JPH0540439Y2 - - Google Patents

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JPH0540439Y2
JPH0540439Y2 JP6731088U JP6731088U JPH0540439Y2 JP H0540439 Y2 JPH0540439 Y2 JP H0540439Y2 JP 6731088 U JP6731088 U JP 6731088U JP 6731088 U JP6731088 U JP 6731088U JP H0540439 Y2 JPH0540439 Y2 JP H0540439Y2
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rotary table
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foreign matter
strobe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば薬品や樹脂原料等の粉粒体の
サンプルについての1項目以上の検査を自動で行
なう粉粒体サンプル検査装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、薬品や樹脂原料等の粉粒体のサンプルに
ついての、例えば金属異物混入の有無、着色異物
の混入数やその大きさ、水分率等の検査は、それ
ぞれ個別に人手を介して行なわれていた。このた
め、粉粒体サンプルについて複数項目の検査を行
なうには、手間や時間がかかり、検査中にサンプ
ルが変質したりするために、得られた検査データ
の精度も悪いものであつた。
そこで本件出願人は、粉粒体サンプルについて
上述したような複数項目の検査を連続して自動で
行なうことができる粉粒体サンプル検査装置を開
発し、既に実用新案登録出願(実願昭63−15481
号(実開平01−120644号))している。この粉粒
体サンプル検査装置は、第14図に示すように、
まず粉粒体サンプルを連通管60内を落下させな
がら金属異物の有無を金属検出器61により検査
し、落下してきたサンプルを運搬手段、ここでは
ベルトコンベヤ62の表面上に載せて所定距離運
搬させながらベルトコンベヤ62の上方に設置し
た検査装置、ここでは水分計63、ストロボ65
付のテレビカメラ64により水分率、着色異物の
混入数及びその大きさを検査するようにしたもの
である。
そして更に本件出願人は、検査後のサンプルが
検査前のサンプルに混ざるのを防止して信頼性の
高い検査データを得るため、検査後のサンプルを
上記運搬手段表面上からほぼ完全に除去できるよ
うにするために、第14図に示すベルトコンベヤ
62の代りに堅くて表面が平坦な回転テーブルを
用いた粉粒体サンプル検査装置を開発し、更に回
転テーブル表面上のサンプルについて着色異物の
検査を行なう際に上方からストロボ照射によるサ
ンプルの影が回転テーブル表面に生じるのを防止
してこの影が着色異物と間違つて検出されるのを
防止できるようにするために、回転テーブルとし
て光を透過可能な半透明なものを用い、回転テー
ブルの表裏両面からストロボを照射するようにし
た粉粒体サンプル検査装置を開発した。
しかしながら上記のような粉粒体サンプル検査
装置の回転テーブルを堅くて表面が平坦であるの
で、回転テーブルに振動が加わると、表面上に載
せられたサンプル粒子が転がつて移動して検査前
に回転テーブル表面上から落ちたり検査装置の下
を通らなかつたりするおそれがあり、このため回
転テーブル表面上に載せられたサンプルをその全
てにわたつて検査することができなくなるおそれ
があり、得られた検査データが信頼性に欠けるも
のとなるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記のような問題点を解消して、信
頼性の高い検査データを得ることのできる粉粒体
サンプル検査装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本願の第1の考案は、表面上に載せられた粉粒
体サンプルを所定距離運搬する回転テーブルと、
運搬中のサンプルについて所定項目の検査を行な
う少なくとも1種類の検査装置とを備え、粉粒体
サンプルの検査を自動で行なう粉粒体サンプル検
査装置であつて、上記回転テーブルの表面にサン
プル粒子が嵌り込んむ環状の溝を設けたことを特
徴とする粉粒体サンプル検査装置である。
また本願の第2の考案は、上記第1の考案の回
転テーブルとして光を透過可能な半透明のものを
用い、検査装置としてサンプル中の着色異物の混
入数、大きさの少なくとも一方を検査するもので
あつて、テレビカメラと、回転テーブルの表裏両
面からサンプルを照らすよう配設されたストロボ
とを有する着色異物検査装置を用い、環状の溝
を、回転テーブルを加工し且つその厚さを回転テ
ーブルの裏面からストロボを照射した際に回転テ
ーブル表面に影が生じないような厚さに加工して
設けた粉粒体サンプル検査装置である。
(作用) 本願の第1の考案においては、回転テーブル表
面の溝にサンプル粒子が嵌り込むので、回転テー
ブルに振動が加わつてもサンプル粒子がテーブル
表面上を転がつて移動することはない。
また本願の第2の考案においては、上記第1の
考案と同様にサンプル粒子が転がつて移動するこ
とはなく、しかも溝の部分の回転テーブルの厚さ
が回転テーブルの裏面側からストロボを照射した
際に回転テーブル表面に影が生じないような厚さ
に加工されているので、無色異物の検査において
回転テーブルの表裏両面側からストロボ照射した
際に、回転テーブル表面に溝による影が生じるこ
とはなく、この影が着色異物と間違つて検出され
ることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図は本考案の一実施例による粉粒体サンプル
検査装置を示す一部断面側面図、第2図はその正
面図、第3図はその平面図である。また第4図は
本実施例の回転テーブル1を示す一部縦断面図、
第5図はその上面図である。
回転テーブル1は、ガラス板71の表面に光を
透過可能で堅くて半透明な乳白色のアクリル膜7
2を積層した2層構造をした円板状であり、全体
としては半透明となつている。そしてアクリル膜
72には、断面逆台形状の溝73がアクリル膜7
2を折曲げ加工して第5図に示すように環状に形
成されており、溝73はここでは、サンプル粒子
74の径より少し小さい深さD及びサンプル粒子
74が2個並んで嵌り込むような幅Rを有するよ
う形成されている。なおアクリル膜72の溝73
以外の表面は平坦になつている。そして溝73を
構成するアクリル膜72のテーパ状部分72aの
膜厚は、回転テーブル1の裏面(第4図中ガラス
板71の下面)側から溝73の部分にストロボを
照射してもアクリル膜72表面に影が生じないよ
うな厚さ、即ちアクリル膜72の溝73の部分を
上方からテレビカメラで投影してもテーパ状部分
72aによる影が検知されないような厚さに加工
されている。具体的にはテーパ状部分72aの鉛
直方向の膜厚T1が溝73を構成しない部分のア
クリル膜72の膜厚T2と略等しくなるように形
成されている。
また第6図は第1図の−矢視図である。第
6図において、回転テーブル1の周辺には、回転
テーブル1表面の溝73にサンプルが嵌り込むよ
うにサンプルを供給する供給装置2、溝73内の
サンプルの静電気を除去する静電除去器3、サン
プル中の着色異物の混入数及びその大きさを検出
する着色異物検査装置4、サンプル中の着色異物
を吸引除去する着色異物除去器5、及び回転テー
ブル1表面上からサンプルを吸引除去する2つの
同じサンプル除去器6,7が配設されている。
回転テーブル1の下部には第7図に示すような
回転駆動機構8が設けられている。回転駆動機構
8は、鉛直に設置され回転テーブル1の中心部に
連結された回転軸9と、回転軸9を所定の速度で
回転させるモータ10とを備えている。
第8図は第6図の矢視図であり、供給装置2
を示す。11はトラフであり、トラフ11は断面
四角形の筒状体であり、その一端の上方にはホツ
パ12が、下方にはトラフ11に振動を与える電
磁コイル13が設けられている。ホツパ12の下
底排出口12aはトラフ11の上面に形成された
開口を通つてトラフ11内に位置している。トラ
フ11の他端は回転テーブル1上に位置してお
り、第6図の矢視図である第9図に示すように
なつている。即ち上記他端部は長さ方向に閉じて
おり、下面に長さ方向L寸法の突出筒状部11a
が連通して設けられている。そして突出筒状部1
1aは下方に開いており、その下方開口面は溝7
3を覆うように位置して回転テーブル1表面に面
しており、下方開口面と回転テーブル1表面との
間には溝73の底から下方開口面までの垂直距離
がサンプル粒子の径より小さくなるような隙間が
隔てられている。また突出筒状部11aの回転テ
ーブル1の回転方向側の面の下部には高さ方向H
寸法の開口11bが形成されており、開口11b
の両側にはそれぞれ突出片11cが上記回転方向
側に突出して設けられている。そしてここでは上
記L寸法は溝73の幅Rより少し大きめに、上記
H寸法は溝73の底から開口11bの上辺までの
垂直距離がサンプル粒子の径より少し大きめとな
るよう設定されている。
第10図は第6図の矢視図であり、着色異物
検査装置4を示す。この着色異物検査装置4はテ
レビカメラ14と2つのストロボ15a,15b
とを備えている。ストロボ15aはテレビカメラ
14と共に回転テーブル1の上方に設置され、ス
トロボ15bは回転テーブル1の下方にストロボ
15aに対向して設置されている。16はテレビ
カメラ14、ストロボ15a,15bを上下方向
に移動可能に支持するスタンドである。
着色異物除去器5は第6図に示すように、サイ
クロン18に吸引エジエクタ17が連通されてお
り、エジエクタ17はその吸引口が回転テーブル
1表面に近接し且つ面して設けられており、エア
ーコンプレツサー(図示せず)から送られてくる
空気(例えば4Kg/cm2の圧力)によりエジエクタ
17から回転テーブル1表面上のサンプルを吸引
するようになつている。またサイクロン18の上
方には空気吹出しホース19が連通され、下底排
出口には吸引されてサイクロン18で空気と分離
された着色異物を収容する袋18a(第1図)が
連結されている。そして着色異物除去器5は、着
色異物検査装置4で検出された着色異物がエジエ
クタ17の噴出口直前に来た時にエジエクタ17
からの吸引を行なうように、着色異物検査装置4
及び回転駆動機構8に連動して設けられている。
第11図は第6図のXI矢視図であり、サンプル
除去器6を示す。20は吸引エジエクタであり、
これは吸引管21、空気送入管22及びバルブ2
3からなつている。吸引管21は一端がサイクロ
ン24に連通され、他端の吸引口21aが回転テ
ーブル1表面上のサンプルを確実に吸引できる位
置まで回転テーブル1表面に近接されており且つ
吸引口21aの面が回転テーブル1表面と平行に
なるよう設けられている。空気送入管22は一端
がエアーコンプレツサー(図示せず)に連結さ
れ、他端が吸引管21の吸引口21a側の部分に
吸引口21aとは反対側に向けて空気を送入する
よう連結されている。バルブ23は空気送入管2
2内の空気の流れを調節するものである。25は
サイクロン24の下底排出口に連結して設けられ
たポリエチレンの袋、26はサイクロン24の上
方に連通して設けられた空気吹出しホースであ
り、このホース26は着色異物除去器5のホース
19と共に集塵器(図示せず)に連結されてい
る。なおサンプル除去器7もサンプル除去器6と
同じ構成のものである。
また第1図において、サンプルをホツパ12ま
で供給する装置の構成は第14図に示す例と同様
である。即ちホツパ12上方のフレーム41には
ホツパ42が貫通して設けられ、ホツパ42の上
開口にはサイクロン43が設けられている。ホツ
パ42の側部にはロードセル44が接触せられ、
ロードセル44はフレーム41に固定されてい
る。サイクロン43の側部にはサンプル輸送管4
5の一端が吹出しノズル46を介して連通されて
いる。また輸送管45の他端にはオンライン(図
示せず)上の粉粒体をサンプリングするサンプリ
ングノズル(図示せず)が連結され、輸送管45
の途中には開閉弁47が設けられている。またサ
イクロン43の上部には空気吹出し管48が連通
されている。ホツパ42の下底排出口からは連通
管60が真下に伸びてホツパ12に連通されてい
る。連通管60の上端部にはボールバルブ49及
びこれを調節するバルブ調節器50が設けられ、
連通管60の途中には連通管60内を落下してく
るサンプル中の金属異物の有無を検査するための
金属検出器61が設けられている。また金属検出
器61の出口の連通管部分60aはジヤバラで構
成されている。51はホツパ12の蓋である。
また第1図において、31は検査データをプリ
ントアウトするプリンター、32はテレビカメラ
14からの影像が映し出されるモニター、33は
装置全体の動きを操作し又検査データを記憶する
コンピユータ、33aはそのキーボード、34は
影像信号処理器、35は画像解析器であり、これ
らはテレビカメラ14からの影像信号を画像解析
してサンプル中の着色異物の混入数及びその大き
さを判断するものである。36はストロボ15
a,15bのサイクル等を制御するストロボ本
体、37は電源の調整を行なう電源フイルタであ
る。
次に動作について説明する。第1図において、
開閉弁47が開いた状態で、オンライン(図示せ
ず)上を流れる粉粒体がサンプリングノズル(図
示せず)でサンプリングされて空気流とともにサ
ンプル輸送管45を通つて送られてくると、粉粒
体サンプルは、吹出しノズル46からサイクロン
43内に吹出され、サイクロン43内を旋回しな
がら空気と分離される。分離されたサンプルはホ
ツパ42内に溜り、空気は空気吹出し管48から
排出される。溜つたサンプルの量はロードセル4
4により計量され、ある程度の量のサンプルが溜
ると、開閉弁47が閉じ、バルブ調節器50によ
りボールバルブ49が調節されて検査に要する所
定量のサンプルがホツパ42から連続して一定量
ずつ排出され、連通管60内を落下する。このと
き金属検出器61により落下していくサンプル中
の金属異物の有無が検査される。落下してきたサ
ンプルはホツパ12内に溜る。このときホツパ1
2内の空気はジヤバラで構成されている連通管部
分60aから排出される。
ホツパ12内に溜められたサンプルは、第8図
に示す電磁コイル13により振動されるトラフ1
1により一定量ずつ切出され、トラフ11内を回
転テーブル1側に徐々に送られる。送られてきた
サンプルは第9図に示す突出筒状部11a内を落
下して溝73に嵌り込んでいき、開口11bを通
され突出片11cにより方向決めされることによ
り溝73内に上下に重なることなく2列に整列し
て嵌込まれた状態にされる。
溝73内に嵌り込んだサンプル粒子は、回転駆
動機構8(第7図)により所定の速度で回転する
回転テーブル1により運搬され、まず静電除去器
3(第6図)の下を通つてその静電気が除去さ
れ、次に着色異物検査装置4(第10図)のテレ
ビカメラ14の下を通る。その際サンプルはスト
ロボ15a,15bにより間欠的に照らされなが
ら撮影されサンプル中の着色異物の個数及びその
大きさが測定される。このとき回転テーブル1
(第4図)を構成するガラス板71は透明であり、
アクリル膜72は半透明であるためにストロボ1
5bは弱いながらも溝73内のサンプルを裏面側
から照らすこととなる。即ちサンプルは回転テー
ブル1の表裏両面側から照らされることとなるた
め、回転テーブル1表面上、即ちアクリル膜72
表面上にストロボ光によるサンプルの影は生じな
い。しかもアクリル膜72のテーパ状部分72a
の膜厚は、回転テーブル1の裏面側から溝73の
部分にストロボ15b(第10図)を照射して上
方からテレビカメラ14で撮影してもアクリル膜
72表面に影が検知されないような厚さに加工さ
れているので、アクリル膜72表面上に溝73に
よる影は生じないこととなる。従つて着色異物と
間違つてサンプルの影や溝73による影が検出さ
れることはない。
そしてサンプル中の着色異物は、着色異物除去
器5(第6図)において、吸引エジエクタ17に
より吸引されてサイクロン18内に吹出され、サ
イクロン18内を旋回しながら空気と分離され
る。分離された着色異物はサイクロン18に連結
されている袋18a(第1図)に溜められ、空気
は空気吹出しホース19から排出される。
着色異物が除去されたサンプルは、まずサンプ
ル除去器6(第11図)によつて回転テーブル1
表面上から吸引除去される。即ちエアーコンプレ
ツサー(図示せず)から例えば4Kg/cm2の圧力で
空気が吸引管21内に送入されると、吸引口21
aに吸引力が生じ、吸引口21aから回転テーブ
ル1表面上のサンプルが吸引され、吸引管21を
通つてサイクロン24内に送られることとなる。
そして送られてきたサンプルはサイクロン24内
を旋回しながら空気と分離され、分離されたサン
プルはサイクロン24に連結されている袋25に
溜められ、空気は空気吹出しホース26から排出
される。このとき回転テーブル1の表面、即ちア
クリル膜72の表面は堅いので、吸引エジエクタ
20からの吸引によつて回転テーブル1が撓んで
吸引口21aが塞がれるようなことはない。また
回転テーブル1の表面は平坦であり、エジエクタ
20の吸引口21aの面が回転テーブル1表面と
平行となるよう設けられているので、エジエクタ
20からの吸引力は回転テーブル1表面に対し均
等に作用することとなり、エジエクタ20の吸引
口21aの下にあるサンプルの全て、即ち溝73
内のサンプル粒子の全てに吸引力が及ぶこととな
る。そして更にサンプル除去器7によつても同様
にサンプルの吸引除去が行なわれる。
(考案の効果) 以上のように本考案の粉粒体サンプル検査装置
によれば、検査されるサンプル粒子は溝73に嵌
り込むので、回転テーブル1に振動が加わつて
も、回転テーブル1表面上をサンプル粒子が転が
つて移動するのを防止でき、供給されてきたサン
プルをその全てについて検査することができ、検
査データの信頼性を高めることができる。しかも
サンプル粒子は2列に整列された状態で検査され
るので、検査装置は常に同じ状態で運搬されてく
る検査処理に適した量のサンプルを検査処理する
ことができ、検査を良好に行なうことができ、検
査データの信頼性をさらに高めることができる。
また回転テーブル1は半透明であり、着色異物
検査装置4による検査においては2つのストロボ
15a,15bにより回転テーブル1の表裏両面
側からサンプルを照らすようにしており、しかも
アクリル膜72のテーパ状部分72aの膜厚を、
回転テーブル1の裏面側から溝73の部分にスト
ロボ15bを照射して上方からテレビカメラ14
で撮影してもアクリル膜72表面に影が検知され
ないような厚さに加工しているので、回転テーブ
ル1表面上にストロボ光によるサンプルの影や溝
73による影が生じるのを防止でき、従つてこの
影を着色異物と間違つて検出するのを防止でき、
着色異物検査の信頼性を向上させることができ
る。
更に回転テーブル1は堅くてその表面が平坦で
あるので、サンプル除去器6による吸引によつて
回転テーブル1が撓んだりすることはなく、従つ
て吸引エジエクタ20の吸引口21aをサンプル
を確実に吸引できる位置まで回転テーブル1表面
に近接させることができ、しかもサンプル除去器
6の吸引力を回転テーブル1表面に対し均等に作
用させることができ、回転テーブル1表面上のサ
ンプルをほぼ完全に除去することができる。しか
も同じ構成のサンプル除去器6,7により連続し
てサンプル除去を行なうようにしているので、よ
り完全にサンプルを除去することができる。
更にサンプル中の着色異物は着色異物除去器5
により除去されて袋18aに溜められるので、着
色異物の性状について別により詳しい検査を行な
うことができる。
(別の実施例) 上記実施例では回転テーブル1としてガラス板
71と半透明樹脂、ここではアクリル膜72とか
らなる2層構造のものを用いているが、これは1
層構造のものでもよく、この場合は1層構造のも
のを折曲げ加工し且つ上記実施例と同様に溝によ
る影が生じないような厚さに加工して溝を形成す
る。
また上記実施例では溝73をアクリル膜72を
折曲げ加工して形成しているが、これは着色異物
の検査を行なわない場合には、第12図に示す溝
83のように上記実施例より少し厚めのアクリル
膜82の表面を掘りこむようにして形成したもの
でもよい。またその際の溝の形状は溝73や溝8
3のような断面逆台形状のものに限るものではな
く、サンプル粒子が嵌り込むものであればどのよ
うな形状のものであつてもよく、例えば第13図
に示す溝93のように断面が広角のV字形状であ
つてもよい。但し溝の深さはサンプル粒子の径よ
り小さいものとする必要がある。もちろん上記実
施例のようにアクリル膜72を折曲げ加工して形
成する場合でもその形状は溝73のような断面逆
台形状に限るものではなく、例えば断面が広角の
V字形状であつてもよい。但しアクリル膜72の
溝の部分の膜厚は溝73と同様に裏面側からスト
ロボを照射しても表面に影が生じないような厚さ
とする必要がある。
また溝の幅はサンプル粒子2個が並んで嵌り込
むものに限らず、サンプル粒子1個、あるいは1
つの検査装置で一度に検査できる範囲であれば3
個以上が並んで嵌り込むような幅のものであつて
もよい。
また上記実施例では回転テーブル1としてガラ
ス板71と半透明樹脂、ここではアクリル膜72
とからなる2層構造のものを用いているが、着色
異物の検査を行なわない場合にはこれ以外の材料
からなるもの、或は1層構造のものを用いてもよ
い。
また回転テーブルの形状は円板状に限るもので
はない。
また回転テーブル1表面上のサンプルの検査装
置としては着色異物検査装置4のみを設けている
が、この他に例えば水分率を測定する水分計を例
えば供給装置2と静電除去器3の間に設けてもよ
く、更には他の検査装置を設けてもよい。またサ
ンプルがホツパ12内に溜められる前に金属検出
器61による検査を行なつているが、これは省略
しても構わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の粉粒体サンプル検査装置を示
す一部断面側面図、第2図はその正面図、第3図
はその上面図、第4図は回転テーブルを示す一部
縦断面図、第5図はその上面図、第6図は第1図
の−矢視図、第7図は回転駆動機構を示す縦
断面図、第8図は第6図の矢視図、第9図は第
6図の矢視図、第10図は第6図の矢視図、
第11図は第6図のXI矢視図、第12図は本考案
の別の実施例による回転テーブルを示す一部縦断
面図、第13図は本考案の更に別の実施例による
回転テーブルを示す一部縦断面図、第14図は本
件出願人が既に出願済みの粉粒体サンプル検査装
置を示す一部断面側面図である。1……回転テー
ブル、71……ガラス板、72……アクリル膜、
73……溝、4……着色異物検査装置、6,7…
…サンプル除去器、14……テレビカメラ、15
a,15b……ストロボ、20……吸引エジエク
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面上に載せられた粉粒体サンプルを所定距
    離運搬する回転テーブルと、運搬中のサンプル
    について所定項目の検査を行なう少なくとも1
    種類の検査装置とを備え、粉粒体サンプルの検
    査を自動で行なう粉粒体サンプル検査装置であ
    つて、上記回転テーブルの表面にサンプル粒子
    が嵌り込む環状の溝を設けたことを特徴とする
    粉粒体サンプル検査装置。 (2) 光を透過可能な半透明の回転テーブルと、サ
    ンプル中の着色異物の混入数、大きさの少なく
    とも一方を検査するものであつて、テレビカメ
    ラと、回転テーブルの表裏両面からサンプルを
    照らすよう配設されたストロボとを有する着色
    異物検査装置とを備え、環状の溝を、回転テー
    ブルを加工し且つその厚さを回転テーブルの裏
    面側からストロボを照射した際に回転テーブル
    表面に影が生じないような厚さに加工して設け
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の粉粒体
    サンプル検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6879822B2 (ja) * 2017-05-18 2021-06-02 株式会社 東京ウエルズ ワーク外観検査装置およびワーク外観検査方法
JP7209362B2 (ja) * 2020-02-18 2023-01-20 東京技研工業株式会社 画像検査用移動具及び移動方法

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