JPH05388U - 長尺物用ロボツトハンド - Google Patents

長尺物用ロボツトハンド

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JPH05388U
JPH05388U JP5441691U JP5441691U JPH05388U JP H05388 U JPH05388 U JP H05388U JP 5441691 U JP5441691 U JP 5441691U JP 5441691 U JP5441691 U JP 5441691U JP H05388 U JPH05388 U JP H05388U
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JP
Japan
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hand
hand base
clamp
robot
longitudinal direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5441691U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 朝枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH05388U publication Critical patent/JPH05388U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロボットアーム1の手首部11に横方向に伸
びるハンド基部2を設け、ハンド基部2の両端部にハン
ド基部2の長手方向に対して垂直方向に引っ張りバネ3
3に抗して開閉するL字状のクランプ部3を設け、クラ
ンプ部3の先端にピン連結されたガイドレバー4を設け
て、ワークの外周に倣ってガイドレバー4が傾動しつ
つ、クランプ部を開くようにしたものである。 【効果】 簡単な機構により不定形のワークを把持する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長尺物を把持する爪を備えた産業用ロボットのハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、長尺物のワークの形状に応じて把持するハンドは、ワークの上下面を挟 むように上下する作用面と、ワークの側面を挟むように横に移動する作用面とを 有するクランプ部を2組適宜間隔をおいて設け、2組のクランプ部を連動機構に より駆動するものが開示されている(例えば、実開昭62−168292号公報 )。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、比較的柔らかいマットやじゅうたんなどの巻物を把持する場合、形 状が上下左右対称とは限らず、複雑な形をしていることが多いので、上下、左右 のクランプ部の開きを変えなければならず、上記構成では、これらの形状に対応 することが難しいという欠点があった。 本考案は、簡単な構成のロボットハンドにより柔軟な不定形のワークを把持で きるようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ロボットアームの手首部に固定された横方向に伸びるハンド基部の 両端部付近に前記ハンド基部の長手方向に対して直交方向に開閉し得るクランプ 部を備えた長尺物用ロボットハンドにおいて、前記ハンド基部の長手方向に対し て直交方向に伸びる2個のスライドレールと、それぞれのスライドレールの長手 方向に摺動し得る1対のL字状に曲げられた爪部を有するクランプ部と、二つの 前記クランプ部の間に設けて常に互いに引き合うようにした引張バネと、一方端 を前記爪部の先端部にピン連結し他方端にガイドローラを設けたガイドレバーと 、前記爪部と前記ガイドレバーとの間に設けた引張バネと、前記爪部に設けられ た前記ガイドレバーの開き角度を制限するストッパとを設けたものである。 また、ロボットアームの手首部に固定された横方向に伸びるハンド基部にクラ ンプ部を備えた長尺物用ロボットハンドにおいて、前記ハンド基部の両端部に互 いに向き合う方向に突出し得る複数のロッドと前記ロッドをハンド基部の長手方 向に移動させる複数のシリンダとを設けたクランプ部を設けたものである。 また、前記両方のクランプ部の大略中間に前記ハンド基部の長手方向に対して 垂直方向に開閉する1対の把持爪を設けたものである。
【0005】
【作用】
ワークの外周を把持する場合は、引っ張りバネによって引き寄せるようにした 二つのクランプ部の爪部に、それぞれピン連結した二つのガイドレバーによりワ ークを挟み、ガイドレバーをワークの表面に押し付けることにより、ガイドレバ ーがワークの表面に倣って回動しながらクランプ部を開閉する。 また、中空状のワークの側面を支持する場合は、クランプ部に設けた複数のロ ッドを圧縮空気によって作動するピストンによりワークの側面に押し当て、中空 部に入り込んだロッドによってワークを持ちあげる。ワークを開放する時は、ロ ッドをピストンにより中空部から引き抜く。
【0006】
【実施例】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す側面図、図2はその正面図で、ロボットアーム1 の手首部11に横方向に伸びる、すなわち長尺物のワークWの長手方向に伸びる レール状のハンド基部2を固定してあり、ハンド基部2の長手方向に対して直交 方向に伸びる2個のスライドレール21をハンド基部2の両端付近の任意の位置 に固定するようにしてある。それぞれのスライドレール21には長手方向にあり 溝22を設け、1対のL字状のクランプ部3の一方端に設けられた突起部31を 摺動し得るように嵌合し、他方の曲げられた二つの爪部32は互いに向かい合う ようにしてあり、二つのクランプ部3の間には引っ張りバネ33を設けて常に互 いに引き合うようにしてある。二つの爪部32の先端部にはガイドレバー4の一 方端をピン41により回動し得るように連結し、他方端にはガイドローラ42を 設けてある。爪部32とガイドレバー4の間には引っ張りバネ43を設けて、二 つのガイドレバー4がピン41を軸として互いに外側に開くようにし、かつ、所 定の角度以上は開かないように、ストッパ5を爪部32に設けてある。 ここで、ロボットハンドにワークWを把持する動作を説明する。 まず、ロボットアーム1を移動させてクランプ部3をワークWの上に近付け、 図1に示すように、ガイドローラ42によってガイドしながら二つのガイドレバ ー4で挟むようにして、ハンド基部2を下方に下げ、ワークWにクランプ部3を 押し付ける。 そうすると、ガイドレバー4はストッパ5によって開きが止められているので 、ガイドレバー4がワークWの外周に倣って移動しながら、クランプ部3を引っ 張りバネ33に逆らって開き、図3(a)に示すように、ワークWが爪部32の 間に入り込む。 更にクランプ部3をワークWに押し付けると、図3(b)に示すように、爪部 32が下がり、ガイドレバー4が閉じる方向に回動して地面に押し付けられる。 更にハンド基部2を下げると、ガイドローラ42が内側に押し付けられ、ガイド レバー4が内側に閉じてゆき、図3(c)に示すように、ワークWはガイドレバ ー4によって持ち上げられ、図3(d)に示すように、爪部32の上に上がる。 ワークWが爪部32の上に上がったとき、ハンド基部2を上方に引き揚げると、 二つのクランプ部3が引っ張りバネ33の力によって内側に移動し、図3(e) に示すように、クランプ部3によってワークWを抱え込んで把持する。この時、 ガイドレバー4は引っ張りバネ43によって最初の状態のように外側に開かれる 。 この状態でロボットアーム1を移動させてワークWを搬送し、所定の位置に達 したら、ハンド基部2を下げてガイドローラ42を地面に押し付ける。ガイドレ バー4はストッパ5によって開きが止められているので、図3(f)に示すよう に、クランプ部3を両側に押し付けて開き、ワークWを地面に降ろす。
【0007】 このように、引っ張りバネ33によって引き寄せるようにした二つのクランプ 部3の爪部32に、それぞれピン連結した二つのガイドレバー4によりワークW を挟み、ガイドレバー4をワークWの表面に押し付けることにより、ガイドレバ ー4がワークWの表面に倣って回動しながらクランプ部3を開閉するので、ワー クWの形状に倣って把持することができる。 なお、ガイドレバー4の先端から回動中心であるピン41の中心までの長さは 、ワークWのおおよその半径より短くしておく必要があるので、ピン41の取付 位置をワークWの大きさに応じて調整できるようにしておく。 以上はスライドレールおよびクランプ部をハンド基部に2組設けるものについ て説明したが、ワークのたるみを防ぐために、ハンド基部の長手方向に適宜間隔 を置いて3組以上のスライドレールおよびクランプ部を設けてもよい。
【0008】 次に、中空状の長尺物を把持する他の実施例について図4に示す正面図および 図5に示す側断面図により説明する。ロボットアーム1の手首部11に横方向に 伸びるハンド基部2を設け、ハンド基部2の両先端の下部に、互いに向き合う側 面61が長尺物のワークの断面より大きくしてあるクランプ部6をハンド基部2 の長手方向に位置を調整できるように設けてある。クランプ部6には側面61の ほぼ全面にわたって等間隔に、圧縮空気によって作動する複数のシリンダ63を 設けて複数のピストン62をハンド基部の長手方向に移動するようにしてある。 複数のシリンダ63には共通の吸気口64および排気口65を設け、ピストン6 2には互いに向き合う方向に突出しうる複数個のロッド66を固定してある。 ワークWを把持する時は、シリンダ63の間隔をワークWの長さより長くして おき、ロボットアーム1を移動して両端のクランプ部6の間にワークWを挟み、 吸気口64から圧縮空気を供給する。そうすると、各ピストン62はワークWの 方向に移動し、ロッド66はワークWの側面に突き当たるが、ワークWの中空部 W1に対向するロッド66は中空部W1に入り込む。この状態でロボットアーム 1によりハンド基部2を持ちあげると、中空部W1に入り込んだロッド66によ りワークWは持ち上げられる。 ワークWを開放する場合は、排気口65から圧縮空気を供給し、ピストン62 をワークWから離れる方向に移動してロッド66を中空部W1から引き抜く。 なお、中空状の長尺物が比較的長く、中央部がたるんでロッド66からワーク Wが抜け出す恐れがある場合は、図6および7に示すように、中央部にエアシリ ンダ7によって作動する1対の把持爪71を設けて、ワークWの中央部を支持す るようにしてもよい。
【0009】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、簡単な機構によりクランプ部をワークの 形状に倣って作動させて、柔軟で不定形のワークを簡単な操作で把持できるロボ ットハンドを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の実施例の動作の過程を示す側面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す側断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ロボットアーム 2 ハンド基
部 21 スライドレール 3、6 クラ
ンプ部 32 爪部 33、43
引っ張りバネ 4 ガイドレバー 41 ピン 42 ガイドローラ 5 ストッパ 62 ピストン 63 シリン
ダ 64 吸気口 65 排気口 66 ロッド 7 エアシリ
ンダ 71把持爪

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームの手首部に固定された横
    方向に伸びるハンド基部の両端部付近に前記ハンド基部
    の長手方向に対して直交方向に開閉し得るクランプ部を
    備えた長尺物用ロボットハンドにおいて、前記ハンド基
    部の長手方向に対して直交方向に伸びる2個のスライド
    レールと、それぞれのスライドレールの長手方向に摺動
    し得る1対のL字状に曲げられた爪部を有するクランプ
    部と、二つの前記クランプ部の間に設けて常に互いに引
    き合うようにした引張バネと、一方端を前記爪部の先端
    部にピン連結し他方端にガイドローラを設けたガイドレ
    バーと、前記爪部と前記ガイドレバーとの間に設けた引
    張バネと、前記爪部に設けられた前記ガイドレバーの開
    き角度を制限するストッパとを設けたことを特徴とする
    長尺物用ロボットハンド。
  2. 【請求項2】 ロボットアームの手首部に固定された横
    方向に伸びるハンド基部にクランプ部を備えた長尺物用
    ロボットハンドにおいて、前記ハンド基部の両端部に互
    いに向き合う方向に突出し得る複数のロッドと前記ロッ
    ドをハンド基部の長手方向に移動させる複数のシリンダ
    とを設けたクランプ部を設けたことを特徴とする長尺物
    用ロボットハンド。
  3. 【請求項3】 前記両方のクランプ部の大略中間に前記
    ハンド基部の長手方向に対して垂直方向に開閉する1対
    の把持爪を設けた請求項2記載の長尺物用ロボットハン
    ド。
JP5441691U 1991-06-17 1991-06-17 長尺物用ロボツトハンド Pending JPH05388U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001194772A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Think Laboratory Co Ltd フレキソ製版工場及び組付装置
JP2002273636A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Amada Co Ltd 製品搬出装置及びその方法
JP2014024143A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Fanuc Ltd ローラ装置を用いた取出しロボットシステム

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