JPH0540183U - 定量注出容器 - Google Patents
定量注出容器Info
- Publication number
- JPH0540183U JPH0540183U JP7149391U JP7149391U JPH0540183U JP H0540183 U JPH0540183 U JP H0540183U JP 7149391 U JP7149391 U JP 7149391U JP 7149391 U JP7149391 U JP 7149391U JP H0540183 U JPH0540183 U JP H0540183U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧搾操作の構造が簡単で、コスト低減を図る
ことができ、見栄えもよい定量注出容器を提供する。 【構成】 容器本体10の口部11の外面に内容物の注
出口41を閉塞する蓋20を着脱可能に装着し、口部1
1の内面には胴部12の押圧部の内面に当接して胴部1
2の圧搾操作量を規制する内筒30を嵌合し、この内筒
30には容器本体10の内部と注出口41とを連通する
開口部31を設ける構成とする。
ことができ、見栄えもよい定量注出容器を提供する。 【構成】 容器本体10の口部11の外面に内容物の注
出口41を閉塞する蓋20を着脱可能に装着し、口部1
1の内面には胴部12の押圧部の内面に当接して胴部1
2の圧搾操作量を規制する内筒30を嵌合し、この内筒
30には容器本体10の内部と注出口41とを連通する
開口部31を設ける構成とする。
Description
【0001】
本考案は、いわゆるスクイズ性(圧搾性)を利用した定量注出容器に関する。
【0002】
従来、スクイズ性を利用した注出容器の例として、たとえば実開昭55ー15 6081号、実開昭63ー46381号、実開昭63ー46382号などが提供 されている。
【0003】 このうち、図7に示す注出容器は、実開昭63ー46382号公報に掲載され たもので、この注出容器は、圧搾操作される可撓ボトル1と、ノズル部分2を露 出した状態で可撓ボトル1を収納する外装ケース本体3と、外装ケース本体3の 底部開口を塞ぐ外装ケース底板4と、この外装ケース底板4から外装ケース本体 3の側方へ延出するアーム片5と、このアーム片5の先端内面に設けられた釦部 6と、この釦部6を外装ケース本体3内に嵌入させる孔7とを有する構成され、 注出容器を逆さまにして釦部6を孔7の縁部に当接するまで押圧することにより 、可撓ボトル1を圧搾操作し、内容物をノズル部分2の注出孔8から定量注出す るようになっている。
【0004】
しかしながら、上記従来の定量注出容器においては、可撓性ボトル1を圧搾操 作する構造として、可撓性ボトル1を囲む外装ケース本体3および外装ケース底 板4、釦部6を支持するアーム片5の各部材を必要とし、必要以上に部品数が多 くなってコスト上昇につながるとともに、定量注出容器自体も必要以上に大きく なって見栄えが悪く、特に釦部6がアーム片5とともに外部に突出するため見栄 えが一層悪くなるという問題があった。
【0005】 本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、圧搾操作の構造が簡単で、コ スト低減を図ることができ、見栄えもよい定量注出容器を提供することを目的と する。
【0006】
そこで、本考案の定量注出容器では、容器本体の口部の外面に内容物の注出口 を閉塞する蓋を着脱可能に装着し、当該口部の内面に前記胴部の被圧搾部に当接 して当該胴部の圧搾量を規制する規制体を嵌合し、この規制体に容器本体の内部 と前記注出口とを連通する開口部を設けたことを前記課題の解決手段とした。
【0007】
本考案にかかる定量注出容器においては、容器本体を倒立状態にして胴部を圧 搾操作すると、容器本体内の内容物が口部の注出口から注出されるが、胴部の被 圧搾部が容器本体内の規制体に当接してそれ以上の圧搾が阻止されるので、胴部 の圧搾量が規制され、一定量の内容物が注出されることになる。
【0008】
以下本考案の第1実施例を、図1および図2を参照して説明する。
【0009】 図1中、符号10は内容物が収納される容器本体、符号20は容器本体10の 口部11に着脱自在に装着される蓋、符号30は規制体を示しており、これら符 号10、20、30により本実施例の定量注出容器は基本構成されている。
【0010】 前記容器本体10は、胴部12が圧搾操作される可撓性を備えた有底の容器で あり、この胴部12は長径部12a(図2参照)と圧搾操作される短径部12b とから成る平面視楕円径形状とされている。かかる容器本体10は、例えばパリ ソンを吹き込み成形するなどして得られる。
【0011】 前記蓋20は、口部11の上端開口に嵌合される注出栓40に設けられた内容 物の注出口41を閉塞する有頭筒状の部材であり、容器本体10の口部11の外 面にねじ嵌合により着脱可能に装着されるようになっている。
【0012】 前記規制体30は、容器本体10の胴部12の押圧部の内面に当接して胴部1 2の圧搾量を規制するための有底の筒部材であり、容器本体10の口部11の内 面に液密に嵌合されるようになっている。かかる規制体30は、容器本体10内 を垂直下方に延びて自身の下端部が少なくとも胴部12の押圧部の高さ位置にま で達するように寸法その他が設定されている。また、この規制体30の側面には 、規制体30の底部まで達して容器本体10内部と前記注出口41とを互いに連 通する縦スリット(開口部)31が設けられている。
【0013】 なお、縦スリット31は規制体30の底部まで設ける必要は必ずしもなく、規 制体30の一部(たとえば上部)に設けてもよい。また、上記構造では、胴部1 2の押圧部を胴部12の中央部に設定しているが、胴部12の外面の押圧部に印 刷等の加飾部分を設ければ、押圧部の目印となり便利である。
【0014】 次に、上記構造の定量注出容器の作用について説明する。
【0015】 図1の組立状態から内容物を定量注出する場合には、蓋20を外し、容器本体 10を倒立状態で胴部12の短径部12bを圧搾操作すればよい。胴部12を圧 搾操作すると、胴部12の押圧部が容器本体10内部の規制体30(の例えば下 端部)に当接してそれ以上の圧搾が阻止され、これにより胴部12の圧搾量が規 制され、注出口41から一定量の内容物が注出される。
【0016】 本実施例の定量注出容器によれば、次のような効果を奏する。
【0017】 (1)胴部12を圧搾操作し、かつその圧搾量を規制する構造が非常に簡単であ る。すなわち、口部11の内面に所定長さの規制体30を嵌合するだけで上記構 造が得られ、従来の定量注出容器に比較して製造コストの低減化を実現できる。 しかも、低コストを実現しながら、容器を逆さにして胴部12の被圧搾部と規制 体30との作用により、良好な定量注出操作が得られる。 (2)定量注出容器の美的外観を向上できる。すなわち、定量注出のための構造 は容器本体10内部に設けられるため、かかる構造が定量注出容器の外観に露呈 せず、また定量注出容器の外径寸法が大きくなることはなく、したがって、定量 注出容器の外観の美的効果を向上できる。
【0018】 図3は、本考案の第2実施例を示すもので、図中、図1と同一部材には同一符 号を付して説明を省略する。
【0019】 本実施例の定量注出容器は、胴部12の形状を変更することにより胴部12の 圧搾量を変更可能とした点において、前記第1実施例と大きく異なる。すなわち 、容器本体10の胴部12の短径部12bに押圧部となる凹部13を形成するこ とにより、凹部13における圧搾量を凹部13以外での圧搾量よりも小さく設定 し、1回の内容物の注出量を小さくできるものである。したがって、凹部13の 深さ寸法を適宜変更することにより、圧搾量を変更でき、内容物の注出量を所望 の注出量に設定できる。また、凹部13が押圧部の目印となり圧搾操作が容易に なる利点がある。
【0020】 なお、本実施例では、口部11にスナップアクションにより開閉する蓋22が ねじ嵌合により着脱可能に装着されている。この蓋22は、上蓋23が本体部2 4にスナップヒンジを介して一体化されており、本体部24には注出口41を有 する注出栓42が一体化された構造となっている。また、規制体30は、口部1 1内面に嵌合される大径部32とその下半部の小径部33とから成り、大径部3 2に容器本体内と注出口41を連通する縦スリット31が設けられた構造となっ ている。
【0021】 図4および図5は、本考案の第3実施例を示すもので、本実施例の定量注出容 器は、口部11から胴部12にかけてこれらを覆うカバー50を容器本体10の 外面に装着し、このカバー50の短径部側に胴部12を圧搾操作するための釦部 51を設けた点が前記実施例と異なる。
【0022】 図4に示すように、前記カバー50は、口部11の天面および外面を覆うと共 に天面に注出口41を有する有頭筒状の口部カバー52と、この口部カバー52 と一体化された胴部カバー53とから成る構成とされている。また、前記釦部5 1は、図5に示すように、下端の弾性ヒンジ部54aを残して周囲にスリット5 4を設けることにより形成するようにしている。また、注出口41を覆う蓋20 は前記口部カバー52の外面にねじ嵌合するようにしている。そして、釦部51 の上端部を押し込み操作することにより、胴部12を圧搾操作して内容物を定量 注出できる。
【0023】 なお、本実施例では、口部カバー52の形状を注出口41を有する有頭筒状と したが、口部11に注出口41を有する注出栓40を嵌合しその上から口部カバ ー52を装着する構造とすることもできる。さらに、口部カバー52の天板部裏 面に規制体30を垂設し、両者を一体成形することもできる。
【0024】 図6は本考案の第4実施例を示すもので、本実施例は、第2実施例で示したス ナップヒンジ25を有する蓋22と胴部12を覆うカバー60とを一体化した点 が前記第1、第2実施例と異なる。そして、釦部61は上端部に弾性ヒンジ部6 2aを残して両脇からカバー60の下縁部に達するスリット62により得るよう にしている。
【0025】 本実施例の定量注出容器によっても、前記実施例と同様の良好な圧搾操作性が 得られ、内容物を定量注出でき、また、蓋22とカバー60を一体成形すること により、より一層のコスト低減、制作工程減少を図ることができる。
【0026】 なお、以上の第1実施例〜第4実施例では容器本体の胴部が平面視楕円状の場 合について説明しているが、容器本体の胴部形状はこれに限定されず、例えば平 面視略真円状、平面視多角形状などであってもよく、内部に設けた規制体30に より胴部12の圧搾量が規制される構造であればよい。
【0027】
以上説明したように、本考案の定量注出容器によれば、容器本体の口部内面に 胴部の圧搾操作量を規制する所定長の規制体を嵌合する構成とすることにより、 胴部を圧搾操作するための構造が非常に簡単となる。これにより、定量注出容器 の製造コストの低減、製造工程の減少が図れる。しかも、コスト低減を図りなが ら、胴部の押圧部と規制体との作用により圧搾操作量を規制して、定量注出を良 好に行うことができる。また、定量注出のための構造は容器本体内部に設けられ るため、定量注出容器の外観の美的効果を向上できる。
【図1】本考案の第1実施例を示す定量注出容器の断面
図である。
図である。
【図2】同定量注出容器の平面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す定量注出容器の断面
図である。
図である。
【図4】本考案の第3実施例を示す定量注出容器の断面
図である。
図である。
【図5】同定量注出容器の正面図である。
【図6】本考案の第4実施例を示す定量注出容器の断面
図である。
図である。
【図7】従来の定量注出容器を示す断面図である。
10 容器本体 11 口部 12 胴部 20 蓋 30 規制体 31 縦スリット(開口部) 41 注出口 50 カバー(外装体)。
Claims (2)
- 【請求項1】 容器本体(10)の胴部(12)を圧搾
操作して内容物を注出する定量注出容器において、前記
容器本体(10)の口部(11)の外面には内容物の注
出口(41)を閉塞する蓋(20)が着脱可能に装着さ
れ、当該口部(11)の内面には前記胴部(12)の押
圧部の内面に当接して当該胴部(12)の圧搾操作量を
規制する規制体(30)が嵌合され、この規制体(3
0)には容器本体(10)の内部と前記注出口(41)
とを連通する開口部(31)が設けられていることを特
徴とする定量注出容器。 - 【請求項2】 前記容器本体(10)には、口部(1
1)から胴部(12)にかけてこれらの部分を覆う外装
体(50)が装着され、この外装体(50)の上端に前
記蓋(20)が着脱可能に装着され、当該外装体(5
0)の一部には胴部(12)を圧搾操作するための釦部
(51)が周囲を切り欠いて設けられていることを特徴
とする請求項1記載の定量注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149391U JPH0540183U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 定量注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149391U JPH0540183U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 定量注出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540183U true JPH0540183U (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=13462247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7149391U Withdrawn JPH0540183U (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 定量注出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540183U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1024952A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体注出容器 |
KR20030062040A (ko) * | 2002-01-16 | 2003-07-23 | 유병운 | 2차 약액 저장실을 갖는 화장품 용기 |
JP2006182429A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押圧吐出容器 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP7149391U patent/JPH0540183U/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1024952A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体注出容器 |
KR20030062040A (ko) * | 2002-01-16 | 2003-07-23 | 유병운 | 2차 약액 저장실을 갖는 화장품 용기 |
JP2006182429A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押圧吐出容器 |
JP4573107B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-11-04 | 株式会社吉野工業所 | 押圧吐出容器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951130 |