JPH0539177A - エレベータホール等の混雑度検出装置 - Google Patents

エレベータホール等の混雑度検出装置

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JPH0539177A
JPH0539177A JP21791591A JP21791591A JPH0539177A JP H0539177 A JPH0539177 A JP H0539177A JP 21791591 A JP21791591 A JP 21791591A JP 21791591 A JP21791591 A JP 21791591A JP H0539177 A JPH0539177 A JP H0539177A
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JP
Japan
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person
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JP21791591A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Aoki
均 青木
Masashi Mukai
正史 向井
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Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fujitec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景の明るさが変化したり、物が置かれたり
して背景の状況が変化したとしても、常に安定した検出
精度を保つことができるようにする。 【構成】 テレビカメラによって撮像した、人のいない
状態でのエレベータホールの画像データ(背景画像デー
タ)と、混雑度を検出する場合のエレベータホール画像
データからエレベータホールの待客数を算出する。背景
画像データは、短時間間隔で撮像した2つの画像データ
の差分画像データから無人状態であるか否かを検出し、
無人状態であればそのときの画像データを最新の背景画
像データとして更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータホール等の
所定領域を撮像して得た画像データを処理して、エレベ
ータホール等の混雑度を検出するエレベータホール等の
混雑度検出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の混雑度検出装置を図2〜図8によ
り説明する。図2はエレベータホールの混雑度検出装置
を示すブロック図、図3は図2の動作を説明するための
フローチャート、図4はエレベータホールの斜視図、図
5〜図9はデータ処理の状態を説明する図である。
【0003】図2において、1はエレベータホールを撮
像するテレビカメラであり、その画像データはアナログ
・デジタル変換器(A/D変換器)2に入力される。3
はA/D変換器2によってデジタル化された画像データ
を、画像同期信号(図示しない)に同期して順次記憶す
るビデオメモリであり、常に最新の画像データを記憶し
ている。4はビデオメモリ3の画像データを処理して、
混雑度の算出を行い、その結果を混雑度データ11とし
て、エレベータ制御装置12に出力する混雑度処理装置
である。
【0004】この混雑度処理装置4は、混雑度の演算処
理を行う中央処理装置(CPU)5、混雑度演算処理プ
ログラムが収納されたプログラムメモリ6、混雑度処理
に必要なデータを収納したデータメモリ7、外部よりデ
ータを入力する入力ポート8、外部へデータを出力する
出力ポート9、及び各装置間の信号の授受を行うバスラ
イン10で構成されている。図4において、20,21
はエレベータの乗場出入口、22はエレベータホールの
床である。
【0005】次に、前記構成によるエレベータホールの
混雑度検出装置の動作を説明する。まず、人のいないエ
レベータホールの状態を予めテレビカメラ1で撮像して
取り込んだデータをA/D変換器2でデジタル化して、
ビデオメモリ3に記憶させる。このビデオメモリ3の内
容は入力ポート8を介して、背景画像データ(図5)と
してデータメモリ7へ記憶(S1)される。
【0006】次に、エレベータホールの混雑度の検出目
的で新しく取り込んだ(S2)画像データ(図6)とデ
ータメモリ7に記憶された背景画像データ(図5)とを
CPU5によって比較し、両画像データの差分を取る
(S3)。更に、この差分画像データを2値化する(S
4,図7)。この2値化したデータは図8に示すよう
に、複数の画素のON・OFFからなっている。即ち、
エレベータホールに存在する人を検出した部分はON、
検出しない部分はOFFである。そして、2値化した差
分画像データのONの画素数を計算する。今、ON画素
がN個であったとする。次に、予め計算しておいた人間
一人当たりの画素数nで、前記ON画素数Nを割り、エ
レベータホールの待客数を算出(S5)し、この演算結
果を混雑度データ11として、出力ポート9を介して、
エレベータ制御装置12に出力する(S6)。これによ
り、人間の目によらずとも、エレベータホールの混雑度
を検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のよう
に、基準となる背景画像データと検出時に撮像した画像
データとを比較して混雑度を検出する方式では、その検
出精度は背景の変化(明るさの変化や物が置かれる等の
状況の変化)に大きく依存する。
【0008】例えばエレベータホールの場合、外光の影
響によりすなわちそのときの時刻や天候状態により、或
いは照明灯の一部が故障したり停電などによってホール
の照度が時々刻々変化し、それにつれて画像全体が明る
くなったり暗くなったりするため、基準となる背景画像
データが最初に設定した状態のままであると、待客が存
在していないにも拘わらず待客が存在すると誤検出(或
いはその逆の誤検出)する恐れがある。また、照度の変
化だけでなく、いままで置かれていなかった物がホール
に設置されたような場合にも同様に背景が変化し、それ
を待客として誤検出してしまうといった不都合がある。
【0009】このため、基準となる背景画像データを随
時更新していくことが考えられるが、更新するためには
エレベータホール内が確実に無人状態であることを検出
し、そのときの画像データを背景画像データとして取り
込む必要がある。しかし無人状態であることを検出する
ために最初に設定した背景画像データを基準に判断した
のでは、上記のように背景の変化によって待客が存在す
るにも拘わらず無人と判断し、そのときの画像データを
背景画像データとして更新してしまう恐れがあった。
【0010】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、外光等の影響を受けて或いは物が置かれた
りすることによって背景が変化したとしても、常に安定
した検出精度を得ることのできる混雑度検出装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、待客は立ち止
まっている場合でも、完全に静止していることはなく、
揺れ動いたり、手足の一部を動かしたりして、絶えず僅
かな移動を繰り返しており、従って移動量の大きな通行
人は勿論のこと、移動量の小さな待客の場合でも存在さ
えしていれば必ず短時間(例えば1秒程度)の間には画
像データに変化が生じ、それにより無人状態であるか否
かを確実に検出することができるという点に着目してな
されたものである。すなわち本発明は、短時間間隔の撮
像により第1の画像データと第2の画像データとを得る
手段と、前記第1画像データと前記第2画像データとの
差分画像データからエレベータホール等が無人状態であ
ることを検出する手段と、無人であることを検出すると
そのときの画像データを前記背景画像データとして更新
する手段とを備えた点に特徴を有する。
【0012】
【作用】短時間間隔(例えば1秒程度)をおいて撮像し
た2つの画像データ(第1の画像データと第2の画像デ
ータ)の差分画像データから、この短時間内に移動した
ものがあったか否かを判断する。もし画像データに変化
がなく、すなわち移動するものが何もなかった場合には
無人状態と判断し、そのときの画像データを新たな背景
画像データとして、元の背景画像データと置き換えて更
新する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明する。図1
は本実施例の動作を説明するためのフローチャート、図
9は本実施例の動作を説明するための図である。まず、
最初に予め人のいないエレベータホールの状態を背景画
像データとしてデータメモリ7へ記憶(S11)してお
く。次に、エレベータホールの混雑度の検出目的で撮像
し第1画像データとして取込み(S12)、更に短時間
後にも撮像して第2の画像データとして取り込む(S1
3)。図9(a)はこの第1画像データの一例、図9
(b)はこの第2画像データの一例であり、図中、31
は最初の背景画像データ設定時にはなく、後から設置さ
れた物体(例えばゴミ箱等)、32はホールを通行中の
人、33はホールの待客をそれぞれ示している。
【0014】次に、前記第1画像データと第2画像デー
タとの差分を取り(S14)、2値化する(S17)と
図9(c)のようになり、このON画素数から人数を検
出する。この例からも明らかなように、通行中の人32
は勿論のこと、立ち止まっている待客33の場合でも短
時間の間には僅かに移動するので、その移動が差分デー
に現れ、人の存在が確実に検出される。一方、物体31
は全く移動しないので差分データとしては現れず、その
存在が検出されることはない。
【0015】この結果、この短時間内に人の存在が全く
検出されなかった場合には、すなわち上記処理S14か
らS16の結果、図9(c)のON画素数が0の場合に
は無人と判断され、このときの画像データ(第1画像デ
ータでも第2画像データでも同じ)を新たな背景画像デ
ータとしてデータメモリ7に保存し、元の背景画像デー
タに置き換えて更新する(S17,S11)。
【0016】また、処理S17において人数が0でない
と判断された場合には、従来と同様に背景画像データと
第1画像データとの差分を取り(S18)、これを2値
化(S19)する。更に2値化した差分画像データのO
N画素数を計算して待客数を算出し(S20)し、その
結果をエレベータ制御装置等に出力する(S21)。以
上の手順を繰り返すことにより、背景画像データは無人
状態を検出する毎に最新の背景画像データに更新される
ことになる。
【0017】尚、上記の説明では、2値化した差分画像
データのON画素数Nを、人間一人当たりの画素数nで
割ることにより、エレベータホールの待客数を算出して
いるが、テンプレート・マッチング法等他の方法によっ
て待客を検出する場合にも、本発明を実施できることは
言うまでもない。また、以上の説明では、1秒程度の時
間間隔で撮像した2つの画像データから無人状態を検出
するようにしたが、例えば0.1秒程度の微小時間間隔
で撮像した2つの画像データから無人状態であるか否か
を確認し、これを繰り返して、複数回連続して無人状態
であることを検出したとき、本当に無人状態であると判
断するようにすることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば背
景の明るさが変化したり、物が置かれたりして背景の状
況に変化が生じたとしても、その影響を一切受けること
なく確実に無人状態を検出することができ、しかもその
ときの画像データを最新の背景画像データとして更新す
るようにしたので、背景の変化に拘わらず常に安定した
検出精度を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図2】従来のエレベータホールの混雑度検出装置を示
すブロック図である。
【図3】図2の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】エレベータホールの斜視図である。
【図5】図2のデータ処理の状態を説明する図である。
【図6】図2のデータ処理の状態を説明する図である。
【図7】図2のデータ処理の状態を説明する図である。
【図8】図2のデータ処理の状態を説明する図である。
【図9】本実施例の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 A/D変換器 3 ビデオメモリ 4 混雑度処理装置 12 エレベータ制御装置 20.21 エレベータの出入口 22 エレベータホールの床 31 物体 32 エレベータホールの通行人 33 エレベータホールの待客

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータホール等の所定領域を撮像す
    ることにより得た画像データと、予め撮像し記憶してお
    いた背景画像データとを比較し、その差分画像データに
    基づいて該所定領域の混雑度を検出する混雑度検出装置
    において、 短時間間隔の撮像により第1の画像データと第2の画像
    データとを得る手段と、前記第1画像データと前記第2
    画像データの差分画像データから前記所定領域が無人状
    態であることを検出する手段と、無人状態であることを
    検出するとそのときの画像データを前記背景画像データ
    として更新する手段とを備えたことを特徴とするエレベ
    ータホール等の混雑度検出装置。
JP21791591A 1991-08-02 1991-08-02 エレベータホール等の混雑度検出装置 Pending JPH0539177A (ja)

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