JPH053918U - 振動ジヤイロ - Google Patents

振動ジヤイロ

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JPH053918U
JPH053918U JP057768U JP5776891U JPH053918U JP H053918 U JPH053918 U JP H053918U JP 057768 U JP057768 U JP 057768U JP 5776891 U JP5776891 U JP 5776891U JP H053918 U JPH053918 U JP H053918U
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vibrator
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vibration
groove
elasticity
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JP057768U
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太郎 星野
雄一 清野
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子全体の振動を抑制し、かつ、外部振動
が振動子に伝ぱんすることを抑制する。 【構成】 振動子12のノード点近傍の左右外側の面に
突出部13を形成し、この突出部13の先端側に水平な
溝13aを形成する。この溝13aに弾性を持つ矩形環
状の支持板14の対向する2つの対辺部分14dの中央
の嵌合部を嵌合させる。支持板14の取り付け穴14c
部分をシャーシ側に固定する。振動子12は矢印aのよ
うに振動するが、支持板14の対辺部分14dの弾性が
高い制振効果を奏し、振動子12全体の振動が抑制さ
れ、かつ、外部振動が振動子12に伝ぱんすることが抑
制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は振動ジャイロに関し、特に振動子の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、振動ジャイロの振動子を安定に支持するための支持構造として、図 9に示すように、振動ジャイロ1の振動子2のノード点(振動の節)近傍の左右 外側の面に突出部3を形成し、この突出部3の先端側の面に水平な支持ワイヤ4 を当て溶接固定し、かつこの支持ワイヤ4の両側の屈曲させた端部4aを図10 に示すように上下のゴム材5を介して支持することが行われている。なお、前記 上下のゴム材5はそれぞれ取り付け板6に固定され、ねじ7で上下の取り付け板 6を圧下することで支持ワイヤ4の両端部4aを挟持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような支持ワイヤ4を溶接固定し、この支持ワイヤ4の両端部4aをゴ ム材5を介して支持する構造では、振動子2を励振させた時の振動子2全体の振 動、および外部振動の振動子2への伝ぱんを抑制する上で必ずしも十分ではなか った。また、支持ワイヤ4を振動子2に溶接固定する作業、および支持ワイヤ4 の両端をゴム材5を介して固定する作業が繁雑で、振動ジャイロの組立が容易で ない、という問題もある。
【0004】 本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、振動子全体の振動 、および外部振動の振動子への伝ぱんを最小限に抑制することができるとともに 、組立の容易な振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の振動ジャイロは、振動子のノード点近傍の左右外 側の面にそれぞれ突出部を形成し、この突出部の先端側に水平な溝を形成し、こ の溝に振動子を支持するための弾性を持つ支持板を嵌合させたことを特徴とする 。
【0006】
【作用】
上記構成において、振動子は突出部の溝に嵌合させた弾性を持つ支持板を介し て支持される。この弾性を持つ支持板による支持構造は、振動子を励振させた時 の振動子全体の振動を抑制する上で極めて効果的であり、かつ外部振動の振動子 への伝ぱんを抑制する上でも極めて効果的である。また、支持板を突出部の溝に 嵌合させる支持構造であるから、溶接が不要であること等により、振動ジャイロ の組立も容易である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図8を参照して説明する。図1〜図4に第1の 実施例を示す。この振動ジャイロ10の振動子12は、図9に示した従来の振動 子と同様にH型の振動子であり、振動子12のノード点の左右外側の面に突出部 13を形成し、この突出部13の先端側に溝13aを形成し、この溝13aに概 略矩形環状をなす薄い支持板14の対向する2つの対辺部分14dの中央を嵌合 させている。この支持板14は燐青銅等の弾力性のある材質よりなり、図4に平 面図を示すように、前記対辺部分14dに設けたハッチングで示す半円形状の嵌 合部14aおよびGND用の張り出し部14b以外ははんだが乗らないように表 面をマスクしている。前記のように嵌合部14aを振動子12の突出部13の溝 13aに嵌合させた後はんだ付けをして突出部13を支持板14に固定する。ま た、支持板14の嵌合部14a対向方向(図4で上下方向)と直交する方向の両 側に取り付け穴14cを設けており、振動子12を取り付けた支持板14は、図 2、図3に示すように、シャーシ15に固定したL型の取り付け部材16の二股 状に水平に突出するブラケット部16aに取り付け穴14cを通したねじ17で 固定される。なお、前記ノード点とは、振動子12の振動の節であり、図1にお いて矢印aのように励振される振動子12の高さ方向中央位置(図1において点 Pを通る位置)にある。
【0008】 上記の振動ジャイロ10は使用時に振動子12を図1の矢印aのように励振さ せるが、支持板14の図1に長さLで示す対辺部分14dの構造的および材質的 な要因による弾性が高い制振効果を奏し、振動子12全体が振動してしまうこと を抑制することができ、また、外部振動が振動子12に伝ぱんするのを抑制する ことができる。
【0009】 次に図5、図6に第2の実施例を示す。この実施例の振動ジャイロ20におけ る支持板24は、図6に示すように対向する2つのコ字形のスリット24gを設 けることにより、対向する2箇所の接続部24jを介して一体接続された、矩形 環状をなす内側支持板24hと同じく矩形環状をなす外側支持板24iとを形成 し、内側支持板24hの接続部24j対向方向(図6において上下方向)と直交 する方向(図6において左右方向)の対向する2つの対辺部分24dの中央に設 けた嵌合部24aを振動子12の突出部13の溝13aに嵌合させかつはんだ付 けし、外側支持板24iの前記嵌合部24aの外側位置に設けた取り付け穴24 cにおいて取り付け部材16のブラケット部16aにねじ17で固定している。 なお、この実施例では、取り付け穴24cの周囲24bをマスクせずに残し、こ の部分24bからGNDを取るようにしている。
【0010】 上記の振動ジャイロ20においては、内側支持板24hの長さL1 で示す対辺 部分24dの弾性と、外側支持板24iの長さL2 で示す対辺部分24eの弾性 の2つの部分の弾性によってさらに制振効果が得られる。
【0011】 上述の2つの実施例はいずれもH型の振動子を持つ振動ジャイロに適用したも のであるが、図7、図8に、音片型の振動子を持つ振動ジャイロに適用した実施 例を示す。この振動ジャイロ30の振動子32は音片型すなわち棒状であり、こ の振動子32の2箇所のノード点の左右外側の面にそれぞれ突出部33を形成し 、各突出部33の先端側に溝33aをそれぞれ形成し、この溝33aに矩形環状 の支持板34の対向する2つの対辺部分34dの中央に設けた嵌合部34aを嵌 合させている。符号34cは取り付け穴である。この音片型の振動ジャイロ30 においても、支持板34は上述の各実施例と同様に高い制振効果を奏する。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、振動子のノード点近傍の左右外側の面に突出部を形成し、こ の突出部に形成した溝に嵌合させた支持板で振動子を支持する構造としたので、 振動子を励振させた時の振動子全体の振動を効果的に抑制することができ、かつ 外部振動の振動子への伝ぱんも効果的に抑制することができた。
【0013】 また、支持板を突出部の溝に嵌合させる支持構造であるから、従来のように支 持ワイヤを振動子の突出部に溶接固定しかつ支持ワイヤの両端部をゴム材で挟持 する等の構造と比較して、振動ジャイロの組立が著しく容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す振動ジャイロの要部
の斜視図である。
【図2】図1の振動ジャイロの正面図である。
【図3】図1の振動ジャイロの側面図である。
【図4】図1の振動ジャイロにおける支持板の平面図で
ある。
【図5】本考案の第2実施例を示す振動ジャイロの正面
図である。
【図6】図5における支持板の平面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す振動ジャイロの平面
図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】従来の振動ジャイロの要部の斜視図である。
【図10】図9の振動ジャイロにおける支持ワイヤの両
端部の固定構造の説明図である。
【符号の説明】
10、20、30 振動ジャイロ 12、32 振動子 13、33 突出部 13a、33a 溝 14、24、34 支持板 14a,24a,34a 嵌合部 14c,24c,34c 取り付け穴 14d,24d,24e,34d 対辺部分

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 振動子のノード点近傍の左右外側の面に
    それぞれ突出部を形成し、この突出部の先端側に水平な
    溝を形成し、この溝に振動子を支持するための弾性を持
    つ支持板を嵌合させたことを特徴とする振動ジャイロ。
JP1991057768U 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ Expired - Lifetime JP2534372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991057768U JP2534372Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991057768U JP2534372Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053918U true JPH053918U (ja) 1993-01-22
JP2534372Y2 JP2534372Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=13065061

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JP1991057768U Expired - Lifetime JP2534372Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ

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