アルゴリズ
ムに従い演算をし、更新後のフィルタタップ係数をメモ
リに記憶する。次に、切換スイッチングパルス信号SP
1 の立ち下がりを検出し、ヘッド1B用の係数をフィル
タ4に出力し、このヘッド1Bに関する上記各信号x、
y、eを入力し、得られた信号について上記適応アルゴ
リズムに従い演算をし、更新後のフィルタタップ係数を
得、メモリに記憶する。次に、切換スイッチングパルス
SP2 の立ち下がりを検出してヘッド11B用の係数を
フィルタ14に送り、このヘッド11Bに関する上記各
信号x、y、eについて上記適応アルゴリズムに従い演
算をし、更新後のフィルタタップ係数を得てメモリに記
憶する。これを繰り返すことにより、各ヘッド1A、1
B、11A、11Bからの再生信号に全て対応する適応
イコライジング処理を時分割多重で実現できる。
【0027】なお、ハードウェアの処理速度により処理
が間に合わない場合には、一部を処理を間引いて実行さ
せることができる。具体的には、先の繰り返しサイクル
中で上記切換スイッチングパルスSP2 の立ち上がり検
出後のヘッド11Aに関する各信号x、y、eの入力及
び適応アルゴリズムに従う演算処理を間引き、次の繰り
返しサイクル中で上記切換スイッチングパルス信号SP
1 の立ち上がり検出後のヘッド1Aに関する各信号x、
y、eの入力及び適応アルゴリズムに従う演算処理を間
引き、以下順次4種類の磁気ヘッドに関する1種類のヘ
ッド毎に処理を間引いてゆくわけである。
【0028】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、フィルタ14の具体的構成
や、適応制御部17に用いられるアルゴリズム等は上記
実施例のFIRフィルタやLMSアルゴリズムに限定さ
れない。また、適用機器はディジタルVTRに限定され
ず、ディジタルテープレコーダ、アナログVTR等にも
本発明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る磁気再生装置によれば、磁気記録媒体に記録さ
れた磁気データを再生する磁気再生装置において、磁気
ヘッドからの再生信号の特性を補償するイコライザとし
て適応フィルタを用い、上記磁気記録媒体から複数チャ
ンネルの再生信号を得るようになすと共に、これらの複
数チャンネルの再生信号を、上記フィルタ及び適応制御
部を時分割使用して適応等化処理を行わせているため、
回路規模を小さくして、コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気再生装置の一実施例となるデ
ィジタルVTRの再生系の一部の概略構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】該実施例に用いられる回転ヘッドのヘッド配置
の具体例を概略的に示す平面図である。
【図3】該実施例の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図4】該実施例に用いられる適応等化器(適応フィル
タ)の内部構成の具体例を示すブロック回路図である。
【図5】本発明に係る磁気再生装置の他の実施例となる
ディジタルVTRの再生系の一部の概略構成を示すブロ
ック回路図である。
【図6】従来技術の説明に供するディジタルVTRの再
生系の概略構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1、11・・・・・磁気ヘッド 3、13・・・・・検出特性回路 4、14・・・・・フィルタ(イコライザ) 5、15・・・・・復号回路(コンパレータ) 6、16・・・・・加算器(誤差検出器) 7、17、20・・・・・適応制御部 8、18・・・・・切換スイッチングパルス入力端子 9、19・・・・・切換スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に記録された磁気データを
    再生する磁気再生装置において、 磁気ヘッドからの再生信号の特性を補償するイコライザ
    となるフィルタと、 このフィルタからの出力信号を復号する復号回路と、 上記フィルタへの入力信号及び上記復号回路への入出力
    信号に基づいて上記フィルタの特性を適応的に調整する
    適応制御部とを有し、 上記磁気ヘッドから複数チャンネルの再生信号を得るよ
    うになすと共に、これらの複数チャンネルの再生信号
    を、上記フィルタ及び適応制御部を時分割使用して適応
    等化処理を行わせることを特徴とする磁気再生装置。
JP3217811A 1991-08-03 1991-08-03 磁気再生装置 Expired - Fee Related JP3013535B2 (ja)

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