JPH0539687U - 粉体分級機 - Google Patents
粉体分級機Info
- Publication number
- JPH0539687U JPH0539687U JP8987991U JP8987991U JPH0539687U JP H0539687 U JPH0539687 U JP H0539687U JP 8987991 U JP8987991 U JP 8987991U JP 8987991 U JP8987991 U JP 8987991U JP H0539687 U JPH0539687 U JP H0539687U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- dispersion chamber
- compressed air
- peripheral surface
- pressure
- Prior art date
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】粉体を高効率で分級し得て、微粉を無駄なく分
級し得る粉体分級機を提供する。 【構成】一対の圧縮エアー供給管13から供給される圧縮
エアーにより加速されて圧送管11内を供給される粉体
が、分散室10に設けられた破砕板30に衝突される。破砕
板30に衝突した粉体は、分散室10の周面部14との間隔15
を通過して、周面部14に沿った渦流とされ、一対の圧縮
エアー供給管16aおよび16bから供給される圧縮エアーに
よって、さらに加速された渦流とされる。渦流となった
粉体は遠心力によって分級される。
級し得る粉体分級機を提供する。 【構成】一対の圧縮エアー供給管13から供給される圧縮
エアーにより加速されて圧送管11内を供給される粉体
が、分散室10に設けられた破砕板30に衝突される。破砕
板30に衝突した粉体は、分散室10の周面部14との間隔15
を通過して、周面部14に沿った渦流とされ、一対の圧縮
エアー供給管16aおよび16bから供給される圧縮エアーに
よって、さらに加速された渦流とされる。渦流となった
粉体は遠心力によって分級される。
Description
【0001】
本考案は、画像形成装置に使用されるトナー等の粉体を製造するに際して、粉 体を分級するために使用される粉体分級機に関する。
【0002】
電子写真式複写機やプリンタ等の画像形成装置では、通常、感光体ドラム上の 静電潜像にトナーを付着させて、該静電潜像を現像することにより用紙上に画像 を形成している。このような画像形成に使用されるトナーは、製造に際して、所 定の粉体となるように、粉体分級機により分級される。
【0003】 従来の粉体分級機では、上部に配置された分散室と該分散室の下側に連続する 分級室とを有しており、上部の分散室に高圧の一次エアーとともに圧送される粉 体を該分散室内にて渦流として遠心力により分散させて、該分散室内から一次エ アーを排出させるとともに、分散室で分散された粉体を下部の分級室に落下させ て、分級室へ圧送される二次エアーにより渦流を形成してさらに分級するように なっている。
【0004】
従来の粉体分級機では、凝集した塊が粉体中に混入されていると、分散室内に 圧送されて塊が渦流によっては遠心分離されずにそのまま粗粉として外部へ排出 されてしまうおそれがある。これに対して、分散室内に供給される粉体に多量の 微粉が含まれている場合には、分散室内にて微粉が渦流を発生させるエアーと分 離することが困難になり、該エアーと共に微粉が外部へ排出されるために、分級 効率が低下するおそれがある。
【0005】 本考案はこのような問題点を解決するものであり、その目的は、粉体を効率よ く分級し得る粉体分級機を提供することにある。
【0006】
本考案の粉体分級機は、円筒状の分散室を有しており、該分散室の内部にてそ の周面部に沿った渦流となるように、粉体が圧送管により圧送されて、該分散室 内にて遠心力により粉体が分級される分級機であって、前記圧送管内を圧送され る粉体を加速するように圧縮エアーを該圧送管の内部に供給する第1の圧縮エア ー供給管と、該圧送管により該分散室内に圧送される粉体が衝突して外周側へと 案内するとともに、案内された粉体が通過するように該分散室の周面部とは適当 な間隔をあけて前記分散室内に配置された粉砕板と、該分散室の周面部に沿って 流動する粉体を加速するように圧縮エアーを該分散室内に供給する、該分散室の 周面部に設けられた第2の圧縮エアー供給管と、を有してなり、そのことにより 上記目的が達成される。
【0007】
本考案の粉体分級機では、圧送管から分散室内へ流入する粉体は、圧送管に設 けられた第1の圧縮エアー供給管から送給される圧縮エアーによって加速されて 、分散室内に設けられた破砕板に衝突される。粉砕板に衝突された粉体は、粉砕 されて粉砕板に沿って分散室の外周側へと案内されて、粉砕板と分散室の周面部 との間隔を通過して、該周面に沿った渦流とされる。そして、その粉体の渦流は 、分散室の周面部に設けられた第2の圧縮エアー供給管から送給される圧縮エア ーにより加速されて、遠心力により、粉体が分級される。
【0008】
以下、本考案を実施例について説明する。本考案の粉体分級機は、画像形成装 置に使用されるトナーの製造に際して、所定の微粉状態のトナーを得るために使 用される。
【0009】 本考案の粉体分級機は、図3に示すように、上部に配置された円筒状の分散室 10と該分散室10の下側に連続して配置された円筒状の分級室20とを有している。 分散室10は円筒状の周面部14と、該周面部14の上端部を覆う上面部17とを有して いる。該分散室10の上部には、接線方向に延出する圧送管11が接続されている。 該圧送管11内には、分散室10内に粉体原料を送給するように、矢印Aで示す方向 に、高圧の一次エアーが粉体原料とともに圧送される。分散室10における上面部 17の中央部には、排気管12が貫通状態で設けられている。該排気管12は、分散室 10内の余剰の一次エアーを排出するようになっている。排気管12には、該排気管 12から一次エアーと共に排出される粉体を捕集するバグフィルタや一次エアーを 吸引するブロワ(いずれも図示せず)が接続されている。
【0010】 分散室10に設けられた圧送管11には、図1および図2に示すように、一次エア ーと共に分散室10に送給される粉体に、例えば3Kg/cm2程度の圧力の圧縮エアー を吹き込む一対の圧縮エアー供給管13および13が設けられている。各圧縮エアー 供給管13は、圧送管11内を搬送される粉体の流速が、さらに、増加するように、 圧送管11の上流側から分散室10内に向かって圧縮エアーを圧送管11内に吹き込ん でいる。
【0011】 分散室10内には、圧送管11に対向して、上下方向に延びる破砕板30が設けられ ている。この破砕板30は、圧送管11から分散室10内に圧送される粉粒体が衝突し て分散室10の外周側へと案内するように、圧送管11の軸心に直交する分散室10の 直径方向に対して、所定角度α(20度程度)だけ傾斜した状態で上面部17に垂下 されている。そして、該粉砕板30の外周側縁部は、分散室10の周面部14とは適当 な間隔15をあけられており、該粉砕板30にて案内される粉体が、その間隔15を通 過するようになっている。その間隔15を通過した粉体は、分散室10の周面部14の 内周面に沿って移動される。該粉砕板30の下端部は、圧送管11よりも下方であっ て、分散室14の軸心部に配置された排出管12の下端よりも上方に位置している。 該粉砕板30は、耐摩耗性に優れたセラミック等により形成されている。
【0012】 分散室10の周面部14には、該周面部14に沿って移動する粉体の流速をさらに増 加するための、2本の圧縮エアー供給管16aおよび16bが配置されている。一方の 圧縮エアー供給管16aは、粉砕板30の配設位置から周面部14に沿った粉体通流方 向に対して90度程度離れた位置に、該周面に沿って通流される粉体を下流側に向 かって圧縮エアーを吹き込んでおり、他方の圧縮エアー供給管16bは、さらに、 周方向下流側に90度程度離れた位置にて、通流する粉体に対して下流側に向かっ て圧縮エアーを吹き込んでいる。
【0013】 分散室10の下方に設けられた分級室20は、図3に示すように、分散室10の周面 部14に連続する円筒状の周面部28を有しており、該周面部28と同心状に、円錐状 の分離コア21が配置されている。該分離コア21の下方には、円錐状になった流下 板22が設けられており、分離コア21の下面とによって二次エアーの通流路26を形 成している。該流下板22の中央部には、微粉排出管25の上端部が取り付けられて いる。また、分離コア21と流下板22との間の通流路26の周囲には、該通流路26内 に二次エアーが周面部28に沿った渦流となるように流入させる供給孔23が形成さ れている。分級室20の周面部28の下方には、粗粉排出管27が連続して接続されて おり、上述の微粉排出管25は、粗粉排出管27内を通って、該粗粉排出管27の管壁 部を貫通している。
【0014】 従って、分散室10内に送給されて、その周面部14に沿って通流される粉体は、 粗粉が外周側に、微粉が内周側となるように分離されて、分離コア21の上面に沿 って流下する。そして、流通路26内に送給されて渦流となった二次エアーにより 、微粉と粗粉とがさらに分離されて、重量が軽い微粉は二次エアーと共に内周側 へと流動し、微粉排出管25内を通して排出される。一方、重量が重い粗粉は、分 級室20の外周側へと流動して、粗粉排出管27を通って排出される。
【0015】 こような構成の分級機では、圧送管11から圧送される粉体に、該圧送管11に設 けられた各圧縮エアー供給管13から圧縮エアーが吹き込まれ、分散室10内へ送給 される粉体の流速が増加される。このようにして、加速された状態の粉体が圧送 管11から分散室10内に流入すると、該粉体は破砕板30に衝突される。これにより 、塊状になった粉体が混入していても、破砕板30に加速された状態で衝突するた めに、その塊状の粉体が破砕される。また、破砕板30に粉体が衝突する際の衝撃 により、粉体内に混入した粗粉が微粉化されると共に、粉体が角張った状態であ っても円滑に丸められる。
【0016】 破砕板30で破砕された粉体は、該破砕板30に案内されて分散室10の外周側へと 案内され、該粉砕板30の外周側に形成された間隔15を通過する。このとき、粉砕 板30と分散室10の周面部14との間の間隔15を通流する粉体は、一層、加速された 状態で、周面部14の内周面に沿って渦状に通流する。周面部14の内周面に沿って 流れる粉体には、圧縮エアー供給管16aおよび16bから、さらに圧縮エアーが通流 方向へと吹き込まれるために、粉体はさらに加速された状態で周面部14に沿って 流動する。その結果、粉体に作用する遠心力が増大して、粗粉が分散室10の外周 部に流動するとともに、微粉が分散室10の内周部に流動する。そして、分散室10 の軸心部には余剰な一次エアーが流動して、該分散室10内の余剰の一次エアーが 分散室10軸心部に設けられた排気管12から排気される。このように、分散室10の 周面部14に沿って粉体が高速で流動して、大きな遠心力が粉体に作用することに より、排気管12から排気される余剰の一次エアー中には、粉粒体がほとんど含ま れず、粉体が無駄に排気管12から排出されるおそれがない。
【0017】 このようにして、分散室10内で分散された粉体は、下方の分級室20内へと落下 する。分級室20へ落下した粉体は、二次エアー供給孔23から供給される二次エア ーの渦流によって、さらに、粗粉と微粉とに分離されて、粗粉が粗粉排出管27に よって、また、微粉が微粉排出管25によって、それぞれ排出される。
【0018】
本考案の粉体分級機では、このように、圧送管内にて加速された粉体が、分散 室内に設けられた破砕板に衝突されて粉砕されるために、粉体の塊が確実に粉砕 された状態になり、分散室へ供給される粉体が確実に微粉に分級される。また、 粉砕板に衝突した粉体は、該粉砕板と分散室における周面部との間を通過して該 周面部に沿って流動される間に、さらに加速されるために、微粉とエアーとが確 実に分離されるために、微分が無駄にならず、分級効率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の粉体供給機における分散室の一例を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図2】図1のX−X線における断面図である。
【図3】その粉粒体分級機の全体構成を示す縦断面図で
ある。
ある。
10 分散室 11 圧送管 13 圧縮エアー供給管 15 間隔 20 分級室 21 分離コア 22 流下板 23 二次エアー供給孔 25 粗粉排出管 30 破砕板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 赤堀 達也 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)考案者 山根 直樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状の分散室を有しており、該分散室
の内部にてその周面部に沿った渦流となるように、粉体
が圧送管により圧送されて、該分散室内にて遠心力によ
り粉体が分級される分級機であって、 前記圧送管内を圧送される粉体を加速するように圧縮エ
アーを該圧送管の内部に供給する第1の圧縮エアー供給
管と、 該圧送管により該分散室内に圧送される粉体が衝突して
外周側へと案内するとともに、案内された粉体が通過す
るように該分散室の周面部とは適当な間隔をあけて前記
分散室内に配置された粉砕板と、 該分散室の周面部に沿って流動する粉体を加速するよう
に圧縮エアーを該分散室内に供給する、該分散室の周面
部に設けられた第2の圧縮エアー供給管と、を有する粉
体分級機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8987991U JPH0539687U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 粉体分級機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8987991U JPH0539687U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 粉体分級機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539687U true JPH0539687U (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=13983058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8987991U Withdrawn JPH0539687U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 粉体分級機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539687U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007075681A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Sharp Corp | 粉体分散装置および分級装置ならびにトナーの製造方法 |
WO2010047175A1 (ja) * | 2008-10-24 | 2010-04-29 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 粉体の分級方法 |
US20120318042A1 (en) * | 2010-04-23 | 2012-12-20 | Nisshin Engineering Inc. | Method for classifying powder |
JPWO2015194529A1 (ja) * | 2014-06-16 | 2017-04-20 | 綜研化学株式会社 | サイクロン型粉体分級装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP8987991U patent/JPH0539687U/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007075681A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Sharp Corp | 粉体分散装置および分級装置ならびにトナーの製造方法 |
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WO2010047175A1 (ja) * | 2008-10-24 | 2010-04-29 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 粉体の分級方法 |
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US8960027B2 (en) * | 2010-04-23 | 2015-02-24 | Nisshin Engineering Inc. | Method for classifying powder |
JPWO2015194529A1 (ja) * | 2014-06-16 | 2017-04-20 | 綜研化学株式会社 | サイクロン型粉体分級装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |