JPH0539993Y2 - - Google Patents

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JPH0539993Y2
JPH0539993Y2 JP5771287U JP5771287U JPH0539993Y2 JP H0539993 Y2 JPH0539993 Y2 JP H0539993Y2 JP 5771287 U JP5771287 U JP 5771287U JP 5771287 U JP5771287 U JP 5771287U JP H0539993 Y2 JPH0539993 Y2 JP H0539993Y2
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JP
Japan
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pipe
vibration isolating
pipe support
mounting
vibration
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JP5771287U
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はバスの車体構造に関し、詳しくは、床
下荷物室とタイヤハウスとの間の仕切部に設けて
ある配管支持部の防水構造に関する。
(従来技術) 周知のように、バス、特に観光バスにあつて
は、タイヤハウスが客室内に突出するのを防止す
る目的で、乗客用座席の床面をタイヤハウスの上
部に位置させ、その床面下部に床下荷物室を設け
る構造を備えたものがある。
すなわち、この構造は、第3図示のように、タ
イヤハウスAと床下荷物室Bとを仕切る壁部材C
を設け、この壁部材Cの一部に開口を形成してそ
の開口上部を床受メンバDとして構成し、一方、
床下荷物室Bの空間上部には荷物室としての空間
を形成するトリムbが設けてある。
ところで、上述した壁部材Cの開口は、車体後
部に位置するエンジン(図示されず)に対するワ
イヤハーネスやチユーブを収容したパイプPの支
持部として構成されている。
すなわち、この支持部は、壁部材Cおよび床受
メンバDにおける開口周縁部に形成された水平片
と、この水平片に載置された状態で開口に挿入さ
れ、パイプPを挿入できる切欠きを複数形成され
た保持ゴムEとで構成されている。
この支持部においてパイプPは、保持ゴムEの
切欠周面がそのパイプPの外周に密着することに
よつて保持されている。
(考案が解決しようとする問題点) このようなパイプの支持部にあつては、保持ゴ
ムEの切欠き周面とパイプPの外周面との間の隙
間にシーラを充填してタイヤTが回転した際に飛
散する水滴の侵入を阻止するようになつている。
しかし、シーラの経時劣化によつて保持ゴムEの
切欠き周面とパイプ外周面との間のシール性が損
われる虞れがあり、タイヤハウスAからの水滴の
侵入を永久的に阻止することができなかつた。
また、飛散した水滴の付着によつてパイプが腐
蝕した場合には、その交換が必要となるが、前述
した構造では、保持ゴムEを破壊しなければパイ
プPを取外すことができず、また新しいパイプP
を支持部に取付けるに際しては、改めてシーラの
充填を行なわねばならず、交換作業が面倒となる
問題があつた。
そこで、本考案の目的は、従来のパイプの支持
構造における問題に鑑み、同支持部での防水性を
高めることができると共に、パイプの交換作業を
容易にし、かつ、パイプの寿命を延ばすことので
きる車体構造を得るにある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、パイプジ
ヨイントコネクタを装備したパイプ支持部材をタ
イヤハウスと床下荷物室との仕切壁に対し、防振
部材を介して着脱可能に設け、上記パイプ支持部
材と仕切壁との対応部にウエザストリツプを配置
することを提案するものである。
(作用) 本考案によれば、パイプ支持部材と仕切り壁と
は、ウエザストリツプによつて水滴の浸入路を遮
断され、そして車体構成部からパイプ支持部材へ
の振動の伝達は防振部材によつて抑制される。
(実施例) 以下、第1図および第2図について本考案の実
施例の詳細を説明する。
第1図は本考案実施例による車体構造の配管支
持部を示す第3図相当の断面図である。
この配管支持部は、第3図に示したものと同様
に、タイヤハウス1Aと床下荷物室1Bとを仕切
る壁部材1Cに形成された開口に対応して設けら
れており、開口上・下縁近傍に配置されている防
振部材取付部材2,3と、この取付部材2,3に
一体化されているパイプ支持部材4とを備えてい
る。
すなわち、開口上縁近傍に位置する防振部材取
付部材2は、床受メンバ1Dのタイヤハウス側の
面に一端を接合され、タイヤハウス側に向かう他
端が下向きに傾斜し、傾斜部末端が垂下している
取付基板2Aと、この取付基板2Aの傾斜部に一
端を接合され、他端を水平片に形成されている取
付板2Bとで構成されている。
一方、開口下縁近傍に位置する防振部材取付部
材3は、壁部材1Cのタイヤハウス側の面に一端
をボルト5によつて着脱可能に支持されていて、
断面視形状が横向きのZ字状を成す取付基板3A
と、この取付基板3Aの水平片に一端を接合さ
れ、タイヤハウス1A側に張出す他端を水平片で
形成されている取付板3Bとで構成されている。
この取付板2B,3Bの水平片には、ボルト挿
通用の孔が穿設され、図において各取付板同士が
対向する面に防振部材たる防振ゴム6が配置され
軸方向に挿通されるボルト7によつて支持され
る。
一方、このボルト7は、その軸方向の長さを、
防振ゴム6のそれよりもさらに長くされ、パイプ
支持部材4に設けてあるアングル片8に配置され
る防振ゴム9を共締めしている。
そして、パイプ支持部材4は、上述した取付板
2B,3Bの水平片に対向する水平片を有するア
ングル片4Aの一端を接合される垂下片とこの垂
下片の上部から床受メンバ1Dのタイヤハウス側
の面に近接する位置まで延出する傾斜片とを形成
された支持基板4Bとを備え、垂下片には、軸方
向両端外周にネジを形成された管軸から成るパイ
プジヨイントコネクタ10が取付けてある。
このパイプジヨイントコネクタ10には、パイ
プ末端に取付けてあるコネクタ11がねじ止めさ
れる。
このような構造において、開口上縁側に位置す
る防振部材取付部材2の取付基板2Aにおける垂
下部および開口下縁側の防振部材取付部材3の取
付基板3Aにおける他端には、パイプ支持部材4
の垂下片および傾斜片にそれぞれ圧接するウエザ
ストリツプ12が固定され、そして、パイプ支持
部材4の傾斜片末端にも、床受メンバ1Dの表面
に圧接するウエザストリツプ13が固定されてい
る。
従つて、配管支持部は、防振部材取付部材2,
3とパイプ支持部材4とが一体となることによ
り、第2図示のようにタイヤハウス1A側に張出
す袋部を成していることになる。
本実施例は、以上のような構造であるから、配
管支持部の組立てにあたつては、床受メンバ1D
において開口上縁に防振部材取付部材2の取付基
板2Aを接合し、この取付基板2Aに取付板2B
を接合する。
そして、パイプ支持板4における床下荷物室1
B側に対向するパイプジヨイントコネクタ10に
パイプPのコネクタ11を取付けたうえで、アン
グル片4Aを取付板2Aの水平片に対向させて防
振ゴム6,9をボルト7によつて支持することに
より、防振部材取付部材2とパイプ支持部材4の
上部とを一体化する。
このとき、パイプ支持部材4の下部は、開口下
縁側に位置する防振部材取付部材3と一体化され
ずに開放しているので、パイプPのコネクタ11
をパイプジヨイントコネクタ10に接続するため
のスパナ(図示されず)を挿入する隙間が形成さ
れることになる。
一方、パイプ支持部材4の下部に位置するアン
グル片4Aに対し、開口下縁側の防振部材取付部
材3における取付板3Bの水平片を対向させて防
振ゴム6,9を配置し、このゴムをボルト7によ
つて支持することによりパイプ支持部材4と防振
部材取付部材3とが一体化され、このパイプ支持
部材4は、防振部材取付部材3における取付基板
3Aをボルト5によつて壁部材1Cに取付けるこ
とにより、車体構造部と一体となる。
このようにして車体構造に組付けられた配管支
持部は、タイヤハウス1Aから飛散した水滴が防
振部材取付部材2,3の取付板2A,3Aとパイ
プ支持部材4の傾斜片および垂下片との間に侵入
した場合にあつても、ウエザストリツプ12,1
3により水滴の侵入路が遮断されているので、床
下荷物室1B側への水滴の侵入を阻止し、また、
パイプ支持部材4は、防振ゴム6,9を介して車
体構造部と一体となつている防振部材取付部材
2,3に対し振動の伝達路を遮断されているの
で、防振部材取付部材2,3が振動してもパイプ
Pには振動が伝わりにくいので、パイプPのせん
断破壊を防止している。
なお、組付態位に在る配管支持部において、床
下荷物室1Bの上部に位置するパイプPを取外す
場合には、開口下縁の防振部材取付部材3におけ
る取付基板3Aを壁部材1Cから取外すととも
に、取付板3Bに挿通されているボルト7を取外
すことにより、パイプ支持部材4の垂下片下部を
作業用空間とすることによつて手を差し入れてパ
イプPの取外しを行なう。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、車体構造部と一体的に組立てられれる防振部
材取付部材に対し、パイプ支持部材をフロート状
態に設定し、かつ、両部材間に存在する水滴の侵
入路にはウエザストリツプを配置することによつ
て配管支持部での水滴の侵入を阻止できるととも
に車体構造部からの振動をパイプに伝えることが
ないので、パイプの寿命を延ばすことが可能とな
る。
一方、パイプ支持部材をフロート状態で支持し
ている防振部材取付部材は、車体構造に対して着
脱自在に設けられているので、パイプ交換時等の
作業の際には、作業用空間を容易に形成すること
ができ、配管支持部を破壊するような作業が不要
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による車体構造の要部を
示す断面図、第2図は第1図に示した要部を紙面
斜め上方から観た斜視図、第3図は従来の車体構
造の要部を示す第1図相当断面図である。 1……配管支持部、1A……タイヤハウス、1
B……床下荷物室、2,3……防振部材取付部
材、4……パイプ支持部材、5,7……ボルト、
6,9……防振ゴム、10……パイプジヨイント
コネクタ、12,13……ウエザストリツプ、P
……パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗客員座席の床面下方に床下荷物室を設け、こ
    の床下荷物室の上部にワイヤハーネス等の配管支
    持部を備えたバスの車体構造において、 車体構造部に対して着脱可能に取付けられてい
    る防振部材取付部材と、 この防振部材取付部材に対して防振部材を介し
    て着脱可能に支持され、配管の接続部材を取付け
    られているパイプ支持部材と、 上記防振部材取付部材とパイプ支持部材との対
    向部に介在させたウエザストリツプとを具備して
    成るバスの車体構造。
JP5771287U 1987-04-16 1987-04-16 Expired - Lifetime JPH0539993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5771287U JPH0539993Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Applications Claiming Priority (1)

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JP5771287U JPH0539993Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164090U JPS63164090U (ja) 1988-10-26
JPH0539993Y2 true JPH0539993Y2 (ja) 1993-10-12

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ID=30887663

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JP5771287U Expired - Lifetime JPH0539993Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16

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JPS63164090U (ja) 1988-10-26

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