JPH0539790A - ポンプユニツト - Google Patents

ポンプユニツト

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JPH0539790A
JPH0539790A JP3354623A JP35462391A JPH0539790A JP H0539790 A JPH0539790 A JP H0539790A JP 3354623 A JP3354623 A JP 3354623A JP 35462391 A JP35462391 A JP 35462391A JP H0539790 A JPH0539790 A JP H0539790A
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JP
Japan
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chamber
passage
air separator
oil liquid
separator chamber
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Application number
JP3354623A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nishida
裕 西田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0539790A publication Critical patent/JPH0539790A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアセパレータ室によって分離された気体を
含む液がフロートを誤動作させることがなく、かつ気液
を好適に分離できるエアセパレータ室を有するポンプユ
ニットを提供する。 【構成】 ポンプ室5とエアセパレータ室36とを連通す
る通路42の、エアセパレータ室36側の開口に臨ませてエ
アセパレータ室36に遮蔽板54を設けた。気体が含まれた
油液が通路42からエアセパレータ室36内に噴出される
と、油液は遮蔽板54に衝突しその勢いが低下して液面に
落ちる。このため、油液の泡立ちが極力低減されかつ油
液の攪拌も抑えられる。これに伴って、気体を分離して
確実に油液をポンプ吸込側に戻すことができ、気液の分
離効率および油液の送液効率を向上させることができ
る。さらに、空気逃がし通路から泡や濃いベーパが放出
されることがなくなり、安全性を高めることができ、か
つ資源の損失を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給油装置等に用いるポン
プユニット、特に、ケーシング内へポンプ室、フィルタ
室、エアセパレータ室等を設けたポンプユニットの改良
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、1つのケーシング内に、ポンプ室
と、ポンプ室から吐出された油液を濾過するフィルタが
配設されたフィルタ室と、ポンプ室から吐出された油液
に含まれている気体を分離するためのエアセパレータ室
を設けたポンプユニットが知られている。
【0003】このポンプユニットにおいて油液から気体
を分離するための構成を説明すると、ポンプ室から吐出
された気液をエアセパレータ室に流入する通路がエアセ
パレータ室の上方に開口している。また、エアセパレー
タ室の下方には気体を分離した液体をポンプ室の吸込側
に戻す油液戻し通路が設けられている。そして、この油
液戻し通路のエアセパレータ室側には、フロートにより
開閉される弁が設けられていて、エアセパレータ室内の
油液の液面に応じて弁が開閉して油液を戻すようになっ
ている。エアセパレータ室の上部には、油液から分離さ
れた気体を外部に排出するための空気逃がし通路が設け
られている。
【0004】この構成により、油液と気体とが分離さ
れ、油液は再びポンプの吸込側に戻され、気体は外部に
排出されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のポンプユニ
ットでは次のような問題点を有していた。
【0006】気体を含んだ油液がエアセパレータ室内に
流入する際には、油液がポンプ室からの吐出圧によって
通路内を送られるため勢いよく通路の開口からエアセパ
レータ室内に噴出される。そして噴出された油液がエア
セパレータ室内に貯留されている油液の液面に衝突する
と、周囲の空気を巻き込んで泡立たせてしまう。そし
て、この泡がフロートを持ち上げて弁を誤作動させる場
合には、油液とともに泡も再びポンプ室の吸込側に戻し
てしまい、気液の分離効率および油液の送液効率を低下
させるという問題点があった。
【0007】また、泡がフロートを上昇させない場合に
は、エアセパレータ室内が泡で満たされ、空気逃がし通
路より泡が外部に漏れ出したりする。さらに、油液が液
面に衝突すると、泡を発生するだけでなく、油液を攪拌
して油液の気化を促進することとなり、空気逃がし通路
から濃いベーパが放出されてしまう。
【0008】そして、空気逃がし通路から泡や濃いベー
パが放出されると火災を引き起こす危険性を生じさせた
り、資源の損失を招くという問題点があった。
【0009】そこで本発明の目的は、エアセパレータ室
によって分離された気体を含む液がフロートを誤動作さ
せることがなく、かつ気液を好適に分離できるエアセパ
レータ室を有するポンプユニットを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、ケーシング内にポンプ室とエアセパレー
タ室とを設け、該ポンプ室より吐出される気体を含んだ
油液を前記エアセパレータ室に流入させる通路を設け、
エアセパレータ室で気体が分離された油液を前記ポンプ
室の吸込側に戻す油液戻し通路を設け、エアセパレータ
室の上部に分離された気体を逃がす空気逃がし通路を設
けてなるポンプユニットにおいて、前記通路におけるエ
アセパレータ室側の開口の下方に該開口から噴出した油
液が衝突する遮蔽板を設けたものである。
【0011】上記の構成によって、本発明によれば、気
体が含まれた油液が通路からエアセパレータ室内に噴出
されると、油液はその流動経路途中に設けられている遮
蔽板に衝突しその勢いが低下して液面に落ちるため、油
液の泡立ちが極力低減されかつ油液の攪拌も抑えられる
ことになる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1ないし図7において、1はケーシング
で、これは六面体に形成されている。ケーシング1の相
対する二面、ここでは両側面1A,1Bをチャッキング
すべき面とし、図4に示すように、ケーシング1の下面
1Cに流体吸込口2を開口し、図1に示すように、ケー
シング1の上面1Dに流体吐出口3を開口する。4は流
体吸込口2に取付けた吸込管である。
【0014】図5及び図6に示すように、ケーシング1
の内部にポンプ室5を設け、ポンプ室5の加工穴6をケ
ーシング1の前面1Eに設け、該穴6を取外し可能な蓋
部材7で施蓋する。蓋部材7を貫通させてポンプ室5の
内外にポンプ軸8を設け、ポンプ室5側の軸8外周に半
径方向移動可能なベーン9,9…を備えた偏心ロータ10
を装着し、軸8の外端にポンププーリ11を装着する。1
2,13はそれぞれポンプ室5に開口した吸込口及び吐出
口である。
【0015】図4、図6及び図7に示すように、ケーシ
ング1内にポンプ室5と流体吸込口2とを連絡するスト
レーナ室14及び逆止弁室15を設ける。ストレーナ室14と
逆止弁室15とは仕切壁16に開口させた連通孔16Aによっ
て連絡し、ストレーナ室14を流体吐出口2に臨ませ、逆
止弁室15をポンプ室5の吸込口12に臨ませる。ケーシン
グ1の後面1Fにはストレーナ室14の加工穴17を設け、
該加工穴17よりストレーナ室14内にストレーナ18を挿入
し、これを該室14内壁に設けた支持孔14Aに嵌合固定さ
せる。加工穴17には蓋部材19を着脱可能に螺着する。20
はストレーナ18の抜けを防止するばねである。
【0016】ケーシング1の前面1Eには逆止弁室15の
加工穴21を設け、ストレーナ18に対向させて該加工穴21
から逆止弁室15内に逆止弁22を挿入し、その弁座部材23
を連通孔16Aに嵌着させる。弁座部材23には弁支持軸23
Aが固設されており、弁支持軸23Aには弁部材24が摺動
可能に嵌め込まれている。加工穴21には蓋部材25を着脱
可能に螺着し、蓋部材25と弁部材24との間に該弁部材24
を流入阻止方向に付勢するばね26を張設する。ここで、
加工穴17、支持孔14A、連通孔16A、加工孔21の加工を
容易にするため、各加工穴17,14A,16A,21は同軸上
に設けられている。また、弁支持軸23Aは筒状に形成さ
れ、弁部材24を嵌め込んだとき、弁支持軸23Aの端部と
弁部材24との間に空気が閉じ込められ、ダンパの作用を
するのを防止している。
【0017】図1及び図4ないし図6に示すように、ポ
ンプ室5と流体吐出口3との間にフィルタ室27を設け、
フィルタ室27とポンプ室5の吐出口13とを室28を介して
連通させ、フィルタ室27と流体吐出口3とを通路29及び
29′を介して連通させる。ケーシング1の後面1Fには
フィルタ室27の加工穴30を設け、該穴30よりフィルタ31
を挿入した後、第3図に示すように、該穴30を取外し可
能な蓋部材32で施蓋する。
【0018】なお、フィルタ室27の上方の壁面は、図4
に示すように、水平面に対し傾斜しており、気体を含ん
だ軽い油液は、この傾斜に沿って上方に案内されて通路
41へ導かれる。
【0019】図2及び図6に示すように、通路29と通路
29′との間をケーシング1の上面1Dに開口させ、該開
口部33から通路29内に逆止弁35を挿入し、該開口部33を
取外し可能な蓋部材34で施蓋する。35Aは逆止弁35を付
勢するばねである。
【0020】図5及び図7に示すように、フィルタ室27
と逆止弁室15との間にエアセパレータ室36を設け、ケー
シング1の後面1Fにエアセパレータ室36の加工穴37を
設け、図3に示すように、該穴37を取外し可能な蓋部材
38で施蓋する。図4及び図5に示すように、ケーシング
1の上面1Dには蓋部材39を取外し可能に取付け、フィ
ルタ室27とエアセパレータ室36とを蓋部材39に形成した
通路40を介して連通させる。この場合、ケーシング1の
上面1Dにはフィルタ室27と通路40とを連通する通路41
を設けると共に、通路40とエアセパレータ室36とを連通
する通路42を設ける。
【0021】図5及び図7に示すように、ケーシング1
の後面1Fに油液戻し通路43を設けて該通路43をエアセ
パレータ室36内の下部より上方に向けて開口させ、エア
セパレータ室36内にはフロート44を浮動可能に設け、該
フロート44に、該フロート44と連動して通路43を開閉す
る弁45を取付ける。蓋部材38には通路43と逆止弁室15と
を連通させるための通路46を形成する。
【0022】図1、図2、図5及び図7に示すように、
ケーシング1の前面1Eにリリーフ弁47を取付け、該弁
47を介して室28と逆止弁室15とを連通させる。この場
合、ケーシング1の前面1Eには室28とリリーフ弁47の
流路48を連通する通路49を設けると共に、該流路48と逆
止弁室15とを連通する通路50を設ける。流路48内には弁
体51が組込まれており、室28の内圧が一定以上に達する
とき、弁体51がばね52のばね力に抗して開く。
【0023】図1、図2、図5において、油液戻し通路
43の開口部43Aに対向するエアセパレータ室36の壁面即
ちケーシング1の上面1Dに、エアセパレータ室36と大
気とを連通する空気逃がし通路53を設け、該空気逃がし
通路53と油液戻し通路43との間に遮蔽板54を介在させ
る。この遮蔽板54はケーシング1の側壁1Fに一体成形
により形成することができる。また、前述したフィルタ
室27とエアセパレータ室36とを連通するために設けられ
ている通路42は、空気逃し通路53とほぼ平行に、かつ、
エアセパレータ室36側の開口が遮蔽板54に対向してい
る。なお、空気逃し通路53は上面1Dに設ければ、この
部分の油液はたれ落ちるので、もっとも好ましいが、側
面1Fの上部即ち蓋部材28の上部に設けてもよい。
【0024】なお、図1において55は流量計(図示せ
ず)等を取付けるためのねじ孔である。
【0025】上記構成のポンプユニットにおいて、ポン
ププーリ11がモータ(図示せず)によって図2中時計方
向に回転されると、ポンプ軸8と共に偏心ロータ10が同
方向に回転され、ロータ10の偏心運動により、ロータ1
0、ベーン9,9及びケーシング1の内面で構成される
室に体積変化が起こり、油液の移動が行なわれる。この
とき、ポンプ室5の吸込口12側に生じる吸込圧力によ
り、弁部材24がばね26のばね力に抗して開き、吸込管4
に接続された給油タンク(図示せず)内の油液は、順次
吸込管4、流体吸込口2、ストレーナ室14、ストレーナ
18、逆止弁22、逆止弁室15を経てポンプ吸込口12に至
り、ポンプ吐出口13より順次、室28、フィルタ室27、フ
ィルタ31、路29、逆止弁35及び通路29′を経て流体吐出
口3より外部に吐出され、流量計等を経て給油ノズルに
送られる。なお、給油を行っていないときの流量計を介
しての油液の逆流は逆止弁35によって防止される。
【0026】また、上記構成装置の気液分離工程につき
説明すると、気体を含んだ油液は、フィルタ室27の上方
に滞溜し、順次通路41、通路40及び通路42を経てエアセ
パレータ室36に送られ、該室36内で気体と油液とに分離
され、気体は空気逃し通路53から大気に解放され、油液
はエアセパレータ室36内に溜まる。油液が一定以上溜ま
ると、フロート44が浮上し、該フロート44に取付けられ
た弁45が開弁して油液戻し通路43を開く。このため、油
液は順次通路43、通路46及び逆止弁室15を経て再びポン
プ室5の吸込口12に循環される。
【0027】この循環の際に、気体を含んだ油液はポン
プ室5からの吐出圧力により通路41,40,42内を送られ
て通路42の開口からエアセパレータ室36に噴出するが、
噴出した油液は遮蔽板54に一度衝突するため、その勢い
が低下されてエアセパレータ室36内に貯留している油液
の液面に落下する。そのため、液面での泡立ちが低減さ
れかつ油液の攪拌も抑えられて、泡による弁45の誤作動
が防止され、さらに、空気逃がし通路53からの濃いベー
パの放出も防止される。
【0028】ポンプ作動後、実際の給油が行なわれない
ときは、室28の内圧が高まるため、リリーフ弁47の弁体
51がばね52に抗して開弁し、ポンプ吐出口13から吐出さ
れた油液は順次室28、リリーフ弁47及び逆止弁室15を経
てポンプ吸込口12に循環される。
【0029】ポンプを停止させたときは、弁部材24が閉
じるため、逆止弁室15、ストレーナ室14と給油タンクと
の間の給油管内の油液は貯油タンク内(図示せず)に流
下してしまうことはない。従って、その後のポンプによ
る油液の汲上操作は円滑に行なわれる。
【0030】また、ポンプを停止させると、弁部材24が
閉じるときの反動でウオータハンマー現象が起り、ポン
プ吸込口12側から逆止弁室15に向って油液が逆流し、油
液戻し通路43の開口部43Aから油液が噴出する。そし
て、開口部43Aに対向して空気逃がし通路53が位置して
いるが、該開口部43Aと空気逃がし通路53との間に遮蔽
板54が位置しているため、開口部43Aから噴出した油液
がその勢いで空気逃し通路53内に飛入し、更に、外部に
噴出するような不具合は生じない。
【0031】上記構成のポンプユニットは、ケーシング
1を六面体に形成し、ポンプ室5、ストレーナ室14、逆
止弁室15、フィルタ室27及びエアセパレータ室36の各々
の加工穴、流体吸込口2、流体吐出口3及び空気逃がし
通路53をそれぞれ、ケーシング1の相対する二面(ここ
では側面1A,1B)を除くいずれかの面に設けるか
ら、ケーシング1を加工するときは、ケーシング1の前
記相対する二面を加工機械にチャッキングした状態で四
面加工を行なうことにより、その加工を完了させること
ができる。従って、加工途中でケーシング1の取外しや
位置換えを行なう手間が省け、生産能率が著しく高ま
る。しかも、前記相対する二面には何らの加工も施こす
必要がなくなるから、加工工数が短縮される。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は、気
体が含まれた油液がエアセパレータ内に噴出された際
に、この油液を遮蔽版に衝突させることによって噴出し
た勢いを低下させ、液面での泡立ちを低減することがで
きる。そのため、気体を分離して確実に油液をポンプ吸
込側に戻すことができ、気液の分離効率および油液の送
液効率を向上させることができる。さらに、空気逃がし
通路から泡や濃いベーパが放出されることがなくなり、
安全性を高めることができ、かつ資源の損失を防止でき
る。
【0033】また、エアセパレータ内に遮蔽板を設ける
だけであるため、ポンプユニットのコストを大幅に上昇
させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すポンプユニットの平面
図である。
【図2】図1における一部破断正面図である。
【図3】図1における背面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2における V−V 線断面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図5における VII−VII 線断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 5 ポンプ室 27 フィルタ室 36 エアセパレータ室 40,41,42 通路 43 油液戻し通路 53 空気逃がし通路 54 遮蔽板
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 このポンプユニットにおいて油液から気
体を分離するための構成を説明すると、ポンプ室から吐
出された油液のうち気体を含んだ油液をエアセパレータ
室に流入させる気体混入油液の流入通路がエアセパレー
タ室の上方に開口している。また、エアセパレータ室の
下方には気体を分離した油液をポンプ室の吸込側に戻す
油液戻し通路が開口して設けられている。そして、この
エアセパレータ室には、フロートの変位に応じて開閉さ
れる弁が設けられていて、エアセパレータ室内の油液の
液面に応じて弁が開閉して気体が分離された油液はポン
プ室の吸込側に戻されるようになっている。さらにエア
セパレータ室の上部には、油液から分離された気体を外
部に排出するための空気逃がし通路が設けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 この構成により、気体を含んだ油液は油
液と気体に分離され、油液は再びポンプの吸込側に戻さ
れ、気体は外部に排出されることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、ケーシング内にポンプ室とエアセパレー
タ室とを設け、該ポンプ室より吐出される気体を含んだ
油液を前記エアセパレータ室に流入させる気体混入油液
の流入通路を設け、前記エアセパレータ室で気体が分離
された油液を前記ポンプ室の吸込側に戻す油液戻し通路
を設け、前記エアセパレータ室の上部に油液と分離され
た気体を逃がす空気逃がし通路を設けてなるポンプユニ
ットにおいて、前記エアセパレータ室には前記流入通路
の開口と前記油戻し通路の開口との間の高さ位置に該流
入通路の開口から前記エアセパレータ室内へ噴出する油
液が衝突する遮蔽板を設けたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 図1、図2、図5において、油液戻し通
路43の開口部43Aに対向するエアセパレータ室36
の壁面即ちケーシング1の上面1Dに、エアセパレータ
室36と大気とを連通する空気逃がし通路53を設け、
該空気逃がし通路53と油液戻し通路43との間に遮蔽
板54を介在させる。この遮蔽板54はケーシング1の
側壁1Fに一体成形により形成することができる。ま
た、前述したフィルタ室27とエアセパレータ室36と
を連通するために設けられている通路42は、空気逃が
通路53とほぼ平行に、かつ、エアセパレータ室36
側の開口が遮蔽板54に対向している。なお、空気逃が
通路53は上面1Dに設ければ、この部分の油液はた
れ落ちるので、もっとも好ましいが、側面1Fの上部即
ち蓋部材28の上部に設けてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 また、上記構成装置の気液分離工程につ
き説明すると、気体を含んだ油液は、フィルタ室27の
上方に滞溜し、順次通路41、通路40及び通路42を
経てエアセパレータ室36に送られ、該室36内で気体
と油液とに分離され、気体は空気逃がし通路53から大
気に解放され、油液はエアセパレータ室36内に溜ま
る。油液が一定以上溜まると、フロート44が浮上し、
該フロート44に取付けられた弁45が開弁して油液戻
し通路43を開く。このため、油液は順次通路43、通
路46及び逆止弁室15を経て再びポンプ室5の吸込口
12に循環される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 この循環の際に、気体を含んだ油液はポ
ンプ室5からの吐出圧力により通路41,40,42内
を送られて通路42の開口からエアセパレータ室36に
噴出するが、噴出した油液は遮蔽板54に一度衝突して
から再び落下するため、その勢いが遮蔽板54の高さ位
置とエアセパレータ室36に既に貯留している油液の液
面の高さ位置との間の位置エネルギー分に低下され、ま
た噴出した油液が遮蔽板54に衝突することによって拡
散されて、エアセパレータ室36内に貯留している油液
の液面に落下する。そのため、通路42の開口からエア
セパレータ室36に噴出される気体を含んだ油液がエア
セパレータ室36内に既に貯留している油液の液面に衝
突することによって生じる、液面での泡立ちが低減され
かつ油液の撹拌も抑えられて、泡による弁45の誤作動
が防止され、さらに、空気逃がし通路53からの濃いベ
ーパの放出も防止される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 また、ポンプを停止させると、弁部材2
4が閉じるときの反動でウオータハンマー現象が起り、
ポンプ吸込口12側から逆止弁室15に向って油液が逆
流し、油液戻し通路43の開口部43Aから油液が噴出
する。そして、開口部43Aに対向して空気逃がし通路
53が位置しているが、該開口部43Aと空気逃がし通
路53との間に遮蔽板54が位置しているため、開口部
43Aから噴出した油液がその勢いで空気逃がし通路5
3内に飛入し、更に、外部に噴出するような不具合は生
じない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にポンプ室とエアセパレー
    タ室とを設け、該ポンプ室より吐出される気体を含んだ
    油液を前記エアセパレータ室に流入させる通路を設け、
    エアセパレータ室で気体が分離された油液を前記ポンプ
    室の吸込側に戻す油液戻し通路を設け、エアセパレータ
    室の上部に分離された気体を逃がす空気逃がし通路を設
    けてなるポンプユニットにおいて、前記通路におけるエ
    アセパレータ室側の開口の下方に該開口から噴出した油
    液が衝突する遮蔽板を設けたことを特徴とするポンプユ
    ニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013064349A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tokiko Techno Kk ポンプユニット

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023846U (ja) * 1973-06-29 1975-03-18

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