JPH053958U - 金型内圧力検出装置 - Google Patents

金型内圧力検出装置

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JPH053958U
JPH053958U JP5801991U JP5801991U JPH053958U JP H053958 U JPH053958 U JP H053958U JP 5801991 U JP5801991 U JP 5801991U JP 5801991 U JP5801991 U JP 5801991U JP H053958 U JPH053958 U JP H053958U
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JP
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pressure
rod
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heat insulating
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JP5801991U
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和成 立石
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温・高圧の条件に耐え得る高価な金型内圧
力センサを用いずに、金型内圧力を検出する。 【構成】 金型10内に移動自在に設けられて受圧面3
2aがキャビティ100の一部に臨んだ感圧ロッド32
と、感圧ロッド32をキャビティ100側へ付勢するス
プリング33と、感圧ロッド32の反受圧面32cに対
向し感圧ロッド32と連動する従動ロッド35と、従動
ロッド35の後端位置によって出力をON/OFFする
位置センサ37とを備え、前記従動ロッド35は、後端
部が少なくとも熱盤13の背面側の断熱盤15内に達す
る断熱ロッド35Aを含み、前記位置センサ37は、断
熱盤15の外側に設けられた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形用金型内の成形材料の圧力制御技術に係る金型内圧力検出 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形においては、型割面からのバリ漏れを防止するために、金型内の成形 材料の圧力に、型割面と直交する方向すなわち型締め方向に対する型キャビティ の投影面積を乗じた力が、型締め力よりも小さくなるようにし、また、この射出 成形によって得られる製品に過大な残留歪が生じないような保圧を実行するため に、金型内圧力を常時検出することによって射出圧力の切り換えタイミングを最 適に制御することが望まれている。
【0003】 したがって、このような射出圧力制御では、金型内に、キャビティ内の成形材 料に実際に発生した圧力を検出するための金型内圧力センサを設けるが、この金 型内圧力センサは高圧及び高温に晒されることになり、このような条件に対して 十分な耐性を有する必要があることから、高価なものになってしまうので、あま り実用化されていないのが現状である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような現状に鑑み、高価な金型内圧力センサを用いずに、金型 内圧力を検出することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案に係る金型内圧力検出装置は、熱盤で加熱さ れる金型内に移動自在に設けられて受圧面がキャビティの一部に臨んだ感圧ロッ ドと、感圧ロッドをキャビティ側へ付勢するスプリングと、感圧ロッドの反受圧 面に対向し感圧ロッドに連動する従動ロッドと、従動ロッドの後端位置によって 出力をON/OFFする位置センサとを備え、前記従動ロッドは、後端部が少な くとも熱盤の背面側の断熱盤内に達する断熱ロッドを含み、前記位置センサは、 断熱盤の外側に設けられてなる構成としたものである。
【0006】
【作用】
本考案の構成において、射出ユニットから金型のキャビティ内に成形材料が充 填されると、感圧ロッドが成形材料の圧力を受けて、スプリングの付勢力に抗し て反キャビティ側へ移動し、これに伴い、従動ロッドが同方向へ連動し、この従 動ロッドの後端が所定位置まで変位することによって位置センサの出力がON/ OFFするので、この時点で射出圧力を切り換えることができる。
【0007】
【実施例】
次に本考案を、図示の実施例を参照しながら説明する。まず、射出成形装置全 体を概略的に示す図1において、10は金型で、固定側の上ダイプレート11に 固定された上型10Aと、型締めシリンダ17によって上下に移動する下ダイプ レート12に固定された下型10Bに分割されており、上下両型10A,10B 間に、ディスクランナ部101を含むキャビティ100が形成されている。上型 10Aを加熱する上熱盤13と上ダイプレート11の間、及び下型10Bを加熱 する下熱盤14と前記下ダイプレート12の間には、それぞれ、上断熱盤15及 び下断熱盤16が介在している。
【0008】 20は移動プレート22に固定された射出ユニットで、ノズルタッチシリンダ 23によって上下に移動し、先端のノズル20aが上型10Aにディスクランナ 部101へ臨んで開設したスプル102と接離し、内部の射出スクリュ21が射 出シリンダ24によって成形材料をノズル20aから射出するものである。
【0009】 キャビティ100に充填された成形材料の圧力を検出する金型内圧力検出装置 30は、図2に示すように、キャビティ100のディスクランナ部101に臨ん で金型10の上型10Aに開設した感圧ロッド保持孔31内に気密的かつ移動自 在に設けられた感圧ロッド32と、この感圧ロッド32をキャビティ100のデ ィスクランナ部101側へ付勢するスプリング33と、上熱盤13及びこの上熱 盤13上の上断熱盤15に感圧ロッド保持孔31から連続して開設した従動ロッ ド保持孔34に移動自在に保持された従動ロッド35と、上ダイプレート11に 従動ロッド保持孔34から連続して開設した取付孔36内に固定された位置セン サとしての近接スイッチ37とを備えている。
【0010】 感圧ロッド32は、その下端の受圧面32aが成形材料の圧力を受けていない 図2の状態において、スプリング33の荷重を受ける鍔部32bが、感圧ロッド 保持孔31の中途に形成した段部31aと干渉して、ディスクランナ部101側 に対する抜け止めがなされており、受圧面32a近傍の外周面が、Oリング38 で密封されている。また、この状態において、受圧面32aはディスクランナ部 101の上面と同一面上にあり、射出時の成形材料の流れを極力乱さないように 考慮されている。
【0011】 従動ロッド35は、後端部が従動ロッド保持孔34における上断熱盤15内の 位置に達する断熱ロッド35Aと、この断熱ロッド35Aの後端部に一体に設け られて後端部35cが近接スイッチ37に所要の距離Lをもって対向する金属ロ ッド35Bからなる。金属ロッド35Bは、近接スイッチ37による従動ロッド 35の位置検出を可能にするためのものであるが、従動ロッド35全体を断熱ロ ッド35Aで構成し、その後端部に金属片を接着したり、金属ビスを埋め込んだ 構造としても良い。
【0012】 従動ロッド保持孔34の下部には、断熱ロッド35Aの下部に形成した下向き の段部35bと干渉して従動ロッド35の感圧ロッド32側への下方変位を規制 する上向きの段部34aが形成されており、また、この従動ロッド保持孔34の 下端部には、感圧ロッド32が侵入可能な下向きの段部34bが形成されており 、前記上向きの段部34aの内径から段部34b内へ突出した断熱ロッド35A の先端部35aは、ディスクランナ部101側へのストローク限度位置にある感 圧ロッド32の反受圧面32cに、距離δを介して近接対向している。
【0013】 近接スイッチ37は、従動ロッド35の後端部35cとの距離Lを検出し、こ の距離Lが大きい図2の状態においては出力がOFF、従動ロッド35が変位し て距離Lが所定値まで減少した図3の状態においては出力がONとなるもので、 この近接スイッチ37からの出力信号iによって、射出ユニット20の射出シリ ンダ24による射出圧力が、制御装置を介して切り換わるようになっている。
【0014】 本実施例の構成によると、成形材料の射出前においては、金型内圧力検出装置 30は図2の状態にあり、近接スイッチ37の出力はOFFとなっている。ここ で、射出ユニット20による金型10内への射出が行われると、図3に示すよう に、キャビティ100内に充填された成形材料40の圧力を受圧面32aで受け た感圧ロッド32が、スプリング33の付勢力に抗してディスクランナ部101 から遠ざかる方向(上方)へ移動し、これによってその反受圧面32cが従動ロ ッド35の先端部35aに接触し、従動ロッド35を同方向へ変位させながら、 従動ロッド保持孔34の下端の段部34bに侵入して行く。
【0015】 従動ロッド35が上方へ距離L0 だけ変位した時点、すなわちその後端部35 cと近接スイッチ37の検出面との距離LがL0 だけ減少した時点で、前記後端 部35cの位置を検出する近接スイッチ37の出力がONとなる。そして、感圧 ロッド32はその反受圧面32cが段部34bに突き当たって停止し、同時に、 従動ロッド35はその後端部35cが近接スイッチ37に接触しない位置で停止 する。
【0016】 成形材料40の射出によって感圧ロッド32を上方へ変位させる荷重は、Oリ ング38を含む感圧ロッド32の受圧面積S×キャビティ内圧力Pmであるから 、感圧ロッド32の変位量L0 +δだけ圧縮されたときのスプリング33の荷重 がS×Pmとなるように設計しておくことによって、キャビティ100内の成形 材料40の所望の圧力で、射出ユニット20による射出圧力を切り換えることが 可能となる。
【0017】 また、近接スイッチ37は、上断熱盤15で断熱された上ダイプレート11側 に設けられていることに加え、従動ロッド35が断熱ロッド35Aによって上熱 盤13及び金型10からの伝熱を遮断するため、近接スイッチ37近傍が高温に なることがなく、しかも感圧ロッド32の感圧動作による変位量が段部34bで 制限されていて、従動ロッド35の後端部35cが近接スイッチ37に接触する ことがないことから、この近接スイッチ37としては市販の安価なものを使用す ることができる。
【0018】 断熱ロッド35Aに使用する断熱材としては、圧縮に対する強度があまり大き くないものが多いが、上記実施例の構成によると、断熱ロッド35Aに作用する 圧縮力は断熱ロッド35A自身の重量及び金属ロッド35Bの重量のみであって 大きな圧縮力が加わらないため、広範囲な断熱材を使用することができる。
【0019】 また、上記実施例では位置センサとして近接スイッチ37を使用し、この近接 スイッチ37による検出を可能とするために、従動ロッド35を、断熱ロッド3 5Aに金属ロッド35Bを接合した構造としたが、前記近接スイッチ37は光電 スイッチに代えることができる。
【0020】 位置センサとして光電スイッチを用いた場合は、従動ロッド35を断熱ロッド 35Aのみで構成し、金属ロッド35Bの接合を不要にすることができる。この 場合、光電スイッチの発光部と受光部間を、感圧ロッド32と共に変位する従動 ロッド35が横切って遮光することによって、出力がOFFからONになるよう にすれば、従動ロッド35が光電スイッチに接触することがないため、感圧ロッ ド32の変位量を制限する段部34bは設けなくても良い。
【0021】
【考案の効果】
本考案によると、金型のキャビティ内に充填された成形材料の圧力を、キャビ ティ側へ向けて付勢された感圧ロッド及びこの感圧ロッドに連動する従動ロッド の反キャビティ側への変位に変換し、所定変位量に達した時点でこれを検出する 位置センサが射出圧力の切り換え信号を出力するもので、位置センサが雰囲気温 度が高温にならない断熱盤の外側に設けられ、しかも従動ロッド自体が断熱され ており、位置センサは感圧ロッドからの荷重を受けないことから、位置センサと して高温及び高圧に対する耐性を必要としない安価な近接スイッチや光電スイッ チを用いることができ、金型内圧力の検出による射出圧力の切り換えタイミング の最適な制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金型内圧力検出装置を設けた射出成形
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図2】本考案の金型内圧力検出装置の一実施例の概略
的な構成を示す成形材料射出前の状態の説明図である。
【図3】同じく成形材料射出後の状態の説明図である。
【符号の説明】
10 金型 10A 上型 10B 下型 11 上ダイプレート 12 下ダイプレート 13 上熱盤(熱盤) 14 下熱盤 15 上断熱盤(断熱盤) 16 下断熱盤 17 型締めシリンダ 20 射出ユニット 20a ノズル 21 射出スクリュ 22 移動プレート 23 ノズルタッチシリンダ 24 射出シリンダ 30 金型内圧力検出装置 31 感圧ロッド保持孔 31a,34a,34b,35b 段部 32 感圧ロッド 32a 受圧面 32b 鍔部 32c 反受圧面 33 スプリング 34 従動ロッド保持孔 35 従動ロッド 35A 断熱ロッド 35B 金属ロッド 35a 先端部 35c 後端部 36 取付孔 37 近接スイッチ(位置センサ) 38 Oリング 40 成形材料 100 キャビティ 101 ディスクランナ部 102 スプル

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 熱盤13で加熱される金型10内に移動
    自在に設けられて受圧面32aがキャビティ100の一
    部に臨んだ感圧ロッド32と、感圧ロッド32をキャビ
    ティ100側へ付勢するスプリング33と、感圧ロッド
    32の反受圧面32cに対向し感圧ロッド32と連動す
    る従動ロッド35と、従動ロッド35の後端位置によっ
    て出力をON/OFFする位置センサ37とを備え、前
    記従動ロッド35は、後端部が少なくとも熱盤13の背
    面側の断熱盤15内に達する断熱ロッド35Aを含み、
    前記位置センサ37は、断熱盤15の外側に設けられた
    ことを特徴とする金型内圧力検出装置。
JP5801991U 1991-06-28 1991-06-28 金型内圧力検出装置 Withdrawn JPH053958U (ja)

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Effective date: 19950907