JPH0539813Y2 - - Google Patents

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JPH0539813Y2
JPH0539813Y2 JP1987142851U JP14285187U JPH0539813Y2 JP H0539813 Y2 JPH0539813 Y2 JP H0539813Y2 JP 1987142851 U JP1987142851 U JP 1987142851U JP 14285187 U JP14285187 U JP 14285187U JP H0539813 Y2 JPH0539813 Y2 JP H0539813Y2
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injection sleeve
injection
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mold release
temperature
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、溶湯を金型のキヤビテイ内に射出
するための射出スリーブ内に、該射出スリーブの
温度に応じて適正量の離型剤を吹付けるようにし
た、ダイキヤスト装置に関するものである。
(従来の技術) ダイキヤスト装置において、製品を金型から離
型しやすくするために金型内に離型剤を吹付け塗
布することが従来から行われている。(例えば実
開昭58−119957号公報) また、金型内に溶湯を射出するための射出スリ
ーブ内にも離型剤を吹付けて、溶湯が射出スリー
ブ内に付着するのを防止することが行われてお
り、この場合、吹付ける離型剤の量は適正でなら
なければならず、その量が射出スリーブの温度に
よつて変化するもので、高温の場合は多目に、低
温の場合は少な目にするのが望ましいが、従来は
温度に関係なく一定量を吹付けていたもので、こ
うした定量吹付けでは高温の場合過少となつて射
出スリーブ内に溶湯が付着し、低温の場合は過多
となつて離型剤が射出スリーブ内に溜り、この余
分の離型剤が溜つている中に溶湯が注入される
と、離型剤中の水分が高熱により瞬時に蒸発して
水蒸気爆発が発生するといつた問題点があつた。
(考案の目的) この考案は、上記した従来の問題点を解消し
て、射出スリーブ内に常に適正量の離型剤を吹付
けることのできるダイキヤスト装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(考案の構成) 上記の目的を達するためのこの考案は、溶湯が
注入される射出スリーブと、該射出スリーブ内の
溶湯を押圧して、金型のキヤビテイ内に射出する
射出チツプとを備えたダイキヤスト装置におい
て、上記射出スリーブ内に離型剤を吹付ける1個
のスプレーノズルを、上記射出スリーブの開口部
に対向させて設けるとともに、該射出スリーブの
温度を検出する温度検出手段を上記射出スリーブ
に設け、該温度検出手段の検出値に基づいて、
各々異なる圧力に設定された複数の回路を切り換
えて、上記スプレーノズルにより吹付けられる上
記離型剤の量を制御する制御手段を備えている、
ダイキヤスト装置である。
(実施例) 以下、この考案を、図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
第1図はこの考案に係るダイキヤスト装置の一
部を示す例示図で、下金型1の注湯口2の下方に
配置された射出装置3は、基台4にヒンジピン4
aにより揺動自在に支持された射出シリンダ5
と、この射出シリンダ5の上方に設けられている
昇降フレーム6と、この昇降フレーム6の上端部
に取り付けられている射出スリーブ7とを備え、
上記射出シリンダ5内にはピストン8を有するプ
ランジヤロツド9が昇降自在に設けられ、該ピス
トン8の上下に作動室5a,5bが形成され、プ
ランジヤロツド9の先端部は、射出スリーブ7内
にあつて射出チツプ10が取り付けられ、プラン
ジヤロツド9の昇降動作に応じて射出チツプ10
が射出スリーブ7内を昇降動作するように構成さ
れている。
上記射出シリンダ5の上端部にはガイドロツド
11,11が立設され、このガイドロツド11の
上部は、昇降フレーム6に形成された昇降シリン
ダ12内に挿入され、ガイドロツド11の先端部
にピストン13が、昇降シリンダ12内を滑動自
在に設けられ、このピストン13の上方の昇降シ
リンダ12内には油圧室14が形成されている。
上記射出シリンダ5の作動室5a,5bには、
油圧供給源15に連通する第1油圧回路16が接
続され、この第1油圧回路16には、電磁式の3
位置切換弁17と、第1油圧回路16を保護する
ための圧力制御弁18とが介設されている。また
昇降シリンダ12の油圧室14には、油圧供給源
19に連通する第2油圧回路20が接続され、こ
の第2油圧回路20には電磁式の2位置切換弁2
1が介設されている。
また、上記射出スリーブ7の内部に、この射出
スリーブ7に溶湯が注入される以前に、上端開口
部から離型剤22の吹付け手段たるスプレーノズ
ル23を挿入して、射出スリーブ7の外部に設け
た温度検出手段たる温度センサ24により検出し
た射出スリーブ7の温度に応じて、過不足のない
適正量の離型剤22を、第4図に示す制御手段2
5により制御して、射出スリーブ7の内面に吹付
けるように構成されている。
次に上記制御手段25により制御されて、射出
スリーブ7内に離型剤22を噴射する回路の構成
と作用を、第3図に示す回路図に基づいて説明す
る。
空圧供給源26と、離型剤加圧タンク27の上
部の空室27aとの間22に加圧空気回路28を
設け、この加圧空気回路28は、Aライン、Bラ
イン、Cラインの3本の回路からなつていて、A
ライン、Bライン、Cラインには、それぞれ2ポ
ート切換弁29a,29b,29cと、圧力制御
弁30a,30b,30cとが介設されており、
第4図に示す如く上記温度センサ24が検出した
射出スリーブ7の検出値TIと該射出スリーブ7
の温度の標準として定めた設定値Tとを比較し
て、T<TIの場合Aライン、T=TIの場合Bラ
イン、T>TIの場合Cラインを通るように2ポ
ート切換弁29a,22b,29cが作動し、圧
力制御弁30a,30b,30cがそれぞれ異つ
た圧力に設定されており、Bラインの圧力制御弁
30bの設定圧力を基準としてAラインの圧力制
御弁30aの設定圧力は、基準より高圧に設定
し、Cラインの圧力制御弁30cの設定圧力は基
準よりも低く設定してある。
すなわち、Aライン、Bライン、Cラインの設
定圧力は、Aライン>Bライン>Cラインの関係
となり、射出スリーブ7の温度が設定値Tよりも
高いT<TIのAラインが最も高圧で、次いで、
射出スリーブ7の温度が設定値Tと等しいT=
TIのBライン、射出スリーブ7の温度が設定値
Tよりも低いT>TIのCラインと順次低く設定
される。
こうして射出スリーブ7の温度検出値TIに応
じて制御選択された圧力の加圧空気が、加圧空気
回路28を通つて離型剤加圧タンク27の空室2
7aに負荷されて、離型剤加圧タンク27内の離
型剤22を加圧する。
この離型剤加圧タンク27内の離型剤22と、
スプレーノズル23とを結ぶ離型剤回路31が、
中途に2ポート切換弁32を介設して形成してあ
り、一方、空圧供給源26と、スプレーノズル2
3とを結ぶ噴射空気回路33が、中途に圧力制御
弁34と、2ポート切換弁35とを介設して形成
してあり、この2ポート切換弁35をONして、
噴射空気回路33から、スプレーノズル23に噴
射空気を送り、射出スリーブ7内に空気を噴射し
て清掃した後、2ポート切換弁35をOFFし、
2ポート切換弁32をONすることにより、射出
スリーブ7の温度により制御された圧力で加圧さ
れた離型剤加圧タンク27内の離型剤22が離型
剤回路31を通つてスプレーノズル23に送ら
れ、射出スリーブ7内の温度に応じた適正量の離
型剤22がスプレーノズル23から第2図に示す
如く、射出スリーブ7内に噴射される。
以上の如く、射出スリーブ7内に噴射する離型
剤22の量の調整を、射出スリーブ7の温度に応
じて離型剤22を加圧する圧力の高低により適量
となるように制御するものである。
このようにして適量の離型剤22を射出スリー
ブ7の内面に吹付けた後、上記射出装置3を傾動
機構(図示省略)によつて所定角度傾斜させた状
態で、射出スリーブ7内に所定量の溶湯を注入し
た後、射出装置3を元の直立状態に戻す。
続いて、昇降シリンダ12の油圧室14内に、
油圧供給源19から第2油圧回路20を通つて2
位置切換弁21により作動油を供給して昇降フレ
ーム6を上昇させ、射出スリーブ7を下金型1の
注湯口2に嵌入当接させるとともに、射出シリン
ダ5のピストン8の下方の作動室5bに油圧供給
源15から第1油圧回路16を通つて3位置切換
弁17により作動油を供給し、ピストン8の上方
の作動室5a内の作動油を排出しながらピストン
8とプランジヤロツド9を上昇させて射出スリー
ブ7内の溶湯を射出チツプ10により押し上げ
て、下金型1のキヤビテイ1a内に射出する。
こうして射出が終つたら3位置切換弁17と2
位置切換弁21を同時に切換えて、油圧供給源1
5からの作動油を、射出シリンダ5のピストン8
の上方の作動室5aに供給して、ピストン8の下
方の作動室5b内の作動油を3位置切換弁17を
通して排出しながらピストン8とプランジヤロツ
ド9を下降させ、同時にプランジヤロツド9の中
途に設けたフランジ9aが昇降フレーム6を、ピ
ストン13の上方の油圧室14内の作動油を、2
位置切換弁21から排出しながら引下げて、射出
スリーブ7を下金型1の注湯口2から離脱させ、
同時に射出チツプ10を射出スリーブ7の下方に
引き下げて、1回のシヨツトを完了し、同じ動作
を繰り返してダイキヤスト鋳造を行うものであ
る。
このようにして行われるダイキヤスト鋳造で
は、射出スリーブ7内に吹付ける離型剤22は、
射出スリーブ7の温度に応じて過不足のない適量
とすることができるものである。
尚、上記説明では、射出スリーブ7の温度に応
じて変える離型剤22を加圧する圧力を3段階に
分けたものを例示したが、これに限定することな
く2段階以上の何段階にでも設定することができ
るものである。
(考案の効果) 以上説明したこの考案に係るダイキヤスト装置
によれば、射出スリーブ内に吹付ける離型剤を射
出スリーブの温度に応じて加減して適量を吹付け
るようにしたことにより、離型剤の不足による射
出スリーブへの溶湯の付着や、離型剤の過多によ
る水蒸気爆発の発生を防止するとともに離型剤の
無駄な消費を防止して、離型剤コストを低減し、
良好なダイキヤスト鋳造を行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のダイキヤスト装置の一部で
ある射出装置の一例を示す縦断面図で、併せて作
動回路を示した図、第2図は、第1図の要部であ
る射出スリーブの拡大詳細図、第3図は離型剤噴
射の制御手段の一例を示す制御系統図、第4図は
離型剤噴射のための加圧回路の、射出スリーブの
温度に応じて区分したライン区分例を示す図であ
る。 1……下金型、1a……キヤビテイ、2……注
湯口、3……射出装置、7……射出スリーブ、1
0……射出チツプ、22……離型剤、23……ス
プレーノズル、24……温度センサ(温度検出手
段)、25……制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶湯が注入される射出スリーブと、該射出スリ
    ーブ内の溶湯を押圧して、金型のキヤビテイ内に
    射出する射出チツプとを備えたダイキヤスト装置
    において、上記射出スリーブ内に離型剤を吹付け
    る1個のスプレーノズルを、上記射出スリーブの
    開口部に対向させて設けるとともに、該射出スリ
    ーブの温度を検出する温度検出手段を上記射出ス
    リーブに設け、該温度検出手段の検出値に基づい
    て、各々異なる圧力に設定された複数の回路を切
    り換えて、上記スプレーノズルにより吹付けられ
    る上記離型剤の量を制御する制御手段を備えてい
    ることを特徴とする、ダイキヤスト装置。
JP1987142851U 1987-09-17 1987-09-17 Expired - Lifetime JPH0539813Y2 (ja)

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JPS6449357U JPS6449357U (ja) 1989-03-27
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JP5544815B2 (ja) * 2009-10-07 2014-07-09 トヨタ自動車株式会社 離型剤塗布方法及び離型剤塗布装置

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JPS5125409A (ja) * 1974-08-29 1976-03-02 Kisaburo Yokoyama
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JPS6092047A (ja) * 1983-10-26 1985-05-23 Toshiba Mach Co Ltd ダイカスト機のスプレイ装置

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