JPH0538629A - 金属管内壁研磨装置 - Google Patents
金属管内壁研磨装置Info
- Publication number
- JPH0538629A JPH0538629A JP21462391A JP21462391A JPH0538629A JP H0538629 A JPH0538629 A JP H0538629A JP 21462391 A JP21462391 A JP 21462391A JP 21462391 A JP21462391 A JP 21462391A JP H0538629 A JPH0538629 A JP H0538629A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal pipe
- polishing
- wall
- metal tube
- jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内径の小さい金属管の内壁を均一に鏡面状態
に加工する。 【構成】 金属管１の内壁全面を接触する研磨布２と両
端をスライドテーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定され
た導電性の芯３とで構成される。金属管１を回転機構８
によって回転させ、スライドテーブル５で研磨治具を金
属管１の中空部に往復運動させる。さらに、ポンプ７で
金属管中空部に電解液６を圧送しながら金属管１と研磨
治具の芯に通電させて金属管１の内壁を電解させて、金
属管１の内壁を均一に研磨する。
に加工する。 【構成】 金属管１の内壁全面を接触する研磨布２と両
端をスライドテーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定され
た導電性の芯３とで構成される。金属管１を回転機構８
によって回転させ、スライドテーブル５で研磨治具を金
属管１の中空部に往復運動させる。さらに、ポンプ７で
金属管中空部に電解液６を圧送しながら金属管１と研磨
治具の芯に通電させて金属管１の内壁を電解させて、金
属管１の内壁を均一に研磨する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーン化された液体
や気体を通す金属管の内壁を鏡面状態に加工する研磨装
置に関する。
や気体を通す金属管の内壁を鏡面状態に加工する研磨装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の金属管内壁研磨装置を図２を参照
して説明する。図２に示すように従来の金属管内壁研磨
装置は、金属管１の内壁に部分的に接触する研磨布２を
貼付けた研磨治具３１を有し、この研磨治具３１は電解
液６を金属管内壁面１ｃに供給できる構造になってい
る。
して説明する。図２に示すように従来の金属管内壁研磨
装置は、金属管１の内壁に部分的に接触する研磨布２を
貼付けた研磨治具３１を有し、この研磨治具３１は電解
液６を金属管内壁面１ｃに供給できる構造になってい
る。
【０００３】研磨治具３１の一端３１ａは、送りテーブ
ル３２上に載っているモータ３３の回転軸３３ａに連結
されているので、研磨治具３１はモータ３３の回転軸３
３ａと同一回転軸で回転可能である。
ル３２上に載っているモータ３３の回転軸３３ａに連結
されているので、研磨治具３１はモータ３３の回転軸３
３ａと同一回転軸で回転可能である。
【０００４】さらに、研磨治具３１は送りテーブル３２
を金属管１の中心線方向に所定距離を往復運動させるこ
とにより、金属管１の内壁１ｃに沿って金属管１の一端
１ａから反対側の端１ｂまで往復の送り運動させること
ができる。また、金属管１を陽極，研磨治具３１を陰極
となるように電源４の間を電気配線がなされている。
を金属管１の中心線方向に所定距離を往復運動させるこ
とにより、金属管１の内壁１ｃに沿って金属管１の一端
１ａから反対側の端１ｂまで往復の送り運動させること
ができる。また、金属管１を陽極，研磨治具３１を陰極
となるように電源４の間を電気配線がなされている。
【０００５】研磨治具３１と金属管１に所定の電圧を印
加して通電しながら、電解液６がポンプ７で供給された
研磨治具３１は高速回転し、金属管１の中空部の一端１
ａから他端１ｂまで往復運動を行うことにより金属管１
の内壁１ｃの電解複合研磨を行う。
加して通電しながら、電解液６がポンプ７で供給された
研磨治具３１は高速回転し、金属管１の中空部の一端１
ａから他端１ｂまで往復運動を行うことにより金属管１
の内壁１ｃの電解複合研磨を行う。
【０００６】この研磨方法は精密な表面仕上げが可能
で、内壁表面のキズが機械的研磨や電解研磨に比べて数
段に少ないという利点を有するが、次に述べるような問
題点がある。
で、内壁表面のキズが機械的研磨や電解研磨に比べて数
段に少ないという利点を有するが、次に述べるような問
題点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この研磨装置の研磨治
具３１は電解液６を金属管内壁面に供給する構造となっ
ており、かつ研磨治具３１は高速で回転しながら金属管
１の両端１ａ，１ｂの距離を送らなくてはならないの
で、研磨治具３２の柄３１ｂの強度が必要となり、研磨
治具３１の直径を小さくすることができなかった。
具３１は電解液６を金属管内壁面に供給する構造となっ
ており、かつ研磨治具３１は高速で回転しながら金属管
１の両端１ａ，１ｂの距離を送らなくてはならないの
で、研磨治具３２の柄３１ｂの強度が必要となり、研磨
治具３１の直径を小さくすることができなかった。
【０００８】そのため内径がφ５ｍｍ以下の金属管の内
壁を研磨することができなかった。また、金属管１の長
さが１ｍ以上になると、研磨治具の柄の強度が足らなく
なり、治具を回転させることができなくなり研磨するこ
とができなかった。
壁を研磨することができなかった。また、金属管１の長
さが１ｍ以上になると、研磨治具の柄の強度が足らなく
なり、治具を回転させることができなくなり研磨するこ
とができなかった。
【０００９】本発明の目的は、内径がφ５ｍｍ以下、も
しくは長さが１ｍ以上の金属管の内壁を均一に研磨でき
る金属管内壁研磨装置を提供することにある。
しくは長さが１ｍ以上の金属管の内壁を均一に研磨でき
る金属管内壁研磨装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る金属管内壁研磨装置においては、被加
工物の金属管の中空部を貫通する導電性の芯と、該金属
管の内壁全面と接触し、かつ該芯に固定された研磨布
と、前記金属管と研磨治具とを相対回転させる回転機構
と、前記研磨治具の両端を固定し、これを前記金属管の
回転軸方向に往復運動する機構と、被加工物の該金属管
の内部に電解液を流す機構と、該研磨治具の芯を陰極に
し、前記金属管を陽極として両極間に通電させる機構と
を有するものである。
め、本発明に係る金属管内壁研磨装置においては、被加
工物の金属管の中空部を貫通する導電性の芯と、該金属
管の内壁全面と接触し、かつ該芯に固定された研磨布
と、前記金属管と研磨治具とを相対回転させる回転機構
と、前記研磨治具の両端を固定し、これを前記金属管の
回転軸方向に往復運動する機構と、被加工物の該金属管
の内部に電解液を流す機構と、該研磨治具の芯を陰極に
し、前記金属管を陽極として両極間に通電させる機構と
を有するものである。
【００１１】また、前記回転機構は、前記金属管を回転
させて金属管と研磨治具とを相対回転させるものであ
る。
させて金属管と研磨治具とを相対回転させるものであ
る。
【００１２】
【作用】本発明では金属管内部を貫通する導電性の芯と
金属管の内壁を覆い、かつ該芯に固定された研磨布とで
構成される研磨治具を有し、研磨治具を細くできるよう
に研磨治具の両端を固定し、かつ回転機構を被加工物の
金属管に設けてあり、金属管の内部に電解液を流す機構
とで構成される。
金属管の内壁を覆い、かつ該芯に固定された研磨布とで
構成される研磨治具を有し、研磨治具を細くできるよう
に研磨治具の両端を固定し、かつ回転機構を被加工物の
金属管に設けてあり、金属管の内部に電解液を流す機構
とで構成される。
【００１３】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１４】図１は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【００１５】図１に示す金属管内壁研磨装置は、金属管
１の内壁全面に接触する研磨布２と、両端をスライドテ
ーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定された導電性の芯３
とで構成される研磨治具に特徴があり、金属管１を回転
させる回転機構８と、研磨治具を金属管１の回転軸方向
に往復運動させるスライドテーブル５を含む送り機構
と、電解液６を金属管１の中空部に圧送するポンプ７を
含む電解液供給機構と、金属管１を陽極，研磨治具の芯
を陰極となるように電気配線がなされ電源４を含む通電
機構とで構成されている。
１の内壁全面に接触する研磨布２と、両端をスライドテ
ーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定された導電性の芯３
とで構成される研磨治具に特徴があり、金属管１を回転
させる回転機構８と、研磨治具を金属管１の回転軸方向
に往復運動させるスライドテーブル５を含む送り機構
と、電解液６を金属管１の中空部に圧送するポンプ７を
含む電解液供給機構と、金属管１を陽極，研磨治具の芯
を陰極となるように電気配線がなされ電源４を含む通電
機構とで構成されている。
【００１６】次に図１に示す金属管内壁研磨装置を用い
た研磨の一例を説明する。
た研磨の一例を説明する。
【００１７】φ２ｍｍ，長さ２．２ｍのステンレス線を
研磨軸の芯３にして研磨治具の直径が４．５ｍｍになる
ように研磨布２を導電性接着剤で固定し、研磨治具を内
径４．５ｍｍ，長さ２ｍのアルミ管（金属管１に相当す
る）の中を通して両端を３Ｋｇｆで引張った状態でスラ
イドテーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定する。
研磨軸の芯３にして研磨治具の直径が４．５ｍｍになる
ように研磨布２を導電性接着剤で固定し、研磨治具を内
径４．５ｍｍ，長さ２ｍのアルミ管（金属管１に相当す
る）の中を通して両端を３Ｋｇｆで引張った状態でスラ
イドテーブル５の固定軸５ａ，５ｂに固定する。
【００１８】アルミ管を１０００ｒｐｍで回転させ、研
磨軸の送り幅５０ｍｍ，送り速度６０ｍｍ／ｍｉｎで往
復運動させながらＷＡ♯１００００の遊離砥粒を含む濃
度１％の硝酸ナトリウム水溶液（電解液６に相当する）
を０．１リットル／ｍｉｎで金属管１の内部に供給し、
１Ａの電流を流して研磨を３分間行った。
磨軸の送り幅５０ｍｍ，送り速度６０ｍｍ／ｍｉｎで往
復運動させながらＷＡ♯１００００の遊離砥粒を含む濃
度１％の硝酸ナトリウム水溶液（電解液６に相当する）
を０．１リットル／ｍｉｎで金属管１の内部に供給し、
１Ａの電流を流して研磨を３分間行った。
【００１９】結果、アルミ管内壁は表面粗度Ｒｍａｘ
０．０１μｍの鏡面を均一に得ることができる。
０．０１μｍの鏡面を均一に得ることができる。
【００２０】また、本実施例では遊離砥粒を含んだ電解
液を用いたが、遊離砥粒を含まない電解液で研磨布に砥
粒を接着剤で固定してある固定砥粒形の研磨布を用いて
も同様の効果がある。
液を用いたが、遊離砥粒を含まない電解液で研磨布に砥
粒を接着剤で固定してある固定砥粒形の研磨布を用いて
も同様の効果がある。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、研磨治具
を細くでき、内径の小さい金属管の内壁をも研磨するこ
とができる。さらに、長い金属管の内壁も短時間で、か
つ全面均一な裏面精度に仕上げることができる。
を細くでき、内径の小さい金属管の内壁をも研磨するこ
とができる。さらに、長い金属管の内壁も短時間で、か
つ全面均一な裏面精度に仕上げることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】従来の金属管内壁研磨装置を示す断面図であ
る。
る。
１ 金属管 ２ 研磨布 ３ 芯 ４ 電源 ５ スライドテーブル ５ａ，５ｂ スライドテーブルの固定軸 ６ 電解液 ７ ポンプ ８ 回転機構
Claims (2)
- 【請求項１】 被加工物の金属管の中空部を貫通する導
電性の芯と、 該金属管の内壁全面と接触し、かつ該芯に固定された研
磨布と、 前記金属管と研磨治具とを相対回転させる回転機構と、 前記研磨治具の両端を固定し、これを前記金属管の回転
軸方向に往復運動する機構と、 被加工物の該金属管の内部に電解液を流す機構と、 該研磨治具の芯を陰極にし、前記金属管を陽極として両
極間に通電させる機構とを有することを特徴とする金属
管内壁研磨装置。 - 【請求項２】 前記回転機構は、前記金属管を回転させ
て金属管と研磨治具とを相対回転させるものであること
を特徴とする請求項１に記載の金属管内壁研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21462391A JPH0538629A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 金属管内壁研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21462391A JPH0538629A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 金属管内壁研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538629A true JPH0538629A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16658798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21462391A Pending JPH0538629A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 金属管内壁研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0538629A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999024206A1 (fr) * | 1997-11-10 | 1999-05-20 | Nissin Unyu Kogyo Co., Ltd. | Procede et appareil permettant de polir la surface interieure de la partie cylindrique d'une piece cylindrique allongee et piece cylindrique allongee |
| CN103639859A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-03-19 | 无锡市金羊管道附件有限公司 | 一种圆管的内部打磨装置 |
| CN104858733A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-08-26 | 上海申航热能科技有限公司 | 管内壁抛光设备及工艺 |
| WO2020262562A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 大阪サニタリー株式会社 | 金属パイプの内面研磨装置および金属パイプ |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21462391A patent/JPH0538629A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999024206A1 (fr) * | 1997-11-10 | 1999-05-20 | Nissin Unyu Kogyo Co., Ltd. | Procede et appareil permettant de polir la surface interieure de la partie cylindrique d'une piece cylindrique allongee et piece cylindrique allongee |
| US6994610B1 (en) | 1997-11-10 | 2006-02-07 | Nissin Unyu Kogyo Co., Ltd. | Method and apparatus for polishing inner an internal surface of an aluminum extrusion hollow shape |
| CN103639859A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-03-19 | 无锡市金羊管道附件有限公司 | 一种圆管的内部打磨装置 |
| CN104858733A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-08-26 | 上海申航热能科技有限公司 | 管内壁抛光设备及工艺 |
| WO2020262562A1 (ja) * | 2019-06-25 | 2020-12-30 | 大阪サニタリー株式会社 | 金属パイプの内面研磨装置および金属パイプ |
| JP2021003748A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 大阪サニタリー株式会社 | 金属パイプの内面研磨装置 |
| CN114007811A (zh) * | 2019-06-25 | 2022-02-01 | 大阪卫生有限公司 | 金属管的内表面研磨装置和金属管 |
| EP3991914A4 (en) * | 2019-06-25 | 2023-07-19 | Osaka Sanitary Co., Ltd. | METAL PIPE INTERNAL SURFACE POLISHING DEVICE AND METAL PIPE |
| CN114007811B (zh) * | 2019-06-25 | 2023-12-08 | 大阪卫生有限公司 | 金属管的内表面研磨装置和金属管 |
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