JP2534372Y2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP2534372Y2
JP2534372Y2 JP1991057768U JP5776891U JP2534372Y2 JP 2534372 Y2 JP2534372 Y2 JP 2534372Y2 JP 1991057768 U JP1991057768 U JP 1991057768U JP 5776891 U JP5776891 U JP 5776891U JP 2534372 Y2 JP2534372 Y2 JP 2534372Y2
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JP
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vibrator
vibrating gyroscope
support plate
groove
vibration
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JP1991057768U
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JPH053918U (ja
Inventor
太郎 星野
雄一 清野
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は振動ジャイロに関し、
特に振動子の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、振動ジャイロの振動子を安定
に支持するための支持構造として、図9に示すように、
振動ジャイロ1の振動子2のノード点(振動の節)近傍
の左右外側の面に突出部3を形成し、この突出部3の先
端側の面に水平な支持ワイヤ4を当て溶接固定し、かつ
この支持ワイヤ4の両側の屈曲させた端部4aを図10
に示すように上下のゴム材5を介して支持することが行
われている。なお、前記上下のゴム材5はそれぞれ取り
付け板6に固定され、ねじ7で上下の取り付け板6を圧
下することで支持ワイヤ4の両端部4aを挟持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような支持ワイ
ヤ4を溶接固定し、この支持ワイヤ4の両端部4aをゴ
ム材5を介して支持する構造では、振動子2を励振させ
た時の振動子2全体の振動、および外部振動の振動子2
への伝ぱんを抑制する上で必ずしも十分ではなかった。
また、支持ワイヤ4を振動子2に溶接固定する作業、お
よび支持ワイヤ4の両端をゴム材5を介して固定する作
業が繁雑で、振動ジャイロの組立が容易でない、という
問題もある。
【0004】本考案は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、振動子全体の振動、および外部振動の
振動子への伝ぱんを最小限に抑制することができるとと
もに、組立の容易な振動ジャイロを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の振動ジャイロは、振動子のノード点近傍の左右外側
の面にそれぞれ突出部を形成し、この突出部の先端側に
水平な溝を形成し、この溝に振動子を支持するための弾
性を持つ支持板を嵌合させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成において、振動子は突出部の溝に嵌合
させた弾性を持つ支持板を介して支持される。この弾性
を持つ支持板による支持構造は、振動子を励振させた時
の振動子全体の振動を抑制する上で極めて効果的であ
り、かつ外部振動の振動子への伝ぱんを抑制する上でも
極めて効果的である。また、支持板を突出部の溝に嵌合
させる支持構造であるから、溶接が不要であること等に
より、振動ジャイロの組立も容易である。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1〜図8を参照し
て説明する。図1〜図4に第1の実施例を示す。この振
動ジャイロ10の振動子12は、図9に示した従来の振
動子と同様にH型の振動子であり、振動子12のノード
点の左右外側の面に突出部13を形成し、この突出部1
3の先端側に溝13aを形成し、この溝13aに概略矩
形環状をなす薄い支持板14の対向する2つの対辺部分
14dの中央を嵌合させている。この支持板14は燐青
銅等の弾力性のある材質よりなり、図4に平面図を示す
ように、前記対辺部分14dに設けたハッチングで示す
半円形状の嵌合部14aおよびGND用の張り出し部1
4b以外ははんだが乗らないように表面をマスクしてい
る。前記のように嵌合部14aを振動子12の突出部1
3の溝13aに嵌合させた後はんだ付けをして突出部1
3を支持板14に固定する。また、支持板14の嵌合部
14a対向方向(図4で上下方向)と直交する方向の両
側に取り付け穴14cを設けており、振動子12を取り
付けた支持板14は、図2、図3に示すように、シャー
シ15に固定したL型の取り付け部材16の二股状に水
平に突出するブラケット部16aに取り付け穴14cを
通したねじ17で固定される。なお、前記ノード点と
は、振動子12の振動の節であり、図1において矢印a
のように励振される振動子12の高さ方向中央位置(図
1において点Pを通る位置)にある。
【0008】上記の振動ジャイロ10は使用時に振動子
12を図1の矢印aのように励振させるが、支持板14
の図1に長さLで示す対辺部分14dの構造的および材
質的な要因による弾性が高い制振効果を奏し、振動子1
2全体が振動してしまうことを抑制することができ、ま
た、外部振動が振動子12に伝ぱんするのを抑制するこ
とができる。
【0009】次に図5、図6に第2の実施例を示す。こ
の実施例の振動ジャイロ20における支持板24は、図
6に示すように対向する2つのコ字形のスリット24g
を設けることにより、対向する2箇所の接続部24jを
介して一体接続された、矩形環状をなす内側支持板24
hと同じく矩形環状をなす外側支持板24iとを形成
し、内側支持板24hの接続部24j対向方向(図6に
おいて上下方向)と直交する方向(図6において左右方
向)の対向する2つの対辺部分24dの中央に設けた嵌
合部24aを振動子12の突出部13の溝13aに嵌合
させかつはんだ付けし、外側支持板24iの前記嵌合部
24aの外側位置に設けた取り付け穴24cにおいて取
り付け部材16のブラケット部16aにねじ17で固定
している。なお、この実施例では、取り付け穴24cの
周囲24bをマスクせずに残し、この部分24bからG
NDを取るようにしている。
【0010】上記の振動ジャイロ20においては、内側
支持板24hの長さL1 で示す対辺部分24dの弾性
と、外側支持板24iの長さL2 で示す対辺部分24e
の弾性の2つの部分の弾性によってさらに制振効果が得
られる。
【0011】上述の2つの実施例はいずれもH型の振動
子を持つ振動ジャイロに適用したものであるが、図7、
図8に、音片型の振動子を持つ振動ジャイロに適用した
実施例を示す。この振動ジャイロ30の振動子32は音
片型すなわち棒状であり、この振動子32の2箇所のノ
ード点の左右外側の面にそれぞれ突出部33を形成し、
各突出部33の先端側に溝33aをそれぞれ形成し、こ
の溝33aに矩形環状の支持板34の対向する2つの対
辺部分34dの中央に設けた嵌合部34aを嵌合させて
いる。符号34cは取り付け穴である。この音片型の振
動ジャイロ30においても、支持板34は上述の各実施
例と同様に高い制振効果を奏する。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、振動子のノード点近傍
の左右外側の面に突出部を形成し、この突出部に形成し
た溝に嵌合させた支持板で振動子を支持する構造とした
ので、振動子を励振させた時の振動子全体の振動を効果
的に抑制することができ、かつ外部振動の振動子への伝
ぱんも効果的に抑制することができた。
【0013】また、支持板を突出部の溝に嵌合させる支
持構造であるから、従来のように支持ワイヤを振動子の
突出部に溶接固定しかつ支持ワイヤの両端部をゴム材で
挟持する等の構造と比較して、振動ジャイロの組立が著
しく容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す振動ジャイロの要部
の斜視図である。
【図2】図1の振動ジャイロの正面図である。
【図3】図1の振動ジャイロの側面図である。
【図4】図1の振動ジャイロにおける支持板の平面図で
ある。
【図5】本考案の第2実施例を示す振動ジャイロの正面
図である。
【図6】図5における支持板の平面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す振動ジャイロの平面
図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】従来の振動ジャイロの要部の斜視図である。
【図10】図9の振動ジャイロにおける支持ワイヤの両
端部の固定構造の説明図である。
【符号の説明】
10、20、30 振動ジャイロ 12、32 振動子 13、33 突出部 13a、33a 溝 14、24、34 支持板 14a,24a,34a 嵌合部 14c,24c,34c 取り付け穴 14d,24d,24e,34d 対辺部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子のノード点近傍の左右外側の面に
    それぞれ突出部を形成し、この突出部の先端側に水平な
    溝を形成し、この溝に振動子を支持するための弾性を持
    つ支持板を嵌合させたことを特徴とする振動ジャイロ。
JP1991057768U 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ Expired - Lifetime JP2534372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991057768U JP2534372Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 振動ジャイロ

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JPH053918U JPH053918U (ja) 1993-01-22
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