JPH053905Y2 - - Google Patents

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JPH053905Y2
JPH053905Y2 JP14610287U JP14610287U JPH053905Y2 JP H053905 Y2 JPH053905 Y2 JP H053905Y2 JP 14610287 U JP14610287 U JP 14610287U JP 14610287 U JP14610287 U JP 14610287U JP H053905 Y2 JPH053905 Y2 JP H053905Y2
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evaporator
liquid
pump
cold plate
bimorph
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JP14610287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は大型衛星、フリーフライヤー、プラツ
トフオームおよびスペースステーシヨン等の熱制
御に用いられるキヤピラリポンプループに関し、
特に温度制御対象機器が取り付けられる蒸発器
(コールドプレート)に関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の蒸発器(コールドプレート)の
一例を示す平面図、第5図は従来例を用いたキヤ
ピラリポンプループのループ図である。
従来、この種の蒸発器(コールドプレート)
は、第4図に示す如く、蒸発器本体21、液管2
2、蒸気管23及び液・蒸気環流のためのポンプ
力を発生させる連絡ウイツク24、分離ウイツク
25を備えてなり、このような構成の蒸発器(コ
ールドプレート)30によりキヤピラリポンプル
ープは、第5図に示すように、連絡ウイツク24
及び分離ウイツク25の毛細管力により、液体及
び蒸気を液管22、蒸発器(コールドプレート)
30、蒸気管23、ラジエータ27の間を環流さ
せていた。環流の容量を補助するためにポンプ2
8を備え、さらにコントローラ29によりリザー
バ26に溜つた液体も利用するようになつてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の蒸発器(コールドプレート)
は、ポンプ力としてウイツクの毛細管力のみを使
用しているため、ポンプ力が小さく、蒸発器(コ
ールドプレート)への過渡な熱入力により蒸発器
(コールドプレート)がドライアウトを起す欠点
がある。さらに、キヤピラリポンプ始動時等、蒸
発器(コールドプレート)に液が十分満たされて
いない状態での熱入力によるドライアウトが欠点
となつており、これを補うために補助ポンプ等を
設けた場合、ループ全体が大型化し、また消費電
力が大きくなるという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のドライアウト防止機能付蒸発器は、キ
ヤピラリポンプループに使用され、蒸発器本体と
液管と蒸気管とを有し、毛細管力によつて前記液
管から液体を前記蒸発器本体に流入させ且つ前記
蒸気管に蒸気として流出させるウイツクとを備
え、前記液管と前記ウイツクとの間に設けられ外
部からの指示によるバイモルフ振動子の振動によ
つて前記液体を前記蒸発器本体内の前記ウイツク
に強制的に送り込むバイモルフポンプを備えてい
る。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
第1図aは本考案の一実施例の部分断面を含む
上面図、第1図bは第1図aのA−A′線断面図、
第2図及び第3図は本実施例を用いたキヤピラリ
ポンプループの第1及び第2の例を示すループ図
である。
本実施例は蒸発器本体1、液管2、蒸気管5、
バイモルフポンプ部6(逆止弁3及びバイモルフ
振動子4を含む)、連絡ウイツク7、分離ウイツ
ク8及び対象機器9を有してなり、さらにバイモ
ルフポンプ制御用コントローラ14を外部に有し
て構成される。
本実施例のキヤピラリポンプループへの適用例
の第1の例は、第2図に示すように、バイモルフ
ポンプ部と蒸発器が一体となつたドライアウト防
止機能付蒸発器(コールドプレート)10にバイ
モルフポンプ制御用コントローラ14を接続し、
ラジエータ13を設けて環流させたものである。
また第2の例は、第3図に示すように、従来例と
同構成の蒸発器(コールドプレート)11に対し
て外部からバイモルフポンプ部6及びバイモルフ
制御用コントローラ14を接続し、ラジエータ1
3を設けて環流させたものである。
次に、このような構成の本実施例の動作につい
て説明する。
液管2より連絡ウイツク7と分離ウイツク8の
毛細管力で流入した液体は、蒸発器本体1の上面
の対象機器9の発熱により蒸発し、蒸気管5より
流出する。ラジエータ13で凝縮し、液管2を流
れてふたたび蒸発器(コールドプレート)10,
11に流入する。対象機器9の発熱が急上昇する
と、液の蒸発量が増大する。しかし、連絡ウイツ
ク7と分離ウイツク8の毛細管ポンプ力は小さい
ため、蒸発器(コールドプレート)10,11へ
の液の流入量が蒸発量に追いつかなくなり、ドラ
イアウトが生じる。この時、バイモルフポンプ部
6を使用することにより、蒸発器(コールドプレ
ート)10,11内に液を十分供給でき、ドライ
アウトを防止することができる。即ち、バイモル
フポンプ部6は、バイモルフ制御用コントローラ
14の制御によつてバイモルフ振動子4が振動す
ることにより、第1図aに矢印で示すように、液
を強制的に蒸発器本体1の方へ供給する。さらに
キヤピラリポンプ始動時等、蒸発器が十分液で満
たされていない場合も、バイモルフポンプ部6を
用いて、蒸発に必要な液を供給することができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、蒸発器(コール
ドプレート)にバイモルフポンプを付け加えるこ
とにより、以下の効果がある。
(1) 熱入力増加による蒸発器(コールドプレー
ト)のドライアウトを防止できる。
(2) キヤピラリポンプループ始動時等の蒸発器
(コールドプレート)内の液不足によるドライ
アウトを防止できる。
(3) 個々個別の蒸発器(コールドプレート)にバ
イモルフポンプを備えているため、従来の如き
大型ポンプを持つキヤピラリポンプループに比
して、省電力化及びループ構成の小型化がはか
られる。さらに、信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例の部分断面を含む
上面図、第1図bは第1図aのA−A′線断面図、
第2図及び第3図は本実施例を用いたキヤピラリ
ポンプループの第1及び第2の例を示すループ
図、第4図は従来の蒸発器(コールドプレート)
の一例を示す平面図、第5図は従来例を用いたキ
ヤピラリポンプループのループ図である。 1,21……蒸発器本体、2,22……液管、
3……逆止弁、4……バイモルフ振動子、5,2
3……蒸気管、6……バイモルフポンプ部、7,
24……連絡ウイツク、8,25……分離ウイツ
ク、9……対象機器、10……ドライアウト防止
機能付蒸発器(コールドプレート)、11,30
……蒸発器(コールドプレート)、12,26…
…リザーバ、13,27……ラジエータ、14…
…バイモルフ制御用コントローラ、28……ポン
プ、29……コントローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤピラリポンプループに使用され、蒸発器本
    体と液管と蒸気管とを有し、毛細管力によつて前
    記液管から液体を前記蒸発器本体に流入させ且つ
    前記蒸気管に蒸気として流出させるウイツクとを
    備える蒸発器(コールドプレート)において、前
    記液管と前記ウイツクとの間に設けられ外部から
    の指示によるバイモルフ振動子の振動によつて前
    記液体を前記蒸発器本体内の前記ウイツクに強制
    的に送り込むバイモルフポンプを備えることを特
    徴とするドライアウト防止機能付蒸発器(コール
    ドプレート)。
JP14610287U 1987-09-24 1987-09-24 Expired - Lifetime JPH053905Y2 (ja)

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JP14610287U JPH053905Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24

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JPS6454678U JPS6454678U (ja) 1989-04-04
JPH053905Y2 true JPH053905Y2 (ja) 1993-01-29

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JP3896961B2 (ja) * 2002-12-12 2007-03-22 ソニー株式会社 熱輸送装置および熱輸送装置の製造方法
JP5144365B2 (ja) * 2008-05-13 2013-02-13 株式会社Ihiエアロスペース 推薬タンク調圧システム
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JP2013057439A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Fujitsu Ltd ループ型ヒートパイプ及び電子機器

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JPS6454678U (ja) 1989-04-04

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