JP5463789B2 - リーク検査装置 - Google Patents
リーク検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5463789B2 JP5463789B2 JP2009188968A JP2009188968A JP5463789B2 JP 5463789 B2 JP5463789 B2 JP 5463789B2 JP 2009188968 A JP2009188968 A JP 2009188968A JP 2009188968 A JP2009188968 A JP 2009188968A JP 5463789 B2 JP5463789 B2 JP 5463789B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- housing
- decompression
- pipe
- leak inspection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Description
(1)筐体内部を減圧するために減圧ポンプを作動させて、目標の圧力まで減圧したら、減圧ポンプを停止させる。
(2)減圧ポンプを停止させた後も、しばらく筐体内部からの気体の流出が続くので筐体内の圧力が目標圧力よりも低くなる。
(3)筐体内に空気を流し込み、加圧することで筐体内部の圧力を目標圧力に到達させる。
(4)目標圧力に到達後、筐体内を閉鎖して一定時間の圧力の変化量を測定する。
(5)一定時間、圧力に変化がなければリークはないものと判断され、圧力が上昇すればリークしていると判断される。
このようなリーク検査方法の一例が特許文献1に開示されている。
ポンプ停止後、目標圧力に到達させる工程での圧力の変化量が、検査しようとする容器の容量により大きく異なる。例えば、容量の小さい筐体は、前記工程(2)では、ポンプを停止しても、圧力が大きく下がるので、筐体内のパーツに影響を与えるという課題がある。(課題1)
前記工程(3)では、筐体内に空気を流し込み加圧する際、短時間で圧力が急激に上昇し、目標圧力を越えてしまうという課題がある。(課題2)
また、前記課題2を解決するためには、スピコンにより筐体内に流し込む空気量を制御することが考えられる。
上述した何れの方法も、筐体の容量により設定を変更するものであるから、操作が煩雑となる。
検査対象の筐体と圧力測定手段とを接続するワーク側減圧配管と、
減圧配管を介して前記ワーク側減圧配管に接続されて前記筐体の内部を減圧可能な減圧手段と、
前記減圧配管に設けられた分岐接続部を介して分岐接続されて前記減圧手段により減圧可能なダミーチャンバーと、
前記分岐接続部と前記ワーク側減圧配管との間に設けられる開閉可能な第1のバルブとを備え、
前記第1のバルブは、前記減圧手段により減圧が行われる際には開放されて前記筐体の内部とともにダミーチャンバーの内部も減圧させ、前記圧力測定手段による測定時には閉止されて前記筐体の内部を孤立させることでリーク検査を可能にすることを特徴としている。
請求項2では、前記ダミーチャンバーは異なる容量のものと交換可能に構成されている。
請求項3では、前記分岐接続部と前記ダミーチャンバーとの間に開閉可能な第2のバルブを設けてある。
検査対象の筐体が接続されるワーク側減圧配管に分岐接続部を介してダミーチャンバーが分岐接続されているので、減圧配管を減圧手段で減圧したときに、前記筐体の内部の圧力が急激に減少することを防止することができ、筐体内部の構成部品などを損傷することを防止できる。また、前記ワーク側減圧配管に外気を導入する場合でも筐体内部の圧力が急激に上昇しないので目標圧力の維持が容易である。さらにまた、前記減圧配管と前記ワーク側減圧配管との間に開閉可能な第1のバルブが設けられているので、リーク検査時においては、前記第1のバルブを閉にすることにより、前記ダミーチャンバーによる減圧配管内の圧力変化に対する影響を排除して正確なリーク検査が可能となる。
請求項2によれば、前記ダミーチャンバーは異なる容量のものと交換可能であるので、検査対象の筐体の容量に応じて適切な容量のチャンバーを接続して、より適切な検査が可能となる。
請求項3によれば、前記分岐接続部と前記ダミーチャンバーとの間に開閉可能な第2のバルブが設けられているので、比較的容量の小さい筐体を検査する際には前記第2のバルブを開にして筐体内部の急激な圧力変化を防ぐことができ、比較的容量の大きい筐体を検査する際には前記第2のバルブを閉にして、検査に要する時間の長時間化を防ぐことができる。
検査対象の筐体と圧力測定手段とが接続されるワーク側減圧配管と、
減圧配管を介して前記ワーク側減圧配管に接続された前記筐体の内部を減圧可能な減圧手段と、
前記減圧配管に設けられた分岐接続部を介して分岐接続されて前記減圧手段により減圧可能なチャンバーと
を備えていることを特徴としている。
図1において、
Aはリーク検査装置であり、1は検査対象の筐体である。前記筐体1は、例えば携帯用無線通信機の筐体である。前記筐体1は、リーク検査装置Aに設けられたワーク取付け部11に取り付けられ、このワーク取付け部11には減圧配管接続部12が設けられている。前記筐体1には、リーク検査用孔が設けられており、このリーク検査用孔に減圧配管接続部12を接続することで、筐体1の内部を加圧、減圧することができる。
2はリーク検査装置Aに内蔵された減圧ポンプである。この減圧ポンプ2は減圧配管3と前記ワーク取付け部11の減圧配管接続部12を介して筐体1のリーク検査用孔に接続されている。
前記電磁弁41は請求項1に記載された第1のバルブに対応する構成である。
減圧配管3のワーク側減圧配管31には圧力計43が取り付けられており、電磁弁41、42を閉にすることで、筐体1の内部を閉鎖して筐体1の内部の圧力を測定することができる。
前記圧力計43で測定された圧力は、前記制御部5によって監視されている。
前記分岐接続部300と減圧ポンプ2との間には逆流防止用にチェックバルブ44が設けられており、空気等の流体が減圧ポンプ2側からワーク側に流れることを防止するように構成されている。
リーク検査終了時に、電磁弁42を開とすることで、排気マフラー46から外気をワーク側減圧配管31を介して筐体1内部に注入して、筐体1内部を大気圧に復帰させるように構成されている。
前記分岐接続部300には、例えば容量が300ccのダミーチャンバー6が分岐接続されており、減圧ポンプ2を作動させているときには、筐体1内部とともに、前記ダミーチャンバー6が減圧され、圧力安定用スピコン45から外気を注入する際には、筐体1内部に電磁弁41を介して外気が導入されるとともに、ダミーチャンバー6にも外気が導入される。
なお、ワーク側減圧配管31は分岐ライン311、313を含み、ワーク側減圧配管31には、ワーク取付け部11、圧力計43、電磁弁42、そして電磁弁41が接続されている。
減圧配管3はポンプ側減圧ライン312を含み、減圧配管3には、減圧ポンプ2、チェックバルブ44、安定時間制御用スピコン45、ダミーチャンバー6、そして電磁弁41が接続されている。前記電磁弁41は、前記減圧配管3と前記ワーク側減圧配管31の境界に配設されているといえる。そして、前記分岐接続部300では減圧配管3が4つに分岐され、それぞれ、チェックバルブ44、安定時間制御用スピコン45、ダミーチャンバー6、そして電磁弁41が分岐接続されている。
ワーク取付け部11に設けられた減圧配管接続部12に検査対象の筐体1を取り付けて、制御部5の操作パネルの「スタートスイッチ」を操作してリーク検査を開始させるように指示すると、制御部5は、電磁弁41を開、電磁弁42を閉に制御して、減圧ポンプ2を作動させる。
この際、ワーク取付け部に取り付けた筐体1の内部とともにダミーチャンバー6の内部も減圧される。
したがって、ワーク取付け部11に取り付けた筐体1の内部容量が小さいものであっても、その筐体の内部とダミーチャンバー6の内部とがまとめて減圧されるので、筐体1の内部が急激に減圧されるという不具合は発生せず、筐体1内部の部品等を損傷させることもない。
減圧ポンプ2が停止しても、しばらくは筐体1から気体の流出が続き、圧力は下がり続ける。
このようにして、圧力が下がり過ぎた場合には、圧力安定用スピコン45から電磁弁41を介して外気が導入されるので、筐体1内部の圧力は目標圧力に戻される。(図2の「D」参照。)この際の外気導入は、圧力安定用スピコン45の開放度に依存するものであり、筐体1内部のみならず、ダミーチャンバー6にも外気が導入される。
圧力安定用スピコン45から導入された外気は、筐体1内部のみならず、ダミーチャンバー6にも流入するので、筐体1内部の圧力が急激に上昇して目標圧力を越えることは抑止される。
そして、圧力計43を監視して、筐体1内部の圧力が一定の監視時間(図2の「D」〜「E」参照。)の間でどの程度変化するかを監視して検査する。
一定時間の間における筐体内部の圧力変化が例えば図2の一点鎖線で示したように、所定のしきい値範囲を越えて上昇すれば、筐体1にはリークが発生しているものとして、ブザーを鳴らし、制御部5の操作パネルの「NG」ランプを点灯させて、リーク検査不合格を報知する。
そして、リーク検査終了後に、電磁弁42を開とすることで排気用マフラー46から外気を筐体1内部に導入し、筐体1内部の圧力を外気と同じ大気圧に復帰させて、検査が終了した筐体をワーク取付け部11から取り外す。
このようにして、検査対象の筐体1のリーク検査を終了するのである。
ポンプ側減圧ライン312上の分岐接続部300とダミーチャンバー6との間に、破線で示したようにチャンバー用バルブ47を設けた構成としてもよい。このチャンバー用バルブ47は請求項3に記載された第2のバルブに対応する構成である。
このような構成によれば、比較的容量の小さい筐体を検査する際には前記チャンバー用バルブ47を開にして筐体内部の急激な圧力変化を防ぐことができ、比較的容量の大きい筐体を検査する際には前記チャンバー用バルブ47を閉にして、検査に要する時間の長時間化を防ぐことができる。
なお、検査対象の筐体1を接続する前に、ワーク取付け部11の減圧配管接続部12を完全に塞いだ状態でリーク検査装置A本体の動作テストを行う。
また、前記リーク検査装置Aにおけるリーク検査の開始/停止をリモート操作するためのリモコンユニットを備えてもよい。
1 筐体
2 減圧ポンプ
3 減圧配管
31 ワーク側減圧配管
300 分岐接続部
311 分岐ライン
312 ポンプ側減圧ライン
313 分岐ライン
314 開放ライン
42 電磁弁
43 圧力計
44 チェックバルブ
47 チャンバー用バルブ
5 制御部
Claims (3)
- 検査対象の筐体と圧力測定手段とを接続するワーク側減圧配管と、
減圧配管を介して前記ワーク側減圧配管に接続されて前記筐体の内部を減圧可能な減圧手段と、
前記減圧配管に設けられた分岐接続部を介して分岐接続されて前記減圧手段により減圧可能なダミーチャンバーと、
前記分岐接続部と前記ワーク側減圧配管との間に設けられる開閉可能な第1のバルブとを備え、
前記第1のバルブは、前記減圧手段により減圧が行われる際には開放されて前記筐体の内部とともにダミーチャンバーの内部も減圧させ、前記圧力測定手段による測定時には閉止されて前記筐体の内部を孤立させることでリーク検査を可能にすることを特徴とするリーク検査装置。 - 前記ダミーチャンバーは異なる容量のものと交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリーク検査装置。
- 前記分岐接続部と前記ダミーチャンバーとの間に開閉可能な第2のバルブを設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載のリーク検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188968A JP5463789B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | リーク検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188968A JP5463789B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | リーク検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011038981A JP2011038981A (ja) | 2011-02-24 |
JP5463789B2 true JP5463789B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=43766898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009188968A Expired - Fee Related JP5463789B2 (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | リーク検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5463789B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5671494B2 (ja) * | 2012-05-09 | 2015-02-18 | 株式会社Nttドコモ | 無線通信システムおよび無線基地局 |
WO2019004087A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | シリンダ装置のシール状態検出方法およびシール状態検出装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11304633A (ja) * | 1998-04-21 | 1999-11-05 | Matsushita Electric Works Ltd | エアーリーク検出装置 |
JP2001141597A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Cosmo Instruments Co Ltd | 洩れ検査装置の温度測定装置・洩れ検査装置 |
JP2001228047A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Fukuda:Kk | エアリークテスト装置における容積調節方法および容積調節機能付きのエアリークテスト装置 |
-
2009
- 2009-08-18 JP JP2009188968A patent/JP5463789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011038981A (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10203263B2 (en) | Air-tightness test equipment for turbine reduction gearbox | |
KR100731146B1 (ko) | 수소 저장체의 수소 저장 성능 평가 장치 | |
CN203249742U (zh) | 洗涤壶漏水检测装置 | |
JP2011504831A (ja) | 航空機キャビン構造を与圧し、かつ航空機キャビン構造の漏れ量を測定するための装置および方法 | |
JP5463789B2 (ja) | リーク検査装置 | |
KR200457714Y1 (ko) | 가스압력 측정 및 누설 시험기 | |
JP3414155B2 (ja) | リークテスタおよびリークテスト方法 | |
KR100805263B1 (ko) | 파열디스크용 검사장치 및 이를 이용한 검사 방법 | |
KR20220081032A (ko) | 유체 제어밸브용 성능 검사 시스템 및 검사방법 | |
KR200449764Y1 (ko) | 진공 리크 테스트 장치 | |
KR100937819B1 (ko) | 타이어 수압 시험 장치 | |
JP2004278690A (ja) | ガス抜きバルブの作動圧力検査方法及び検査装置 | |
KR101613540B1 (ko) | 고압부품용 누수 시험장치 | |
KR101163728B1 (ko) | 휴대용 가스 압력 검사장치 | |
KR100589824B1 (ko) | 미압 안전밸브의 성능시험장비 | |
CN212134362U (zh) | 一种压缩机壳体的耐压测量装置 | |
KR100974400B1 (ko) | 진공 리크 테스트 장치 | |
CN205207143U (zh) | 空气压缩机的试验设备 | |
JP2009008620A (ja) | 地下タンクの漏洩検査装置 | |
KR101513461B1 (ko) | 저압 및 부압 안전밸브 시험 장치 | |
US8413487B2 (en) | Compressor pressure measuring device | |
CN103207053A (zh) | 洗涤壶漏水检测装置 | |
CN109520722A (zh) | 安全阀泄压性能测试系统及方法 | |
CN218882673U (zh) | 一种用于测试先导式卸荷阀性能的检测装置 | |
CN215262276U (zh) | 一种流量计气密性试验装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130920 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5463789 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |