JPH0540576A - ポインタ移動制御装置 - Google Patents
ポインタ移動制御装置Info
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- JPH0540576A JPH0540576A JP3219212A JP21921291A JPH0540576A JP H0540576 A JPH0540576 A JP H0540576A JP 3219212 A JP3219212 A JP 3219212A JP 21921291 A JP21921291 A JP 21921291A JP H0540576 A JPH0540576 A JP H0540576A
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- pointing device
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 この装置は、ポインティングデバイス4を通
常の速度で移動させた場合には、ポインタ5はディスプ
レイ3上で通常に移動制御される。一方、ポインティン
グデバイス4を基準速度以上で移動させた場合、ポイン
タ5はその指示する方向に向かって慣性移動を開始す
る。その後、所定の停止指示があればポインタ5の慣性
移動は停止する。 【効果】 ポインティングデバイス4を少量移動させる
だけで、ポインタ5を自動的に所定の方向に大きく移動
させることができる。
常の速度で移動させた場合には、ポインタ5はディスプ
レイ3上で通常に移動制御される。一方、ポインティン
グデバイス4を基準速度以上で移動させた場合、ポイン
タ5はその指示する方向に向かって慣性移動を開始す
る。その後、所定の停止指示があればポインタ5の慣性
移動は停止する。 【効果】 ポインティングデバイス4を少量移動させる
だけで、ポインタ5を自動的に所定の方向に大きく移動
させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータのディスプ
レイなどに表示される画面制御用のポインタを移動制御
するポインタ移動制御装置に関する。
レイなどに表示される画面制御用のポインタを移動制御
するポインタ移動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどの
各種情報処理装置は、文書や図面をディスプレイに表示
させる。このディスプレイの画面制御のために一般にマ
ウスと呼ばれるポインティングデバイスを用いたポイン
タ移動制御が行われる。図2に従来一般のポインタ移動
制御装置ブロック図を示す。図の装置はコンピュータ1
によって制御され、オペレータがキーボード2を操作し
て制御する構成のものである。このコンピュータ1には
ディスプレイ3が接続されている。このディスプレイ3
にはちょうど矢印の形状のポインタ5が表示されてい
る。また、このポインタ5の移動制御するためにポイン
ティングデバイス4が設けられる。ここではこのポイン
ティングデバイス4によるポインタ5の移動制御につい
て説明を行うため、コンピュータ1の内部にはポインタ
表示制御部6のみをブロックとして図示した。即ち、そ
の他の演算処理用回路ブロックなどは図示を省略してい
る。
各種情報処理装置は、文書や図面をディスプレイに表示
させる。このディスプレイの画面制御のために一般にマ
ウスと呼ばれるポインティングデバイスを用いたポイン
タ移動制御が行われる。図2に従来一般のポインタ移動
制御装置ブロック図を示す。図の装置はコンピュータ1
によって制御され、オペレータがキーボード2を操作し
て制御する構成のものである。このコンピュータ1には
ディスプレイ3が接続されている。このディスプレイ3
にはちょうど矢印の形状のポインタ5が表示されてい
る。また、このポインタ5の移動制御するためにポイン
ティングデバイス4が設けられる。ここではこのポイン
ティングデバイス4によるポインタ5の移動制御につい
て説明を行うため、コンピュータ1の内部にはポインタ
表示制御部6のみをブロックとして図示した。即ち、そ
の他の演算処理用回路ブロックなどは図示を省略してい
る。
【0003】上記ポインティングデバイス4は、よく知
られているように、その裏面に前後左右の移動を検出す
るセンサが設けられている。オペレータがこのポインテ
ィングデバイス4を机の上等の平面上で前後左右に移動
させると、その信号がポインタ表示制御部6に入力され
る。ポインタ表示制御部6は、その信号に対応した移動
量と移動方向において、ディスプレイ3に表示するポイ
ンタ5の表示値を制御する回路である。即ち、ポインタ
5は、ポインティングデバイス4の移動に従って、例え
ばディスプレイ3の画面上の点P0 −P1 −P2 のよう
に移動する。
られているように、その裏面に前後左右の移動を検出す
るセンサが設けられている。オペレータがこのポインテ
ィングデバイス4を机の上等の平面上で前後左右に移動
させると、その信号がポインタ表示制御部6に入力され
る。ポインタ表示制御部6は、その信号に対応した移動
量と移動方向において、ディスプレイ3に表示するポイ
ンタ5の表示値を制御する回路である。即ち、ポインタ
5は、ポインティングデバイス4の移動に従って、例え
ばディスプレイ3の画面上の点P0 −P1 −P2 のよう
に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オペレータ
がポインティングデバイスを操作し、ポインタを移動さ
せる作業は具体的に次のようになる。図3に従来一般の
ポインタ移動制御方法説明図を示す。先ずディスプレイ
3には、ポインタ5が点P0 に表示されているものとす
る。また、ここでポインティングデバイス4は、図示し
ないテーブル上で図の点D0に配置されているものとす
る。オペレータがここでポインタ5をP0 −P1 まで移
動させようとする場合、オペレータはポインティングデ
バイス4を掴んで、点D0 −D1 まで平面上を移動させ
る。ここでポインティングデバイス4を停止させると、
ポインタ5も点P1で移動を停止する。その後オペレー
タがポインティングデバイス4をD1 −D2まで移動さ
せると、ポインタ5はディスプレイ3上を点P1 −P2
まで移動する。
がポインティングデバイスを操作し、ポインタを移動さ
せる作業は具体的に次のようになる。図3に従来一般の
ポインタ移動制御方法説明図を示す。先ずディスプレイ
3には、ポインタ5が点P0 に表示されているものとす
る。また、ここでポインティングデバイス4は、図示し
ないテーブル上で図の点D0に配置されているものとす
る。オペレータがここでポインタ5をP0 −P1 まで移
動させようとする場合、オペレータはポインティングデ
バイス4を掴んで、点D0 −D1 まで平面上を移動させ
る。ここでポインティングデバイス4を停止させると、
ポインタ5も点P1で移動を停止する。その後オペレー
タがポインティングデバイス4をD1 −D2まで移動さ
せると、ポインタ5はディスプレイ3上を点P1 −P2
まで移動する。
【0005】このように、従来、ポインタ5はポインテ
ィングデバイス4の移動量と対応する量だけその移動方
向に沿って移動する。従って、例えばポインタ5をディ
スプレイ3上で大きく移動させようとする場合、ポイン
ティングデバイス4を机の上等で大きく移動させなけれ
ばならない。しかしながら、必ずしも机の上やポインテ
ィングデバイス4用のマット等は十分なスペースが確保
されているとは限らないため、このような場合にはポイ
ンティングデバイス4を同一方向に繰り返し往復させな
ければならない。また、もしポインタ5をディスプレイ
3上で大きく移動させる作業が多い場合には、予めポイ
ンティングデバイス4の移動量に対するポインタ5の移
動量の比が大きくなるように設定しておく方法がある。
この場合もしその後、ポインタ5を精密に少しずつ移動
させたくなった場合には再度その設定を変更する。
ィングデバイス4の移動量と対応する量だけその移動方
向に沿って移動する。従って、例えばポインタ5をディ
スプレイ3上で大きく移動させようとする場合、ポイン
ティングデバイス4を机の上等で大きく移動させなけれ
ばならない。しかしながら、必ずしも机の上やポインテ
ィングデバイス4用のマット等は十分なスペースが確保
されているとは限らないため、このような場合にはポイ
ンティングデバイス4を同一方向に繰り返し往復させな
ければならない。また、もしポインタ5をディスプレイ
3上で大きく移動させる作業が多い場合には、予めポイ
ンティングデバイス4の移動量に対するポインタ5の移
動量の比が大きくなるように設定しておく方法がある。
この場合もしその後、ポインタ5を精密に少しずつ移動
させたくなった場合には再度その設定を変更する。
【0006】しかしながら、ポインティングデバイスを
同一方向に繰り返し往復させるといった方法は、ポイン
ティングデバイス4の操作量が多くなるという問題があ
る。また、使用条件に応じてポインティングデバイス4
の移動量に対するポインタ5の移動量の比を増減するの
は、設定の変更作業が煩雑になるという問題がある。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、ディスプ
レイ上に表示するポインタの移動量が大きい場合の制御
を容易にした、ポインタ移動制御装置を提供することを
目的とするものである。
同一方向に繰り返し往復させるといった方法は、ポイン
ティングデバイス4の操作量が多くなるという問題があ
る。また、使用条件に応じてポインティングデバイス4
の移動量に対するポインタ5の移動量の比を増減するの
は、設定の変更作業が煩雑になるという問題がある。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、ディスプ
レイ上に表示するポインタの移動量が大きい場合の制御
を容易にした、ポインタ移動制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポインタ移動制
御装置は、ポインティングデバイスの移動量と移動方向
に応じて、ディスプレイ上に表示するポインタの表示位
置を制御するポインタ表示制御部と、前記ポインティン
グデバイスの移動速度を検出する移動速度検出部とを備
え、前記ポインタ表示制御部は、前記移動速度検出部の
検出した移動速度が、予め設定された基準速度以上のと
き、前記ポインタの表示位置を、前記ポインティングデ
バイスの指示する移動方向に向かって慣性移動させ、所
定の停止指示があるまでその慣性移動を持続させること
を特徴とするものである。
御装置は、ポインティングデバイスの移動量と移動方向
に応じて、ディスプレイ上に表示するポインタの表示位
置を制御するポインタ表示制御部と、前記ポインティン
グデバイスの移動速度を検出する移動速度検出部とを備
え、前記ポインタ表示制御部は、前記移動速度検出部の
検出した移動速度が、予め設定された基準速度以上のと
き、前記ポインタの表示位置を、前記ポインティングデ
バイスの指示する移動方向に向かって慣性移動させ、所
定の停止指示があるまでその慣性移動を持続させること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】この装置は、ポインティングデバイスを通常の
速度で移動させた場合には、ポインタはディスプレイ上
で通常に移動制御される。一方、ポインティングデバイ
スを基準速度以上で移動させると、ポインタはその指示
する方向に向かって慣性移動を開始する。その後、所定
の停止指示があればポインタの慣性移動は停止する。こ
れによりポインティングデバイスを少量移動させるだけ
でポインタを自動的に所定の方向に大きく移動させるこ
とができる。
速度で移動させた場合には、ポインタはディスプレイ上
で通常に移動制御される。一方、ポインティングデバイ
スを基準速度以上で移動させると、ポインタはその指示
する方向に向かって慣性移動を開始する。その後、所定
の停止指示があればポインタの慣性移動は停止する。こ
れによりポインティングデバイスを少量移動させるだけ
でポインタを自動的に所定の方向に大きく移動させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明のポインタ移動制御装置の実施例
を示すブロック図である。図の装置は、既に図2を用い
て説明したと同様に、コンピュータ1により制御され、
キーボード2を用いてオペレータが操作する構成のもの
である。コンピュータ1にはディスプレイ3が接続され
ており、そのディスプレイ3上に表示するポインタ5の
表示位置を制御するためにポインティングデバイス4が
設けられている。
明する。図1は本発明のポインタ移動制御装置の実施例
を示すブロック図である。図の装置は、既に図2を用い
て説明したと同様に、コンピュータ1により制御され、
キーボード2を用いてオペレータが操作する構成のもの
である。コンピュータ1にはディスプレイ3が接続され
ており、そのディスプレイ3上に表示するポインタ5の
表示位置を制御するためにポインティングデバイス4が
設けられている。
【0010】ここで本発明の装置においては、コンピュ
ータ1にポインタ表示制御部8及びポインティングデバ
イスの移動速度検出部9が設けられている。ポインタ表
示制御部8は、ポインティングデバイス4の移動量と移
動方向を検出し、所定の演算処理を行って、ディスプレ
イ3上に表示するポインタ5の表示位置を決定し、表示
制御を行う回路からなる。その基本的な動作については
先に図2において説明した従来の装置と変わるところは
ない。ポインティングデバイスの移動速度検出部9は、
ポインタ制御部8の出力を受けて、ポインティングデバ
イス4の移動量とその移動に要した時間を基にし、ポイ
ンティングデバイス4の移動速度を演算する回路から構
成される。また、その演算結果はポインタ制御部8に向
けて出力される構成となっている。
ータ1にポインタ表示制御部8及びポインティングデバ
イスの移動速度検出部9が設けられている。ポインタ表
示制御部8は、ポインティングデバイス4の移動量と移
動方向を検出し、所定の演算処理を行って、ディスプレ
イ3上に表示するポインタ5の表示位置を決定し、表示
制御を行う回路からなる。その基本的な動作については
先に図2において説明した従来の装置と変わるところは
ない。ポインティングデバイスの移動速度検出部9は、
ポインタ制御部8の出力を受けて、ポインティングデバ
イス4の移動量とその移動に要した時間を基にし、ポイ
ンティングデバイス4の移動速度を演算する回路から構
成される。また、その演算結果はポインタ制御部8に向
けて出力される構成となっている。
【0011】本発明においては、上記ポインタ表示制御
部8及びポインティングデバイスの移動速度検出部9
が、ポインティングデバイス4の移動速度を監視し、そ
の移動速度が予め設定された基準速度以上の時、ポイン
タ5の表示位置を慣性移動させるよう動作させる。即
ち、図のディスプレイ3に示したように、ポインタ5が
初めP0 に位置しており、これがポインティングデバイ
ス4のD0 −D1 までの移動に対応して点P1 まで移動
したものとする。この段階でポインティングデバイス4
の移動速度が所定の基準速度以上の場合には、ポインタ
5の表示位置を点P1 で停止させることなく、点P1−
点P2 に向かって慣性移動させる。この慣性移動は例え
ば一定の速度でP1 −P2 に向かってポインタ5の表示
位置を順次変更していく制御を行うことをいう。その後
ポインティングデバイス4を、例えば別の方向に移動さ
せたりポインティングデバイス4に設けられたスイッチ
を操作して、いわゆるクリックによる停止指示を行った
場合、ポインタ5の慣性移動が停止する(点P2 )。そ
の後再びポインティングデバイス4を移動させ、点P2
−点P3 に向けてポインタ5の表示位置を移動させる。
本発明の装置は概略すれば以上のような動作を行う。こ
のような動作制御を行うために、ポインタ表示制御部8
は次のような手順で動作するプログラム等を内蔵してい
る。
部8及びポインティングデバイスの移動速度検出部9
が、ポインティングデバイス4の移動速度を監視し、そ
の移動速度が予め設定された基準速度以上の時、ポイン
タ5の表示位置を慣性移動させるよう動作させる。即
ち、図のディスプレイ3に示したように、ポインタ5が
初めP0 に位置しており、これがポインティングデバイ
ス4のD0 −D1 までの移動に対応して点P1 まで移動
したものとする。この段階でポインティングデバイス4
の移動速度が所定の基準速度以上の場合には、ポインタ
5の表示位置を点P1 で停止させることなく、点P1−
点P2 に向かって慣性移動させる。この慣性移動は例え
ば一定の速度でP1 −P2 に向かってポインタ5の表示
位置を順次変更していく制御を行うことをいう。その後
ポインティングデバイス4を、例えば別の方向に移動さ
せたりポインティングデバイス4に設けられたスイッチ
を操作して、いわゆるクリックによる停止指示を行った
場合、ポインタ5の慣性移動が停止する(点P2 )。そ
の後再びポインティングデバイス4を移動させ、点P2
−点P3 に向けてポインタ5の表示位置を移動させる。
本発明の装置は概略すれば以上のような動作を行う。こ
のような動作制御を行うために、ポインタ表示制御部8
は次のような手順で動作するプログラム等を内蔵してい
る。
【0012】図4に本発明の装置の動作フローチャート
を示す。このフローチャートを用いて上記ポインタ表示
制御部8の動作をより具体的に説明する。先ずポインタ
表示制御部8が動作を開始すると、ステップS1におい
てポインティングデバイス4の移動を検出する。この移
動量や移動方向に対する信号はポインタ表示制御部8に
入力される。これにより、ポインタ表示制御部8はこの
デバイス移動量Xを計測する(ステップS2)。その
後、ステップS3においてポインタ5をディスプレイ3
上で距離xだけ移動する。その移動方向はポインティン
グデバイス4の移動方向に対応させる。次にステップS
4においてポインティングデバイス4が移動を停止した
か否かを判断する。ポインティングデバイス4が移動中
の場合には再びステップS1に戻り、再びさらにその移
動量を検出しポインティングデバイス4が停止するまで
ステップS1からステップS4までの処理を繰り返す。
ステップS4においてポインティングデバイス4の移動
停止が検出されると、ステップS5に移る。
を示す。このフローチャートを用いて上記ポインタ表示
制御部8の動作をより具体的に説明する。先ずポインタ
表示制御部8が動作を開始すると、ステップS1におい
てポインティングデバイス4の移動を検出する。この移
動量や移動方向に対する信号はポインタ表示制御部8に
入力される。これにより、ポインタ表示制御部8はこの
デバイス移動量Xを計測する(ステップS2)。その
後、ステップS3においてポインタ5をディスプレイ3
上で距離xだけ移動する。その移動方向はポインティン
グデバイス4の移動方向に対応させる。次にステップS
4においてポインティングデバイス4が移動を停止した
か否かを判断する。ポインティングデバイス4が移動中
の場合には再びステップS1に戻り、再びさらにその移
動量を検出しポインティングデバイス4が停止するまで
ステップS1からステップS4までの処理を繰り返す。
ステップS4においてポインティングデバイス4の移動
停止が検出されると、ステップS5に移る。
【0013】このステップS5においては、ポインティ
ングデバイス4が停止した直前の移動速度を演算する。
この演算は図1に示すポインティングデバイスの移動速
度検出部9により行われる。そしてステップS5におい
て、ポインティングデバイス4の移動速度が基準速度V
以上か否かが判断される。ここでポインティングデバイ
ス4の移動速度が基準速度Vを超えない場合には、再び
S1に戻ってポインティングデバイス4の移動状態を検
出する。一方、ポインティングデバイス4が基準速度V
以上の速度で移動したと判断された場合にはステップS
6に移る。このステップS6においては、を予め設定さ
れた一定の速度Kでポインタ5の慣性移動を開始する。
これが図1に示す点P1−点P2 に向かう部分における
動作に該当する。
ングデバイス4が停止した直前の移動速度を演算する。
この演算は図1に示すポインティングデバイスの移動速
度検出部9により行われる。そしてステップS5におい
て、ポインティングデバイス4の移動速度が基準速度V
以上か否かが判断される。ここでポインティングデバイ
ス4の移動速度が基準速度Vを超えない場合には、再び
S1に戻ってポインティングデバイス4の移動状態を検
出する。一方、ポインティングデバイス4が基準速度V
以上の速度で移動したと判断された場合にはステップS
6に移る。このステップS6においては、を予め設定さ
れた一定の速度Kでポインタ5の慣性移動を開始する。
これが図1に示す点P1−点P2 に向かう部分における
動作に該当する。
【0014】また、ステップS6でポインタ5の慣性移
動を開始した直後、ステップS7においてポインティン
グデバイス4の移動検出動作を停止する。即ち、ポイン
タ5の慣性移動開始直後から一定時間はポインタ表示制
御部8がポインティングデバイス4の移動を検出しない
状態となる。このためにステップS8においてタイマを
作動させ、一定の時間Tが経過するか否かを判断する。
そして一定の時間Tが経過した後、ステップS9におい
てポインティングデバイス4の移動検出を再開する。こ
のようなステップを設けたのは、オペレータがポインテ
ィングデバイス4を高速度で移動させ、これを停止させ
る際に発生する手ぶれなどによって、慣性移動の状態が
直ちに解除されてしまうのを防止するための処理であ
る。ステップS9においてデバイスの移動検出が再開さ
れると、ステップS10においてデバイスが再度移動し
たか否かが判断される。即ち、この実施例ではポインテ
ィングデバイス4を所定方向に高速で移動させると、デ
ィスプレイ3上でポインタ5がその指示する方向で慣性
移動を開始し、その後ポインティングデバイス4を別の
方向に移動させると、ポインタ5の表示位置はその時点
で一旦停止し、ポインティングデバイス4の指示する方
向に再び移動を開始する。
動を開始した直後、ステップS7においてポインティン
グデバイス4の移動検出動作を停止する。即ち、ポイン
タ5の慣性移動開始直後から一定時間はポインタ表示制
御部8がポインティングデバイス4の移動を検出しない
状態となる。このためにステップS8においてタイマを
作動させ、一定の時間Tが経過するか否かを判断する。
そして一定の時間Tが経過した後、ステップS9におい
てポインティングデバイス4の移動検出を再開する。こ
のようなステップを設けたのは、オペレータがポインテ
ィングデバイス4を高速度で移動させ、これを停止させ
る際に発生する手ぶれなどによって、慣性移動の状態が
直ちに解除されてしまうのを防止するための処理であ
る。ステップS9においてデバイスの移動検出が再開さ
れると、ステップS10においてデバイスが再度移動し
たか否かが判断される。即ち、この実施例ではポインテ
ィングデバイス4を所定方向に高速で移動させると、デ
ィスプレイ3上でポインタ5がその指示する方向で慣性
移動を開始し、その後ポインティングデバイス4を別の
方向に移動させると、ポインタ5の表示位置はその時点
で一旦停止し、ポインティングデバイス4の指示する方
向に再び移動を開始する。
【0015】このような制御を行うために、ステップS
10においてポインティングデバイス4が再度移動した
か否かが判断される。ポインティングデバイス4が再度
所定の方向に移動すると、ステップS11においてポイ
ンタ5の表示位置を一旦停止し、ステップS2において
ポインティングデバイス4の移動量計測が行われる。そ
の後の処理は先に説明した通りである。これにより図1
に示したように、例えばポインタ5は点P1 −点P2 ま
で慣性移動を行い、点P2 においてポインティングデバ
イス4が別の方向に移動を行った際、ポインタ5の移動
方向も点P2 から点P3 に向かう方向に切り替えられ、
ポインティングデバイス4の移動停止によりポインタ5
の表示位置は点P3 に落ち着くことになる。なおこのよ
うな慣性移動を開始した後、ポインタ5の移動を停止さ
せるには、先に説明したようにポインティングデバイス
4を別の方向に移動させる方法の他、ポインティングデ
バイス4に設けられたスイッチをクリックしたり、或は
図1に示すキーボード2の所定のキーを押すといったこ
とが考えられる。
10においてポインティングデバイス4が再度移動した
か否かが判断される。ポインティングデバイス4が再度
所定の方向に移動すると、ステップS11においてポイ
ンタ5の表示位置を一旦停止し、ステップS2において
ポインティングデバイス4の移動量計測が行われる。そ
の後の処理は先に説明した通りである。これにより図1
に示したように、例えばポインタ5は点P1 −点P2 ま
で慣性移動を行い、点P2 においてポインティングデバ
イス4が別の方向に移動を行った際、ポインタ5の移動
方向も点P2 から点P3 に向かう方向に切り替えられ、
ポインティングデバイス4の移動停止によりポインタ5
の表示位置は点P3 に落ち着くことになる。なおこのよ
うな慣性移動を開始した後、ポインタ5の移動を停止さ
せるには、先に説明したようにポインティングデバイス
4を別の方向に移動させる方法の他、ポインティングデ
バイス4に設けられたスイッチをクリックしたり、或は
図1に示すキーボード2の所定のキーを押すといったこ
とが考えられる。
【0016】さらに、ポインタ5の慣性移動を放置する
と、ポインタ5はディスプレイ3の表示可能な領域を飛
び出してしまう。そこでポインタ5が表示領域端まで移
動した場合、これを検出する処理が行われる(ステップ
S12)。そしてポインタ5がその表示領域端へ移動す
るとポインタ5の移動を停止し(ステップS13)、再
びステップS1に戻りポインティングデバイス4の移動
検出処理に移る。
と、ポインタ5はディスプレイ3の表示可能な領域を飛
び出してしまう。そこでポインタ5が表示領域端まで移
動した場合、これを検出する処理が行われる(ステップ
S12)。そしてポインタ5がその表示領域端へ移動す
るとポインタ5の移動を停止し(ステップS13)、再
びステップS1に戻りポインティングデバイス4の移動
検出処理に移る。
【0017】以上のように本発明のポインタ移動制御装
置は、オペレータがディスプレイ3上でポインタ5を従
来通りの手順で動かそうとする場合には、ポインティン
グデバイスを通常の速度で移動させながらその処理を行
う。一方、ポインタ5をディスプレイ3上で所定の方向
に大きく移動させたいとする場合には、ポインティング
デバイス4を該当する方向に高速で移動させる。これに
よってポインタ5は慣性移動を開始し、オペレータの操
作によらず自動的に大きく画面上を移動する。
置は、オペレータがディスプレイ3上でポインタ5を従
来通りの手順で動かそうとする場合には、ポインティン
グデバイスを通常の速度で移動させながらその処理を行
う。一方、ポインタ5をディスプレイ3上で所定の方向
に大きく移動させたいとする場合には、ポインティング
デバイス4を該当する方向に高速で移動させる。これに
よってポインタ5は慣性移動を開始し、オペレータの操
作によらず自動的に大きく画面上を移動する。
【0018】なお、上記慣性移動は上記実施例において
は等速運動になる例を持って説明したが、例えば、オペ
レータによるポインティングデバイス4の移動速度に比
例した距離だけ高速で移動し、その後表示位置を正確に
制御して停止できるように移動速度を低下させるといっ
た方法も可能である。また、上記実施例においては、図
4のステップS5において、ポインティングデバイス4
の停止した直前の移動速度を演算するようにしたが、デ
バイス移動停止までのデバイス移動量(図1のD0 −D
1 )に対する移動時間、即ち、移動速度V=デバイス移
動量/デバイス移動時間で演算するようにしてもよい。
は等速運動になる例を持って説明したが、例えば、オペ
レータによるポインティングデバイス4の移動速度に比
例した距離だけ高速で移動し、その後表示位置を正確に
制御して停止できるように移動速度を低下させるといっ
た方法も可能である。また、上記実施例においては、図
4のステップS5において、ポインティングデバイス4
の停止した直前の移動速度を演算するようにしたが、デ
バイス移動停止までのデバイス移動量(図1のD0 −D
1 )に対する移動時間、即ち、移動速度V=デバイス移
動量/デバイス移動時間で演算するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明した本発明のポインタ移動制御
装置は、ポインティングデバイスの移動速度を検出する
移動検出部を設け、これにより検出された移動速度が予
め設定された基準速度以上の時、ディスプレイ上に表示
するポインタの表示位置を、ポインティングデバイスの
指示する移動方向に向かって慣性移動させ、その後の所
定の停止指示があるまで慣性移動を継続させるようにし
たので、オペレータによるポインティングデバイスの操
作量が小さい場合でもポインタを大きく移動させること
ができる。またこの場合でもポインティングデバイスを
通常の速度で移動させればポインタをディスプレイ上で
精密に移動させることができるため、オペレータにとっ
ての操作性が向上するという効果がある。
装置は、ポインティングデバイスの移動速度を検出する
移動検出部を設け、これにより検出された移動速度が予
め設定された基準速度以上の時、ディスプレイ上に表示
するポインタの表示位置を、ポインティングデバイスの
指示する移動方向に向かって慣性移動させ、その後の所
定の停止指示があるまで慣性移動を継続させるようにし
たので、オペレータによるポインティングデバイスの操
作量が小さい場合でもポインタを大きく移動させること
ができる。またこの場合でもポインティングデバイスを
通常の速度で移動させればポインタをディスプレイ上で
精密に移動させることができるため、オペレータにとっ
ての操作性が向上するという効果がある。
【図1】本発明のポインタ移動制御装置実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】従来一般のポインタ移動制御装置ブロック図で
ある。
ある。
【図3】従来一般のポインタ移動制御方法説明図であ
る。
る。
【図4】本発明の装置の動作フローチャートである。
1 コンピュータ 2 キーボード 3 ディスプレイ 4 ポインティングデバイス 5 ポインタ 8 ポインタ表示制御部 9 ポインティングデバイスの移動速度検出部
Claims (1)
- 【請求項1】 ポインティングデバイスの移動量と移動
方向に応じて、ディスプレイ上に表示するポインタの表
示位置を制御するポインタ表示制御部と、 前記ポインティングデバイスの移動速度を検出する移動
速度検出部とを備え、 前記ポインタ表示制御部は、 前記移動速度検出部の検出した移動速度が、予め設定さ
れた基準速度以上のとき、前記ポインタの表示位置を、
前記ポインティングデバイスの指示する移動方向に向か
って慣性移動させ、所定の停止指示があるまでその慣性
移動を持続させることを特徴とするポインタ移動制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219212A JPH0540576A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | ポインタ移動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219212A JPH0540576A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | ポインタ移動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540576A true JPH0540576A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16731968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219212A Pending JPH0540576A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | ポインタ移動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540576A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128292A1 (ja) * | 2011-03-23 | 2012-09-27 | シャープ株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置制御プログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3219212A patent/JPH0540576A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128292A1 (ja) * | 2011-03-23 | 2012-09-27 | シャープ株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置制御プログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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