JPH0540449Y2 - - Google Patents
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- JPH0540449Y2 JPH0540449Y2 JP1987157173U JP15717387U JPH0540449Y2 JP H0540449 Y2 JPH0540449 Y2 JP H0540449Y2 JP 1987157173 U JP1987157173 U JP 1987157173U JP 15717387 U JP15717387 U JP 15717387U JP H0540449 Y2 JPH0540449 Y2 JP H0540449Y2
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- JP
- Japan
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- container body
- lid
- cassette
- specimen
- small
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/36—Embedding or analogous mounting of samples
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/30—Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
- G01N1/31—Apparatus therefor
- G01N2001/315—Basket-type carriers for tissues
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は病理組織検査用カセツトに関し、更に
詳しくは生体組織等の資料用検体の収容、薬品に
よる処理等を含めた顕微鏡用標本作成の作業性を
向上させるとともに、検査の効率と信頼性を高め
る病理組織検査用カセツトに関するものである。
詳しくは生体組織等の資料用検体の収容、薬品に
よる処理等を含めた顕微鏡用標本作成の作業性を
向上させるとともに、検査の効率と信頼性を高め
る病理組織検査用カセツトに関するものである。
「従来技術と問題点」
今日、癌等の診断において、生体から組織を採
取して組織学的に検索する所謂生検が広く活用さ
れている。かかる生検は、例えば0.5〜５mm程度
の生体組織を採取し、水洗し、アルコールにより
脱水した後、キシレンで処理され、しかる後パラ
フインで包埋させ、これをスライスして顕微鏡標
本を作成し、顕微鏡で観察される。
取して組織学的に検索する所謂生検が広く活用さ
れている。かかる生検は、例えば0.5〜５mm程度
の生体組織を採取し、水洗し、アルコールにより
脱水した後、キシレンで処理され、しかる後パラ
フインで包埋させ、これをスライスして顕微鏡標
本を作成し、顕微鏡で観察される。
ところで、従前のこの種の容器としては、耐薬
品性の繊維からなる縦4.5cm×横6.5cm程度の大き
さで、0.2mm程度のメツシユ製袋が使用され、該
袋の中に検体を採取し、入口を封じた後前記の如
き処理が施されている。しかし乍ら、この方法で
は極めて作業製が悪く、特に検体が袋の隅や底に
ある場合にはピンセツトで取り出す作業も決して
容易ではない。また、生検は例えば１つの臓器か
ら採取する場合においても、場所を変えて数個の
生体組織を採取するのが普通であるが、このメツ
シユ袋を使用する方法では該検体に被検者名、番
号等のマーキングを施す手段がないため、数個の
検体を一緒に入れると識別不能となり、結局、１
つの袋に１つの検体を入れ、被検者名等を記入し
た紙片等を入れているのが実情であり、極めて非
能率である。また、この方法では、上記紙片等が
袋より離脱した場合には被検者名等が不明とな
り、その結果、信頼性に重大な問題を来すばかり
でなく、生体組織をパラフインで包埋させ顕微鏡
標本を作る際には、別途カセツトと称する透孔を
有する容器を準備しなければならない。更には、
該袋に少し力が加わつただけで検体が変形する等
の種々の問題を孕んでいる。
品性の繊維からなる縦4.5cm×横6.5cm程度の大き
さで、0.2mm程度のメツシユ製袋が使用され、該
袋の中に検体を採取し、入口を封じた後前記の如
き処理が施されている。しかし乍ら、この方法で
は極めて作業製が悪く、特に検体が袋の隅や底に
ある場合にはピンセツトで取り出す作業も決して
容易ではない。また、生検は例えば１つの臓器か
ら採取する場合においても、場所を変えて数個の
生体組織を採取するのが普通であるが、このメツ
シユ袋を使用する方法では該検体に被検者名、番
号等のマーキングを施す手段がないため、数個の
検体を一緒に入れると識別不能となり、結局、１
つの袋に１つの検体を入れ、被検者名等を記入し
た紙片等を入れているのが実情であり、極めて非
能率である。また、この方法では、上記紙片等が
袋より離脱した場合には被検者名等が不明とな
り、その結果、信頼性に重大な問題を来すばかり
でなく、生体組織をパラフインで包埋させ顕微鏡
標本を作る際には、別途カセツトと称する透孔を
有する容器を準備しなければならない。更には、
該袋に少し力が加わつただけで検体が変形する等
の種々の問題を孕んでいる。
「問題点を解決するための手段」
本考案者はかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、
上記欠点のない本考案を完成させたものである。
上記欠点のない本考案を完成させたものである。
即ち、本考案は耐薬品性を有する合成樹脂から
なる容器本体と、これに係止・係脱可能な蓋体と
からなり、該容器本体は閉蓋時には互いに独立分
離する複数の検体収容部を有するとともに、側面
及び／又は裏面にパラフイン掛合部兼補強部を突
設し、前記検体収容部を形成する容器本体底部と
蓋体が多数の小透孔を有し、且つ容器本体及び／
又は蓋体に被検者名、番号等を記入するための記
入部を設けてなる病理組織検査用カセツトを内容
とするものである。
なる容器本体と、これに係止・係脱可能な蓋体と
からなり、該容器本体は閉蓋時には互いに独立分
離する複数の検体収容部を有するとともに、側面
及び／又は裏面にパラフイン掛合部兼補強部を突
設し、前記検体収容部を形成する容器本体底部と
蓋体が多数の小透孔を有し、且つ容器本体及び／
又は蓋体に被検者名、番号等を記入するための記
入部を設けてなる病理組織検査用カセツトを内容
とするものである。
本考案の実施態様を示す図面に基づいて説明す
ると、第１図は本考案のカセツトの斜視図、第２
図は蓋体を開いた状態の平面図、第３図は同Ｂ−
Ｂ断面図、第４図は同底面図である。
ると、第１図は本考案のカセツトの斜視図、第２
図は蓋体を開いた状態の平面図、第３図は同Ｂ−
Ｂ断面図、第４図は同底面図である。
これらの図において、本考案のカセツトは容器
本体１と蓋体２とからなり、両者はヒンジ部３に
より連結されている。上記容器本体１には複数
（図では５個）の検体収容部４が形成され、該収
容部４の底には多数の小透孔５が穿設されてい
る。容器本体１の両側端部には凹部６，７が設け
られ、また容器本体１の蓋体と対向する側には被
検者名、番号等を記入するための記入部１３が設
けられている。
本体１と蓋体２とからなり、両者はヒンジ部３に
より連結されている。上記容器本体１には複数
（図では５個）の検体収容部４が形成され、該収
容部４の底には多数の小透孔５が穿設されてい
る。容器本体１の両側端部には凹部６，７が設け
られ、また容器本体１の蓋体と対向する側には被
検者名、番号等を記入するための記入部１３が設
けられている。
一方、上記蓋体２は裏面に上記容器本体の検体
収容部４と相対する位置に、該収容部と同数、同
サイズの突縁部８を備え、該突縁部８の内部には
多数の小透孔９が穿設されている。また、蓋体２
の両側端部には突起１０，１１が設けられてい
る。蓋体２の垂直方向の長さL1は容器本体の長
さL2よりも少し長めに設計され、閉蓋時には容
器本体１より適宜長さ両側に突出して把持部１２
を構成し、また水平方向の長さW1は前記記入部
１３を覆わないように、容器本体の長さW2より
短く設計されている。
収容部４と相対する位置に、該収容部と同数、同
サイズの突縁部８を備え、該突縁部８の内部には
多数の小透孔９が穿設されている。また、蓋体２
の両側端部には突起１０，１１が設けられてい
る。蓋体２の垂直方向の長さL1は容器本体の長
さL2よりも少し長めに設計され、閉蓋時には容
器本体１より適宜長さ両側に突出して把持部１２
を構成し、また水平方向の長さW1は前記記入部
１３を覆わないように、容器本体の長さW2より
短く設計されている。
上記の如く構成された容器本体１と蓋体２はヒ
ンジ部３を内側に折り曲げ、蓋体２の突起１０，
１１が容器本体１の凹部６，７にそれぞれ係合
し、容器本体の検体収容部４内に蓋体２の突縁部
８が嵌入して、互いに独立且つ密閉した５個の小
空間部が画成される。蓋体２を開く場合は、把持
部１２を指で摘んで上記係合を解けば良い。
ンジ部３を内側に折り曲げ、蓋体２の突起１０，
１１が容器本体１の凹部６，７にそれぞれ係合
し、容器本体の検体収容部４内に蓋体２の突縁部
８が嵌入して、互いに独立且つ密閉した５個の小
空間部が画成される。蓋体２を開く場合は、把持
部１２を指で摘んで上記係合を解けば良い。
本考案において、容器本体１及び蓋体２はいず
れも耐薬品性を有する合成樹脂から成形される。
耐薬品性を有する合成樹脂としては、例えばポリ
アセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ード樹脂、ポリエステル樹脂、フツソ樹脂等が例
示される。検体収容部４の数は特に制限はない
が、本考案のカセツト全体の大きさとして縦20〜
30mm、横30〜40mm、高さ５〜８mm程度が取り扱い
易さ等の点で好ましいとされるところから判断し
て、３〜９個程度が好適である。３個未満では検
体の収容能力が不足気味となり、一方、９個を越
えると、検体収容部のサイズが小さくなり、ピン
セツトでの操作等がやり難くなる。また該収容部
の形状も特に制限はないが、円形とすれば検体が
狭小な角部に閉じ込められることもなく、ピンセ
ツト等での取り扱いに便利である。小透孔５，９
は0.2〜0.7mm程度が好適で、余り小さくなり過ぎ
ると、後述するアルコールやキシレンの透過、及
び液状パラフインの透過が不十分となり、また、
逆に余り大きくなり過ぎると小さな検体が小透孔
から脱落し収容できない結果となる。また、該小
透孔５は外側から収容部内部に向かつて集束する
テーパー状とし、また小透孔９は収容部側に向か
つて拡大するテーパー状とするのが好ましい。こ
の様にすることにより、検体が該小透孔に詰まり
難くなるとともに、アルコールやパラフイン等の
透過性が良好となる。
れも耐薬品性を有する合成樹脂から成形される。
耐薬品性を有する合成樹脂としては、例えばポリ
アセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ード樹脂、ポリエステル樹脂、フツソ樹脂等が例
示される。検体収容部４の数は特に制限はない
が、本考案のカセツト全体の大きさとして縦20〜
30mm、横30〜40mm、高さ５〜８mm程度が取り扱い
易さ等の点で好ましいとされるところから判断し
て、３〜９個程度が好適である。３個未満では検
体の収容能力が不足気味となり、一方、９個を越
えると、検体収容部のサイズが小さくなり、ピン
セツトでの操作等がやり難くなる。また該収容部
の形状も特に制限はないが、円形とすれば検体が
狭小な角部に閉じ込められることもなく、ピンセ
ツト等での取り扱いに便利である。小透孔５，９
は0.2〜0.7mm程度が好適で、余り小さくなり過ぎ
ると、後述するアルコールやキシレンの透過、及
び液状パラフインの透過が不十分となり、また、
逆に余り大きくなり過ぎると小さな検体が小透孔
から脱落し収容できない結果となる。また、該小
透孔５は外側から収容部内部に向かつて集束する
テーパー状とし、また小透孔９は収容部側に向か
つて拡大するテーパー状とするのが好ましい。こ
の様にすることにより、検体が該小透孔に詰まり
難くなるとともに、アルコールやパラフイン等の
透過性が良好となる。
上記図において、容器本体１の裏面にパラフイ
ン掛合部兼補強部１４を設けてあるが、この様な
構造をすることにより、該器とパラフインとの掛
合力を高めるのみならず、容器本体１を補強する
ので、容器本体の肉厚を薄くすることができ、ア
ルコール、キシレン、パラフインの透過をスムー
スに行うことができる上、後述するカセツトブロ
ツクをミクロトームで薄切する際に補強効果を発
揮する。
ン掛合部兼補強部１４を設けてあるが、この様な
構造をすることにより、該器とパラフインとの掛
合力を高めるのみならず、容器本体１を補強する
ので、容器本体の肉厚を薄くすることができ、ア
ルコール、キシレン、パラフインの透過をスムー
スに行うことができる上、後述するカセツトブロ
ツクをミクロトームで薄切する際に補強効果を発
揮する。
第５図は、本考案の他の実施態様を示す平面図
である。同図において、容器本体１と蓋体２とは
分離された構成からなつている。
である。同図において、容器本体１と蓋体２とは
分離された構成からなつている。
第６図は、本考案の更に他の実施態様を示し、
容器本体１の検体収容部４の近辺にマーキング部
１５が設けられている。該マーキング部１５は梨
地加工され、ボールペン等で記入可能で検体採取
場所等を識別するための番号や記号が記入され
る。
容器本体１の検体収容部４の近辺にマーキング部
１５が設けられている。該マーキング部１５は梨
地加工され、ボールペン等で記入可能で検体採取
場所等を識別するための番号や記号が記入され
る。
本考案のカセツトの使用の一例を述べると、採
取された検体は容器本体１の検体収容部４内に収
容された後、蓋体２を閉じ、小透孔９，５を通じ
て水洗された後、アルコールを透過させることに
より検体の水分が除去される（この際、一部脱脂
も行われる）。次いで、キシレンを透過させ該検
体に液状パラフインとの親和性を付与する。次に
ステンレス製トレイ内に液状パラフインを入れ、
所望の検体を検体収容部より取り出して該液状パ
ラフインの上に配置し、トレイの側壁に設けた支
持部上に本考案のカセツトを載せ、該カセツトの
底面が液状パラフインに接するまで、上記液状パ
ラフイン上の検体の上に更に液状パラフインを注
ぎ込む。液状パラフインが固化した後トレイを取
り去り、検体がパラフインに包埋された状態で本
考案のカセツトの底面と一体となつたカセツトブ
ロツクと称されるものが得られる。該カセツトブ
ロツクは検体を包埋したパラフイン部分をミクロ
トームでスライスして顕微鏡用標本とされる。
取された検体は容器本体１の検体収容部４内に収
容された後、蓋体２を閉じ、小透孔９，５を通じ
て水洗された後、アルコールを透過させることに
より検体の水分が除去される（この際、一部脱脂
も行われる）。次いで、キシレンを透過させ該検
体に液状パラフインとの親和性を付与する。次に
ステンレス製トレイ内に液状パラフインを入れ、
所望の検体を検体収容部より取り出して該液状パ
ラフインの上に配置し、トレイの側壁に設けた支
持部上に本考案のカセツトを載せ、該カセツトの
底面が液状パラフインに接するまで、上記液状パ
ラフイン上の検体の上に更に液状パラフインを注
ぎ込む。液状パラフインが固化した後トレイを取
り去り、検体がパラフインに包埋された状態で本
考案のカセツトの底面と一体となつたカセツトブ
ロツクと称されるものが得られる。該カセツトブ
ロツクは検体を包埋したパラフイン部分をミクロ
トームでスライスして顕微鏡用標本とされる。
「作用・効果」
本考案のカセツトは、複数個の独立した検体
収容部に複数の検体を収容できるから、複数人の
検体を同時に処理したり、同一人の検体を１度に
複数個処理することができる、１度のアルコー
ルやキシレン処理により複数個の検体を一括処理
できる、パラフインでカセツトブロツクを作る
際のカセツトとして本考案のカセツトをそのまま
転用でき、極めて効率的である、パラフイン掛
合部兼補強部を設けることにより、パラフインが
強固に付着するばかりでなく、補強の役目を果た
すので、容器本体の肉厚を薄くでき、従つて、ア
ルコールやパラフインの小透孔の透過作業をスム
ースに行わしめ、また、ミクロトームで薄切する
場合にも補強効果を発揮する、蓋体及び／又は
容器本体に記入する記入部を設けたので、被検者
を間違えるといつた初歩的且つ重大なミスが防止
されるとともに、検体収容部のマーキング部に検
体採取場所等を識別する番号や記号等を記入する
ことにより、検体同士を取り違えたり、採取場所
を間違えるといつたトラブルも回避でき、検査の
信頼性が向上する、プラスチツク製であるか
ら、少々力が加えられても変形しない、メツシ
ユ製袋に比べて、検体の出し入れが容易であるば
かりでなく、アルコールやパラフインの透過性に
優れ、作業性が向上する、等数多くの利点を有
し、その有用性は頗る大である。
収容部に複数の検体を収容できるから、複数人の
検体を同時に処理したり、同一人の検体を１度に
複数個処理することができる、１度のアルコー
ルやキシレン処理により複数個の検体を一括処理
できる、パラフインでカセツトブロツクを作る
際のカセツトとして本考案のカセツトをそのまま
転用でき、極めて効率的である、パラフイン掛
合部兼補強部を設けることにより、パラフインが
強固に付着するばかりでなく、補強の役目を果た
すので、容器本体の肉厚を薄くでき、従つて、ア
ルコールやパラフインの小透孔の透過作業をスム
ースに行わしめ、また、ミクロトームで薄切する
場合にも補強効果を発揮する、蓋体及び／又は
容器本体に記入する記入部を設けたので、被検者
を間違えるといつた初歩的且つ重大なミスが防止
されるとともに、検体収容部のマーキング部に検
体採取場所等を識別する番号や記号等を記入する
ことにより、検体同士を取り違えたり、採取場所
を間違えるといつたトラブルも回避でき、検査の
信頼性が向上する、プラスチツク製であるか
ら、少々力が加えられても変形しない、メツシ
ユ製袋に比べて、検体の出し入れが容易であるば
かりでなく、アルコールやパラフインの透過性に
優れ、作業性が向上する、等数多くの利点を有
し、その有用性は頗る大である。
第１図は本考案の実施態様を示す斜視図、第２
図は蓋体を開いた状態の平面図、第３図は同Ｂ−
Ｂ断面図、第４図は同底面図、第５図は本考案の
他の実施態様を示す平面図、第６図は本考案の更
に別の実施態様を示す平面図である。 １……容器本体、２……蓋体、３……ヒンジ
部、４……検体収容部、５，９……小透孔、６，
７……凹部、８……突縁部、１０，１１……突
起、１２……把持部、１３……記入部、１４……
パラフイン掛合部兼補強部、１５……マーキング
部。
図は蓋体を開いた状態の平面図、第３図は同Ｂ−
Ｂ断面図、第４図は同底面図、第５図は本考案の
他の実施態様を示す平面図、第６図は本考案の更
に別の実施態様を示す平面図である。 １……容器本体、２……蓋体、３……ヒンジ
部、４……検体収容部、５，９……小透孔、６，
７……凹部、８……突縁部、１０，１１……突
起、１２……把持部、１３……記入部、１４……
パラフイン掛合部兼補強部、１５……マーキング
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 耐薬品性を有する合成樹脂からなる容器本体
と、これに係止・係脱可能な蓋体とからなり、
該容器本体は閉蓋時には互いに独立分離する複
数の検体収容部を有するとともに、側面及び／
又は裏面にパラフイン掛合部兼補強部を突設
し、前記検体収容部を形成する容器本体底部と
蓋体が多数の小透孔を有し、且つ容器本体及
び／又は蓋体に被検者名、番号等を記入するた
めの記入部を設けてなる病理組織検査用カセツ
ト。 ２ 検体収容部が円形である実用新案登録請求の
範囲第１項記載のカセツト。 ３ 検体収容部を３〜９個有する実用新案登録請
求の範囲第１項記載のカセツト。 ４ 小透孔の直径0.2〜0.7mmである実用新案登録
請求の範囲第１項記載のカセツト。 ５ 各検体収容部の近辺にマーキング部を設けた
実用新案登録請求の範囲第１項記載のカセツ
ト。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987157173U JPH0540449Y2 (ja) | 1987-10-14 | 1987-10-14 | |
| AU23614/88A AU616434B2 (en) | 1987-10-14 | 1988-10-11 | Cassette for pathological tissue examination |
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