JPH0540073Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0540073Y2
JPH0540073Y2 JP1988096352U JP9635288U JPH0540073Y2 JP H0540073 Y2 JPH0540073 Y2 JP H0540073Y2 JP 1988096352 U JP1988096352 U JP 1988096352U JP 9635288 U JP9635288 U JP 9635288U JP H0540073 Y2 JPH0540073 Y2 JP H0540073Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
jack
folded
cylinder
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988096352U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0218486U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988096352U priority Critical patent/JPH0540073Y2/ja
Publication of JPH0218486U publication Critical patent/JPH0218486U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0540073Y2 publication Critical patent/JPH0540073Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、補強層を埋設した円筒状のゴムチ
ユーブをエアージヤツキとして利用したゴム製ジ
ヤツキに係わり、更に詳しくは成形作業性及びシ
ール性を良好にし、更に揚程を高いものとするこ
とが出来るゴム製ジヤツキに関するものである。
〔従来技術〕 従来、この種のゴム製エアージヤツキは、第1
0図〜第12図に示すように、中空状で、かつ座
蒲団状に構成され、そして、このような座蒲団状
のゴム製エアージヤツキ本体1は、例えば車両の
修理等で使用する場合には、車体の下部にゴム製
エアージヤツキ本体1を敷設し、更に口金2に排
気管やエアーボンベを接続して中空部内に排気ガ
スやエアーを注入することにより膨脹させて車体
を持ち上げるようにして使用していた。
ところで、上記のような座蒲団状のゴム製エア
ージヤツキ本体1を製造する場合には、成形前の
材料、即ちチユーブゴム3a、補強コード3b、
カバーゴム3cを展開図通りに裁断して一組と
し、これら周縁部を折り込み、接着剤を介して接
合することにより中空状のエアージヤツキ本体1
を成形していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、このような従来の座蒲団状のゴム製
エアージヤツキ本体1を製造するあたつては、上
記のように各構成部材を展開図通りに裁断しなけ
ればならない為に多くの手間と時間を要し、また
第11図及び第12図に示すように補強コードを
折畳むため、端末部の処理がめんどうであるう
え、更に稜線部が多いために、貼合せ個所が多
く、従つて作業性が悪い上にシール性の信頼度が
低いと言う問題があつた。
また従来ゴム製エアージヤツキ本体1の場合に
は、補強コード3bの端末処理作業上、補強コー
ド3bの方向は、第11図及び第12図各辺に対
して平行にせざるを得ないために、第13図a及
び第13図bに示すように、膨張による揚程Hの
最大値は、短辺方向の補強コード部の周長が、膨
張した時の円周長に等しくなつた時であり、補強
コード3bがタガを嵌めた状態となるため、いく
ら内圧を高くしても、それ以上の揚程Hは望むこ
とができないと言う問題があつた。
因に、理論的最大揚程Hは、 H=2×(a+t)/π a:エアージヤツキ本体1の幅、 t:エアージヤツキ本体1の高さ π×H:周長 〔考案の目的〕 この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
出されたもので、ゴム製ジヤツキを、補強コード
をバイアスに埋設して中空筒状のゴム円筒体に形
成することにより、コンパクトな形状で大きな揚
程を得ることが出来、また製品のバラツキが少な
く、シール性の高いゴム製ジヤツキを提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、チユーブ
ゴムとカバーゴムとの間に補強層の補強コードを
バイアスに貼合わせて構成したことを要旨とする
ものである。
また、この考案の中空筒状のゴム円筒体を、折
り畳んで多重構造に構成し、揚程の高いものと
し、この構成では折畳み部のゴム円筒体内に、長
手方向に沿つてエアーの連通を行うための連通部
材を内蔵するものである。
また、偏平状に成形したゴム円筒体を折り畳ん
で端部を同一方向にし、この両端部を一緒に締付
け固定部材により気密的に固定するものである。
〔考案の作用〕
この考案は、上記のように構成され、円筒マン
ドレルに2プライの補強コードをバイアスに貼合
せることにより成形した中空筒状のゴム円筒体
は、内圧が高くなることにより、互いのコード角
度が変化することによつて、全体の長さは短くな
るものの、外径は初期の径に比べて大きくするこ
とが出来、この結果、揚程を高いものとすること
が出来るのである。
また、中空筒状のゴム円筒体を、折り畳んで多
重構造にすることで、更に揚程の高いものとする
ことが出来、エアージアツキとして有効に利用す
ることが出来る。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
第1図は、この考案を実施したゴム製エアージ
ヤツキ本体10の斜視図を示し、このゴム製エア
ージヤツキ本体10は、第5図に示すようにチユ
ーブゴム11とカバーゴム12との間に、2プラ
イの補強コードKをバイアスに埋設して中空筒状
のゴム円筒体13を成形する。
この2プライの補強コードKは、所定の角度α
でバイアスに貼合せることにより成形するもので
あり、内圧を高くすることにより、互いのコード
角度βが第6図に示すように変化することによつ
て、長さは短くなるものの、外径Dは初期の径に
比べて相当に大きくすることが出来るのである。
即ち、補強コードKの巻付け角度と、内圧によ
つて径が変化するものである。
このような性質を有効に利用して、長尺に成形
したゴム円筒体13を所定の長さに切断し、そし
て、ゴム円筒体13を第1図に示すように偏平状
に成形する一方、ゴム円筒体13の一端側をシー
ル部材14を設け、また他端側には、ゴム円筒体
13内にエアーを注入または排出させる口金15
を取付けた端板19と締付けバンド20にて構成
してある。
前記、シール部材14は、ゴム円筒体13の一
端側を挟み込む板状のシール治具16a,16b
と、シール治具16a,16bの両端を締付け固
定するビス17とで構成され、ゴム円筒体13を
圧着する。
なお、シール部材14は、シール性を完全にし
て、しかも簡単に行わうことが出来るように第7
図及び第8図に示すようなものが考えられる。
即ち、偏平状に成形したゴム円筒体13の端部
を折り畳み、この二つ折りした部分に丸棒18等
を介在させて板状のシール治具16a,16b
と、ビス17とで締付け固定することで、ゴム円
筒体13の膨張時にシール治具16a,16bが
抜け落ちることがなく、完全なシール構造にする
ことが出来るのである。
また、シール部材14の代わりに、他端側と同
様に口金を設けない端板19と、締付けバンド2
0にて構成しても良い。更に、エアージヤツキの
一部のみ負荷がかかる場合には、両端ともシール
部材14にてシールをし、ゴム円筒体13の一部
に第9図a,bに示すようなエアーの注入口を設
けても良い。この場合は、ゴム円筒体13に形成
した貫通孔21に、口金本体15aを取付け、そ
して座金22及びパツキン23等によりゴム円筒
体13を締付け固定し、また口金本体15aはナ
ツト24により固定する。
なお、ゴム円筒体13のゴム厚が薄く、座金2
2の食い込みを吸収しきれない場合には、座金2
2とゴム円筒体13との間に、第9図bに示すよ
うな保護ゴムシート23を介在させると良い。
次に、第2図、第3図及び第4図は、この考案
の他の実施例を示し、この実施例は、ゴム円筒体
13を二重または多段状に折畳んで、揚程の高い
ゴム製ジヤツキとしたものである。
即ち、第2図及び第3図の実施例は、ゴム円筒
体13を二重に折畳んで、両端に口金15を取付
けた端板19aと、シール部材としての端板19
bとを装着し、締付けバンド20aにより両端を
一緒に締付け固定するようにしたものである。
そして、折畳んだゴム円筒体13の各内部が連
通するように、折畳み部13aの内側にホース等
の連通部材26を内蔵する。
また、第4図の実施例の場合は、ゴム円筒体1
3を多段状(四段)に折畳んで、揚程の高いゴム
製ジヤツキとしたもので、両端部の構成や折畳み
部13aの内側の構成は、上記第2実施例と同様
である。
また、第3実施例の場合において、膨張時にバ
ラバラにならないように折畳んだ部分をベルト等
27により相互連結させてある。
以上のように構成することで、一本のゴム円筒
体13に比べて揚程を高いものとすることが出
来、またエアーを注入しない場合には、偏平状に
なるので、持運びが容易となるものである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のようにチユーブゴムとカバ
ーゴムとの間に補強層の補強コードをバイアスに
貼合わせて構成したので、中空筒状のゴム円筒体
は、内圧が高くなることにより、互いのコード角
度が変化することによつて、全体の長さは短くな
るものの、外径は初期の径に比べて大きくするこ
とが出来、この結果、膨張による揚程の最大値
を、従来のような短辺方向の補強コード部の周長
に限定されず、大きな揚程を得ることが出来ると
共に、コンパクトに構成でき、また構造が簡単で
あることから製品のバラツキが少なく、シール性
が高く、安価に製造することが出来、また折畳む
ことにより、多重構造にすることが出来るため更
に揚程の高いものを得ること出来、エアージヤツ
キとして有効に利用することが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を実施したゴム製エアージ
ヤツキ本体の斜視図、第2図はこの考案の第2実
施例を示し、ゴム円筒体を二つ折りした場合の斜
視図、第3図は第2図のA部の断面図、第4図は
ゴム円筒体を多重構造にしたこの考案の第3実施
例を示す斜視図、第5図及び第6図は、ゴム円筒
体に埋設した補強コードの説明図と、作用状態を
示す説明図、第7図はゴム円筒体の一端のシール
部材を示す一部切欠した正面図、第8図は第7図
の側面図、第9図aはゴム円筒体の本体部に設け
たエアーの注入、排出を行うための口金部の断面
図、第9図bは、口金部の変形例を示す一部断面
図、第10図は従来のゴム製エアージヤツキ本体
の斜視図、第11図及び第12図は、従来のゴム
製エアージヤツキ本体の製造工程を示す説明図、
第13図a,bは、従来のエアージヤツキ本体に
エアーを注入する前と、注入した後の補強ゴード
の状態を示す説明図である。 10……ゴム製エアージヤツキ本体、11……
チユーブゴム、12……カバーゴム、13……ゴ
ム円筒体、K……補強コード、14……シール部
材、15……口金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 チユーブゴムとカバーゴムとの間に補強層を
    埋設した中空筒状のゴム円筒体を形成し、前記
    ゴム円筒体を偏平状に成形し、このゴム円筒体
    の一端側には、シール部材を設け、他端側に
    は、ゴム円筒体内にエアーを注入または排出さ
    せる口金を取付けたシール部材を設けたゴム製
    ジヤツキにおいて、前記補強層の補強コードを
    バイアスに貼合わせて構成したことを特徴とす
    るゴム製ジヤツキ。 2 前記中空筒状のゴム円筒体を、折り畳んで多
    重構造に構成し、この折畳み部のゴム円筒体内
    に、長手方向に沿つてエアーの連通を行うため
    の連通部材を内蔵した請求項1に記載のゴム製
    ジヤツキ。 3 偏平状に成形したゴム円筒体を折り畳んで端
    部を同一方向にし、この両端部を一緒に締付け
    固定部材により気密的に固定したことを特徴と
    する請求項1に記載のゴム製ジヤツキ。
JP1988096352U 1988-07-22 1988-07-22 Expired - Lifetime JPH0540073Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988096352U JPH0540073Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988096352U JPH0540073Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0218486U JPH0218486U (ja) 1990-02-07
JPH0540073Y2 true JPH0540073Y2 (ja) 1993-10-12

Family

ID=31321237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988096352U Expired - Lifetime JPH0540073Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540073Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623198B2 (ja) * 1992-09-05 1997-06-25 中部電力株式会社 ケーブル牽引装置
JP2005247499A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Ashimori Ind Co Ltd ジャッキ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158796A (ja) * 1982-12-27 1984-09-08 ウイリアム・オ−・ホルムズ 液圧ジヤツキ及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158796A (ja) * 1982-12-27 1984-09-08 ウイリアム・オ−・ホルムズ 液圧ジヤツキ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0218486U (ja) 1990-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4408331B2 (ja) 熱可塑性折畳みはちの巣構造およびその製造方法
JP3459955B2 (ja) 異径管用継手と異径管の接続方法
US4192699A (en) Method of making inflatable cellular assemblies of plastic material
US5767459A (en) Muffler for pneumatic devices
CA2238878A1 (en) Synthetic resin pipe and extrusion device for making same
JPH0540073Y2 (ja)
US6095732A (en) Bag-in-bag combination dunnage airbag having reduced number of paper plies
CA2254253A1 (en) Improved dunnage air bag
US6432495B1 (en) Abrasion resistant air bag
CN103112316A (zh) 安全高效轮子
JPH0216692B2 (ja)
JPH03125697A (ja) 折り畳み収納可能な管状構造材
JPS6141782Y2 (ja)
JPH06193031A (ja) 組み立て型空気式防舷材
JPH0317105Y2 (ja)
JP3379930B2 (ja) 管継手
KR900000195Y1 (ko) 합성수지제 코러게이트관
US6918561B2 (en) Shell assembly for winding tire cord strip or belt cord strip
JP2000303431A (ja) 筒型ソリッド防舷材及びその製造方法
JP4109957B2 (ja) 製袋用防湿被覆クラフト紙及び該紙で成形された製袋用クラフト紙製筒状体と防湿被覆クラフト紙袋
JPH0430029Y2 (ja)
JPS6116449Y2 (ja)
SU1318761A1 (ru) Разъемное фланцевое соединение
JP2534755Y2 (ja) 結露防止のための三層ダクト構造体の製造方法と結露防止のための三層ダクト構造体を有するスパイラルダクト
KR200163708Y1 (ko) 격자형비닐시트