JPH07116420A - 除塵装置のシール性検査装置 - Google Patents
除塵装置のシール性検査装置Info
- Publication number
- JPH07116420A JPH07116420A JP29264493A JP29264493A JPH07116420A JP H07116420 A JPH07116420 A JP H07116420A JP 29264493 A JP29264493 A JP 29264493A JP 29264493 A JP29264493 A JP 29264493A JP H07116420 A JPH07116420 A JP H07116420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- flow rate
- filter element
- air flow
- sealability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作を要する弁類及び数値を読み取るべき計
器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図る除塵装置のシール性検査装置を提供
する。 【構成】 フィルターエレメント1の上下端開口にそれ
ぞれ挿入され上記各開口端を気密に閉鎖するとともに、
検査用空気の注入口を有する上下1対のエアバッグ21
と、上記各エアバッグ21と空気源装置2との間にあっ
て複数のエアホース22で接続され、シール性検査装置
10がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメント加圧
用空気圧力計23及びテスト用の差圧計測圧力計6,空
気流量調節弁5及び空気流量指示計4から成ること。ま
た、A/D変換トランスミッターを介して圧力信号を指
示計と判定用コンピュータ9に送る空気差圧センサー1
3,空気流量センサー12と、判定用コンピュータ9,
シール性検査判定表示器6とを設けたこと。
器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図る除塵装置のシール性検査装置を提供
する。 【構成】 フィルターエレメント1の上下端開口にそれ
ぞれ挿入され上記各開口端を気密に閉鎖するとともに、
検査用空気の注入口を有する上下1対のエアバッグ21
と、上記各エアバッグ21と空気源装置2との間にあっ
て複数のエアホース22で接続され、シール性検査装置
10がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメント加圧
用空気圧力計23及びテスト用の差圧計測圧力計6,空
気流量調節弁5及び空気流量指示計4から成ること。ま
た、A/D変換トランスミッターを介して圧力信号を指
示計と判定用コンピュータ9に送る空気差圧センサー1
3,空気流量センサー12と、判定用コンピュータ9,
シール性検査判定表示器6とを設けたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温含塵ガスの除塵装
置に使用される両端開放中空円筒型フィルターエレメン
トのシール性検査装置に関する。
置に使用される両端開放中空円筒型フィルターエレメン
トのシール性検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】除塵装置のシール性検査装置としては、
従来、図4系統図に示すようなものが知られている。す
なわち、高温含塵ガスの除塵装置に使用される両端開放
の中空円筒型セラミックス体よりなるフィルターエレメ
ント管1は複数本を継ぎ長尺化してあり、エレメント管
自体の割れやピンホール又は継ぎ箇所,シートパッキン
等からの洩れの有無を調査するために、中間に単数もし
くは複数のシール材を使用した継ぎ個所を有し、同フィ
ルターエレメント管1の両端にエアにより拡大するエア
バッグ21をそれぞれ挿入して両端を閉鎖し、空気源装
置2に接続されたエアホースの中の加圧用空気管22を
エアバッグ21を経てフィルターエレメント管1にそれ
ぞれに接続し、途中に設けてある加圧用空気圧力調節弁
24を調節して圧力が規定の値になっていることを加圧
用空気圧力計23で確認し、加圧用空気圧力調節弁24
を閉じる。
従来、図4系統図に示すようなものが知られている。す
なわち、高温含塵ガスの除塵装置に使用される両端開放
の中空円筒型セラミックス体よりなるフィルターエレメ
ント管1は複数本を継ぎ長尺化してあり、エレメント管
自体の割れやピンホール又は継ぎ箇所,シートパッキン
等からの洩れの有無を調査するために、中間に単数もし
くは複数のシール材を使用した継ぎ個所を有し、同フィ
ルターエレメント管1の両端にエアにより拡大するエア
バッグ21をそれぞれ挿入して両端を閉鎖し、空気源装
置2に接続されたエアホースの中の加圧用空気管22を
エアバッグ21を経てフィルターエレメント管1にそれ
ぞれに接続し、途中に設けてある加圧用空気圧力調節弁
24を調節して圧力が規定の値になっていることを加圧
用空気圧力計23で確認し、加圧用空気圧力調節弁24
を閉じる。
【0003】このエアバッグ21の一方には、エアバッ
グ21を貫通して差圧計測用空気管3と差圧計測圧力計
6とが設けられ、他方のエアバッグ21には、加圧用空
気管22のみが接続されている。
グ21を貫通して差圧計測用空気管3と差圧計測圧力計
6とが設けられ、他方のエアバッグ21には、加圧用空
気管22のみが接続されている。
【0004】このような構造において、シール性計測の
ための差圧計測用空気管3の途中に設けてある空気流量
調節弁5を操作し、フィルターエレメント管1内に計測
用空気を注入しつつ、フィルター瀘過面より通過する空
気量と空気流量指示計4の動きとフィルターエレメント
管1内の圧力を示す差圧計測圧力計6の動きが静定し平
衡した状態となったときの値を読み取り、既知のシール
性のデータと対比して計測した値が正常か否かを判断す
るのである。
ための差圧計測用空気管3の途中に設けてある空気流量
調節弁5を操作し、フィルターエレメント管1内に計測
用空気を注入しつつ、フィルター瀘過面より通過する空
気量と空気流量指示計4の動きとフィルターエレメント
管1内の圧力を示す差圧計測圧力計6の動きが静定し平
衡した状態となったときの値を読み取り、既知のシール
性のデータと対比して計測した値が正常か否かを判断す
るのである。
【0005】実プラントでは、この値いかんによりフィ
ルターエレメント管1の取替えなり、シートパッキンの
取替えが必要かどうか判断し、その必要があれば補修作
業を行うこととなる。
ルターエレメント管1の取替えなり、シートパッキンの
取替えが必要かどうか判断し、その必要があれば補修作
業を行うこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな計測手段では、除塵装置の1ユニットで250〜7
50個所のフィルターエレメント管の計測個所数があ
り、この検査を行うには、少なからざる人手と時間を要
するため、取替え補修の要否に対する判断の難しさとあ
いまってその省力化及び合理化が望まれている。また、
今後の除塵装置は大型化される傾向にあるので、このよ
うなニーズは今後、一層強まるものと考えられる。
うな計測手段では、除塵装置の1ユニットで250〜7
50個所のフィルターエレメント管の計測個所数があ
り、この検査を行うには、少なからざる人手と時間を要
するため、取替え補修の要否に対する判断の難しさとあ
いまってその省力化及び合理化が望まれている。また、
今後の除塵装置は大型化される傾向にあるので、このよ
うなニーズは今後、一層強まるものと考えられる。
【0007】また、実機においては、足場の悪い、非常
に狭い場所での作業及び計測を要するので、計器類はな
るべく一個所に置いて動かさず、エアバッグとかエアホ
ースのような止むを得ないものだけを可動とする手段を
採ることが重要である。
に狭い場所での作業及び計測を要するので、計器類はな
るべく一個所に置いて動かさず、エアバッグとかエアホ
ースのような止むを得ないものだけを可動とする手段を
採ることが重要である。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき計
器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図る除塵装置のシール性検査装置を提供
することを目的とする。
たもので、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき計
器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図る除塵装置のシール性検査装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、高
温含塵ガス用の除塵装置を構成し、中間にシール部材に
よるシール箇所を有する両端開放の中空円筒型フィルタ
ーエレメントのシール性検査装置において、上記フィル
ターエレメントの上下端開口にそれぞれ挿入され膨張に
より同フィルターエレメントの上記各開口端を気密に閉
鎖するとともに、検査用空気の注入口を有する上下1対
のエアバッグと、上記各エアバッグと空気源装置との間
にあって複数のエアホースで両者に接続され、上記シー
ル性検査装置がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメ
ント加圧用空気圧力計及びテスト用の差圧計測圧力計,
空気流量調節弁及び空気流量指示計により構成されてい
ることを特徴とする。
温含塵ガス用の除塵装置を構成し、中間にシール部材に
よるシール箇所を有する両端開放の中空円筒型フィルタ
ーエレメントのシール性検査装置において、上記フィル
ターエレメントの上下端開口にそれぞれ挿入され膨張に
より同フィルターエレメントの上記各開口端を気密に閉
鎖するとともに、検査用空気の注入口を有する上下1対
のエアバッグと、上記各エアバッグと空気源装置との間
にあって複数のエアホースで両者に接続され、上記シー
ル性検査装置がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメ
ント加圧用空気圧力計及びテスト用の差圧計測圧力計,
空気流量調節弁及び空気流量指示計により構成されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、そ
れぞれのA/D変換トランスミッターによって変換され
た圧力信号を指示計と判定用コンピュータに送る空気差
圧センサー,空気流量センサーと、これらの2つの信号
を処理しシール性の良否を判定する機能を有する判定用
コンピュータ,シール性検査判定表示器とを設けたこと
を特徴とする。
れぞれのA/D変換トランスミッターによって変換され
た圧力信号を指示計と判定用コンピュータに送る空気差
圧センサー,空気流量センサーと、これらの2つの信号
を処理しシール性の良否を判定する機能を有する判定用
コンピュータ,シール性検査判定表示器とを設けたこと
を特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、テスト用の空気流量調節弁の代わりにコント
ローラを備えた空気流量自動制御弁を設けたことを特徴
とする。
において、テスト用の空気流量調節弁の代わりにコント
ローラを備えた空気流量自動制御弁を設けたことを特徴
とする。
【0012】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。請求項1の場合は、従来のシール性検査の場合と使
用する要素は基本的には同じであるが、中心となるシー
ル性検査装置に計器や弁が集中していることが大きい相
違点であり、フィルターエレメント管の開口部を塞ぐエ
アバッグ等の工具と空気源装置の間にあって同一レベル
のフィルターエレメント管の検査の間、シール性検査装
置を動かさずに次々と検査が可能である。また、エアバ
ッグの加圧用空気の圧力を安全な領域に保つために、こ
の検査装置には空気逃がし弁を設けてあり、万一のフィ
ルターエレメント管の破損を防止することができるよう
になっている。
る。請求項1の場合は、従来のシール性検査の場合と使
用する要素は基本的には同じであるが、中心となるシー
ル性検査装置に計器や弁が集中していることが大きい相
違点であり、フィルターエレメント管の開口部を塞ぐエ
アバッグ等の工具と空気源装置の間にあって同一レベル
のフィルターエレメント管の検査の間、シール性検査装
置を動かさずに次々と検査が可能である。また、エアバ
ッグの加圧用空気の圧力を安全な領域に保つために、こ
の検査装置には空気逃がし弁を設けてあり、万一のフィ
ルターエレメント管の破損を防止することができるよう
になっている。
【0013】請求項2の場合は、請求項1における指示
値のなかで、テスト用空気関係の空気圧力及び流量の指
示をそれぞれのセンサーからの信号により行い、それぞ
れのトランスミッターによりA/D変換された信号を判
定用コンピュータにインプットしてあらかじめ与えられ
ている判定パターンにより判定用コンピュータにシール
性の良否を判断させ、その結果をシール性検査判定表示
器に表示することができる。これにより検査員の判断面
でのスピードアップに大いに資することとなる。
値のなかで、テスト用空気関係の空気圧力及び流量の指
示をそれぞれのセンサーからの信号により行い、それぞ
れのトランスミッターによりA/D変換された信号を判
定用コンピュータにインプットしてあらかじめ与えられ
ている判定パターンにより判定用コンピュータにシール
性の良否を判断させ、その結果をシール性検査判定表示
器に表示することができる。これにより検査員の判断面
でのスピードアップに大いに資することとなる。
【0014】請求項3の場合は、請求項1,請求項2に
おいて手操作による空気流量調節弁の代わりに、あらか
じめ設定された流量となるように制御する空気流量自動
制御弁を設けることにより、個々の被検査フィルターエ
レメント管へのシール空気量の静定のための時間が短く
なり、検査員の操作が省力的に行われることとなる。
おいて手操作による空気流量調節弁の代わりに、あらか
じめ設定された流量となるように制御する空気流量自動
制御弁を設けることにより、個々の被検査フィルターエ
レメント管へのシール空気量の静定のための時間が短く
なり、検査員の操作が省力的に行われることとなる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1,図2,図3はそれぞれの第1,第2,第3実
施例を示す全体系統図であり、上図において、図4と同
一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示す。
と、図1,図2,図3はそれぞれの第1,第2,第3実
施例を示す全体系統図であり、上図において、図4と同
一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示す。
【0016】まず、図1に示す第1実施例においては、
除塵装置の両端開放の中空円筒型フィルターエレメント
のシール性検査を行う検査装置において、被検査フィル
ターエレメント管1の上部と下部の開口部に直径方向の
膨張によって開口部を密閉するエアバッグ21の一組を
嵌着し、これと各種計器や弁をセットした鎖線枠で示す
シール性検査装置10との間を連絡する加圧用空気管2
2及び被検査フィルターエレメント管1の内部にテスト
用空気を送るとともに、差圧計測用でもある差圧計測用
空気管3を有し、一方、空気源装置2と上記シール性検
査装置10の間もこれらのエアバッグ21の加圧用とテ
スト用との2種の空気を補給するための空気管が接続さ
れている。
除塵装置の両端開放の中空円筒型フィルターエレメント
のシール性検査を行う検査装置において、被検査フィル
ターエレメント管1の上部と下部の開口部に直径方向の
膨張によって開口部を密閉するエアバッグ21の一組を
嵌着し、これと各種計器や弁をセットした鎖線枠で示す
シール性検査装置10との間を連絡する加圧用空気管2
2及び被検査フィルターエレメント管1の内部にテスト
用空気を送るとともに、差圧計測用でもある差圧計測用
空気管3を有し、一方、空気源装置2と上記シール性検
査装置10の間もこれらのエアバッグ21の加圧用とテ
スト用との2種の空気を補給するための空気管が接続さ
れている。
【0017】上記各種空気関係の配管にはフレキシブル
ホースが用いられており、シール性検査装置10は、こ
れらのホースと接続金具により接続し、要すれば電源コ
ードも接続した箱状のものであり、表面に各種指示計及
び弁類のハンドルが配置されている。すなわち、シール
性検査装置10の表面にはエアバッグ21を拡縮する加
圧空気管22は加圧用空気圧力計23と加圧用空気圧力
調節弁24が、また、フィルターエレメント管1の内部
にテスト用空気を送る差圧計測用空気管3には差圧計測
圧力計6,空気流量指示計4及び空気流量調節弁5等が
配置され、内部に配管,弁本体等と各種の空気逃がし弁
11及び25が収納されている。
ホースが用いられており、シール性検査装置10は、こ
れらのホースと接続金具により接続し、要すれば電源コ
ードも接続した箱状のものであり、表面に各種指示計及
び弁類のハンドルが配置されている。すなわち、シール
性検査装置10の表面にはエアバッグ21を拡縮する加
圧空気管22は加圧用空気圧力計23と加圧用空気圧力
調節弁24が、また、フィルターエレメント管1の内部
にテスト用空気を送る差圧計測用空気管3には差圧計測
圧力計6,空気流量指示計4及び空気流量調節弁5等が
配置され、内部に配管,弁本体等と各種の空気逃がし弁
11及び25が収納されている。
【0018】このような装置において、本実施例では、
まず各種エアホースを接続し、空気源を生かし弁類計器
を確認の上、一組のエアバッグ21を被検査フィルター
エレメント管1にセットし、エアバッグ用の加圧用空気
圧力調節弁24を開き、必要な圧力まで上げたのちこれ
を閉じる。そして、テスト用の空気流量調節弁5を徐々
に開いて経験的に定められる空気流量に静定させる。そ
の上でそのときの被検査フィルターエレメント管1の内
圧と大気圧との差圧を差圧計測圧力計6で読み取ること
で検査は終わるが、この計測データから被検査フィルタ
ーエレメント管1のシール材の取替え補修の要否を判定
する必要がある。図7に示す実験データはその参考とな
るものである。
まず各種エアホースを接続し、空気源を生かし弁類計器
を確認の上、一組のエアバッグ21を被検査フィルター
エレメント管1にセットし、エアバッグ用の加圧用空気
圧力調節弁24を開き、必要な圧力まで上げたのちこれ
を閉じる。そして、テスト用の空気流量調節弁5を徐々
に開いて経験的に定められる空気流量に静定させる。そ
の上でそのときの被検査フィルターエレメント管1の内
圧と大気圧との差圧を差圧計測圧力計6で読み取ること
で検査は終わるが、この計測データから被検査フィルタ
ーエレメント管1のシール材の取替え補修の要否を判定
する必要がある。図7に示す実験データはその参考とな
るものである。
【0019】次に、図2に示す第2実施例においては、
図1の第1実施例のなかのテスト関係部分を自動化した
のものである。すなわち、まず検出を空気流量トランス
ミッター7と空気差圧トランスミッター8とそれぞれ連
なる空気流量センサー12と空気差圧センサー13を設
けて行い、変換された信号を空気流量指示計4と差圧計
測圧力計6及び判定用コンピュータ9に送る。一方、判
定用コンピュータ9はあらかじめインプットされている
取替え補修判定条件と上記各センサーが送るテスト用空
気の圧力,流量とを対比の上判定し、得られた結果をシ
ール性検査判定表示器16により表示することができる
ので、検査員をサポートすることになる。なお、この判
定条件は実情に合わせて修正できるので適正な判定が可
能となる。
図1の第1実施例のなかのテスト関係部分を自動化した
のものである。すなわち、まず検出を空気流量トランス
ミッター7と空気差圧トランスミッター8とそれぞれ連
なる空気流量センサー12と空気差圧センサー13を設
けて行い、変換された信号を空気流量指示計4と差圧計
測圧力計6及び判定用コンピュータ9に送る。一方、判
定用コンピュータ9はあらかじめインプットされている
取替え補修判定条件と上記各センサーが送るテスト用空
気の圧力,流量とを対比の上判定し、得られた結果をシ
ール性検査判定表示器16により表示することができる
ので、検査員をサポートすることになる。なお、この判
定条件は実情に合わせて修正できるので適正な判定が可
能となる。
【0020】さらに、図3に示す第3実施例において
は、手動操作の空気流量調節弁5に代えて、空気流量自
動制御弁14及び設定器を有する空気流量コントローラ
15を用いるものであり、経験的に把握される流量を設
定することにより、被検査フィルターエレメント管1内
の圧力を早く安定させることで検査のスピードを上げる
とともに、検査員の省力化に寄与することとなる。な
お、本実施例は上記第1,第2実施例の何れにも採用が
可能である。
は、手動操作の空気流量調節弁5に代えて、空気流量自
動制御弁14及び設定器を有する空気流量コントローラ
15を用いるものであり、経験的に把握される流量を設
定することにより、被検査フィルターエレメント管1内
の圧力を早く安定させることで検査のスピードを上げる
とともに、検査員の省力化に寄与することとなる。な
お、本実施例は上記第1,第2実施例の何れにも採用が
可能である。
【0021】本発明に関する参考として、図5,図6及
び図7を添付する。これらの図は実機について検証テス
トを行ったときのものであり、図5に被検査管のモデル
フィルターエレメントを示し、図6はエアバッグとして
ブリジストン社製のエアピッカーをフィルターエレメン
ト管に装着した状態を示している。図7にはテストの結
果を載せている。
び図7を添付する。これらの図は実機について検証テス
トを行ったときのものであり、図5に被検査管のモデル
フィルターエレメントを示し、図6はエアバッグとして
ブリジストン社製のエアピッカーをフィルターエレメン
ト管に装着した状態を示している。図7にはテストの結
果を載せている。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、円筒
型セラミックス体フィルターエレメントを使用する除塵
装置プラントにおける定期検査等の取替え補修時の、フ
ィルターエレメント管のシール性検査に当たって、検査
対象となる本数が多いことによる問題を、検査装置の集
約化により検査員の労力,所要時間を低減する効果が得
られる。また、テスト用空気の流量調節の自動化と判断
機能の付加は上記の効果をさらに高めるものである。
型セラミックス体フィルターエレメントを使用する除塵
装置プラントにおける定期検査等の取替え補修時の、フ
ィルターエレメント管のシール性検査に当たって、検査
対象となる本数が多いことによる問題を、検査装置の集
約化により検査員の労力,所要時間を低減する効果が得
られる。また、テスト用空気の流量調節の自動化と判断
機能の付加は上記の効果をさらに高めるものである。
【0023】要するに、請求項1の発明によれば、高温
含塵ガス用の除塵装置を構成し、中間にシール部材によ
るシール箇所を有する両端開放の中空円筒型フィルター
エレメントのシール性検査装置において、上記フィルタ
ーエレメントの上下端開口にそれぞれ挿入され膨張によ
り同フィルターエレメントの上記各開口端を気密に閉鎖
するとともに、検査用空気の注入口を有する上下1対の
エアバッグと、上記各エアバッグと空気源装置との間に
あって複数のエアホースで両者に接続され、上記シール
性検査装置がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメン
ト加圧用空気圧力計及びテスト用の差圧計測圧力計,空
気流量調節弁及び空気流量指示計により構成されている
ことにより、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき
計器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るとと
もに、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検
査の省力効率化を図るほか、フィルターエレメント管の
破損を防止する除塵装置のシール性検査装置を得ること
ができるから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
含塵ガス用の除塵装置を構成し、中間にシール部材によ
るシール箇所を有する両端開放の中空円筒型フィルター
エレメントのシール性検査装置において、上記フィルタ
ーエレメントの上下端開口にそれぞれ挿入され膨張によ
り同フィルターエレメントの上記各開口端を気密に閉鎖
するとともに、検査用空気の注入口を有する上下1対の
エアバッグと、上記各エアバッグと空気源装置との間に
あって複数のエアホースで両者に接続され、上記シール
性検査装置がエアバッグ加圧用弁,フィルターエレメン
ト加圧用空気圧力計及びテスト用の差圧計測圧力計,空
気流量調節弁及び空気流量指示計により構成されている
ことにより、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき
計器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るとと
もに、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検
査の省力効率化を図るほか、フィルターエレメント管の
破損を防止する除塵装置のシール性検査装置を得ること
ができるから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【0024】請求項2の発明によれば、請求項1におい
て、それぞれのA/D変換トランスミッターによって変
換された圧力信号を指示計と判定用コンピュータに送る
空気差圧センサー,空気流量センサーと、これらの2つ
の信号を処理しシール性の良否を判定する機能を有する
判定用コンピュータ,シール性検査判定表示器とを設け
たことにより、操作を要する弁類及び数値を読み取るべ
き計器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図ると
ともに、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び
検査の省力効率化を図るほか、検査員の判断のスピード
アップを図ることができる除塵装置のシール性検査装置
を得るので、本発明は産業上極めて有益なものである。
て、それぞれのA/D変換トランスミッターによって変
換された圧力信号を指示計と判定用コンピュータに送る
空気差圧センサー,空気流量センサーと、これらの2つ
の信号を処理しシール性の良否を判定する機能を有する
判定用コンピュータ,シール性検査判定表示器とを設け
たことにより、操作を要する弁類及び数値を読み取るべ
き計器を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図ると
ともに、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び
検査の省力効率化を図るほか、検査員の判断のスピード
アップを図ることができる除塵装置のシール性検査装置
を得るので、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0025】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2において、テスト用の空気流量調節弁の代わりに
コントローラを備えた空気流量自動制御弁を設けたこと
により、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき計器
を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図るほか、個々の検査フィルターエレメ
ント管のシール空気量の静定時間を短縮することができ
る除塵装置のシール性検査装置を得るので、本発明は産
業上極めて有益なものである。
求項2において、テスト用の空気流量調節弁の代わりに
コントローラを備えた空気流量自動制御弁を設けたこと
により、操作を要する弁類及び数値を読み取るべき計器
を一つの検査装置に纏めて検査の合理化を図るととも
に、判断調節機能を加えることで信頼性の向上及び検査
の省力効率化を図るほか、個々の検査フィルターエレメ
ント管のシール空気量の静定時間を短縮することができ
る除塵装置のシール性検査装置を得るので、本発明は産
業上極めて有益なものである。
【図1】本発明の第1実施例を示す全体系統図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す全体系統図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す全体系統図である。
【図4】従来の除塵装置のシール性計測要領を示す全体
系統図である。
系統図である。
【図5】図4のシール性確認テスト用モデルフィルター
エレメントを示す図である。
エレメントを示す図である。
【図6】図5のシール性確認テストの計測要領図であ
る。
る。
【図7】図6のシール性確認テスト用の実験データ及び
グラフを示す図である。
グラフを示す図である。
1 被検フィルターエレメント管 2 空気源装置 3 差圧計測用空気管 4 空気流量指示計 5 空気流量調節弁 6 差圧計測圧力計 7 空気流量トランスミッター 8 空気差圧トランスミッター 9 判定用コンピュータ 10 シール性検査装置 11 空気逃がし弁 12 空気流量センサー 13 空気差圧センサー 14 空気流量自動制御弁 15 空気流量コントローラ 16 シール性検査判定表示器 21 エアバッグ 22 加圧用空気管 23 加圧用空気圧力計 24 加圧用空気圧力調節弁 25 空気逃がし弁
Claims (3)
- 【請求項1】 高温含塵ガス用の除塵装置を構成し、中
間にシール部材によるシール箇所を有する両端開放の中
空円筒型フィルターエレメントのシール性検査装置にお
いて、上記フィルターエレメントの上下端開口にそれぞ
れ挿入され膨張により同フィルターエレメントの上記各
開口端を気密に閉鎖するとともに、検査用空気の注入口
を有する上下1対のエアバッグと、上記各エアバッグと
空気源装置との間にあって複数のエアホースで両者に接
続され、上記シール性検査装置がエアバッグ加圧用弁,
フィルターエレメント加圧用空気圧力計及びテスト用の
差圧計測圧力計,空気流量調節弁及び空気流量指示計に
より構成されていることを特徴とする除塵装置のシール
性検査装置。 - 【請求項2】 請求項1において、それぞれのA/D変
換トランスミッターによって変換された圧力信号を指示
計と判定用コンピュータに送る空気差圧センサー,空気
流量センサーと、これらの2つの信号を処理しシール性
の良否を判定する機能を有する判定用コンピュータ,シ
ール性検査判定表示器とを設けたことを特徴とする除塵
装置のシール性検査装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、テスト
用の空気流量調節弁の代わりにコントローラを備えた空
気流量自動制御弁を設けたことを特徴とする除塵装置の
シール性検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29264493A JPH07116420A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 除塵装置のシール性検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29264493A JPH07116420A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 除塵装置のシール性検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116420A true JPH07116420A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17784457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29264493A Withdrawn JPH07116420A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 除塵装置のシール性検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116420A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4843735B1 (ja) * | 2011-02-14 | 2011-12-21 | 有限会社大和設備 | 排水管の漏洩試験方法及び治具 |
CN111330371A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-06-26 | 湖北华强科技有限责任公司 | 一种带自检功能的可更换滤芯过滤吸收器及更换和自检方法 |
CN113447216A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-09-28 | 安徽易全新材料有限公司 | 一种用于吹塑瓶气密性检测设备及其检测方法 |
CN113532766A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-10-22 | 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 | 管道密封性检测装置与管道密封性检测方法 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29264493A patent/JPH07116420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4843735B1 (ja) * | 2011-02-14 | 2011-12-21 | 有限会社大和設備 | 排水管の漏洩試験方法及び治具 |
CN111330371A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-06-26 | 湖北华强科技有限责任公司 | 一种带自检功能的可更换滤芯过滤吸收器及更换和自检方法 |
CN113532766A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-10-22 | 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 | 管道密封性检测装置与管道密封性检测方法 |
CN113447216A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-09-28 | 安徽易全新材料有限公司 | 一种用于吹塑瓶气密性检测设备及其检测方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6348869B1 (en) | Pipe leak detection | |
JPH04232422A (ja) | 容器の容積測定方法および装置 | |
JPH0157728B2 (ja) | ||
US5600996A (en) | Method and apparatus for testing the tightness of housings | |
US6619109B1 (en) | Steam turbine inlet bell seal inspection apparatus and method | |
US6729177B2 (en) | Method and apparatus for inspecting for airtightness failure | |
JP2824235B2 (ja) | パイプの漏れをテストする方法 | |
JP5049199B2 (ja) | 外圧検出型漏れ検査装置及びそれを使った漏れ検査方法 | |
KR102008889B1 (ko) | 가스계량기 성능 시험평가 장치 | |
US4553212A (en) | Leakage inspection device for brake hoses | |
US3712114A (en) | Dust bag quality testing system | |
JPH03170040A (ja) | 安全弁自動検査装置の精度確認装置 | |
JPH07116420A (ja) | 除塵装置のシール性検査装置 | |
JPH06235680A (ja) | 逆止弁用試験装置及び逆止弁の試験方法 | |
JPH10185749A (ja) | リーク検査方法及びその装置 | |
CN108072499A (zh) | 一种双层空调管气密性检测系统及方法 | |
USRE33075E (en) | Method and apparatus for detecting leaks | |
JP5133187B2 (ja) | 気密部品の欠陥検査装置 | |
JP3715543B2 (ja) | 気密性能試験方法 | |
JP3454406B2 (ja) | 洩れ及び流量検査装置 | |
JP4281001B2 (ja) | ガスリーク検査装置 | |
JP3382727B2 (ja) | 漏れ試験装置 | |
JPH0465967B2 (ja) | ||
JP2999548B2 (ja) | 流体漏れ検査装置 | |
JPH1090108A (ja) | 配管のガス漏れ検査方法および検出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |