JPH0538548U - 圧力試験装置 - Google Patents
圧力試験装置Info
- Publication number
- JPH0538548U JPH0538548U JP8873991U JP8873991U JPH0538548U JP H0538548 U JPH0538548 U JP H0538548U JP 8873991 U JP8873991 U JP 8873991U JP 8873991 U JP8873991 U JP 8873991U JP H0538548 U JPH0538548 U JP H0538548U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被試験物の破壊を即時検出することができる
ことを目的とする。 【構成】 バルブを介して被試験物内に加圧を行い被試
験物の強度確認を行う圧力試験装置におけるバルブが開
閉され圧力センサを介して被試験物内における圧力変動
に要する時間が検知されて記憶したデータと比較される
ように構成する。
ことを目的とする。 【構成】 バルブを介して被試験物内に加圧を行い被試
験物の強度確認を行う圧力試験装置におけるバルブが開
閉され圧力センサを介して被試験物内における圧力変動
に要する時間が検知されて記憶したデータと比較される
ように構成する。
Description
【0001】
本考案は、強度確認試験に適用される圧力試験装置に関する。
【0002】
従来、強度確認試験は圧力試験装置を使用して気体又は液体により被試験物内 に圧力を負荷して行われており、この試験の方法として被試験物に静的圧力を徐 々に負荷する静的試験と、規定の回数まで圧力の負荷および除荷を繰り返す疲労 試験とがある。図4は従来の圧力試験装置の説明図である。同図(a)に示す圧 力試験装置は、被試験物1と圧力源2とを配管3で係合するとともに配管3に手 動バルブ101を取付けておき、圧力センサ6の値を目視しながら手動バルブ1 01を調整することにより静的圧力を徐々に負荷して静的試験を行う。また、同 図(b)に示す圧力試験装置は、圧力スイッチ102により前以って設定された 圧力に到達したことを感知し、制御装置103を用いて自動的に電動バルブ5を 開閉することにより圧力の負荷および除荷を繰り返して疲労試験を行う。
【0003】
上記のような従来の圧力試験装置において、被試験物1がこれ以上圧力を負荷 できない程度に破壊を生じた場合に破壊を検出することは容易であるが、破壊が 微小なもので圧力の負荷が継続して行える場合に破壊を検出することは難しい。 この破壊を即時検出できるようにする必要がある。
【0004】
本考案に係る圧力試験装置は上記課題の解決を目的にしており、バルブを介し て被試験物内に加圧を行い上記被試験物の強度確認を行う圧力試験装置において 、上記バルブを開閉し圧力センサを介して上記被試験物内における圧力変動に要 する時間を検知して記憶したデータと比較する手段を備えた構成を特徴とする。
【0005】
即ち、本考案に係る圧力試験装置においては、バルブを介して被試験物内に加 圧を行い被試験物の強度確認を行う圧力試験装置におけるバルブが開閉され圧力 センサを介して被試験物内における圧力変動に要する時間が検知されて記憶した データと比較されるようになっており、前以って記憶した被試験物が健全な構造 の場合における圧力変動に要する時間と比較することにより被試験物に破壊が生 じた場合には圧力変動に要する時間が異なることが検知される。
【0006】
図1乃至図3は本考案の一実施例に係る圧力試験装置の説明図である。図にお いて、本実施例に係る圧力試験装置は強度確認試験に使用されるもので、被試験 物1と圧力源2とが配管3で係合されているとともに、この配管3に流量制御弁 4及び電動バルブ5が取付けられている。また、被試験物1には圧力センサ6が 取付けられており、この圧力センサ6の出力の読み取り及び電動バルブ5の開閉 はインタフェース8を介してコンピュータ7により行われるようになっている。
【0007】 本装置により静的試験を実施する場合は、図2(a)に実線で示す被試験物1 が健全な構造をしている試験開始時における圧力変動Aをコンピュータ7に記憶 させておくことにより、被試験物1が初期的に欠陥を有しているか、負荷により 破壊を生じた場合は破線で示す圧力変動Bとなるので、健全な構造をしている場 合との偏差をコンピュータ7で検知することにより被試験物1の破壊を容易に検 出することができる。また、本装置により疲労試験を実施する場合は、被試験物 1が健全な構造をしている場合は、同図(b)に実線で示すように圧力の負荷お よび除荷を行う1サイクルの時間Aに変動を生じないが、疲労試験中に初期的に 欠陥が発生しそれが成長して破壊を生じた場合は、破線で示すように1サイクル の時間Bが増加する。この1サイクルの時間の増加をコンピュータ7で検知する ことにより被試験物1の破壊を容易に検出することができる。
【0008】 このように、本装置はタイマーを内蔵しているコンピュータ7により圧力源2 の配管3に取付けられた電動バルブ5を制御するとともに被試験物1内の圧力変 動を読みとるようになっており、本装置により被試験物1の強度確認試験を行う 場合には、電動バルブ5の開閉及び被試験物1内における圧力値の読みとりをコ ンピュータ7により行うことにより時間に対する圧力変化が常時モニタされ、健 全な構造における圧力変化と比較することにより即時に破壊が検出される。即ち 、静的試験を実施する場合には前以って健全な構造における圧力変化をコンピュ ータ7に記憶させておくことにより、被試験物1に破壊が生じた場合には圧力変 動に要する時間が異なるので瞬時にその破壊を検出することができる。また、疲 労試験を実施する場合も規定の圧力に到達する時間をコンピュータ7でモニタし ていることにより、被試験物1に破壊が生じた場合には規定の圧力に到着する時 間が延びるので同様に瞬時にその破壊を検出することができる。
【0009】 図3は本装置を圧力試験ではなく実際に圧力を受ける機器に使用してその機器 の運用中に発生する破壊を検出する場合における使用例を示しており、例えば航 空機9の客室内における気密構造に破壊が発生した場合には客室内を加圧する時 間が健全な気密構造の場合と比較して明らかに増加するので、その増加をコンピ ュータ7により検知することにより破壊が検出されるようになっている。即ち、 図に示すように加圧スタートの信号によりコンピュータ7が加圧開始の時間を記 憶する。客室内の圧力の変動は圧力センサ6を介してコンピュータ7に読み込ま れてモニタされる。コンピュータ7は健全な気密構造における客室内の圧力の変 動を記憶し、その圧力の変動との差異を検知して所定の限度を越えるとアラーム を発生する。これにより、航空機9の客室内における気密構造の破壊が容易に検 出される。
【0010】
本考案に係る圧力試験装置は前記のように構成されており、被試験物に破壊が 生じた場合には圧力変動に要する時間が異なることが検知されるので、被試験物 の破壊を即時検出することができる。
【図1】図1は本考案の一実施例に係る圧力試験装置の
シーケンス図である。
シーケンス図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3はその使用例のシーケンス図である。
【図4】図4(a),(b)はそれぞれ従来の圧力試験
装置のシーケンス図である。
装置のシーケンス図である。
1 被試験物 2 圧力源 3 配管 4 流量制御弁 5 電動バルブ 6 圧力センサ 7 コンピュータ 8 インタフェース 9 航空機
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブを介して被試験物内に加圧を行い
上記被試験物の強度確認を行う圧力試験装置において、
上記バルブを開閉し圧力センサを介して上記被試験物内
における圧力変動に要する時間を検知して記憶したデー
タと比較する手段を備えたことを特徴とする圧力試験装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8873991U JPH0538548U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 圧力試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8873991U JPH0538548U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 圧力試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538548U true JPH0538548U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=13951293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8873991U Withdrawn JPH0538548U (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 圧力試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538548U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010041316A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | 富士通株式会社 | 加圧試験装置、加圧試験方法、および製造方法 |
JP2016176735A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | Jxエネルギー株式会社 | 複合容器の圧力サイクル試験方法 |
JP2019197073A (ja) * | 2019-08-07 | 2019-11-14 | Jxtgエネルギー株式会社 | 複合容器の圧力サイクル試験方法 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP8873991U patent/JPH0538548U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010041316A1 (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-15 | 富士通株式会社 | 加圧試験装置、加圧試験方法、および製造方法 |
JP2016176735A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | Jxエネルギー株式会社 | 複合容器の圧力サイクル試験方法 |
JP2019197073A (ja) * | 2019-08-07 | 2019-11-14 | Jxtgエネルギー株式会社 | 複合容器の圧力サイクル試験方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |