JPH0539457A - 水性被覆組成物 - Google Patents
水性被覆組成物Info
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- JPH0539457A JPH0539457A JP19929191A JP19929191A JPH0539457A JP H0539457 A JPH0539457 A JP H0539457A JP 19929191 A JP19929191 A JP 19929191A JP 19929191 A JP19929191 A JP 19929191A JP H0539457 A JPH0539457 A JP H0539457A
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- Japan
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- aqueous
- coating composition
- polyester
- resin dispersion
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Abstract
(57)【要約】
【構成】特定の酸価と水酸基価とを有するポリエステル
系水性樹脂分散体と、水性アミノ樹脂とを、必須の成分
として含有し、さらに、必要に応じて、顔料をも含んで
成る、水性被覆組成物。 【効果】焼き付けと強制加熱乾燥との何れの場合におい
ても、とりわけ、すぐれた基材保護効果を有し、しか
も、すぐれた塗膜の耐久性をも有する、極めて有用性の
高い水性被覆組成物を提供することが出来る。
系水性樹脂分散体と、水性アミノ樹脂とを、必須の成分
として含有し、さらに、必要に応じて、顔料をも含んで
成る、水性被覆組成物。 【効果】焼き付けと強制加熱乾燥との何れの場合におい
ても、とりわけ、すぐれた基材保護効果を有し、しか
も、すぐれた塗膜の耐久性をも有する、極めて有用性の
高い水性被覆組成物を提供することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なる水性
被覆組成物に関する。さらに詳細には、特定の水性樹脂
分散体と、水性アミノ樹脂とを含んで成る、とりわけ、
強靱なる皮膜物性と、金属素材に対する高い付着性とを
有する、焼付けならびに強制乾燥用の水性被覆組成物に
関する。
被覆組成物に関する。さらに詳細には、特定の水性樹脂
分散体と、水性アミノ樹脂とを含んで成る、とりわけ、
強靱なる皮膜物性と、金属素材に対する高い付着性とを
有する、焼付けならびに強制乾燥用の水性被覆組成物に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属素材の保護のために、種々の
塗料が塗装されている。特に、産業機械の塗装などとい
った工業塗装分野においては、基材付着性ならびに塗膜
の耐溶剤性および耐衝撃性などの、いわゆる基材保護効
果に結び付く塗膜物性が求められており、溶剤可溶系の
ポリエステル系樹脂と、アミノ樹脂とをベースとする、
溶剤系の焼付け塗料が、一応の水準にあり、多用されて
いる。
塗料が塗装されている。特に、産業機械の塗装などとい
った工業塗装分野においては、基材付着性ならびに塗膜
の耐溶剤性および耐衝撃性などの、いわゆる基材保護効
果に結び付く塗膜物性が求められており、溶剤可溶系の
ポリエステル系樹脂と、アミノ樹脂とをベースとする、
溶剤系の焼付け塗料が、一応の水準にあり、多用されて
いる。
【０００３】近年、省資源ならびに環境保護の観点よ
り、塗料の水性化が強く求められているが、前述した塗
膜物性を満足するものは無いというのが実状である。
り、塗料の水性化が強く求められているが、前述した塗
膜物性を満足するものは無いというのが実状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そのために、本発明者
らは、上述した従来技術の長所欠点に鑑み、高い基材保
護効果を有し、しかも、有機溶剤含有率の低い水性塗料
を求めて、鋭意、研究を行った。
らは、上述した従来技術の長所欠点に鑑み、高い基材保
護効果を有し、しかも、有機溶剤含有率の低い水性塗料
を求めて、鋭意、研究を行った。
【０００５】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、優れた基材保護効果を有しているし、しかも、塗
膜の耐久性にも優れた極めて実用性の高い水性被覆組成
物を提供することである。
題は、優れた基材保護効果を有しているし、しかも、塗
膜の耐久性にも優れた極めて実用性の高い水性被覆組成
物を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述した如き発明が解決しようとする課題に照準を合わ
せて、鋭意、検討を行った結果、それぞれ、ポリエステ
ル系水性樹脂分散体と水性アミノ樹脂とを、必須の成分
とする水性塗料組成物が、所望の性能を有することを見
い出すに及んで、発明を完成させるに到った。
上述した如き発明が解決しようとする課題に照準を合わ
せて、鋭意、検討を行った結果、それぞれ、ポリエステ
ル系水性樹脂分散体と水性アミノ樹脂とを、必須の成分
とする水性塗料組成物が、所望の性能を有することを見
い出すに及んで、発明を完成させるに到った。
【０００７】すなわち、本発明は固形分酸価が５〜２０
で、かつ、固形分水酸基価が４０〜２００なるポリエス
テル系水性樹脂分散体（Ａ）と、水性アミノ樹脂（Ｂ）
とを、必須のバインダー成分として含んで成る、基材保
護効果の高い水性被覆組成物を提供しようとするもので
ある。
で、かつ、固形分水酸基価が４０〜２００なるポリエス
テル系水性樹脂分散体（Ａ）と、水性アミノ樹脂（Ｂ）
とを、必須のバインダー成分として含んで成る、基材保
護効果の高い水性被覆組成物を提供しようとするもので
ある。
【０００８】ここにおいて、まず、本発明の水性被覆組
成物の主要構成成分である、上記したポリエステル系水
性樹脂分散体（Ａ）に付いて説明する。これは、顔料の
固着性や基材付着性を向上させ、後述する如きアミノ樹
脂と架橋して、強靱なる塗膜を形成せしめるに当たっ
て、必須の成分である。
成物の主要構成成分である、上記したポリエステル系水
性樹脂分散体（Ａ）に付いて説明する。これは、顔料の
固着性や基材付着性を向上させ、後述する如きアミノ樹
脂と架橋して、強靱なる塗膜を形成せしめるに当たっ
て、必須の成分である。
【０００９】当該ポリエステル系水性樹脂分散体（Ａ）
を構成する水性ポリエステル樹脂の分子量としては、特
に制限はないが、高すぎる場合には、どうしても、水分
散化が難しく、得られる塗膜の架橋密度が上がりにくく
なり、一方、低すぎる場合には、樹脂の加水分解安定性
が低下し、ひいては、塗膜諸物性も得られ難くなる。
を構成する水性ポリエステル樹脂の分子量としては、特
に制限はないが、高すぎる場合には、どうしても、水分
散化が難しく、得られる塗膜の架橋密度が上がりにくく
なり、一方、低すぎる場合には、樹脂の加水分解安定性
が低下し、ひいては、塗膜諸物性も得られ難くなる。
【００１０】これらの兼ね合いより、重量平均分子量と
して、３，０００以上、好ましくは、５，０００以上が
適切である。また、樹脂の固形分酸価としては、これが
高い場合には、水分散化こそ容易ではあるが、アミノ樹
脂と架橋するさいに、酸価が触媒効果を示し、ひいて
は、塗膜の架橋密度が高くなりすぎて、脆くなり易く、
また、塗膜の耐水性も低下し易い。
して、３，０００以上、好ましくは、５，０００以上が
適切である。また、樹脂の固形分酸価としては、これが
高い場合には、水分散化こそ容易ではあるが、アミノ樹
脂と架橋するさいに、酸価が触媒効果を示し、ひいて
は、塗膜の架橋密度が高くなりすぎて、脆くなり易く、
また、塗膜の耐水性も低下し易い。
【００１１】一方、酸価が低い場合には、水分散化が困
難になるし、しかも、基材付着性も低下し易くなる。こ
れらの兼ね合いより、樹脂固形分酸価（ｍｇＫＯＨ／ｇ
基準）は、５〜２０の範囲にあるのが好ましい。
難になるし、しかも、基材付着性も低下し易くなる。こ
れらの兼ね合いより、樹脂固形分酸価（ｍｇＫＯＨ／ｇ
基準）は、５〜２０の範囲にあるのが好ましい。
【００１２】水酸基は、当該樹脂それ自体に親水性を与
え、水分散化に補助的効果を有し、加えて、アミノ樹脂
と縮合架橋する官能基である。この水酸基価が高い場合
には、水分散化に有利に働き、得られる塗膜の架橋密度
が高くなるが、これが高すぎる場合には、架橋密度が上
がりすぎて、塗膜外観やリコート性が低下するようにな
るし、一方、低い場合には、樹脂中に、水に溶解ないし
は分散しないような成分が多くなって、水分散化が困難
になるし、加えて、塗膜の架橋密度が充分に上がらない
ので、これらの諸事態を考慮して、４０〜２００なる範
囲内の固形分水酸基価範囲を有するように設計すること
が好ましい。
え、水分散化に補助的効果を有し、加えて、アミノ樹脂
と縮合架橋する官能基である。この水酸基価が高い場合
には、水分散化に有利に働き、得られる塗膜の架橋密度
が高くなるが、これが高すぎる場合には、架橋密度が上
がりすぎて、塗膜外観やリコート性が低下するようにな
るし、一方、低い場合には、樹脂中に、水に溶解ないし
は分散しないような成分が多くなって、水分散化が困難
になるし、加えて、塗膜の架橋密度が充分に上がらない
ので、これらの諸事態を考慮して、４０〜２００なる範
囲内の固形分水酸基価範囲を有するように設計すること
が好ましい。
【００１３】当該ポリエステル系水性樹脂分散体（Ａ）
は、公知慣用の合成方法によって得られる。たとえば、
多塩基酸と多価アルコールと、さらには、一塩基酸およ
びこれらと反応性を有する、その他の原料とを、高温下
で、所望の分子量まで、縮合反応を行い、その後、有機
溶剤（好ましくは、水溶性有機溶剤）で希釈せしめ、樹
脂の酸基を、アンモニアやアミン類などで中和せしめ
て、水中に分散せしめる。
は、公知慣用の合成方法によって得られる。たとえば、
多塩基酸と多価アルコールと、さらには、一塩基酸およ
びこれらと反応性を有する、その他の原料とを、高温下
で、所望の分子量まで、縮合反応を行い、その後、有機
溶剤（好ましくは、水溶性有機溶剤）で希釈せしめ、樹
脂の酸基を、アンモニアやアミン類などで中和せしめ
て、水中に分散せしめる。
【００１４】かかるポリエステル樹脂の原料について
は、特に限定されるものではないが、ここで特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、次のようなものが
挙げられる。
は、特に限定されるものではないが、ここで特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、次のようなものが
挙げられる。
【００１５】二塩基酸としては、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ダイマー酸、（無水）、グルタル
酸、スベリン酸、マレイン酸、フマール酸、（無水）コ
ハク酸、１，４
ン酸、セバシン酸、ダイマー酸、（無水）、グルタル
酸、スベリン酸、マレイン酸、フマール酸、（無水）コ
ハク酸、１，４
Claims (5)
- 【請求項１】固形分酸価が５〜２０で、かつ、固形分水
酸基価が４０〜２００なるポリエステル系水性樹脂分散
体（Ａ）と、水性アミノ樹脂（Ｂ）とを必須の成分と
し、必要に応じて、さらに、顔料をも含有することを特
徴とする、水性被覆組成物。 - 【請求項２】前記した、それぞれ、ポリエステル系水性
樹脂分散体（Ａ）と、水性アミノ樹脂（Ｂ）との固形分
比が、（Ａ）：（Ｂ）＝５０〜９０重量％：５０〜１０
重量％であり、かつ、これらの各必須成分の総計が１０
０重量％である、請求項１に記載の水性被覆組成物。 - 【請求項３】前記したポリエステル系水性樹脂分散体
（Ａ）が、油成分を含有しないものである、請求項１ま
たは２に記載の水性被覆組成物。 - 【請求項４】前記したポリエステル系水性樹脂分散体
（Ａ）が、イソシアネート変性されたものである、請求
項１〜３のいずれか一つに記載の水性被覆組成物。 - 【請求項５】前記したポリエステル系水性樹脂分散体
（Ａ）が、ビニル変性されたものである、請求項１〜３
のいずれか一つに記載の水性被覆組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19929191A JPH0539457A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 水性被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19929191A JPH0539457A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 水性被覆組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539457A true JPH0539457A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16405363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19929191A Pending JPH0539457A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 水性被覆組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0539457A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0626403A2 (en) * | 1993-05-26 | 1994-11-30 | Bee Chemical Company | Water reducible polyester and resin composition for a flexible plastic primer |
| JPH07126573A (ja) * | 1993-11-05 | 1995-05-16 | Dainippon Toryo Co Ltd | 水性被覆組成物 |
| JP2005281863A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-10-13 | Nippon Steel Corp | 表面処理金属板 |
| JP4887300B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2012-02-29 | クラリアント・プロドゥクテ（ドイチュラント）ゲーエムベーハー | 水性のオリゴエステル系顔料調製物、これらの製造および使用 |
| CN106634473A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-10 | 淄博汇和水性漆科技有限公司 | 水性钢桶烤漆及其制备方法 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP19929191A patent/JPH0539457A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0626403A2 (en) * | 1993-05-26 | 1994-11-30 | Bee Chemical Company | Water reducible polyester and resin composition for a flexible plastic primer |
| EP0626403A3 (en) * | 1993-05-26 | 1995-04-12 | Bee Chemical Co | Water-dilutable polyester and resin composition for a flexible primer. |
| JPH07126573A (ja) * | 1993-11-05 | 1995-05-16 | Dainippon Toryo Co Ltd | 水性被覆組成物 |
| JP2005281863A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-10-13 | Nippon Steel Corp | 表面処理金属板 |
| JP4887300B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2012-02-29 | クラリアント・プロドゥクテ（ドイチュラント）ゲーエムベーハー | 水性のオリゴエステル系顔料調製物、これらの製造および使用 |
| CN106634473A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-10 | 淄博汇和水性漆科技有限公司 | 水性钢桶烤漆及其制备方法 |
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