JPS5916187Y2 - 射出成形金型における製品欠肉感知装置 - Google Patents

射出成形金型における製品欠肉感知装置

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JPS5916187Y2
JPS5916187Y2 JP18049080U JP18049080U JPS5916187Y2 JP S5916187 Y2 JPS5916187 Y2 JP S5916187Y2 JP 18049080 U JP18049080 U JP 18049080U JP 18049080 U JP18049080 U JP 18049080U JP S5916187 Y2 JPS5916187 Y2 JP S5916187Y2
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JP
Japan
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product
dummy pin
product cavity
mold
limit switch
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Application number
JP18049080U
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JPS57103822U (ja
Inventor
辰也 鮫島
一則 五藤
Original Assignee
小島プレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形金型における製品欠肉感知装置に係り
、特にピンの移動量を検知することによりキャビティ内
で成形される製品の欠肉を検知する装置に関するもので
ある。
金型に樹脂等の流動性原料を射出充填して成形する際に
、充填物が金型内に一部に達せず欠肉の状態となって製
品が成形されることがある。
これは射出圧の変動、金型温度の変動、電源電圧の変動
等が複雑に関係して生起するものであり、いまだ完全な
解消は困難なものとされている。
それ故に欠肉成形品が発生した場合に備えて、成形品の
自動選別、射出圧力の調節、射出成形機の自動停止等の
処置のための機構が必要となる。
従って、この目的のために、従来より金型内にひずみゲ
ージを使用した受圧部を備えた製品キャビティ内樹脂圧
センサ(圧力センサ)を嵌装し、ロッドを介して樹脂圧
力を測定することにより欠肉を感知することが考えられ
ているが、その感知装置は機械自体の振動に基づく誤測
定を導くなどの欠点があり、しかも構造が複雑で、コス
トも高くなり、更には作業員の操作、装置の維持管理等
が困難である等の欠点があった。
本考案は、かかる事情に鑑みて為されたものであり、構
造簡単にして操作も容易であり、メンテナンスも楽で、
しかも誤測定を防ぎ得る欠肉感知装置を提供することを
目的とするものである。
そして、斯る目的を達成するため、本考案は、射出成形
金型内に組み込まれて、該金型内の製品キャビティの欠
肉の発生し易い部分に突出せしめられる樹脂充填圧力の
受圧部を有し、該受圧部に対する樹脂の充填圧力によっ
て製品キャビティ内への突出方向とは逆方向に移動せし
められ得るピン軸方向に移動可能なダミーピンと、該ダ
ミーピンの受圧部を前記製品キャビティ内へ突出せしめ
るように該ダミーピンをその軸方向に付勢する付警手段
と、該付勢手段の付勢力に抗して軸方向へ移動せしめら
れる前記ダミーピンの、その受圧部が製品キャビテイ面
に一致させられるに等しい移動量によって押圧されて、
機械的に作動せしめられるリミットスイッチとを含み、
前記製品キャビティ内に射出される樹脂の前記欠肉の発
生し易い部分への充填圧力による、前記ダミーピンの軸
方向への移動量に従う前記リミットスイッチの作動の有
無によって、かかる製品キャビティ部分の欠肉の発生を
検知するように構成したことにある。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図において、2は図示しない射出成形機に固定され
た固定金型であり、4は固定金型2に相対向して一対と
なった可動金型であって図示しない型締ラムに一体の可
動盤にスペーサブロック6を介して固定されている。
そして固定金型2と可動金型4とによって製品キャビテ
ィ8が形成されており、可動金型4はスペーサブロック
6と共に固定金型2に対して相対的に移動し得るように
構成されている。
そして、かかる金型構造において、そこに形成される製
品キャビティ8における構造上欠肉の発生し易い部分1
0には、小径部12、中径部14、大径部16からなる
貫通孔18が型開き方向に可動型4を貫通して設けられ
ており、この小径部12に摺動可能に精密な嵌合をなす
ダミーピン20は一端に頭部22を有し、大径部16内
の頭部22が大径部16と中径部14との段付部24に
係合した状態で先端部26(受圧部)が製品キャビティ
8内に所定長さaだけ突出し得る長さに定められている
そして、大径部16の開口端部に設けられた雌ねじには
、六角穴付の調整ねじ28が螺合しており、この調整ね
じ28の調整によりこれと前記頭部22との間のコイル
ばね30がダミーピン20に所定の力で付勢し得るよう
になっている。
また、可動金型4には、その外側部から前記中径部14
に向けて型開き方向に直角に断面長円形の穴32が穿設
され、この穴32を貫通したロッド34は一端36にて
ダミーピン20にねし止めされて固定され、他端38に
てプレート40を貫通して可動金型4の外部に突出して
いる。
このプレー) 40は第2図に示されるように中央部に
ロッド34が遊嵌する長円形の穴42を有し、ダミーピ
ン20が第1図の位置にあるとき第2図における穴42
の下端とロッド34との間に前記所定長さaの間隔を保
ち得るように位置調整されてボルト44にて可動金型4
に取り付けられている。
そして、ロッド34の一端38には、これに直角にタイ
ミング調整用ボルト46が螺着されている。
このボルト46の螺進方向にはリミットスイッチ48が
その受圧部50をボルト46に当接し得るように配置さ
れ、ボルト52にて可動金型4に固定されている。
かかる構成において、図示しない射出成形機の機構によ
り固定金型2、可動金型4が合わされ、流動状の樹脂が
図示しないスプル、ランナ、ゲートを経て製品キャビテ
ィ8内に射出され充填され始める。
この状態におけるダミーピン20は、第1図に示される
ようにコイルばね30により付勢されて頭部22が段付
部24に当接させられ、その先端部26(受圧部)は製
品キャビティ8内に長さaだけ突出させられている。
製品キャビティ8にあった空気は次第に両金型2,4の
合せ目等から追い出されるが、この程度の圧力ではダミ
ーピン20は移動しない。
もし条件によって移動するならば、調整ねじ28を締め
てコイルばね30の付勢力を高めることができる。
次に樹脂が、第4図に示されるように、ダミーピン20
の先端部26に充填されると、樹脂の射出圧力が直接に
この先端部26に加えられる状態となる。
この射出圧力はかなり高いものであるから、ダミーピン
20はコイルばね30の付勢力に抗して軸方向に(第1
図において下方に)移動させられ、ロッド34も同様に
軸方向に移動させられる。
そしてロッド34の端部38近傍がプレート40の穴4
2に当接し始めてこの移動が停止させられ、その移動距
離aの移動によってダミーピン20の先端部26は製品
キャビティ8面に一致させられる。
また、タイミング調整用ボルト46もロッド34と共に
移動してリミットスイッチ48の受圧部50を押し、リ
ミットスイッチ48を作動させる。
このリミットスイッチ48の作動後は、通常の手段によ
り自動成形の継続措置がとられ、製品は良品として処理
され、型開き、突出しの後良品箱へ集められる。
そして、このような作動が成形サイクル毎に繰返される
のである。
しかし、第3図に示されるように、成形サイクル中に、
射出された樹脂がダミーピン20まで到達せず、又は欠
肉の発生し易い部分10において十分な充填がなされな
い場合には、ダミーピン20に樹脂圧力が有効に伝わら
ないために、リミットスイッチ48は作動されない。
そして通常の電子回路による欠肉検知信号の発生にもと
づき、警報ランプ、ブザー等による警報とともに、要す
れば機械は停止させられ、製品は欠肉品として不良品箱
に落下させられる。
すなわち自動的に欠肉不良品が選別させられ得ることと
なるのである。
なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施例であり
、本考案は必ずしもこれに限定して解釈されるべきでな
いことは言うまでもない。
たとえば、ダミーピンの軸方向への移動によって欠肉の
有無を検知するのに用いたリミットスイッチの代りに近
接スイッチ其他の検知スイッチを用い、それを大径部1
6内に配置する等の手段の採用も可能である。
また、ダミーピンをその軸方向に付勢するにコイルばね
を用いたのであるが、板ばね、共催の付勢手段を用いる
こともできる。
以上詳述したように、本考案は、欠肉の発生し易い部分
の成形金型にダミーピンを設け、欠肉の有無を機械的に
取り出して検知するものであるために、機械自体の振動
その他外界の影響にもとづく誤測定の虞が極めて少なく
、突発的な欠肉製品の発生に対しても良好に選別が可能
であり、且つまた圧力センサ、ひずみゲージ等を使う装
置に比して金型内への組み込みが容易であり、制御ボッ
クスが不要で取扱いが容易となり、更に構造が簡単でコ
ストの低減にもつながり、保守管理がほとんど不要で信
頼性が高い等の種々なる優れた効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図(部分)であり、第
2図はその要部であるプレートの正面図、第3図はダミ
ーピン先端近傍の断面図にして欠肉状態を示すものであ
り、第4図は同じく充填状態を示すものである。 2:固定金型、4:可動金型、8:製品キャビティ、1
0:欠肉の発生し易い部分、20:ダミーピン、30:
コイルばね、48:リミットスイッチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 射出成形金型内に組み込まれて、該金型内の製品キャビ
    ティの欠肉の発生し易し)部分に突出せしめられる樹脂
    充填圧力の受圧部を有し、該受圧部に対する樹脂の充填
    圧力によって製品キャビティ内への突出方向とは逆方向
    に移動せしめられ得るピン軸方向に移動可能なダミーピ
    ンと、 該ダミーピンの受圧部を前記製品キャビティ内へ突出せ
    しめるように該ダミーピンをその軸方向に付勢する付勢
    手段と、 該付勢手段の付勢力に抗して軸方向へ移動せしめられる
    前記ダミーピンの、その受圧部が製品キャビテイ面に一
    致させられるに等しい移動量によって押圧されて、機械
    的に作動せしめられるリミットスイッチとを含み、 前記製品キャビティ内に射出される樹脂の前記欠肉の発
    生し易い部分への充填圧力による、前記ダミーピンの軸
    方向への移動量に従い前記リミットスイッチの作動の有
    無によって、かかる製品キャビティ部分の欠肉の発生を
    検知するようにしたことを特徴とする射出成形金型にお
    ける製品欠肉感知装置。
JP18049080U 1980-12-16 1980-12-16 射出成形金型における製品欠肉感知装置 Expired JPS5916187Y2 (ja)

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JP18049080U JPS5916187Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16 射出成形金型における製品欠肉感知装置

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JP18049080U JPS5916187Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16 射出成形金型における製品欠肉感知装置

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Publication Number Publication Date
JPS57103822U JPS57103822U (ja) 1982-06-26
JPS5916187Y2 true JPS5916187Y2 (ja) 1984-05-12

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JP18049080U Expired JPS5916187Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16 射出成形金型における製品欠肉感知装置

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JP4570068B2 (ja) * 2003-11-05 2010-10-27 株式会社スター精機 インサート成形品検査装置

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JPS57103822U (ja) 1982-06-26

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