JPH0540697U - 曲管部断熱材保護カバーの表装部材 - Google Patents

曲管部断熱材保護カバーの表装部材

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JPH0540697U
JPH0540697U JP7187991U JP7187991U JPH0540697U JP H0540697 U JPH0540697 U JP H0540697U JP 7187991 U JP7187991 U JP 7187991U JP 7187991 U JP7187991 U JP 7187991U JP H0540697 U JPH0540697 U JP H0540697U
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JP
Japan
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protective cover
cover
heat insulating
curved
insulating material
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Application number
JP7187991U
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English (en)
Inventor
時彦 岡本
Original Assignee
岡本泰株式会社
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気配管等の曲管部の断熱材保護カバー表面
に、銀白色の表装部材を複数枚の部片にて有効に貼着で
きるようにする。 【構成】 曲管部の断熱材保護カバーの表装部材とし
て、織物状の基材11にアルミニウム箔13が一体的に積層
されて裏面に接着剤層を離形紙にて保護してなる複合シ
ートを用いて、前記基材11がバイヤスに裁断されるよう
にして、少なくとも5部片で形成され、最大彎曲面部か
ら両端までを各表装部片21,22,23によって適量づつ重ね
合わせて貼着できるように、それぞれの表装部片の端縁
部に表示線が付されている構成のものである。 【効果】 曲管部の保護カバーに対して簡単に表装で
き、美麗な保護カバーに仕上げられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は蒸気、温水、冷却水など熱媒流体の配管の断熱材被覆保護カバー、特 に曲管部の断熱材保護カバーの表装部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
高層建物内や工場等での断熱処理を必要とする配管では、従来管の外周を断熱 材で覆った後、金属板で加工された保護カバーにて断熱材外周を包み、断熱材を 保護するようにされている。しかしながら、金属板(一般にブリキ板)を加工す る方式では、使用材料のみならず、その加工費が嵩み、しかも作業現場での修正 が伴う場合が多いために、作業性も低下して熟練度が要求されるので、最近では 特別な場所以外ではアルミニウム箔と合成樹脂の薄肉シートとの積層されたもの が多く使用されている。
【0003】 この場合、断熱材保護カバーは外部からの輻射熱の遮断と外観上の装飾との関 係で、表面を銀白色にされたものが要求される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような観点から曲管部分の保護カバーが直管部のように前記シートを巻き 付けるものと同様にできず、不都合である。そのために、合成樹脂で薄肉のエル ボ状に成形されて、曲管部に被嵌できるように内彎曲側で切り開かれた構造のも のを用い、この保護カバーを曲管部に沿わせて付した断熱材に被覆させた後、そ の表面側を銀白色の装飾面を有するテープで巻付けるなどして、主に美感を高め るとともに、曲管部を保護するような作業を行っている。
【0005】 したがって、このような作業では手数を要することになって工費が嵩み、しか も、前記テープの巻付けを丁寧に行わないと見苦しい状態になるのが避けられな い。
【0006】 本考案では、このような問題点を解決できる曲管部の断熱材保護カバーの表装 材として、外周に沿わせて貼着させるのに有効な複数枚の部片からなる曲管部の 保護カバー表装部材を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、曲管部の断熱材保護カバーに於ける表 装部材として、織物状の基材表面にアルミニウム箔を積層して裏面に接着剤層を 離形紙にて保護して備える複合シートを用い、前記基材がバイヤスに裁断される ようにして、最大彎曲部に貼着される部片と、この最大彎曲部から直線部へ変位 する部分に貼着される部片と、この変位部分から端部に貼着される部片との少な くとも5部片で形成され、各部片には表面に貼着時の重ね代を表す表示線が端部 に側縁から所要寸法隔てて付されてあることを特徴とする曲管部断熱材保護カバ ーの表装部材である。
【0008】
【作用】
このように構成された本考案の曲管部断熱材保護カバーの表装部材によれば、 合成樹脂製の曲管部断熱材保護カバー表面に対して表装する際、曲面に対して適 応できる形状に各表装部片が裁断されていても、適度な伸縮性を有しないと貼着 時に皺が生じ見苦しくなるのを、基材がバイヤスに裁断されていることにより、 表層部がアルミニウム箔であるにも係わらず適度に伸びが生じて曲面に沿って貼 着できる。また、各表装部片を順次貼着させる際に、表示線に合わせて重ねて貼 着させれば、無理なく全面に表装部片が貼着できる。
【0009】 この表装部片における基材としてガラスクロスを用いる場合は、バイヤスに裁 断されることで、曲面に沿わせる操作が容易になり、基材の剛性が高くても無理 のない表装部材として取り扱える。
【0010】
【実施例】 以下本考案の曲管部断熱材保護カバーの表装部材の一実施例について図面を参 照しつつ説明する。
【0011】 図1に示すのは本考案の表装部材を貼着された曲管部分の側面図である。図2 は表装部材を構成する複合積層材の拡大断面図である。図3は曲管部の断熱材保 護カバーの全体斜視図である。図4は表装部片の展開図である。
【0012】 本考案の対象である曲管部断熱材の保護カバー1は、図3で示されるように公 知の合成樹脂(一般に硬質塩化ビニル樹脂)製で、薄肉に形成され、内彎曲側2 で切開された形状のものである。
【0013】 このような保護カバー1の外周面には表装部材10が全面にわたって貼着されて いる。この表装部材10としては図2によって示されるように、例えば基材11とし てガラスクロスが用いられ、その表面にポリエチレンラミネート12にてアルミニ ウム箔13が一体に積層され、また基材11の裏面には感圧性の接着剤層14が薄く塗 着されて、使用時前の接着剤層14保護用の剥離紙15が接着剤層14の外面に貼付さ れる。
【0014】 このような複合積層構造の表装部材10は図4で示されるように少なくとも3種 類の寸法形状をしたものがシートから打ち抜かれた例えば5部片で構成される。 まず図4(a) で示されているのがエルボ形をした保護カバー1の最大彎曲部分に 貼着される中央表装部片21であり、最も幅の広くなった部分が図3における保護 カバー1のa位置に、そして幅が狭くなった部分が保護カバー1のa’位置に貼 着されるようになっている。図4(b) で示されている表装部片22は前記中央表装 部片21に隣接する部位bにそれぞれ貼着されるものである。図4(c) で示されて いる表装部片23は保護カバー1の両端部に貼着されるものである。
【0015】 そしてこれらには、重ね合わせる部分、言い換えれば重ね代25,26を示す表示 線27が端縁からそれぞれ所要寸法隔てた位置に表示させてある。また符号28で示 すのは各表装部片21,22,23の中央位置を表す切欠き、28' は前記中央位置を表す 切欠きから被貼着面で約90°変位した位置を表す切欠きである(なおこの切欠き 28,28'は省略してもよい)。
【0016】 前記各表装部片21,22,23のうち、特に中央表装部片21はその両端部を細幅に なるようにし、次の部位の表装部片22では両端部が保護カバー1の内彎曲側2の 曲部を半分以上覆うようにしておくことが好ましい(但しこれに限定されない) 。また、上記例では5部片で表装できるようにされているが、これ以上の数にし てもよい。
【0017】 このように構成された本考案の表装部材は、その貼着順序について特に制限は ないが、例えば表装部片23,23を保護カバー1の両端部に剥離紙15を剥して接着 剤層14によって直接貼着し、次いで中間位置となる部位の表装部片22を、前記貼 着済みの表装部片23に表示されている重ね代25の表示線27に、一端を沿わせるよ うにして接着剤層14によって貼着させる。このようにして保護カバー1の両端部 から順次表装部片23,23とそれぞれ貼着させた後、残った中央部に中央表装部片 21を、両表装部片22,22上に表してある表示線27,27に両端部が沿うようにして 剥離紙15を取り除いて貼着させれば、保護カバー1の全外周面が表装部材10によ って表装されることになる。この貼着の際、切欠き28および切欠き28' を位置決 めの目安として利用すれば便利である。
【0018】 この各表装部片21,22,23は貼着操作に際して、構成されている表装部材10が 基材11部分をバイヤスに裁断されているので、被貼着面が曲面であるにも係わら ず、緊張させて保護カバー1表面に貼着させれば、適度に伸びて平均的に曲面に 沿って貼着される。なお、基材11上のアルミニウム箔13はその厚みが極薄く、ポ リエチレンラミネート12層によって基材11のガラスクロスと一体化されているの で、基材11の歪に対応し、破断されることはない。ちなみに、この表装部材10の 厚みの一例を挙げれば、基材11のガラスクロスが約100μm、アルミニウム箔 20μm,ポリエチレンラミネート層が15〜20μmである。
【0019】 このような表装を施された保護カバー1は、従来のものと同様に内彎曲側2の 切開部分を開いて配管(曲管部)に被覆させた断熱材上に被嵌して、前記切開部 分を閉じ合わせ、その後に針金もしくは緊締バンドなどで縛止させて、彎曲部分 においても直管部と同様に断熱材の被覆保護ができ、外部からの輻射熱を遮断さ せるとともに、美麗な仕上げができることになる。
【0020】 なお、本考案の表装部材10としては、前記の基材11としてのガラスクロスに代 えてポリエチレンフイルムのフラットヤーン状のものを経緯に重ね合わせてなる シートを用いることもできる。
【0021】 また、本考案の表装部材10は、保護カバー1の呼び径に応じて標準化できるの で、表装部材10のシートから所要の表装部片を打ち抜き加工によって得られ、こ の打ち抜き加工(例えばトムソン加工)の際に表示線27を罫押しさせることで、 安価に得られる。なお、この表示線27は表装部材10の表面がアルミニウム箔13で あるから、罫押しされた部分が微細な皺によって白化して貼着時の目安となり得 る。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、従来手数を要して、しかも見苦しい状態となっていた曲管部 の保護カバーに対して、簡単に表装でき、しかも安価に提供できて、配管全体を 統一して美麗な断熱材被覆仕上げができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表装部材を貼着された曲管部分の保護カバー側
面図である。
【図2】表装部材を構成する複合積層材の拡大断面図で
ある。
【図3】曲管部の断熱材保護カバーの全体斜視図であ
る。
【図4】表装部片の展開図で、(a)は中央表装部片の展
開図、(b)は中央表装部片に隣接する部位の表装部片の
展開図、(c)は両端部の表装部片の展開図である。
【符号の説明】
1 保護カバー 2 内彎曲側 10 表装部材 11 基材 12 ポリエチレンラミネート層 13 アルミニウム箔 14 接着剤層 15 剥離紙 21 中央表装部片 22,23 表装部片 27 表示線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲管部の断熱材保護カバーに於ける表装
    部材として、織物状の基材表面にアルミニウム箔を積層
    して裏面に接着剤層を離形紙にて保護して備える複合シ
    ートを用い、前記基材がバイヤスに裁断されるようにし
    て、最大彎曲部に貼着される部片と、この最大彎曲部か
    ら直線部へ変位する部分に貼着される部片と、この変位
    部分から端部に貼着される部片との少なくとも5部片で
    形成され、各部片には表面に貼着時の重ね代を表す表示
    線が端部に側縁から所要寸法隔てて付されてあることを
    特徴とする曲管部断熱材保護カバーの表装部材。
JP7187991U 1991-09-09 1991-09-09 曲管部断熱材保護カバーの表装部材 Pending JPH0540697U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331128A (ja) * 1993-05-25 1994-11-29 Tokyo Nisshin Jiyabara Kk 燃料噴出防止用積層体及びこれを用いた燃料噴出防止法
JPH07110098A (ja) * 1993-08-16 1995-04-25 Adeia Kk 屈曲管継手用保温材
JPH07110099A (ja) * 1993-08-16 1995-04-25 Adeia Kk 屈曲管継手用保温材
JPH07229594A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Kanazawa Sangyo Kk エルボカバーの表装部材及び表装部材を貼り付けたエルボカバー
JPH0828781A (ja) * 1994-07-18 1996-02-02 Ee T Giken Kk 断熱装置

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